遠い日の蝶

tooi hi no cho

遠い日の蝶
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×29
  • 萌14
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
11
得点
123
評価数
33
平均
3.8 / 5
神率
27.3%
著者
宮城とおこ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
ミリオンコミックス HertZ Series
シリーズ
G線上の猫
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784813052586

あらすじ

ピアニストとして活躍中の成川佐紀は、ある演奏会に出るため、いとこでありバイオリニストである成川理也と一緒にとある別荘に招かれた。そこで、学生時代に付きあっていた男、アーヴィンと最悪の再会を果たす。互いに想いを残しながらも、自分のプライドと意地から素直になれないまま別れたふたりだったけれども……!?

表題作遠い日の蝶

イギリス人指揮者
ピアニスト

同時収録作品真夏の距離

クラッシック専門音楽事務所
バイオリニスト

その他の収録作品

  • 夜も、昼も
  • ある晴れた日に

レビュー投稿数11

執着攻めと奔放受け

本編は別にあるスピンオフ作品ですが、表紙のメインのお二人のお話は本編を未読でも大丈夫だと思います。
私も本編は実は全部読んでいませんが、^^;本編カップルの関係性だけは知っているので最初に入っていた後日談のほうは何となくで読めました。
本編を知らないと最初の本編カップルの読み切りだけはちょっとわかりにくいかも。

といってもメインは日本人ピアニストの佐紀と、イギリス人指揮者アーヴィンの再会ラブストーリーです。
昔身体の関係があったものの、気持ちを結べず一度別れてしまった二人が再び出会い、また身体の関係を初めてしまいます。

身体の関係から入ったことが、いつも間違っていたんだと、読み手は考えてしまうようなストーリー。というのも、互いへの愛や執着は読んでいるほうは分かるのに、結局相手は身体だけなんだと思ってしまう(思わざるをえない)二人です。
いい点と悪い点を挙げますと…

いい点は二人の性格。
個性的で魅力的で、これだけで十分読みごたえがありました。
奔放で危なかっしく、無意識でアーヴィンを振り回し、淫乱なのに純真な佐紀と、何を考えているかわかりにくいのに、色んなことの先を考えているアーヴィン。
何だかずっと陰ながら応援したくなる二人でした。
こんな2人が、相手への気持ちを量り切れずにすれ違って傷つけあって何年もすれ違ってしまったことがもどかしいです。

良くないと思った点はすれ違いが長く進展がぱっとしないこと。
なのに最後はあっさりで、もう少しストーリーに抑揚が欲しかったです。

イラストは美麗で小物の描きこみも細かく、キャラの表情も可愛いので眺めているだけでも楽しめるなあと感じました。
宮城さんは一般紙でも挿絵などでよく拝見するため、私はこの方はBL作家さんとしてでなく一般イラストレーターさんとしての印象が強いです。
だから思った以上にえろシーンがえろく、ドキドキしました。

0

マンハッタンのちょうちょ

また星が入らない。

理也が留学して帰国した時の話。
あとの3編は佐紀とアーヴィンの話。
二つ目までは理也も出てくる。

即興で弾いた曲を課題用にアーヴィンに描き起こさせたものを、
大切に編曲しながら形にしていたアーヴィン。
なんていじらしいやつなんだ!

0

遠い蝶

成長した理也も可愛いですね。
彼シャツ的なタンクトップは反則ですよ。
それで、アイスまで食べて汗がしっとりなんてエロいです。
暑すぎて、汗がびっちゃりなんですが。

サキの過去にそんな恋愛があったとは思いませんでした。
アーヴィンはかっこいいけど、もっとサキに愛を伝えていたらこうならなかったと思います。
無口ムッツリのイケメンはかっこいいですが、愛だけは伝えようよ。

サキが酔っぱらってあーびん あーびんって呼ぶのが可愛かったです。

0

単独でも大丈夫!

「G線上の猫」のスピンオフ。
↑の2人の短編も入ってます。

いやー宮城さんは本当に綺麗な絵を描かれます。
画面が透明感と繊細な華やかさで溢れてます。

このシリーズ本当に大好きです!
■真夏の距離■
池田 篤志(音楽会社勤務)×成川 理也(バイオリニスト)

真夏。
エアコンが壊れてしまった池田の部屋に内緒で帰国してきた理也が泊まりに来て…。

成長した2人です。
真夏にエアコンないのはきっついですねー。
そら理也ごねますよ。
でも池田も将来の事を考えて貯金したいし、理也に買ってもらうのは嫌ー!ってのは分かる。
けどその状態でエチして脱水症状に陥るとは…(汗)

■遠い日の蝶/夜も、昼も/ある晴れた日に■
アーヴィング=ラッセル(イギリス人指揮者)×成川 佐紀(ピアニスト)

ピアニストとして活躍中の成川佐紀は、ある演奏会に出るため、いとこでありバイオリニストである成川理也と一緒にとある別荘に招かれた。そこで、学生時代に付きあっていた男、アーヴィンと最悪の再会を果たす。互いに想いを残しながらも、自分のプライドと意地から素直になれないまま別れたふたりだったけれども…!?

佐紀さんの理也への保護者っぷりが素敵。
ってか理也可愛い((o(。・ω・。)o))
言葉の足りなかった2人だけど、その想いの伝え方が素敵です。
佐紀さんが作った曲(しかも軽いノリ)をアーヴィンが譜面に起こして尚且つ編曲。
それを佐紀さんが奏でることで応える。
音楽家同士ならでは…ですね。

「夜も、昼も」ではネクタイでベッドに縛られちゃってます。
酔っ払ってても言ったことの責任は取らされる佐紀さんw
相当酔っぱらってたからなー…アーヴィン早く帰ってあげてー。
佐紀さん、尿意もよおしたら大変ですよー。
あー…でも必死にこらえて待つ姿も…(*´Д`)ハァハァ←

最後の話、独占欲丸出しでフォアマン氏を牽制してるアーヴィンに(・∀・)ニヤニヤ。

あとがきで作中に出てきたアーヴィンの楽譜手描きだったのかΣ(・ω・ノ)ノ!と驚かされました。
めちゃくちゃ綺麗だからパソコンかと思った。
宮城さんさっすがー!!!
職人技ですねw

1

蝶々の恋のゆくえ

「G線上の猫」のスピンオフ作品です。

まずは、「G線上の猫」の篤志くんと理也くんのお話。
成長した二人のイチャイチャが見れて嬉しいです(笑)
エアコンが壊れて暑い中、
最中に自然に出て来てしまう汗が余計エロスを感じてしまいます・・・。
二人はお似合いだと思うので、いつまでも仲良しでいて下さい♪


メインのアーヴィンと成川佐紀さんのお話。
佐紀さんはアーヴィンとの関係は、試しに寝るのが始まりです。
お互いの気持ちもわからず体を重ね続けますが、
だんだんすれ違い、疎遠になり、そして今回三年ぶりに再会します。
再会してからもお互い気になっている、好きなのに、
その気持ちに気付けなかったり、認めることが出来なかったり・・・
お互いに不器用だけれど、繊細な恋のやりとりが描かれています。
心理描写が細かいのでとてもリアルさを感じます。
正にあーでもないこーでもないとアーヴィンについて考える佐紀さんの姿は
ひらひらと舞う蝶々のようです。

最後にアーヴィンの書いた曲を佐紀さんがサプライズで弾くという展開は、
実は昔似たような展開を少女漫画で読んだことがありましたが、
最後に二人の心が通じ合って良かったと思います(*^-^*)


そしてお互いの気持ちを確かめてくっついた後の佐紀さんが
お酒の力もあるのか誘い受けで色気がハンパなくて、鼻血ものでした。。。
本編では葛藤してたからか全然積極的じゃなかったけど、
くっついたらこんなに積極的なの!?!?
というギャップに萌えてしまいました!!
気持ちよさそうな表情がとても豊かです。
私ってつくづく誘い受けに弱いなと思いました・・・
自分が男だったら・・・と思わずにはいられなかったです(^_^;)
こちらのカップルも末長くお幸せに♪

1

独占欲が強い攻めと奔放な受け

という類いのお話が、個人的にとても好物であります(*ノωノ)

受けは興味本意で攻めと関係を持って情が湧いていく。だから攻めのそっけない態度にヤキモキして結局ハマッてる。

攻めは、別れるには国外逃亡(笑)しか無いというくらい恋人には強い執着心を持つ男。そしてそれを自分自身で理解しており実行した先で受けと出会う。受けに惹かれていても、受けの奔放さが魅力的だから自分に縛るのは躊躇われたんだよね。受けを縛らないための自制心はきっと相当なものだったのではないでしょうか(笑)

いやはや、本編であんなに理也の世話を焼いてた佐紀さんの恋愛がこういうお話だったとは…想定内な気もするし、想定外な気もします。

4

スピンオフでもこれだけでOK

2作品入ってました。
1つは「G線上の猫」のカップル。

こちらは、全ページの約5分の1くらいかな。
残りは表題のカップル。

表題の方は、前の作品を読んでいなくても
問題なく読める内容になっていました。

この2人は、とっても複雑な心情を抱えていて
とても苦しんでいるのですが、
少しずつそれが解かれていく・・・
その様子が、言葉・表情と細かく描かれていて
読み応えがありました。

とっても面白かったです♪

0

スピンオフです。

指揮者・アーヴィン×ピアニスト・成川佐紀です。

「G線上の猫」は繊細で少し重い話でしたが、今回の佐紀の話はサクっと読めて面白かったです((´∀`*))ていうか佐紀が可愛いです( *´艸`)
ケンカ別れしたアーヴィンと偶然会う事になるんですが、色々すれ違っているんですが、理也のおかげで仲直りができる話でした。

「G線上の猫」では大学生と高校生だった池田くんと理也が社会人と学生バイオリニストになった話も読めます。←と言っても本編から少しあとの話ですが・・・
本編は濡れ場シーンが少なめでしたが、今回の短編の方が少し多めです!!
個人的に嬉しかったですね( *´艸`)

しかし「G線上の猫」から、何年もたってるのに絵柄が全然変わらず、繊細な絵を描くなんてすごいなぁ~と思いましたね。
もっと宮城先生にBL作品を描いて欲しいと思います((´∀`*))

0

この本単独でもオススメ

「G線上の猫」の続編ということですが、シリーズの続きのお話より、スピンオフの別カプの話がメインです。

「G線~」がかなり以前に発行の本で、わたしも、読んでいるはずだけどほとんど話覚えていない&本そのものも処分済でしたが、全く問題なく、サキとアーヴィンの話として楽しめました。
普通に再会物としておもしろかった。


それにしても、宮城さんの絵って、描線も細いが、登場キャラの体型も細い。
ここまで骨張ってガリガリだと、痛そうって感じが先に来て、あんまりエロくは感じないですね。
つか、こんなに痩せた身体って、何をモデルにしたら描けるのかって、逆に心配になっちゃう。

0

綺麗

儚く細やかな線が綺麗な作家さんですね。
淡い感じの綺麗な絵を好む方にお勧めします。中身の話も面白いですし。

これはG線上の猫のスピンオフですね。
サキさんがもう可愛くて仕方ないです。
大人の不器用な恋が切なくて、すれ違いが綺麗に描かれていて胸がきゅっと
締め付けられるようにドキドキします。
本編よりも遠い日の蝶の方が好きになってしいました。
本編の爽やかで格好いいサキさんとスピンオフの可愛くて蝶のように
ふらふらしているこの相違した感じが堪りません!(後者がサキさんの本性だったのか!!)
攻めのアーヴィンくんもバシバシドカドカ攻めているのでエロの方も充実してると思います。

綺麗な絵だけじゃなくこの人の作品は話も面白いのでお勧めします!

2

この作品が収納されている本棚

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