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唐突ですが、最近私の中で「潔癖症萌え」がキてたんですよ。
潔癖な癖に、男のあんなとこを舐めたり、あんなモノを突っ込まれたりするのってどうよ?!
萌えーーー!!!!!!って。(笑)
そこにきて、この大好きな一穂ミチさんの作品に「潔癖症受」がきたわけです。
もちろん美味しく萌えさせていただきました♪
主人公・連はものすっごい潔癖症で、実際こんな男とはお付き合いしたくない…と思うような男です。
潔癖症なうえにあけすけな物言いで、容赦ないんです。
で、そんな彼のお相手として登場したのが、好青年・長谷川。
二人は出会って、連も長谷川に好印象を抱くのですが、
長谷川の特殊な職業を知って「触るな!」と言ってしまい…
長谷川のことが嫌いなわけではないのに、彼の職業ゆえに生理的に触られるのがダメになってしまった連。
長谷川も連にそんな仕打ちを受けても、連の潔癖症を知っても
それでも優しく連のことを受け入れてくれます。
そんな二人がじわじわと近付いて、惹かれあうお話です。
前半の『Don`t touch me』は連視点で展開しますが、
このタイトルから匂わすとおり、連がこの長谷川にどのように触れるか、が前半のポイントだと思います。
二人が初めて触れ合うシーンはもう感動!
今までの連なら絶対こんなこと出来ないと思うんですよ。
でもあの淡白な連が、初めて情動に突き動かされて長谷川に抱きつくんですよ。
…もう胸がときめきっぱなしです!!!!
やっぱり恋は偉大だ!!
連はいいように言うとあっさりとしているタイプで、他人に無関心なんです。
で、嘘もつけない性格だからキツいことをズバズバ言っちゃうんです。
そんな連が優しくておおらかな長谷川と付き合うことによって、
照れたり(もう見事なツンデレですよw)、戸惑ったりする姿がめちゃくちゃ可愛いんです!!!
27のいい歳こいた大人二人が、思春期のように甘酸っぱい恋心を秘めた駆け引きをしていて
もう……萌えるなっつーほうが無理です!!
萌 え ま す !!! と き め き ま す !!!
結局、触ってほしかったのはお互い様なんですよね。
後半は長谷川視点の『Don`t leave me』
二人がお付き合いを始めた後のお話なんですが…
なんだか長谷川の“好青年”というイメージが大崩壊です(笑)
まぁ…長谷川もフツーの男だったってことですよね。
長谷川の職業について、一番気にしているのはやっぱり自分自身だったんですよね。
誰になんと言われようと、自分の職業のことは気にしていない風な彼でしたけど、
やっぱり心の奥では不安だし怖かったんだと思います。
そのストレスが元で長谷川は嗅覚障害に。
連とも一揉めありましたけど、とりあえず丸く収まってよかったです。
連にとっては長谷川に“触れる”ということが彼なりの課題でしたけど
長谷川にとっては、連の“匂い”というものが重要だったんですね。
なんというか…人は理屈ではどうにもならないんだなぁという感想ですね。
理屈より五感、本能で恋をするんですね。
この後半は長谷川がすごく不安定で、ちょっと見ててハラハラしましたね。
連があの通り偏屈な男なんで、逆に長谷川がドシっと構えてくれていないと
この二人は不安定なままなんじゃ…と心配してしまいます。
…という点から萌え評価にしていたんですけど、何度読んでもやっぱりこの作品はすごく好き!
…ということでまぁ神に変更いたしました。
ちゃんと自分から来た連とか、結局臆病なのは長谷川のほうで
拒絶しようとしたのに会いに来てくれた連を見てやっぱり好きだと思っちゃう長谷川とか
なんかもう理屈抜きにしてすごく好きだわ。
完璧人間に見える長谷川だって普通の人間だし、怖いものもあるし
これが普通の男子なのかな~と思うともうそんなことどうでもよくなりました。
やっぱりこの二人の“男同士”で“対等”な関係がすごく好きだ!!
一穂ミチさんと高久尚子の組み合わせはどうだろう…という思いがあったのですが
もうめっちゃくちゃ素敵でした!!
透明感のあるツンデレ美青年・連と、優しく男らしい長谷川。
めっちゃハマってました!
中でも連の顔はいいのに性格歪んでそう…ってところがもうビシっとハマってましたね~www
かなり萌えますよ~~ウフフ
しかしこの作品、ここで終わるのは少々不安です!
一穂さん、林檎の同人誌はもう完結でもいいと思うので、次はこっちの続きが読みたいな…?!
園田連は製薬会社勤務のオゾン消臭剤研究員。
潔癖症気味で神経質。歯に衣着せぬキツイ性格で、
友達が少なく(皆無?)、人間嫌いなのかと思うほど
ドライな人間関係。
挙げてみると結構酷い性格の園田ですが、
ふとしたきっかけで出会った長谷川には不思議と居心地の良さを感じて…。
この長谷川がかなりの好青年!
人柄が良く、笑顔が素敵な男前。
気が利いて、穏やか。誰からも好かれる性格の長谷川。
でも、特殊な職業(ネタバレになるからあえて書きません)に就いていて、
これが、最後までお話の鍵になってきます。
神経質で狭量な園田(←酷い言われよう)が、少しずつ長谷川に、
友情、そしてそれ以上の感情をじわじわじわと持ち始める様子は萌えます。
長谷川の気持ちを自覚する時の園田が可愛い。
(ツンデレ♪ツンデレ♪)
あ!あと、脇の妙子先輩が男前な性格でいい突っ込みをしてくれます。
長谷川の飼い猫「かぎ」もかわいいぃ~♪
エロは、潔癖症らしくナシか…!?かろうじてのお触り止まりか!?
と、思いきや、同収録の書き下ろし「Don't leave me」で、めでたく…?
最近私の中で赤丸急上昇の一穂ミチさんの作品の最新作。
一穂さんの作品は、エロは(少)ないけど、萌えがある。
焦らしプレイか!?
じわじわ、悶々。たまりません。
高久尚子さんのイラスト(特に長谷川)も、素敵です。
特殊清掃の話です、こういうの苦手な人多いかもしれないですね。
あらゆる壁という壁に蛆のわいた死体が張り付いたような部屋も掃除するのでしょうか、線路で内臓丸出しになって引き摺られた物を綺麗にしたりもするのでしょうね。
ここには守備範囲の広い方が多いので案外こういうのもお好きなんじゃないかな。
ちなみにもう片方は潔癖症の方です、初めて相手の職業を知った時に後ずさりして「触るな!」と言い放ちます。
職業差別はよくありませんね、ちゃんと手をつないであげるべきだと思います。
まあ心の汚れた人には近づかれたくも無いですけどね。
潔癖症の連と特殊清掃を仕事にしている長谷川。この対局具合が素晴らしいです。
猫のカギが事故にあったシーンはこっちまで息がつまりましたが、この事故に関して己を責める連の事をおもうと辛かった~。。
後半の長谷川目線のお話もすごく良かった。
長谷川が匂いを感じなくなったり、お見合いをするという連に対して激昂して険悪ムードになってしまったり…
ハラハラなシーンが多かったです。
他の作品みたいに続編出ないかなぁ。
一穂さんの描く攻めが好きです。
意外とエロ少なめな印象でした!
「今日は疲れているし、さらっと読めるのがいいな」
「今日のテンションから、シリアス目なの読みたいな」
と、本を前にして、何を読むかを考えると思います。
で、さらっと陽気な物語を読みたいときに、
ガツンと重々しいシリアスを読み始めてしまったことに気づくと、
その物語にあまりいい印象を持てなかったり、
途中で断念して、またシリアスを読みたいときまで、読むのをとっておく
ことがあります。
本作の、一穂さんのすごいところ、
上記のような読み手のテンションや気分をすべてかっさらていきました。
ノホホンとした作品を読みたかったのですが、
読み始めて、潔癖症と特殊清掃を仕事とする男の物語と知り、
根深いものをシリアスに感じてしまいましたが、読むのを断念することはできず、
「それでも読みたいっ!!!」と思わされました。
極度の潔癖症な連と特殊清掃員の長谷川の物語。
不可侵な部分をえぐってくる作品ですが、
それでも、救いを感じるのは、一穂さんのきれいな文体だからでしょうか。
製薬会社でオゾン消臭剤の研究をしている連は、潔癖性気味。
そんな連が同僚の代理で無理矢理合コンに参加させられる。
けれど、女性たちの連にとっては見ているだけで「気持ち悪い」と感じる行動に行動とお酒に悪酔いした連は、同じく代理で合コンに参加していた長谷川に介抱される。
翌朝、長谷川宅で目覚めた連は気まずさは覚えたものの、潔癖性の連には珍しく、彼の笑顔も家も居心地よく感じる。
思いがけず楽しい時間を過ごした連だったが、数時間後、仕事相手として長谷川と再会した連は、彼の仕事が「清潔」とは程遠いものだ、と知って……
という話でした。
どうしても許せない自分の個人的な問題と、相手も譲れない仕事と……。
二人の中に横たわる溝は大きいけれど、それでも惹かれていかざるを得なくて……という感じで、何だかじわじわ沁みて行く感じの暖かい物語でした。
柔らかい物語がとってもよかったです。
作者さんの書く文章の雰囲気とか温度ってあると思うんですけど、この物語はちょうどそれが「体温」って感じられる物語で中身が何であれ、あったかいなあ……って感じました。そして文章が呼吸のように中に入ってくる。
とってもいい話でした。
ほのぼのした話がお好きな方には是非、オススメします。
読み返したので記念に。
個人的には一穂さん、そんなに好きじゃないんです。どの作品を読んでも「一穂節」が効き過ぎていて、キャラクターの上手すぎる比喩表現とかに作者の影がちらつく感じがして集中できないというか(この唯一気になる点を除いてもやっぱり80点プレーヤーというか、品質保障付きのラブストーリーを提供してくださる一穂さん作品は、買っちゃうんですけどね!)
そんななか、一穂さん作品のなかでは『Don't touch me』はかなり好きな部類でした!『YesかNoか半分か』シリーズ以外ではいちばん好きかもしれない。『ステノグラフィカ』と並んで。
高久さんの挿絵が超ナイスアシストだったのも素晴らしかった点ですね。
****以下ネタバレあり****
どこがよかったのか。
潔癖性の蓮(受け)のキャラクターに好感を持てたのがよかったのかな!
合コンであった女の子のダメな部分をあげつらねたり、同僚の女性社員にも「イケメンだよね」とつっこまれて「はあそうですね」的な態度をとったり。
蓮は正直というか、自分に嘘がつけないタイプなんですよね。
世渡り上手の対極にいそうなヤツです。思ってもないことは言えない。
でもそんな蓮が、特殊清掃員の長谷川(攻め)には、最初から最後まで一貫して嫌われたくないと思ってるんですよね!
潔癖性の蓮が初めて長谷川の仕事について知ったとき、生理的に「触られたくない!」と思ってしまう。
でも、そんな態度をとってしまったことに、自分もショックを受けているんです。
なんで、長谷川さんには自分の悪い一面を知られたくないんだろう。
嫌われたくないんだろう‥‥
もうおわかりですよね笑
攻めの長谷川はイイオトコです。自立心が旺盛で、自分の仕事にも(食わせてくれる、生活させてくれる収入源として)一定の誇りを持っている。
受けの不用意な言動とかも広い心で許してくれる、攻めらしい攻めという感じ。
けど、カラッとしてる性格に見えて、
恋愛になると実はけっこう嫉妬とかしちゃう男だったー!
同性の恋人である蓮に対しても、当然のように独占欲とかモヤモヤといったウェットな恋愛観を発揮してくれます(対する蓮は、長谷川を誘って合コンとかいけるくらい妙なところサバサバだったりする)
でもそれが良いスパイスなんです。
料理を完成させたのは君だったんだね、長谷川君‥‥
以上。
潔癖症の園田と特殊清掃員の長谷川。
性格も仕事も正反対の二人が惹かれ合い、トラウマを克服していく姿を描いています。
極度の潔癖で口の悪い薗田が、汚れることも匂いがつくこともかえりみず、長谷川に触れる『Don't touch me』のラストは、とても印象的でした。
自分のアイデンティティに反しても長谷川と一緒にいたいと願う園田が愛おしく感じた。
気難しい園田を否定せずに受け入れる、長谷川の優しさと器の大きさを思い知らされました。
後半の『Don't leave me』
〝触らないで〟からの〝離れないで〟
園田の気持ちの変化がタイトルにあらわれてる……と思ったら、これ長谷川の気持ちでもあったんですね。
長谷川が嗅覚を失い、取り戻していく流れは唐突に感じてしまいました。
ただ、あんなに触れなかった猫の「カギ」を保護してきた園田の成長が胸熱だった。
全く合わなそうな二人が出会い、スレ違いながら引かれあっていく過程が痛々しくも胸を打ちます。
オールハッピーの手放し状態で終わる感じではありませんが、二人の未来に幸あれと願わずにはいられません。
特殊な職業に就いている好青年の長谷川宗一×オゾン消臭剤研究の仕事に就いてる潔癖症の園田連の二人です。
この二人のカギになるのは、受けの潔癖症と攻めの特殊な職業なんですっ。
この問題が無かったら、すらすら事は運びそうなんですが、それじゃあ違う話になっちゃいますねww
二人とも、最初から相手に好意を持っているんですよww
そして、いろいろあって最後には連は長谷川にだけは潔癖症だけど平気という結論に行きつくのです。
でも、くっついてからもスローなお二人です。
そのお話は2章の長谷川目線で進んでいきます。
ぜひっ、興味を持たれたら文章で読んでみてください。
一穂ミチ先生の文章はじーんときますよ。
潔癖症の受と●●●●●の攻めが、、と書き出そうとしたら…、
長谷川(攻)の説明が、”特殊な職業の”という作品説明なので、これはネタバレなのか…!?ということで、彼の職業が作品の鑑賞ポイントとしてとても肝だと思うんですが、性格や仕事が対極の二人がふとしたきっかけで出会って親しくなって恋がはじまるという、、ノンケ同士、性格が真逆な二人というところから、”イエスノー”と”ふったらどしゃぶり”を足して割ったような作品、という印象でした。高久先生のイラストが最高の高。
すでに他のレビュアー様が指摘されている通り、確かに、ノンケ×ノンケでスルっと恋愛に移行しちゃうところが、あれれれ?な感もなきにしもあらずなのですが、、(むしろ、BL色眼鏡をかけてなければ、色恋のない大切な”親友”っていう関係のほうが適切かもしれない。)でも、だからこそ無垢な気持ちになれる、初めての”本当”の恋・大人の”イノセント”ラブなのかなと。
共通点がないからこそ適切な距離感がとれたり、お互いの流儀を尊重しあうところや、相手への執着や独占欲が芽生え、共有する時間を失うことが怖くなったり、同性だからこそ弱みを見せられたり、同性だからこそあからさまにできる感情があったり…二人の日常から垣間見えるこれらのことから、理想の恋人とは?を考えさせられるのでした。
書き下ろしは攻視点で、より複雑な気持ちが見えました。印象的だったのが、スケベの部分で受のネクタイを攻さんがほどくんですよ。”その瞬間のするりと蛇が脱力するような感じはひどく官能的だった。たとえば女の子の~”という表現。もっと端的だったら読後にカタルシスがあるのかもしれないですけど、逆に言えば具体的すぎてみんなが想像するものが一緒というスタイル、嫌いじゃないです。