おさななじみの、

おさななじみの、
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×24
  • 萌10
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
11
得点
56
評価数
16
平均
3.5 / 5
神率
12.5%
著者
ミズノ内木 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
価格
¥560(税抜)  
ISBN
9784048545174

あらすじ

おさななじみの圭ちゃんが帰省するたび一度だけキスをする。それを特別だと思っていたのは、俺だけだったのか? せつない初恋物語。

表題作おさななじみの、

上木圭一。幼馴染みのリーマン
向井悠人。高校生

その他の収録作品

  • 恋の居場所
  • 恋をして変わるんだ
  • あかりが灯る。
  • ナツのサカリ 
  • ナツのサカリ ~ナツのちアキの事情~
  • あとがき

レビュー投稿数11

エロなくても読める短編!

気楽に読めるBL短編としてはなかなか優秀な作品です(o・∀・o)♪
収録されてるカプのバリエーションが多いし、あんまりキャラもかぶってない。
シチュや設定もしっかりしていて、作家さんのオリジナリティーがよく出ていたのもグッド◎

■おさななじみの、
表題作。
年の離れた幼馴染の話です。リーマン×学生。
二人とも釣りが趣味で、細かいところまでちゃんと釣り好きなんだってことがわかるような演出がされてるのが素晴らしいです。
好きだからキスはしちゃうけど、気持ちは伝えられず、ごまかしごまかしここまできたんだなーという恋愛への臆病さがよく表れている作品。

■恋の居場所
一番好きだった話。体育会系・ボート部の先輩×同じ寮に住む文系部の後輩。
インターハイ常連の強豪ボート部に対して、部室を譲ってほしくて直談判をする勝気な後輩がとてもよい。
正論を振りかざす後輩が、インハイ常連という歴史を背負ったボート部の部員のプレッシャーなどを理解する様など、ちょっとグッとくる人間模様を描いていて好きだった。
エッチがなくても読める作品。

■恋をして変わるんだ
大学生同士。サーファー青年×同じ学部のノンケ。
この話も好きです!
サーファーの友達が講義前に毎朝サーフィンしてるのを見るのが好きで、荷物番しながら眺めているんですが、それを別の友人に、「仲いいね~付き合っちゃえば」みたいにからかわれて、怒っちゃうノンケがかわいいw
サーファー青年は恋愛と自覚してこのノンケくんのことを好きなんですが、うまいことノンケくんをかばってあげたりとかして、片思いのクセにゆとりある対応をするのです。
自分の恋心よりノンケくんを優先して大事にしてるのがホッコリして、ずっと見ていたいカップルでしたo(´∪`o)

■あかりが灯る。
道端で拾って保護した男に、その後押しかけられて付き合う話。
他の短編が細部まで設定がちゃんとしていたので、比較すると手抜き感がでてる気が…。
作家さん的にもペン休めみたいな、深く考えずに気楽に描いた作品なのかもですね。

■ナツのサカリ
高校生同士。むっつりスケベな無表情キャラ×狐顔のツンデレキャラ。
とにかく攻が受を好きすぎ。笑
むっつりスケベで肉食な無表情キャラの攻めっぷりが見所です。


全体通して、ここまでディテールがしっかりしてる短編は珍しいので、想像以上に面白かった!
力のある作家さんだと思うので、今後の活躍も期待したいです!

《個人的 好感度》
★★★★・ :ストーリー
★・・・・ :エロス
★★★★・ :キャラ
★★★★★ :設定/シチュ
★★★★・ :構成

0

どれも読みやすくて読後感は非常にいいです!

学生さんばかりの短編集。
最後のむっつり攻めはあまり好みではないので、表題作が一番好きかなあ。
基本どの話も両思いのハッピーエンドなので都合いいっちゃ都合いいのですけれど、同じ都合がいいのだったら付き合いが長い幼なじみが一番しっくりくる気がします。

ミズノさん、好きで結構読んでいますが、どれも読みやすくて読後感は非常にいいのですけれど、逆に読んだ後にあまり残らないのも正直なところ。
良くも悪くも毒がないと思います。
短編しか読んだ事がないので、長編描かれたらどういう話になるんだろう。
いつか読んでみたいです。
だからこそ、ほんわか読めるのですが。

0

キュンの嵐

初読み作家さんでしたが、とってもよかったです~!
なんともない、ただ恋をしただけのお話なんですが、どうにもこうにもキュンキュンして仕方ない。
キャラクターの想いがストレートに胸にきます。
なんだろう、モノローグが上手い。

「おさななじみの、」
幼馴染みの圭ちゃんが年に1,2回帰って来たときにキスをする悠斗。
恋人のような関係だと勘違いしそうになる自分と、よそよそしくなった圭ちゃんにショックを受ける悠斗は…。
過去と現在が交錯しながら物語は進むのですが、その過去の見せ方が非常にドラマチックです!
初めて交わしたキス、そして圭ちゃんの規制の度に交わされるキス。
エロティックでもあり、そして切なくもある。
そしてそれに伴う悠斗の気持ちも切ない切ない。
今までお互い押さえていた気持ちが、同時に爆発するシーンもいいですね。
もう、必死さが伝わってきて(笑)。
可愛いし、もう、本当に好きなんだなコイツら!!wwwwってニヤニヤしちゃいます。
ツンツンしてた受の、ラストの幸せそうな笑顔が印象的でした。

「恋の居場所」
恋ってささいなことで始まるんだなーとか
恋ってこんなにキラキラしてるもんだなーとか
懐かしく、眩しいような気持ちにさせてくれる、恋のはじまりを描いた作品。
攻の些細な言動に動揺してしまう受をみてると、あぁ、恋ってこういう気持ちだったなー…と、
なんだかこっちまで若返った気持ちになります(笑)

「恋をして変わるんだ」
友情から恋へと変わる時。
戸惑いながらもその過程を受け入れていく主人公。
恋だと認めることは、自分がホモだと認めることになるから、その葛藤が描かれています。
この作品も青春してていいですね~。

「ナツのサカリ」
性春です。
友達でもない恋人でもないセフレでもない、微妙な関係な二人の話。
身体から始まる恋。
だけど、高校生らしくバカだけどキュンとする話でかなり萌えさせていただきました~!
素直になれないケンカップルって可愛いよね!!

初読み作家さんだったんですが、他作品も読んでみたくなりました!
独特の雰囲気の中に潜む胸キュンに心奪われました!ww

3

かわいいかわいい

初作家さんで表紙買いでしたが、よかったです。

でも表紙の絵と中の絵は結構違います。
表紙の雰囲気ではわりときれいな感じの絵かな?
とおもうのですが、全体的に荒いです。

話は表題作と大人の同棲カプと最後のシリーズ物がよかったです。
表題作はまさに王道展開!オチも分かっちゃうんですが、
受けの感情にキュンキュンきます。
でも土手エッチにはちょっとビックリした(笑
うおおいきなりここでえぇ!?みたいな。
みれらても良いって、河川敷には子供がいっぱいいるんだよ!笑

どの話も全体的に良い意味ですごく青くさい感じがいい!
特に最後のシリーズ物はその青くささにあふれていてすごく萌えました。
今後がとても気になる作家さんです。

3

シンプルだけど飽きの来ないお話

初作家さんです。こちらで評価がよかったので気になって買ってみました。

表題作「おさななじみの」
ヘタレリーマン×釣り好きな高校生のお話。タイトル通りご近所さんに住む幼馴染同士。
大学で遠方に住んでいて年に1回帰省の時キスをしてくる幼馴染の圭一(攻)
付き合おうという言葉もなく真意が掴めない悠斗(受)
社会人になった圭一がこっちに戻ってきてからはそれもなく以前よりよそよそしくなり、昔よりも背が伸びて可愛げのなくなった自分では駄目なのかとぐるぐるするお話です。
話自体はシンプルでありがちなのですが印象的なシーンが丁寧な描写で、引き込まれるという印象を受けました。
あといくら切羽詰まってるからといって初Hが野外ってww
圭一の家に悠斗は入りたがってたんだから、攻めのおうちでヤってあげてください…と思ったのは私だけじゃないはずです…w

表題作以外では「ナツのサカリ」が面白かったですねー
旧図書館とか、こう背徳的な場所が好きな人間としてはね!!
青春って感じがして素直にいいと思える作品でした。

2

ちょっとケンカップル的な。

表題作より何より、
『ナツのサカリ』が一番身悶えました!!

本来、メンタルラブからフィジカルラブへの経過が重要で、
(そののちエロ重視であればもっと最高というオヤジです。
カラダから始まる恋というのも大好きですけども)
若さゆえの性欲全開って、ただ快楽に流されてるだけじゃーん、と
あまり好ましく思っていなかったわけなんですが。
不思議とこの作品は何度も読んでしまいます。

空調がイカレてるボロい旧図書館が主な舞台です。
暑そうで暑そうで…。今の季節にはぴったりすぎて倒れそうです。
攻めの村沢に突然迫られ、猛暑ゆえ正常な思考回路もぶっ壊れたのかと
受けの木崎は思おうとしますが
村沢の肌の温度、声、感触、押さえつけられて感じた手、舌を思い出し
一人でシて達してしまいます。
村沢は木崎にせまる理由をただ「暑過ぎたからだろ」と誤魔化しますが
正直に好きだってさっさと言っちゃえばいいのに、とやきもきする前後編。

さらに『ナツのサカリ~ナツのちアキの事情 前後編』へ続きます♪
何度もキスして触りっこし合って気持ち良くなっている二人ですが
「ヤらせろ」と言い切る村沢に、当然抵抗する木崎。
女の代わりかよ!?って反発しながら、
キスされるととろかされ、腰を触られるだけでふにゃふにゃする位感じてしまいます。
「こんなに煽りまくるくせにヤらせないとか どんな悪女だよ」
の村沢のセリフに腹を立てますが
これはただ単に例えであって。
好きだから、無理矢理ヤりたくても出来ないと告げられます。
「女の方が良かったら だれがこんな面倒くせえ思いするかよ」
という本心にほだされ、さぁ結ばれましょうぞ!って時に…痛くて未遂…。
よく止めてあげたね、村沢…。
でも最後に「俺 意外と愛されちゃってんのかも知れない。」と
木崎は実感するわけなので、結果オーライ。
今度は旧図書館じゃなくて、二人だけの密室で、
ローションもばっちり用意して挑んでいただきたい。ゆっくりじっくりでね。
(若いからそうはいかないかもだけど)

俺様っぽくて笑わない村沢が、
(本当に笑わない。二回、怒ったような顔でニヤッとしただけ!)
やたらなんでもかんでも反応して騒ぐ木崎を可愛くてしょうがないんだなーと
嬉しくなるお話でした。
続きが読みたいです。

表題作等のレビューを省いてしまってごめんなさい。
だって『ナツのサカリ』が好きなんだもん。(もん、とか言うな)

2

短編集

最近は、新刊ででた新しい作家さんには手を出さない!とココロに誓ってるんですが、表紙がタイプだったんで思わず手にとってしまいました。
どんだけ意思弱い・・・・
可愛めの短編集でした♪(´ε`*)
絵柄もけっこう好きよwライトな雰囲気かな。
個人的にはこの絵柄でもっとガッツリのめり込める作品が読めればサイコー
□おさなじみの、
これが一番BL的にはテンプレというか、王道~な印象のつよい作品。
不意打ちのキス。その真意を確かめられないまま月日がたち・・・
結局想いあっていたのに~なお話。
もう一ひねりあっても良かったかなと想いますが、尺の問題?
□恋をして変わるんだ
私も、男同士のナニなシーンをプライベートで目撃したい!
あ~・・・無理かw
□灯りがともる
なんだかんだこれ好きです。
ちょっと親切にしたら、なつかれて、いつかれて
うっとーしーなー・・と思っていたのがいつか自然になり~いつしか~な
雰囲気も結構嫌いじゃないんだな
□ナツのサカリ
これが一番ストーリーもしっかり描かれていて面白かったです。
結局最後、~なオチがすき。
や、うん。そんなねwwww

1

みんな悩んで大人になって

短編4つとシリーズものが4話分です。
ほとんどが学生達が主人公で、我慢したり、あきらめそうになったり、気持ちと反対の行動をとったり、欲望に振り回されたりと皆さん忙しいです。
エッチシーンは必要最低限で、彼らの気持ちの変化の方を読ませてくれるのがうれしいです。

中で異色なのが【あかりが灯る。】です。
これは社会人のお話で、押しかけ女房的に始まったふたりの関係が、なし崩し的にまとまっていくのです。
すっとぼけた(何もできない)押しかけ女房くんもなかなかですが、彼に振り回されて戸惑いっぱなしの旦那(?)がまんざらでもないというところと、結局エロは無しですがなかなかおもしろいわけです。

【ナツのサカリ】シリーズは、夏の暑い盛りと、盛りがついちゃってるっていうことをかけていますよね。
むっつりスケベ過ぎる攻くんです。

全体的に好感が持てる作品集でした。

1

可愛い短編集

初読みの漫画家さんでした。
絵がかなり好きです。
お話も好き。挿入エッチだけが萌えじゃないんだぜって感じのストーリーづくりにすごく好感が持てました。ただ、表題作はそんなに好きじゃなかったんだよね。

『おさななじみの、』
キスを繰り返してきたおさななじみ同士、あと一歩が踏み出せない二人が、やっと結ばれるまで。
七回は多すぎる気がしました。

『恋の居場所』
ボート部の先輩に恋してしまったツンデレの文系学生。
ツンデレのさじ加減が絶妙で、すごく可愛くて萌えました。
攻めが受けをカワイイって思う瞬間のコマがイイ。

『恋をして変わるんだ』
からかわれて意識してギクシャクしてしまうっていうのがすごくリアルでした。
からかってた彼は、なにげにキューピットですな。

『あかりが灯る。』
これはまあまあだったかな。
受けの背景が知りたい。

『ナツのサカリ』
これ好き!
ぎゃーぎゃーケンカみたいなじゃれあいみたいなことをやってる二人の関係に萌えました。
この二人は青春してるのか性春してるのか。
簡単にエッチしないのがいいですね。
ラストの寸止めっぷりにもかなり萌えました。攻めは可哀想だけど。ガンバレガンバレ。まだまだ先は長い。

1

キュン殺

お話は、王道とも古典とも言える、なんともくぁわいいキュンキュンラブ。
それが、今風のシュッとした男の子達で描かれている。
絵柄は乱れが無くきれいだし、ストーリーもそつなく纏まっているしで、文句の付け所はありません。
でも、「そつなく纏まっている」は「諸刃の剣」かな。
なんか、もう一つ、インパクトのある作品を読んでみたい、
そんな、期待をしたい。
いいな、と思ったからこそ、逆にちょっと物足りない、そんな短編集でした。

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