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chiruchiru michiru
最遙遠的距離
ここから先は読まないでいいですよ。いや読まない方がいいと思います。
いい年をした男がおもちゃに「付き合ってください。」はないだろう?
やることやっておいて。というね。ね?
思いは届けなければ伝わらなければ意味がありません。
ハッピーエンドが胡散臭い。
高橋君という犠牲者に同情です。この人一番散々だった。散る散るだったよ。
なんだろう?ちっとも面白いと思わずに読んだ。
切なさよりもハテナ??が前のめりでした・・・
終始、何この人たち?
で終わった。
特に地雷もないのだけど。
確かに王道。完成されたBLというフォーマットに則った上で、凪良さんらしい一工夫や繊細な描写が胸に迫る素敵な作品ですね。
寂しさを内に秘めてサバサバと大人らしく振舞うことに慣れた20代後半のサラリーマン・如月と想い人である部下・里見、そして幼馴染を取りまく物語です。
色恋沙汰には慣れているそぶりで露悪的にふるまう癖に隠れて泣く主人公とか、酒の勢いでうっかり身体を繋げてしまうけどセフレのようにふるまうとか…BL的なテンプレでありながら、やっぱり焦れるし胸がぎゅっとなりますね。
表紙にも登場するワンコ(おもちゃ)は物語の重要な小道具なのですが、それもなんとも魅力的。意表を突かれる展開があるような話ではないのに、時折読み返したくなるような話に仕上がっているのがさすがですよね。
そしてラストの方に、ずっと主人公たちを見守っていた幼馴染(榎本)視点のショートエピソードがあるのですが、これもいいんですよね。こっちをメインにして独立したBLに仕立てることも出来るじゃん!?って感じで。……でもそれをやらないのも肝なのかな?
ちょっとずれますけど、人間、完全なヘテロも完全なゲイも居るけど、揺れてる人も多いと思うんですよね。この話での榎本のようにふわりとした何かを感じても、多くの人はふっと振り払っちゃう…みたいな。そんな微妙な想いが柔らかく描かれていて印象的でした。実は本編に並ぶくらいこのエピソードが好きだったりします。
凪良さんご自身、あとがきでも書かれているように
まさに王道のお話でありました。
安全運転で走っていく心地よさ、
勿論、お話自体は紆余曲折あり、せつなさもありで読んでてハラハラドキドキと楽しいんですけど、
すーっと楽に心地よく、じーんと心に感じながら読める楽しさがありました。
初めて読んだ時はガツンと来るものが読みたい時期で、
手元に置いておいて何回も読み直す本じゃないかなーと思ったんですが、
ちょっと疲れちゃって、なんか悲しくなってきて、気分転換したくって、
ちょっとBLでも読もうかなと思った時に、
あー、この作品が読みたいなーと思ったんですよね。
そして、読んでみてちょっと優しい気持ちになれた気がします。
手元に置いておいて良かったと思いました。
主人公如月は両親がいなくて、家に帰っても誰もいない。
でも耐えるしかないし、明るくてする方がいいってのは解るんだけど…きついよなー。
他に好きな人がいるって解ってるのに、
必要とされてると、相手の期待に応えたいと
全〜然自分は平気!お前頑張れよ〜なんて言っちゃう自分。
あー本当なにやってんだ、バカだよなーなる自分
解るわー。
もう読んでて本当痛い。
だから読んでて「あー!」と言いたくなるんですけど、せつないんですけど、
如月に対して応援の気持ちが大きくなって、身近に感じて、ちょっと自分のあの頃を思い出して、読んでて楽しかったです。
また、相手の里見が少しづつこちらに向いてくる過程も、
自分がそうであった時に相手に求めてた理想の展開なんですよね。
だから余計に楽しかったです。
如月が唯一甘えられるキンピラと榎本、
このキンピラと榎本が良かった!
「ハルチャン、オカエリ。ハルチャン、オカエリ」って…
せつないけど、癒されるよーキンピラー。
途中キンピラが壊れてしまった時、こっちも泣きそうになりました。
直って良かった(^_^)
最後の書き下ろしの榎本の話、良かったですね。
早く榎本にも誰か大切にしたいって想う人がいる現れるといいな。
嫌な事忘れて、
ただゆったりとこの世界を楽しみたいって時にうってつけの1冊だなーと、
今回読み直してみて改めて思いました。
合わなかった~~~。ダメダメでした。
皆様評価いいですね。
私は むずがゆくなりまして。
すみません。
これは王道パターンでした。
お互い相手の事 想っているのだったら
それならズバッて好きって言えばいいのになあ。
片思いがテーマだからズルズルいくのが王道なのでしょう。
引っ張り過ぎだよ~と読んでいて何度も思いました。
SEXしている最中 本音ポロッとでないかなあ。
そんなに好きなら最中にぼろぼろ言っちゃいそうだけど。
身体から始まる話って似たような感じになります。
残念でした。
好きな人の恋を応援するって、切ないけどとても好きな内容です。
主人公の寂しくてどうしよう?って気持ちが伝わってきて少しホロりです。
続きを読みたいような作品となってます。
凪良さんは作家買い。
どんなジャンル書いても凪良さんならではの視点をどっかに持ってきますね。
如月がややネイティブ思考ですが、なんかあの家で彼を迎えるキンピラ(あのキンピラはもう反則でしょって位に可愛いしもう切なくてたまらん!!)と一緒に暮らしてるっていう設定見たらその位でもいい気がして妙に納得しました。
両親が亡くなった家で玩具と、父に買ってもらった喋る玩具犬と暮らしてるリーマン男性って設定の段階でもうやられたーーって気分になります。
ただ最初の一回目のエロはともかくその後ずるずるとセフレ関係にはならない方が個人的には好みだったかな。
その如月を見事に親友榎本がフォローしてたとこも良かった!
っていうか榎本が良かった~~。
彼はノンケのまんまがいいなー、普通に結婚して家庭持ってずっと彼等のいい友人でいて欲しいよ!
しかし里見がくれたプレゼントを何故開けなかったのかー!如月!!
キンピラに入れたメッセージといい、プレゼントといいこれはもっとベタな道具として使っちゃって良かったのに。
そこはもうお膳立てが出来てただけにちょっと惜しいなーと思っちゃいました。
そういう所を多少さっ引いても充分な面白さ。
海老原さんの挿絵は綺麗っちゃ綺麗だけど、なんか硬質な感じがして自分的好みからはちと外れてます。
ただちょっと、私の好みじゃなかったです(・ω・`)
片思いしてる健気受けは好きですが、ちょっと私の萌ポイントとは違いました。ネガティブ過ぎるというか、すべてにおいて受け身な如月は、あまり得意じゃなかったです。あと里見も好みじゃなかった。優しくて良い男なんですが、何かが違う。私には甘えられるところに甘えきって、その心地よさにやられた子供のように見えました。まぁあそこまで甘やかされたら気持ちは動くのかもしれませんが…
でも良いお話でした。ジワジワっと切なくなるような。キンピラ可愛いし。鍋とか、草むしりとか、温かくなります。王道ストーリーを綺麗にまとめあげた感じです。
あと、榎本はこのままノンケがいいな。でも受けてる榎本も見てみたい…。ジレンマです。
さすが凪良ゆうさん。
ごく普通の王道作品なんだけど、文句なく面白かったです。
ほんと上手い。
どんな作風の作品を書かれても、ちゃんと自分のものにしてる。王道なのに個性もあって、隅から隅までうまい。
最初のエッチ、萌えたー。
お互いラブラブのエッチより、やっぱ私はこういうエッチのほうが好きみたいです。
身体からはじまる恋って確かによくあるんだけど、それで一足飛びに攻めが受けにハマらなかったのが逆に好きでした。
じわじわと攻めが受けを好きになっていくの、受けは気づかなかったけど、私を含めた読者の腐女子はみんな気づいてたよ!気づいてキュンキュンしてたよ!w
受けが壊れたキンピラを抱いて泣くシーンでは、私も一緒に泣きました。キンピラが壊れたからこそ、攻めの前でも思いっきり泣くことができたんだよね。そう考えるとキンピラは色んな意味で救世主だ。もしキンピラが壊れてなかったら、たぶんこの受けはまた痩せ我慢して強がってみせて、攻めの前で泣くこともできなかっただろうから。
キンピラが涙腺のスイッチを押してくれたんだよ。
最後に一言
榎本は攻めであって欲しいよ!
そして、できればパラレルワールドで如月と結ばれて欲しい。
ヒゲのオッサンに榎本が食われるなんてヤダ~!!
でも凪良ゆうさんがもしヒゲのオッサンと榎本のスピンオフ小説とか書かれたとして、それを読んだ私は間違いなく「榎本の相手がヒゲのオッサンで良かったー♪」とかコロッと手のひらを返すんだろうな。
だって凪良ゆうさんだもの。実際に読んで萌えないはずがない。
みんな気持ちが誰かに向いている、けれどちっとも叶っていない人たちばっかり。
片思いの王道ストーリーですが、その王道さ切なくてじれったくて良かった。
矢印が一方通行すぎて、いつ向き合うんだろう?そんなことばかり考えながら読んでました。
如月の家でのエピソードはどの部分も甘く、穏やかでせつなくて。
自宅は唯一安らぐ場所でありながら寂しさが一番増す所でもあるように思えた。
寂しさを紛らわせるための玩具達が象徴的。
自分以外は生身の生き物がいないって寂しすぎる。
唯一の家族のキンピラが、場を和ませてくれるけどそれすらもちょっと私には寂しいモノに見えてしまって。
鍋をする話のあたりで、如月の家の描写がなんとなく良かったです。
部屋に広がる沢山の玩具、そして男性の一人暮らしらしくつもる埃。
ここで綺麗に掃除されていて~とかって入ると完璧すぎてちょっと嫌だった。
如月はいい人で仕事もある程度出来そう、人当たりも良さそうでとなんだか良い人ずくめな印象だったので、少しぐらいだらしない所があっても良い。
少なからず、外と内とでのギャップはあったほうが人間らしい人物に思えるのです。
攻めの里見は良くも悪くも真っ直ぐぽく、如月と一晩の過ち(?)がきっかけになりセフレ状態に突入。
片思いの相手に気持ちが向いているに、如月といることが心地よく甘えてしまって体の関係もある、如月もそんな里見を甘やかして満たされて。
このまま上手くいけば良いけれど、やっぱり上手くいくはずがなくって色んな事が重なって後半ではふたりはすれ違いだしてしまう。
こう、いかにも泣ける展開に弱い。
涙腺が弱いので、涙出ます。
久々にぐっときた。
最後はきっと幸せになるって分かっているのに、そこまで行きつくまでのふたりの気持ちの切なさが泣けた。
受けの如月の好きな「相手の恋の成就」優先という自己犠牲的な控えめさは、生い立ちによる人格形成が関わってそうですが、そこまで自分を殺さなくってもいいじゃないの、と思わずにはいられない。
体の関係があってもお互いの気持ちを確かめあっていないセフレ状態、性質が悪い関係を続けた結果がこれか…。
もっと本音を言い合ってれいば、お互いにここまですれ違ったり切ない想いをしなくって済んだのに。
しかし、そういうなんやかんやあった上でのいい年した大人が堪えることができず、涙を流さずにはおれない如月がツボでした。
ふたりのその後が如月の幼馴染目線で書かれているのですが、これがまた良かった。
仲良くやっているふたりを読める幸せと、幼馴染のテンの気持ちが!
よき隣人で幼馴染って位置に落ち着かず、アクションをおこしてればもっと話しは違ってきたのでは?と思わずにはいられない。
しかし、アクションを起こしても成就しなければおんなじか。
『全ての恋は病から』が初読みの作者さんでした。
あまりにも話しのテイストが違っていて驚いた。
まるきりコメディで、ちょっとモフモフしないといけない病気とかなんだ、それ面白いな!と楽しく読ませてもらった作品の次に読んだのが今回の『散る散る、満ちる』でまさかここまで泣かされるとは思わなかった。
表紙の登場人物たちが落ち着いた雰囲気だけれど、犬型ロボットのキンピラが何か笑える要素なのだろうか?と思いながら購入したので。
あらすじ云々よりも、他の作品も読んでみたいと思い一番新しいものを購入した結果、良い意味で裏切られたか気分です。