No.99:人間玩具

No.99 ningen omocha

No.99:人間玩具
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神43
  • 萌×231
  • 萌28
  • 中立6
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
32
得点
429
評価数
113
平均
3.9 / 5
神率
38.1%
著者
池玲文 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
スーパービーボーイコミックス
シリーズ
No.99:人間玩具
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784862637901

あらすじ

両親に先立たれた侯爵家の跡継ぎレナード。そんな彼を慰めようと、執事グレアムは世界中から珍しい玩具を集め与えていた。今日の新しい玩具は見世物小屋から買ってきた少年ナイン。「僕、気に入ったよ、コレ!」執着は日毎にエスカレートし強引な性交に及ぶが…!? 表題作の他、アラブ、お仕置き、乳首、尿道責め、不細工をテーマにした珠玉の作品集。描き下ろしあり。

表題作No.99:人間玩具

幼いバンフォード侯爵家跡取り
見世物小屋から買われた少年

同時収録作品雪ぐサディズム

寺子屋の先生
元生徒で今はお手伝い

同時収録作品黄金島

島に幽閉された少年たちの一人
島に幽閉された少年たちの一人

同時収録作品王と魔神と魔法使い

アラビアのある国の国王
最後の魔法使い

同時収録作品花降る地下街

地上から地下街に落ちて来た
地下街の住人、姉と二人暮しの少年

同時収録作品肉は思考品

肉屋の店員

同時収録作品幻想黒子

高校生
高校生

その他の収録作品

  • №99:人間玩具 オマケ(描き下ろし)
  • 花降る地下街 オマケ(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

レビュー投稿数32

無題

作者さんのフェチズムが極まった作品でした。

ショタ攻めに不細工受け、座裏屋さんを彷彿させるようなSM物もあります。
どれか一作は気に入る作品があるのではないでしょうか。

こういう作品だとショタが大人になってからいうのが多いですが、これはきちんと
幼少の頃からおせっせしてて大変好ましいです。

個人的には花降る~の黒野×ペトのカップルが一番好きでした、ブサ受って嫌われがちだけど自分は結構好きです。
この作品の場合割と本気でブ●です、でもそこが良い。

残念ながらおせっせはありません、とても残念です。
誰かに虹創作して欲しいな。

0

上品だけどエロい

池玲文先生の作品はどれも好きですが、これは別格で好きかもしれません。BLで見かけるプレイは全て入っているし属性もしっかり押さえてある、BL辞書(?)のような意味合いで楽しませてもらっています。

一番好きなのは「雪ぐサディズム」ですね。ちるちるさんの検索では思いっきり「変態」と書いてありますが(笑)、上品で激しさがないのでよりエロく感じる気がします。決してアホエロ系ではないことを強調させてください。これまで読んだ尿道責めの中でも随一の色っぽさと背徳感が楽しめますので、性癖の方には本当におすすめします。

0

君の萌えはどこだ?

表題作
最初は●執事か?な感じでしたが坊ちゃんがお気に入りができて良かったね。まさか後ろから指導されるとは!
レナードとフィン愛し合えて良かったね。萌えました!
レナードも男前に成長して。

王と魔神と魔法使い
こちらも萌えました。孤独な王ラシールと最後の魔法使いアシュラフ。使える魔法はラシールの上に落ちることだけ。
鏡を取り返しに毎日訪れるアシュラフ。それを楽しみにしているラシール。
魔神が…。余計なことしたなと思ったら!
ラシールをほっておけないアシュラフに萌え!

他はなかなか刺激的でした。

0

美しさ、全方位。そして比類なきセンス

読む前から雷に打たれたような。
それはまずタイトルの素晴らしさ。「No.99:人間玩具」…
「ひんやり廊下、万華鏡」といい「媚の凶刃」といい、よくこんな雰囲気のあるタイトルを思いつくなぁぁぁ…とため息。
もちろん内容も。
BLの可能性を網羅しているかのような多様な設定と、美麗すぎる絵柄。
これもうパーフェクトじゃないですか?
初めて本作を読んだのが2014年頃、今久々に再読してまた素晴らしさにひれ伏してる。

「No.99:人間玩具」
本当にはじめはおもちゃだった「ナイン」と肉体的に繋がった後で、今度は逆に人間扱いして孤独を分かち合う…という過程が斬新に思えた。

「黄金島」
好きな子をいじめてしまう…という平凡な話を、片翼の黒鷲の神話的な世界の中で永遠に閉じ込めたような…

「王と魔神と魔法使い」
褐色の美王がステキ!そんな美王はちんちくりんで可愛らしい魔法使いさんが愛しくてたまらないのだけれど…
鏡の魔神のイメージも素敵です。

「花降る地下街」
近未来?ジオフロントで生きる姉弟と、地上から落ちてきた男のお話。
落ちてきたイケメンがぶちゃいくでぽっちゃりのペトに恋してる話で、ペトは幸せになってほしい!
姉・テミスンの鉄火肌がカッコイイです。

「肉は思考品」
グロっぽい設定ながら哲学的問題を論じているような。肉を軽んじてはいけません。

「幻想黒子」
おまじないの付けボクロ…好きな常森くんには効いてないみたい?
でもいざ常森くんから迫られて、そんなモノに頼った自分が惨めになった…
これ、タイトルからのイメージより可愛い話だなぁと思ったんです。高校生の両思いのお話。

「雪ぐサディズム」
緊縛、尿道責め、放尿、首締め
…とSMの王道を見せつけてくれますが、攻め男性の苦悩が迫ってくるような、受けの子の慈愛が匂うような…そんな美しさのある作品。

「No.99:人間玩具 オマケ」
グレアムはヒゲを剃ると意外と若い超イケオジ。

「花降る地下街 オマケ」
自分に自信がないペト。オッパイ苦手!と宣言する黒野だけど、ペトはぽっちゃりだからオッパイがあるのだ…泣いちゃうペトが可哀想で可愛くて。

ラスト、イラストで17才のリッセン&アララギ(「黄金島」)。
な・ん・と!アララギが攻めっぽいの!うひゃー!

2

満腹感に包まれる短編集!

ショタ攻めを読みたいなぁ…と思ってひたすら漁ってたとき、この作品を見つけて、えっすごく良さそう!読みたい…と半年ほど思い続けて、ネットでひっかかる画像を見つけては妄想に浸っていたのですが、ついに読めた〜!

まず、表題作。
えっ…短い…!!あんまりエロない…
執事が行為を手伝っていたりと、行動自体はとてもエロスでしたが、もっと陵辱の日々があるのかと思ってたら、存外ピュアでした…。いえ、とても素敵でした。

他の作品も、6ページなど短いものもありながら、どれも設定がとても凝っていて、何回でも読み返して、楽しめるなぁと。
でも、分かりづらいのも多かったので、あえて萌…。
何回でも読み返したいと思います。

雪ぐサディズムは、尿道攻めに興味があったのでわーいと思ってたのですが、え…えろすぎない??
なんだか今まで読んだBLの中で一番すごかった気がします…。色々衝撃的でした。
でも二人は愛し合っていて、これまた歪んでるなぁ…。
桐くんの見た目が可愛くてとても好みでした。
不憫受けかわいいよぉぉお〜!!!

2

耽美派の為の麗しき作品集。

池先生は、『媚』シリーズに見られる極道もの(と、言ってもアレはアレで特殊な性癖のロマンスと言えなくも無いけれど。)よりも、こんな時代がかったファンタジーの方が良く似合う。執事のグレアムなんて、沢山の女子を虜にするだろうと思われる。彼はこの作品では傍観者の役割を務めているが、『バンフォード侯爵家の執事』で主役を張るキャラクターとなっていて、その見た目の美しさ、衣服の緻密な流麗さは筆舌に尽くしがたいものがある。グレアムは見世物小屋で少年を買うが、そのシチュエーション自体がもぅ!とても淫靡で、絵に相応しい世界観なのだ。それは全編を通してそうで、『黄金島』の不思議な工房や、黒鷲、『花降る地下街』の食虫花の群生、幻想的なモチーフでよく見られる、アラビアンナイトに至るまで。
とても甘美に病んでいるー…。
その美しさからも言って、表題作が一番好きですが、この不思議な世界で唯一ホッとする『幻想黒子』も好きです。高校生の二人が互いに胸の内を明かさないまま、なんか変な性癖を先に開いちゃってますよ⁈ っていう。余裕満々の風情の変態、常森くんの赤面は結構萌えます。
そして、池先生の黒髪、男前は大抵加賦さんに似寄りなので。『雪ぐサディズム』の黄川田先生の変態ぶりは、やはり加賦さんのパラレルワールドに見えてしまう。

ナイン(フィン)は見世物小屋から連れてこられて、幼いバンフォード侯爵跡取り、レナードの遊び相手となるが、グレアムがひとりごちた様に、そのままグレアムの慰み者にされていたら…?と、いうパターンも時々妄想するけれど。やはりこの物語の結末の方が私は好きだなぁ、と思います。二人のその後も『バンフォード侯爵家の執事』に見られるので、そちらもおススメです。

2

読み手次第で、激しく表情を変えそうな作品集

タイトルからして、なんか手に取りづらいな〜と思ってました。
なんか、どうせ、色々な道具を使って責め立てるエロエロ漫画なんでしょーー、みたいな。

違ったんですね。全然、違いました。
表題作の、「No.99:人間玩具」、この物語は、
想像していたようなエロさ、下品さは無くて、硬く凝り固まった孤独な魂がふたつ、少しずつ、少しずつ溶け合っていくような、そんな純粋な愛の物語のような気がします。
私が想像していたエロ、つまり、嫌がる受けを道具責めする的なもの(そこに愛はなくて)は無いですが、エロはしっかりあります。
結構、エロいです…笑

グレアムの本心が、切ないですね。
レナードもフィンもグレアムも、みんな好きなので、みんなに幸せになってもらいたいですね…

この表題作自体かなり好きですが、その話の中でも個人的には、レナードの両親の最期が好きです。
好き…というか、心を突くというか。
彼らの最期の情景を思い浮かべると、なぜか美しいシーンでしか、思い浮かばないんですよね。悲しいのに。…悲しいからこそ、美しいのかも…


短編集なので、表題作のほかに6作の短編が収録されています。
盛りだくさんです!


「黄金島」
ファンタジー色強めの作品。
神様の使いとされる黒鷲。片翼を失い飛べない黒鷲の世話をするために集められた少年たち。蘭(アララギ)と立仙(リッセン)も、その中の1人でした。
蘭は立仙のことが好き。辛い仕打ちを与えられても。
立仙はそんな蘭の気持ちを理解できず冷たく突き放すのですが、蘭にぶつけられた彼の本心に戸惑います。
いつか泣いていた蘭の、夕日が反射して黄金色に光っていた瞳。
黒鷲の姿に思いを馳せる立仙の瞳も、黄金色に染まるのです。涙を溢れさせて。

ラストシーンに胸が詰まります。
黒鷲、蘭、立仙。言葉では言い表せない、何かが溢れてくるのです。


「王と魔神と魔法使い」
アラブ物です。復讐?を目論む可愛い魔法使いアシュラフと、そのターゲットである王様カミール。
アシュラフがまた、可愛いんですよ。
そして、攻めのカミールもイケメンで。いつも余裕たっぷりな感じの彼が、アシュラフの前で理性保てなくなるシーンとか、ラストとか、カミールの素直な気持ちが溢れ出すシーンが好きですね…(〃ω〃)


「花降る地下街」
不細工特集に掲載された作品です。
私は、不細工受けの魅力はほとんど理解できません。受けは、かっこ良くて美しい方が良いに決まってる、と思ってます。…が、このペトは…。
可愛い。めちゃめちゃ可愛い…!!!

不細工というよりかは、おデブで、少し個性的な顔してるだけ、って感じです。
でも、私はおデブの受けに、1ミリも魅力は感じません。
…しかしペトは!!とてつもなく可愛い!!
読み始めて4ページ目くらいで、抱きしめたくなります。そっと涙拭いてあげたくなります。
ナデナデしてあげたくなります。お菓子あげたくなります。
お相手の黒野さんも、お姉ちゃんのテミスンも、素敵で魅力的です。

しかし何より声を大にして、一言だけ伝えたい。
ペトが可愛い!!!


「肉は思考品」
リアルグロ系は苦手で…。誰かが誰かをグシャー!とかするシーンは一切ないけれど、リアルな肉がぶら下がってたり、目玉出てきたり、謎のグロさがあります…。ひぃぃ…泣

でもキャラ達の台詞を読んで行くと、もう普通にグロさとか関係なくBLの方向に完全移行できると思います。
私はできました。
身体的な魅力や価値、肉欲とは、というものを全く別の視点から捉えた作品、のような気がします。
そして呂韻くんがイケメン。


「幻想黒子」
毎朝同じバスに乗る、長身イケメン・常森くん。
彼に片思いしている榎川は、付けるだけで、相手をメロメロにできるという怪しい黒子を試してみるのですが、効果が抜群で、誰をも惹きつけてしまい、バス内で痴漢にあってしまうのですが、それを常森くんが助けてくれたことで、一気に距離が縮まります。
いつしか、友達以上のことをする関係になるものの、榎川は黒子の力で常森くんの気持ちを惹きつづけることに耐えられなくなっていき…。

乳首責めって…エロいですよね…

常森くんがすごーく男前です。すべからく男前です。


「雪ぐサディズム」
SM、というもの、そのプレイの概念までが変わるような作品。
自分の性癖、相手が苦しむ顔が好き、虐めたい、支配したい、そういうのではなくて…

縛り吊るしあげ、責め立てる黄川田先生と、それを一身に受ける桐。
もしも万が一にでも、きっと桐のようには、私ならなれないだろうけど、先生を慕い続ける桐の気持ちならほんの少しだけ、分かるような気がします。

いや、本当は分からないのかも。
きっとここは、境地。

死すら感じるのに、桐が先生に思うのは、
こんなにも手間暇かけて愛してくれる人だということ…

***

どの作品も、読み応えがあって、繰り返し読むたびに色々、以前とは違った感情を持ったりしそうな、そんな、核心を、意図を掴みきれないような作品集です。
私ももっと読み込まないと…

そうしてまた更に更に、新しい魅力に気づいていくのだと思います。
今のところの私が1番好きなのは、やっぱり表題作ですかね。

あと…あとがきページに描かれてある、蘭と立仙に度肝抜かれましたw
こっちか!!みたいな。

そして私はこの方が好みなので、俄然2人の大人な絡みがもっと見たいーーー!!!となりました。笑

6

「珠玉の作品集」に偽りなし。

ほとんどがアンソロジー掲載(不細工特集掲載、お仕置き特集掲載など)の作品なので、バラエティーに富んでいます。

「アラブ、お仕置き、乳首、尿道責め、不細工をテーマにした珠玉の作品集」
珠玉:美しいもの,すぐれたもの,尊いもののたとえ。特に優れたもの、傑作などを意味する表現。

尿道責めだの、乳首で珠玉とはねぇと驚いたのですが、いやはや本当でした。
尿道責めが登場するのは【雪ぐサディズム】という寺子屋の先生と元生徒とのSMを描いた作品ですが乾いたドライなSMではなく、しっとりとした日本情緒漂う耽美な世界です。
確かに尿道責めの描写は痛そうで、ひぃぃと思っちゃうんだけど、ただのエロの追求にとどまらない精神的な結びつき、究極の愛が描かれてまして、SMの美学・真髄を見たという思いがしました。

以下収録作は掲載順ではありません。
【王と魔神と魔法使い】アラブもの
ファンタジーもの。なんでも叶える事ができる魔法の鏡を持つ王様と可愛らしい魔法使いのお話。魔法の鏡を手放したときに、本当に一番欲しかったものが手に入った王様の頰を伝う一筋の涙。この涙が物凄く心に残っています。
お話もさることながら華麗な絵でも魅せてくれる作品です。

【花降る地下街】不細工もの
ファンタジーもの。地下世界に住む格好いいとは決して言えないけど、何だか可愛らしい不細工くんと、地上から逃げてきた青年のお話。不細工君は理由があって声が出なくなってしまっており…。一緒に住んでいる姉がとてもハートのあったかい人間で、読後感が良い作品。

異色なのが【肉は思考品】
6ページという超短編。とある肉屋の裏側・解体作業場を舞台に二人の男性が肉欲について語っているというもの。びっしりと解体された肉がぶら下がっているんだけど、牛なのか判らない。見ればみるほど人間なのかもしれない…と思ってしまう。「並んでいるのは勿論貴方も良くご存知アレの肉」とあって読み手に任せるようになっています。
池玲文さんのHPにカニバリズムを描いた一枚絵の作品(グロテスクではありません)があって、人間では絶対にないと言い切れないところが怖い。

【幻想黒子】乳首責め
洗っても消えない魅惑の付け黒子をつけた男子高校生のお話。黒子のせいで見境なく周囲から男女問わず惚れられてしまうようになったけど、憧れている同級生には効き目がない様子。
黒子を絡めた男子高校生の恋愛ものと思いきや、そこに陥没乳首のトレーニングを絡めてくるという。流石です。

この他表題作の【No.99:人間玩具】執事もの
まだうら若き当主、レナードのために見世物小屋から執事が買ってきた99番目の玩具・ナイン。人間玩具という題名からおもちゃ扱いでやりたい放題のえぐい作品かと思いきや…。
初めて交わった時は無理やりでレナードの腰を後ろから執事が支えて「もっと強く抉っておやりなさい」なんて言ってるんだけどそれは最初のみ。
両親を亡くしたレナードと見世物小屋で育ってきた孤独な二人の魂の融合、そしてそれを傍で見つめる執事という三者の立ち位置が興味深い作品でした。

【黄金島】お仕置きもの
ファンタジーものとして素晴らしい。天から墜ちてしまい、片翼が捥げた神の使いである大きな黒鷲。少年たちが集められ再び空を飛べるために義翼作りをするのだが…。
あとがきの最後に素晴らしく美しく成長したアララギが描かれていて、もっと読みたいと思ってしまいました。

ちるちるのランキング圏外だけど、心の琴線に触れた作品を教えてください」
http://www.chil-chil.net/answerList/question_id/4967/#IndexNews
で教えていただいたのが、こちらの作品です。
思わず溜息が出るような美しい絵を眺めているだけでもそれぞれのストーリー(特にファンタジー系の)の世界観が伝わってきますし、短編という制約をものともせず、与えられた各テーマをしっかり描ききっていてお見事だと思いました。とにかく絵が美しい。
教えてくださり本当にありがとうございました。

6

宝箱

いろんなジャンルの短編がつまった、不思議な宝箱のような一冊。
抜群の画力はもちろん、深く作りこまれた世界観にひきこまれてしまいます。
純愛からファンタジー、本格的なSMまで幅広いのですがどのお話も短編でも説得力があり、読了後はおとぎ話を読んだようななんとも不思議な気持ちになります。この独特の世界観は池玲文先生ならではですね。
中でも、雪ぐサディスティックは単なるプレイではないSMの神髄をみた感じで衝撃を受けました。お好きな方はぜひ。

3

とにかく世界観

現代でも歴史物でもなく、リアリティを残しつつファンタジーな世界が広がってるなんとも表現しがたい不思議な世界観です。

話の内容としても、甘いとか切ないとかとういった恋愛ではなく、受け攻め共に屈折した歪な愛情表現でストーリーが進みます。

強いて言うなれば、無理やり→微甘

読めば読むほど世界観が広がります。
独特な世界観が好きな人であればたまらない一作だと思います!

3

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