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大人の甘い色香が溢れる幸せラブストーリー!
boulanger no koibiyo
とにかく甘い。甘くて幸せになれる。
言動、行動、空気、全てがキュンとなるフワフワ感がある気がして、読み終えてからも二人の幸せを分けて貰った気分を味わえました。
表紙を開いてすぐのカラーイラストで、「この2人は幸せだ!」と感じられる入口に胸がキュンとなります。
◆ブーランジェの恋人
亡き父のパン屋を後継した元パティシエ・浅尾と、近所に住む大人しめで天然な作家・藤川のお話です。
パティシエとして注目されていた浅尾はパン屋として後を継ぐけれど、最初は凄く葛藤があったのだろうと思います。
本意か不本意か、だから藤川にあの質問をしたのかな?と。
その答えとして「キレイごと」が好きだと言った藤川に、何か芯の強さも感じられた気がします。
藤川は優しい雰囲気が自身をまとっていて、そして浅尾に惹かれ、それがダダ漏れ(笑)
出そうと思ってる訳じゃないけれどバレちゃって、藤川に惹かれていた浅尾は告白。
両想いの二人、とっても甘い空気が流れます。
天禅さんの作品を数冊読ませて頂きましたが、こちらはとびっきり甘い気がする!!
両想いになってからも、お互いがお互いのいい部分の影響を受けて、自分たちのスピードで歩を進める。
「大好きな人にケーキを焼く」と、パティシエを目指すキッカケの心を藤川によって思い出す浅尾。
「もっと売れたい、もっと」と、パン屋としてやっていく浅尾の強い心に打たれ、自分も欲が芽生える藤川。
甘いながらもお互いを想い合う強さを感じられて、不安も壁も何もない、手放しで見て居られる安心感に酔いしれましたー。
◆ネイバーフッド
サラリーマン・佐紀(サキ)と、アパートの隣人で偶然会った高校の先輩・河原のお話です。
どこかで会った事があるなと佐紀は一目見て思うんだけれど、顔見知りだった訳でもなく、『男子高時代に可愛くて有名だった先輩だ』と少ししてから気付きます。
佐紀になつく河原が、バイト仲間の女の子と話してるだけで嫉妬する佐紀。
気付けばお互いがお互いに惹かれあっていて、最後はくっつきます。
…すみません、表題作が私にとって甘さ全開の大好物話(笑)だったので、こちらはあまり印象に残らなくて。
感想があまり思いつきません(--;
◆a confort
表題作の、その後のお話。
浅尾が藤川宅に置きっぱなしのジャケットに入っている忘れ物を取りに行くんですが、コレがまた可愛い藤川さん!!
ジャケット抱っこして寝てるってアナタっ…私でもやった事ない!!(笑)
寝惚けた藤川は浅尾にベッタリしちゃうんですが、もー甘くて仕方ない…
これは浅尾王子様もメロメロですね。
最初っから最後まで幸せ気分を味わえました。
「癒されたいなー…」と思ったら、私は多分又コチラを堪能してホクホクすると思います♪
王子様のようなキレイめのイケメンのパン屋さん(攻め)と、
そのパン屋によく客としてやってくるメガネ美人の小説家(受け)のお話。
受けがスッとしたメガネ美人と思いきや、
笑うととてもかわいくて、天然でちょっとワンテンポずれているような人。
それでいて時々男らしい顔も見せて・・・と、なかなか多面的な魅力のある人でもある。
でも基本的には癒し系。
いいな、こういう受けって長く愛されるタイプだと思う。
互いに相手の存在が、
自分自身や仕事を大切にしていくことに繋がって・・・
最後はずっと続く幸せを感じさせる終わり方。
とても素敵なセリフが出てくるんだけど、
ちょっと気分が盛り上がっちゃって~という感じもするラスト。
出会ってまだそんなに経ってないのに大丈夫?
という気持ちが頭をかすめてしまって、個人的には余韻がイマイチでした・・・
ラスト以外は雰囲気とか、
あまり山がなく、穏やか~にじわじわと進んでいく感じとか、
キャラの表情とか、とても好きだったんだけどな。
2003年に雑誌に載った短編が1話入っていて、
絵柄のだいぶ変わっているのですが、結構昔の絵も好きだなと思いました。
昔から、印象的な表情を描く作家さんだったんだなぁ~と。
天禅桃子さんの本は、
「フラッター」に続いてこれが2冊目。
こちらのあたたかい雰囲気の話の方が、天禅さんの絵柄に合っているように感じました。
帯の下は甘い系のパンが並んでいたんですねぇ。
「やさしくて甘い、僕だけの王子様」というフレーズのコピーの帯に隠されていて見えなかった。すごく美味しそう(笑)
財布ひとつでふらりとやってくる「チョコレートデニッシュの人」が店の前で倒れ看病したところから話は始まり、じょじょに意識していく過程がとても丁寧に描かれています。
仕事に対して欲の薄い藤川が、とあるきっかけでパン屋を継いだ元パティシエの浅尾に刺激され今まで断ってきたことを始める。お互いを知っていく中で、相手の良いところに刺激しあい前に進むというところにとても触発されます。
私事になるけれど、えみうも新しいことをしていかないといけず、頭がはげそううなくらいな中で、藤川や浅尾の自己暗示的(浅尾曰く)な言葉にはぐっときました。こういうとき素晴らしいBLに出会えたと(これまたおっきく)思います。
最後、カバーをめくって本体表1表4までみてください。藤川家の天然っぷりがすばらしく、触発されるだけではなく癒されました。母素敵。
そして、単行本とdrap本誌と連動で折本の応募者全員プレゼントがあるのでこれは申込まないとならない感じです。本編の後の書き下しの続きという…策略にはまる感はありますが、これはとても嬉しい…そりゃ続き読みたいでしょ!
表題から外れる短編の「ネイバーフッド」。
「近所」ですが、お隣さんは実は○○だった!という話です。ほぼ家の中で話がすすみます。うーん、河原さん、かわいすぎる。
元パティシエで現在は実家のパン屋を継いだ浅尾宗規と、そのパン屋の客「チョコレートデニッシュの人」こと作家の藤川聖。
いつも客足が遠のく真昼の時間帯に、財布一つでふらふらとやって来る藤川はパン屋の店員たちの間では職業不明の謎の人。
そんな謎の人・藤川がある日店の前で寝不足により倒れてしまう。
それを助けたことからふたりの距離がどんどん縮まって行き・・・・。
もー!
なにこの可愛さ!!
お話も可愛かったのですが、何よりも主人公ふたりともが可愛すぎて悶えます。
得に可愛いのが受けの藤川。
ぱぁっと花が咲いたような笑顔、浅尾に甘え彼から漂うパンの甘い匂いを大好きと言い、すりすりとすり寄ったりして!
それにちょっと下半身が反応しそうなぐらい撃ち抜かれるのだけど、ぐっと我慢しちゃう浅尾。
そして無意識に浅尾に甘えるのがもう!もう!可愛くて可愛くてこんな可愛い年上受け久々で、自分的に大ヒットです!
しかも天然誘い受け、だからと言って小悪魔過ぎずとっても自然。
計算のない天然で、甘えているように見えてその実、年下の浅尾を甘やかす様な感じにも見て取れて甘い雰囲気にキュンキュンします。
浅尾も年下ながら男前のところを見せ、藤川をキュンとさせる。
そして何よりも、真剣な顔つきでスイーツを藤川の為に作っている横顔が素敵でした。
特に大きな事件が起こったりドラマティックな展開が起こるわけではありませんが、全体的に漂う甘いふわふわとした雰囲気が大変良く読んでいてにこにこ出来る作品でした。
浅尾が片想い(?)していたという元同僚のパティシエ・大沢が浅尾に元の職場への復帰を誘いに来るのですが、特に大きな波紋があるわけでもなく、さざ波程度。
それこそ、彼の出現によって逆に浅尾と藤川ふたりの愛が深まったような全くもって「あて馬」にも「お邪魔虫」にもならない程度の存在だったのがちょっぴり肩すかしでしたが、作品に漂う雰囲気を壊すことなく入場・退場してくれたキャラなので逆に良かった。
全てを知ってます、でも知らんふりです、でも知ってることを匂わせている・・・という感じの藤川の担当・田辺さんがちょこちょこ良い味を出してるキャラでした。
最終話では藤川が小説家として前向きに活動しようと言う表れで、自著のサイン会を催すのですが。
そこへ藤川母登場。
藤川の天然は母の血筋であるというのが判明しました。
カバー下にも藤川母の天然が炸裂して、藤川家に軽い混乱をもたらすというなんとも笑えるショートが掲載されています。
描き下ろしの糖度もとんでもない甘さで、砂糖過多でお腹いっぱい。
甘々が好きな人にはかなりおすすめの一冊です!
同時収録の読み切りは高校の先輩後輩話で、学校のアイドル的先輩と偶然の出会いから始まる恋物語でした。
こちらも甘く可愛いお話でした。
【パン屋×作家/会社員×塾講師】
ブーランジェとは、フランス語でパン職人を意味します。
本編では「ブーランジェの恋人」が某所に出てきて、ほぉ~(*´艸`*)とさせられます。
ではでは感想をば~ヾ(≧∇≦)
■ブーランジェの恋人/a comfort■
浅尾 宗規(パン屋、元パティシエ)×藤川 聖(作家)
パン屋の浅尾は、いつも中途半端な時間帯にやってくる無口無表情で甘いパンばかりを買う常連客がとても印象に残っていた。
ある日、そのお客さんが店先の路上で寝てしまった(←ぇ)ので介抱することに…。
目覚めたその人・藤川さんの笑顔を見てからは、一層気になり始めて…。
表紙からして暖かくて優しそうな甘~い雰囲気がしますよね。
もう本当にね、甘くてふんわりした話でした(*´∀`)
藤川さん路上で爆睡事件、最初は「えっ(゚Д゚;)」と心配しましたが…「ぐーーー(o_ _)o.。oOOグゥグゥ・。・。・。zzzZZZ」ってwww
その後、浅尾の「やっぱちゃんと米食わなきゃ!米!」に「パン屋のくせに~」とか思いながらページをめくると藤川さんが笑いながら全く同じことを口にしていたから、思わず私も笑ってしまいました。
この2人…出会って本当に良かったな~って思う。
浅尾は、自分で納得した上でパン屋を継いだつもりでいても、やっぱりパティシエの道を諦めきれていなかったから。
そんな浅尾が…大切な誰かの為に作る気持ちを思い出せたし、パン屋を有名店にするという前向きな目標を持つことが出来るようになった。
藤川さんも作家としてもっと売れたい、と考えるようになった。
お互いにとって本当に良い出会いだったんだな~と。
浅尾に作ってもらったケーキを食べる藤川さんの幸せそうな顔はヤバいよねw
他の人には見せたくないよねwww
描き下ろしの話で、浅尾の上着を抱えて眠る藤川さんには胸を撃ち抜かれました。
可愛すぎやろー!!
そして藤川さんの天然さは母親譲りなのですね。
カバー引っ剥がして噴いたわ∵ゞ(´ε`●) ブハッ
普通に母親に紹介してたからカミングアウト済みかと思っていたら違うんかいΣ(ノ∀`*)ペチッ
■ネイバーフッド■
佐紀 宏哉(会社員)×河原 結(塾講師)
ひょんなことから仲良くなった隣人は、何と男子校でダントツの可愛らしさでファンクラブまで結成されていた「ユイ先輩」だった?!
1番最後の告白のコマが好きかな。
結構古い作品で、絵柄はやっぱり今とは違います。
かわいらしいお話でした。
大きな波乱も葛藤もないし障害も…それほど。
2人の関係、互いにとっての互いの存在価値を確かめていくような物語だったかしらと。
甘かったです。
どちらかといえば紆余曲折あるお話の方が好きなのですが、受が嫉妬でどうにかなりそうになってる場面とかは好きです。
かなり天然ぽいですけど、この受。
そして、攻同様、私もてっきりカミングアウト済みなのかと思ってたのですが、違ったのか!!
とんだマイペースだ…。
「ネイバーフット」
お話の流れとしてはこちらの方が好きです。
受が告白するシーンが特に好き。
なんかキュンとなります。
かつて、イケメンパティスリーとして雑誌で特集された浅尾宗規は、今は実家のパン屋を継いでいます。そのパン屋にショコラデニッシュばかり買っていく作家の藤川聖がやってきます。
藤川は浅尾の店で倒れ、そこから二人の交流が始まります。父が死んで、そのまま実家のパン屋を継いだものの、自問自答を繰り返す浅野の支えになったのは藤川です。一方、藤川も浅野を好きになり、どこか柔らかくなった様な気がしました。
自分ひとりだけのためだけのケーキは、魔法でもあり、特別でもあり、一番の萌えどころでした。
他に男子校でかわいいと人気があったユイ先輩と、その隣に住む佐紀とのお話『ネイバーフット』も収録しています。
特に見せ場や特別な出来事が起こるわけではないですが、温かい作品です。
遅咲きなもので「he is beautiful 」でハマった天禅さんの作品を遡り中です。
食べ物が出てくる作品マニアなので、こちらを手に入れてみました。
出版年が4年違うだけでも、だいぶ絵が違いますね。
イケメン目当てで買った「ラ・サタニカ」とも違うし、作家さんの日々の努力と鍛錬に頭が下がる思いです。
読んだあとにカバー裏のあとがきから、ご友人の「当て馬とかいらないから、ひたすらラブラブな作品が読みたい」というリクエストで描かれた作品だと判明。
たしかにかすかなときめきを感じられた1話の後はずっとラブラブでした。
亡き父親から引き継いだブーランジェリーを経営する浅尾と常連客で作家の藤川の話ですが、1話目終わりでカプ成立、その後は盤石すぎて物足りない気がしたのは、わたしのひねくれた性格のせいなのか…。
ひたすらあまあまでラブラブ、当て馬なしはいいのです。安心して読めるから大好きです。
そういう話が面白く感じるのは、メインの2人がどこか世間とズレていたり、溺愛しすぎて軽く病んでたりという感じで「ちょっと変」なところがあるからなのかも、と本作を読んで思いました。
この作品では攻めの浅尾はイケメン。高校卒業後フランスに製菓留学をして、帰国後はパティシエに。そこで先輩に惹かれるものの、思いを告げる前に先輩は海外へ。その後両親が亡くなったのを機に(理由は不明)、パティシエを辞めて実家のパン屋を継いでいます。
受けの藤川は作家。29才で、今まで付き合ったのは男性ひとりだけ。甘いもの好き。
上記の情報は台詞やモノローグといった文字の情報を集めたもので、回想シーンなどで深く掘り下げられたエピソードはありませんでした。
そんなわけでどちらも引っかかりがないのです。変なところがない。
浅尾はただ「イケメン」という印象しかない。
藤川も「人気作家」というだけ。
「イケメン」と「人気作家」だけで親近感がわくひとってなかなかいないですよね。そこなんです。「イケメンだけどものすごくヘタレ」でもいい、「人気作家だけど猫の肉球のにおいフェチ」でもいいんです。「すごいけど実は…」というところで、もっと引きつけてほしかった。
そうじゃなければ両親のことを掘り下げても良かったのかなと思ったり。
あまりにも遠い存在な上に、最後に出てきた藤川の母親も「同級生」で草壁を紹介された佐条の母親のような神対応。あれは手術前だからああいう対応ができたわけで、通常運転だったら…という深みがあったけど、うーん…。
描き下ろしは少し人間味が増してました。寝ぼけた藤川、可愛かったです。これが本編にほしかった!
同時収録は2003年の作品でこれまた絵が全然違いました。
リーマンとワンコ系年上塾講師の再会ものでした。