来るもの拒まずな男×性的欲求を持たない純真

初恋、カタルシス。

hatsukoi catharsis

初恋、カタルシス。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神103
  • 萌×224
  • 萌14
  • 中立11
  • しゅみじゃない42

--

レビュー数
24
得点
664
評価数
194
平均
3.7 / 5
神率
53.1%
著者
鳩川ぬこ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビボピーコミックス
発売日
価格
¥719(税抜)  
ISBN
9784799745137

あらすじ

風邪を引いた一騎の自宅に別れたばかりの元恋人・唐木田がやってきた。
性的欲求を持たず恋なんてできないと思ってた一騎が、自分で区切りをつけた初恋の人。
フラれたにもかかわらず優しく看病する唐木田は、寝込む一騎にキス。そして……
「いつか、あの手に、触れられてしまう。」

pixivで感動を巻き起こした臆病な初恋が、大量加筆修正で待望の書籍化。

表題作初恋、カタルシス。

唐木田 透真(30)別れたばかりの元恋人
月島一騎(25)ノンセクシャルの青年

その他の収録作品

  • 下ネタ短編集(描き下ろし)
  • エピローグ(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)
  • カバー下イラスト

レビュー投稿数24

テーマを形にする素晴らしさ

うむむ。これはこれは…評価が別れそうな漫画ですね。個性的な絵柄とキャラクターとストーリー。雰囲気が好きなのと、試し読み部分で2人の先が知りたくなって読みました。

結果として、私的には残念ながらハマりませんでした。同人誌をまとめたのかな?と思いましたが…なるほど、やはりそうなのですね。編集さんが付いていたらもっと分かりやすい漫画になっていたかもしれません。

時系列もそうですが、ノンセクシャルについてもっと丁寧に伝えてほしかったです。知っている前提で描かれているような感じで、なぜそのときにそういう反応をするのか、何が辛いのか、それでも求めるものとはーーそのような部分が情景だけでは伝わりにくく、エピソードもバックボーンが分からないので理解が難しかったです。ノンセクシャルの中でも一騎くんはこういう考え、こういう個性、という主張を結局想像で補うしかなく、なかなか感情がついていかなかったです。

でもまず漫画を描くということ、頭の中の映像を2次元に表現すること、その技術と執念が本当に素晴らしい。私は世の中の漫画家さんを尊敬しています。そして羨ましい。自分にはできないから。それを描きたい!という一心で最後まで描ききった作家様に拍手を送りたい。そしてまた次の漫画を読ませていただきたいです。

0

ある意味理想のハピエンなのかも。

熱烈に好きアピールをする方だけど実は超受け身な男×恋愛感情はあるけど性愛はいだけない男のBLです。

一読して、いっきくんの方が一人で我慢してるのかなあと思ったんですが、よくよく読んでみると唐木田さんもけっこうノンセクシュアルの事を解っていないなりにも頑張っていっきくんに合わせようとしているんですね。触ったりキスしたりすることにも逐一お伺いをたてていたりとかして。

唐木田さんは性的指向の点では複雑さはないけど、付き合う相手の熱量にガッツリ影響される繊細な部分がある。いっきくんは唐木田さんのそういう所をよく見ているから、唐木田さんの性欲を全否定して心を折るようなことにならないように努めているのかなと。


お互い、相手の根の部分は解り合えないままだけど、それでも互いに歩み寄ってそこそこ折り合いをつけて仲良くやっていくというラストは、なかなかやって出来ることじゃないよなぁと思いました。

完全の一致を目指せば、我慢か別れかって二極になりますもんね。


独特の絵柄や表現、登場人物の繊細な心理描写が好きです。

0

何度読んでも胸が熱くなる恋愛漫画

※ネタバレけっこうしていると思います。
まだ読まれてない方はお気をつけ下さいm(__)m


あらすじにもあるように、一騎の家に、別れた元恋人の唐木田が訪ねてくるところから始まります。

二人のやり取りを見ていて、お互い好きなんだな、と。
一騎もですが、むしろ唐木田がかなり好きなんだな。

そこから付き合う前のお話に変わるのですが、最初は一騎から好きになって、唐木田はむしろ余裕なんです。
そこから唐木田もだんだん好きになり恋人になるのですが、そのエピソードや二人のやりとりがすごく良かったです。

一騎は唐木田の事が大好きなのに、性的な接触とその時の唐木田に嫌悪感を感じて、そんな自分にも自己否定のような感情を抱いてしまっています。
その負のループが辛くて、別れを切り出します。
でも、一騎にとって初めての恋で、幸せだったことを実感し、辛すぎて心身ともにボロボロに。
そんな時に唐木田が突然やって来ます。偶然のタイミングとはいえ、唐木田ってやっぱり一騎のエスパーなのかな?と思ってしまいます。

唐木田も別れている時に、可愛い女の子から「魚心」的なものを察知しますが、そこから一騎への思いが溢れてきます。
5年付き合った彼女にフラれた時も、自分を好いてくれてる相手(一騎)がいるからと落ち込まない男・唐木田が。
一騎曰く、プライドがめちゃくちゃ高いから執着を示さない男・唐木田が。
フラれた相手の家に自分から行っちゃうとか、マジですごいことなんじゃないの!?
冒頭でさらっと訪ねてきてるけど。ちょっと胸熱でした。

それからの二人は、その経験を乗り越えたからか、めっちゃ仲良しです。
お互いの気持ちも言い合えるし、素直に甘えているし。
鴨鍋からの帰り、玄関の前での告白(と思っています)とか、何度読んでも感動してしまいます。

運命的とかじゃなく、唐木田の「水心」的に誘導されていった始まりかもしれないけれど、こんなに愛し合える二人になれるなんて!
リアルで現実的な流れだけれど、愛って素敵、と思わせてくれる恋愛漫画と思います。

3

為になった

ちまたで話題だったので読んでみました。
面白かったし良い作品だし凄い!!こんなの描けるのすごい!!そういった感動はありました。だけど、お互いとてもとても思いあってるんだけど、寄り添ってるというより妥協?諦めてるように感じてモヤモヤてしまい…恥ずかしながらノンセクシャルを知らなかったので勉強になったし、ぎゅっとなるシーンもあったんだけど、私の萌えどころとは違い、実用書のような、愛するとは!みたいのを深くいろいろ考えさせられる作品でした。

0

何度も何度も読み返した

ノンセクシャルを題材にした作品は読んだことがなかったので買ってみました。
私は結構絵柄買いするタイプなので、正直絵柄が好みとは外れていて、最初は話が全然入ってこなかったです。笑
ですが2回目読んだ時、一騎くんの繊細な心情にとても惹かれました。あれ?こんなに愛しいキャラだったっけ、と。読めば読むほど2人の思いに夢中になっていき、気づけば自分が持っている本の中で1番読み返した本です。
四コマの短編集が最高に面白い。お気に入りは「あげちゃう」です笑

0

漂う「一見さんお断り」仕様

この作品はpixivで読んでいて興味深かったので、単行本では何らかの答えが出ているのかなと思って購入しました。

結論から言うと、何の前情報もなく、この本を手に取った方には分かりにくい仕上がりでした。
「ノンセクシャル」の一騎くんが、初めて他人に感じた「好き」という感情。
その対象である唐木田さんは、相手の好意を感じ取って、餌を撒いて、網に勝手にかかってくれるのを待つ人。常に優位に立つけど、大事なことは相手に言わせるタイプ。
手練れと初心者では勝負は明白で、おろおろばたばたする一騎のバレバレっぷりにちょっと種類の違う切なさを感じます。

でもこの力関係が一転。
彼女と別れるシーンから、告白されて付き合っても、同じだけの熱量を返せていなかったように見える唐木田さんが、一騎くんにべた惚れ。
甘やかしまくって、溺愛しまくって、発情しまくりです。
それに対して一騎くんはトーンダウンしていく。
した上に、別れまで決意する。
それまでの唐木田さんだったら、去っていったものは仕方ない、次!ってなってただろうなあと思う流れですが、すごい食らい付いてくる。
溺愛系攻め好きにはたまらない展開だけど、攻めと言っていいのかどうかという問題が次第に見えてくるわけで。

この作品が「一見さんお断り」な理由のひとつに、一騎くんのノンセクシャルが本編でしっかり描かれていないという点があります。
あらすじを読んだ/pixivで読んでいたというひとは問題ないけれど、表紙でジャケ買い/友人に借りたという人には、一騎くんがどうしてじたばたするのか分かりにくい。
読み進めていくとセクシャル問題のチャートのページが出てきて、「あ、そういうこと?」ってなる。
さらに時系列的にも1話目が、「年上彼氏が年下彼氏の看病…。溺愛系…。むふふ」と思って読み進めると「別れたよね!?」という衝撃展開。
「え?何で別れたの!?」ってぐいぐい引き込まれて、その後に続く出会いからの回想を読んで「ふむふむ」となるものの、「え?何で別れたの!?」の部分はちょっとしっくり来ない。
しっくり来ないけど読み進めて、番外編みたいな細切れの話を何話も読んだところでチャートのページに辿り着いて、「あ、そういうこと?」ってなる。
性的なことをいっぱいしたい唐木田さんと、そういうのが無理な一騎くんという大きな問題が本編でがっつり語られることはなくて、あのページがないと極度の意地っ張りな受けを何とか手懐ける年上攻めの話としか取れないかなあと感じてしまったからです。

面白いんですよ。
デフォルメは可愛くて笑えるし、一騎くんもひたすら可愛いし。
だけど「ノンセクシャル」という問題よりも笑いに走ったかなという印象でした。
何も深刻にその問題に向き合わなければならない!という考えはないけれど、最終的に唐木田さんが一騎くん可愛さに我慢を続けるしかないのかなあという終わり方に、「おおう…」と思った次第です。
一騎くんも歩み寄っていたけれど、よりを戻してから(唐木田さん的には別れは無効らしいけれど)の一騎くんのわがままっぷりの方が強く印象に残ったなあ。

いや、ほんとに面白いんですよ。
2人を好きになれる流れ(回想出だしの唐木田はアレですが)だし、台詞もモノローグも刺さるものがたくさんあったし、2人のキャラが良いから細切れエピソードも楽しめるし。
でも「ノンセクシャル」という設定を生かしきれていたか?と聞かれると悩んでしまう。
そんな作品でした。

3

垣根を越えた愛

いろんな感情が沸き上がるが、言葉では表現し難い作品でした。
一騎がノンセクシャルであることは個性であり恥じるべきことでもなんでもない、なのにどこかで劣等感を感じていたり
自分は欠陥品じゃない、と強く思うことこそがそれを肯定しているようで苦しくなりました。

唐木田は良くも悪くも人の機微を感じ取れるので、一騎の精神的なバランスによっては側にいると居心地が悪かったりしてしまうのかもしれませんね。
一騎と唐木田両方の気持ちを考えたり、心の揺れをみていると
BLというよりは人間論を読んだようなそんな気持ちになりました。
一度だけでなく読み返せばまた違う印象になりそうで楽しみです。

どことなくハヤカワノジコ先生の世界観と似ているなと思いました。

1

久々に楽しい!!

まず読みごたえがあります!絵も素敵です!共感、リアル感、私事ですが、久しぶりに何度も読みたくなる漫画登場です!短期間で何度も読んでます!とっても気になる作家さん❣嬉しい!!

0

一騎の顔芸が愛おしくなってくる

 ノンセクシャルを題材にしている作品って初めて読んだかもしれません。もしかすると、意外と人口は多かったりするのかな。恋人に求められて仕方なく応えているけれど、実は性欲もないし触られたいとも触りたいとも思わないという人もいるかもしれませんね。普通に性欲のある唐木田と、性的に迫ってくる唐木田に恐怖すら感じる一騎。なんで好き合ってしまったんだろうと不毛さを感じつつも、好きという感情は理屈じゃないから仕方なくて。

 それでも相手のセクシャリティを知った上でまだ会いたいと思うんだから、体だけじゃなくちゃんと心から好き合っているわけですし、この2人が一緒にいることを否定すべき理由も何1つないと思うわけです。確かに互いのセクシャリティが一致しているカップルより、我慢する機会は多くなる。でも、その焦れったさをカバーできるほど、普段の会話に十分愛が満ちていて、性的なこと以外で相手を愛おしいと思う瞬間も多々あって。やっぱり2人は離れるべきではないのだ、という結論に至ります。現実でも創作でも、こういうカップルが増えていいんじゃないかなと思いました。

0

NoTitle

ノンセクシャルという難しい題材に取り組んでいる作品、
作者さんの経験をかなり盛り込んであるようですがあくまで自伝ではなく創作。
ノンセクシャルが必ずしも性的接触を嫌悪するわけでなく、
気は乗らないけど相手に合わせるくらいは苦痛じゃないというケースも多いらしいです。

でもこの作品の一騎君は結構がっつり拒否してますね。
誰が誰をどんな風に好きになり自分がどうしたいかという事で苦しい思いをしなくて済む社会が理想。

1

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