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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
◾️リャナン・シー
スケコマ神ってひどい名前だ笑
シーナもこの友人以外ならどうなってもいい、ぐらいの勢いなのが面白いです。まぁ、そのスタンスでないとリャナン・シーを退治しないといけなくなっちゃうものね。
◾️パパゴーレム
ナサニエルは余計なことしかしないな!
勝手に作って勝手に死を与える。なんと浅はかな。
◾️ケットシー実家に帰る
◾️ルーナとロビン
旧版3巻はシーナくん総愛され具合が1,2巻に比べて薄いです。やや蚊帳の外。シーナオブザーバー@あとがき
◾️青柳
シーナくんは日本に住んでいたのですね。ショタシーナくんは大変愛らしい。そしてこの風体の青柳に初恋とはなかなかの早熟です。短くて詩的なお話でした。
◾️カーニバル
シーナくんよ、告解の盗み聞きは頂けませんな。今までと少し毛色が違うお話
◾️父帰る
旧版3巻のあとがき通りファミリーの話になってきましたが、この周囲の盛り上がり方と母親の振る舞いがやや不愉快で…精霊とわちゃわちゃしてるお話が好き。
◾️サニーとジョナサン
小さな精霊たちがシーナをステキな人と呼ぶことや、それでも「僕らあの人をとても愛してる」と言ってジョナサン(或いはジョナサンだったもの、ジョナサンに極めて近いものかしら)に着いていくところが好きでした。ひとりぼっちでなくてよかった。
萌2〜神
イギリスの片田舎に住む少年シーナは精霊を視る力を持ち、
そんな彼の元には、精霊絡みの相談事が持ち込まれます。
人とより精霊達と関わる機会の方が多い印象でしたが、
今巻では仕事で多忙な父と久方振りの再会があり、
家族の中のシーナという珍しい姿が見れます。
陽気で自信家の父の存在は、寂しがり屋の母を喜ばせても、
長い母子2人の生活を支えてきたシーナには
少し居心地の悪さを感じるよう。
まだ若く邪気の無い素直な母に、町人達の心ない噂が付きまとい
せっかくの家族の時間に影を落としますが、
神父のナサニエルと交わす言葉に、父の真摯で愛情深い姿を見ます。
惑い揺れる心は大人も子供も変わらずに持っていて、
見えない気持ちを言葉で伝えつないでゆく大切さが、
短くも美しい言葉で綴られます。
野辺の灯りのような家族の話と対をなすのは、
神父ナサニエルの過去に触れる仄暗い話。
人当たりよく俗っぽいのに、どこか憂いを纏う彼は
人々の懺悔を聞き許しを与える神職の身であっても、
許すということが苦手だとシーナにこぼします。
やがて持ち込まれた幽霊屋敷の亡霊騒ぎの原因が、
神学校時代の親友に由来するものと分かり、
疑心のままに悪霊退治を引き受けます。
閉じた箱庭の世界において無二の存在であった親友が、
明かすことのない秘密をもって姿を消した事。
ナサニエルもまた親友に嘘をついたまま離れてしまったという
後悔の念で、お互いは今でも縛られたままなのです。
そんな出口の見えない闇の中、シーナの悪も善も等しく在り
野に空に還る場所があるという言葉は、絡まった彼らの想いを解き
亡霊となった親友の標の光となります。
ナサニエルはこれからも、自責と後悔を抱えて親友の魂を想うのでしょう。
そして、彼のむき出しの心に触れたシーナが、
人と精霊とが混じり合う混沌の中でも、色んなものを共に越え
分かち合える輩を得たいと願う様に、確かな希望がみえるのです。