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贅沢ですが、あと少しだけラブ(というか感情の露出)があったらな…というのが感想です。もちろんあのラストが崩れない程度の分量で。彼の葛藤や後悔は無くていいけれど悲嘆をもっと見たかったです。
…全編通してもヘリの中のあの場面でしか泣いてないから、深い悲しみは有ったんだろうけど。あと半ページぐらいでいいから悲しんでる絵がもっと有れば…でもやっぱり愛がメインじゃ無いからいいのかなぁでもなぁー…(堂々巡り)
それ以外はもう言うことがないです。BL要素を話の中心に置いている作品では、間違い無く、万人向けに最も近い作品の中の一つだと思います!
●BL的見どころ
・結城の無節操っぷり。外国人だろうが中年太りだろうがなんのその。
・秘密の会員制ゲイクラブ(ギリシャ風)。←そんなに見どころでも無いか
1巻・2巻まとめて、★★★★★星5つ【神】。
作家の花村萬月さんが帯の言葉を書いてます。
『しかし、いつのころからか、漫画は冗談な絵ではなくなっていた。
先駆者は、もちろん手塚治虫だ。
手塚には大衆に向けた紋切り型の表現である単純な二元論を克服しようという明確な意思があった。
その意思に支えられて、男女の境界を平然と踏み越えて結城美知夫(主人公)は悪の道を疾駆する。』
手塚治虫先生は、あっさりといとも簡単に、ボーイズラブを飛び越えていました。
漫画の神様って、すごいなあ。