1円の男

ichien no otoko

1円の男
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神16
  • 萌×230
  • 萌18
  • 中立8
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
28
得点
262
評価数
76
平均
3.6 / 5
神率
21.1%
著者
モンデンアキコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784832286825

あらすじ

貧乏探偵・三条啓介を訪ねてきた久々の依頼人は、ちょ~無礼な美人銀行員・政木涼だった。
男に裏切られキレた政木が「いくら払えば僕と寝てくれるんだ?」と自分を貶め誘う姿にキュュ・・・ンvときた三条は!?
衝撃★モンデンアキコ初BLコミックス
ノンケ探偵×ツンデレ銀行員ラブコメ

表題作1円の男

何でも屋の探偵
依頼人の銀行ファンドマネージャー

同時収録作品貸し借りなしで / 負けず嫌いもほどほどに

酒関連のルポライター
商社営業マン

同時収録作品放蕩と無頼

上龍組若頭
上龍組後継ぎ

その他の収録作品

  • 探し物はなんですか?
  • 秘密のカラダ
  • あとがき

レビュー投稿数28

男の色気〜

モンデン先生初読みです。
絵、話の流れ、絡み…お上手だわ〜と思ったら一般作品でエロもたくさん描かれているベテラン作家さまなんですね。エロシーンの体の角度や表情が色っぽくエロいの納得です。
いい男×いい男で受けが女性ぽくならないところも好みです。

□表題作
タイトル回収がいい。2話ともオチに持ってきてそうくるか〜と笑いました。

□貸し借りなしで
□負けず嫌いもほどほどに
こちらもよかった。
あとがきの「緊縛プレイは私的にはエロというよりお笑いに近い」がわかるような気がしますw

□放蕩と無頼
こちらがいちばん好きです。
表題作の恭一がそういうことだったの?という意外性がよかったし。
何より、ヤクザ(世話役)×組長の跡取り(ボン)の組み合わせがめっちゃ好み。しかも長年の両片思いで、恭一は木島に抱かれるためにタチしかしてこなかったなんて高まりまくります。
木島の背中の虎刺青もかっこいい。

あとがきの解説で、だんだん開き直ってこられたの笑いました。

1

「貸し借りなしで」と「負けず嫌いもほどほどに」

この作家様が一般マンガで有名なかたとは全く知らず、また実は他のBL作品も知らないです。
つまりモンデン先生のはこれ1冊しか読んではいないというわけです。
2009年頃の発表作品が多いようですが、自分がこの頃全く女性マンガを読んでなかったせいなのか?特に古さは感じられません。
絵がお上手で(当たり前ですが)、BLとしてもエロいです。
大まかに分けて3作品が収められていますが、わたしが大好きなのは2作目の「貸し借りなしで」関連ですね。
受けのリーマン梅本がとにかく可愛いんです。
チャラくてコミュ力あって女の子にモテてでもすぐ別れてしまうノンケの男。
ずっとこの男を好きだった親友に抱かれて即気持ちよくなっちゃう快楽に弱い男。
めっちゃタイプです!
絡みシーンはエロくて昔の作品だから細身の肢体なんですがそこが新鮮でイイです。
えーとね、中身もタイプも違うんだけど「それでも、やさしい恋をする」の受けの出口さんみたい、と言ってしまいます。
なんとなく、です。

紙本を持っているのですがこの作品がある為に処分しようにも出来ないんです、困ったもんだ。

1

モンデンアキコ先生初BL

発売から時間が経ってガラケーが描かれていたとしても古さを感じないような作品もありますが、この本は古さを感じてしまう。むしろ買って初めて読んだ時から既にそんな感じだったかも。
綺麗にまとまってるけど、普通に綺麗にまとまりすぎていてこれと言った楽しみがないまま終わる。

◾︎1円の男
政木(受け)が面倒くさい!むしろ登場人物割とみんな面倒くさいです笑
最後のコマで三条(攻め 何でも屋)に1円差し出してるのは可愛かった。律儀というか四角四面というか。

1

手堅く萌えツボを押さえてくる

モンデンアキコさんの「自家恋愛中毒」がいいなと思ったのでこちらも読んでみましたが、どの作品も手堅く萌えツボを押さえてきますね。キャラ設定はご自身があとがきでおっしゃってるようにテンプレそのものなんですが、最大限にテンプレキャラを生かしてビシッと決めてくるところがさすがだと思います。

3つのカプが登場する短編集です。

【探しものはなんですか】【1円の男】
「美形ツンデレスーツ眼鏡リーマン受け」を堪能する作品。
探偵の三条(攻め)へ自分の金を持ち逃げしたセフレの上田を探して欲しいとやってきた政木(受け)。態度もすごく失礼だし、何でも金で換算する男で…。
1500万円も持ち逃げした上田が他の男と寝る場面を目撃しちゃった三条と政木。初めて見る男同士のセックスに興奮した三条のモノを咥え始めます。
リアルメガネ男子は大好きなのに実は漫画の中でメガネ萌えした事が今までなかったんです。だけどこの受けでメガネいいなぁと初めて思った!三条のモノを咥えてながらのメガネ越しの目とかぞくっとくる。

金を持ち逃げした上田は最初は金を貰う関係だったけど、次第に上田が本気になって「金はいらない」と拒否してもやめないどころか金額がどんどん上がる始末。自分を追って欲しいけど消えたくらいじゃ政木は動かないから「金質」を取って逃げてみたという事情があって…。
結局、強気なくせに臆病でお金以外で愛情をつなぎとめる術を知らないという不器用な受け様なんです。三条に抱かれる寸前にも「キミの言い値でキミを買う」とか言い出しちゃって「じゃあ1円でいいよ」と攻めが言ったのがタイトルに繋がるんですね。なるほど。
セフレに抱かれていた時はおっぴろげだったのに、ノンケの三条に抱かれる時は真っ暗じゃないと嫌だとか恥じらいが可愛い。

【貸し借りなしで】【負けず嫌いもほどほどに】
大学時代からの友人同士 あとがきによると「俺様やんちゃ受け」
女にルーズで、人を好きになるってどういうこと…かわからない…と酔い潰れた受けを、それじゃ教えてやるよ…ってな感じで攻めが抱きます。攻めのテクにイカされまくった受けは「なるほど俺は女にここまでしてやった事はない。お前のテクに比べたら俺のは子供騙しだ。女と長続きしないのもそういう訳か。だがこの借りは返す!」と言い残して去ってしまう。残された攻めはポカーン。攻めは出会った時からずっと受けに片思いしてたから想いを込めて抱いたのに、どうしてそう捉える?みたいな。
受けは自分ばっかりやたら気持ち良くなってしまうのが悔しくて、あいつも俺と同じくらい感じさせてやる!と意気込むんだけどどうやっても攻めに軍配が(笑)
でも長年片思いしていた相手を抱ける事が嬉しい攻めは、自分の身体で感じてくれてるだけで頭の芯がしびれるくらい気持ちいいんだと白状するところが好きでした。

攻めはメガネで普段は真面目大人しそうなのに、ベッドではメガネ外して男臭くなる攻めがいい!

【放蕩と無頼】
表題作で出てきた受けの金を持ち逃げした上田が主人公。
実は上田はヤクザの跡取り。探し出してきた手下の木島に「跡目を継ぐなら何でもやる」と言われたので「おまえに俺が抱けて、しかもイカせてくれたら戻る」という条件を突きつけた…。
木島は絶対に女しか抱けないと上田は思い込んでるんだけど、実は木島は昔からボン一筋。昔いい雰囲気になりかけて拒否したのも、欲望のまま抱いたら当時は華奢だったボンが折れてしまいそうだったから…という理由。
でも今は逞しくなったから多少乱暴にしても大丈夫ですねと抱くところが好き。そしてヤリチンバリたちだった上田(ボン)が「俺がずっとタチばっかりだったのは抱かれたくなかったからだ おまえ以外に」というセリフも好き!
純情一途な極道男と処女はお前のために取っておいたよという元ヤリチンの意外なピュアさが美味しい作品でした。これが一番好き。

2

あの作者様か!

この作者様の漫画は少女?漫画で
読んでいた思い出があります。
初BLコミックスということで、いざ!

男同士の交わりを初めて目の当りにし、
元気になってしまった三条のモノ。
ここで、引いてしまう(萎える)人は
その後の展開は望めないってことですもんね。

政木はエロくてよかったです。
お金を払わなくても、
三条はあなたのモノですよ!

鈴木×梅本の話もなかなかで、
このカップルが一番好きだったかも。
女性が出てくるのですが、男前っぽくて
嫌な感じがしなかったです。

恭一は木田に抱いてもらうため、
ネコは一切しなかったそうで。
そういうのってイイナ!と思いました。

2

1円の男


もう、1円はいらないはずなのに1円を差し出す政木が可愛かった。
しかも、ベッドの上で情事後にどこから1円?
枕の下に忍ばせてあったのかな。

恭一との関係が悲しい終わり方だけど、三条と結ばれてもう、お金はいらないと思わせるほど政木を愛してあげて欲しい。

放蕩と無頼では恭一の話が描かれているけど、また違う印象を持ちました。
年上のお兄さんに恋をしていた過去があって可愛いと思った。
しかも、ヤクザの跡取りだったなんて。

年上のお兄さん=木島と結ばれた恭一は幸せそうで何よりです。
でも、ヤクザだと命も狙われる?危険が待ち受けてそう。

2

上手いとは思うものの

ネームバリューの大きさに、何だかんだと思いつつも好奇心の方が勝ってしまいました。

お話も作画も上手な作家さんなので、初めてとは思えないほど1話完結のまとまりかたはエロ込みでさすがだなと思います。
しかしながら、新しいジャンルへの挑戦の一つにしか感じられず、少し偏った王道路線を倣っただけのような。
お話しの入り方も流れも悪くはないのですが、人物を深く追いかける事もなく唐突に上辺を撫でてごまかされるような展開。
萌えをたぎらせる要素も少なく、そんな落胆を何度か味わってしまっては、高揚感どころかすぅっと冷静になってしまいあれこれ邪推してしまいます。

読み応えはそこそこあるけれど、なのにそれほど楽しめない。
もやもやとしたものが残ってしまい、ただ平均点の高い作品という印象のみが強く残ってしまいました。

3

目が幸せ

とにかく絵が安定していてお上手。
そして毛の生え方が素晴らしい!
ヒゲと陰毛はもちろん、受けさん達の脇と脛にも抜かりなく。
放蕩と無頼・木島に至っては胸から正中線に沿ってギャランドゥー。前腕から手の甲、指までしっかり。
でもモジャモジャ感がなくて、どちらかというと優男が好みの私にも非常に目に優しい体毛です。

やはり少女(というかお姉さん?女性向けっていうと男性向けの対義語で、エロエロのレディコミって気がしてしまうので…)向けの漫画も沢山描いていらっしゃるだけあって、ここぞというシーンはきゅーんと甘酸っぱい♡
特に政木さん梅本さんが拗ねて甘えるような上目遣いがもうたまらない!

濡れ場は熱気ムンムンて感じではないですが、舌と唇の厚みとか攻めの触り方とか体液の雫に重量感があるとことかがエロいです。
ゲイバーのママや肉食系女子の元セフレ?など、脇役も魅力的で読み応えあります。

モンデンさんの他の作品も早く読みたいなー。配信開始を心待ちにしてます。

2

『1円』とは…

■捜し物はなんですか?/1円の男/秘密のカラダ■
三条 啓介(私立探偵)×政木 涼(ファンドマネージャー)

「僕の1500万円を持ち逃げした男(セフレ)を探してくれ」
貧乏探偵・三条啓介を訪ねてきた久々の依頼人はちょ~無礼な美人銀行員・政木 涼だった。
男に裏切られキレた政木が「いくら払えば僕と寝てくれるんだ?」と自分を貶める姿にキュュ…ン★ときた三条は?!

一見クール眼鏡美人の政木がツンツンツンデレ眼鏡で可愛かった。
探しだした元カレの部屋に行くのに「僕と…一緒に来てくれないか。彼と一対一で冷静に話せる自信がない」って言う辺りからちょっとこの人可愛いんじゃないの?!と思い始めましたが…ほんっと可愛い。
なんていうか…不器用で寂しい人だなー。
お金以外で他者を引き止める術を知らないんですよね。
元カレの恭一さんも「お金を要らない」と言ったら逆に増えていく金額に怖くなって…それでも正面から向かい合って話し合いがしたくて金質とって探してもらおうとしたんですけど…男連れ込むなよΣ(ОдО)
それはともかく「1円の男」の意味はそういうことだったんですね。
読み始めるまで、1円で依頼を引き受けたんかと思ってましたwww

それにしてもノンケ相手だから見られたら萎えると思って部屋真っ暗にする政木さん可愛い。
こういうの良いよね、好きだわ。
ノンケ相手にした時のこういう反応。
見られたら…って不安を抱いて隠そうとするのが描かれているとニヨニヨしちゃいます。

■貸し借りなしで/負けず嫌いもほどほどに■
鈴木 カンジ(ルポライター)×梅本 和也(商社の営業) ※大学の同級生

女にルーズ、男同士の友情には律儀な梅本。
学生時代からの友人であるルポライターのカンジと飲みに行ったのだが、思いの外酔ってしまいホテルへ。
そこでカンジに口移しで水を飲まされ、そして…。

いやー梅本、予想の斜め上いく反応してくれますね。
まさか抱かれてカンジにそういう目で見られていた自覚したのに事後の反応が「借りは必ず返すからな」…Σ(゚∀゚ノ)ノ!?
カンジもポカーンで置いてきぼりですwww
んでもって梅本本人も「借りを返すってどうやりゃいいんだ」って自問自答してるしwww

『負けず嫌いもほどほどに』の方で泣きながら「俺だってお前をかんじさせてやりてぇのに…」ってところがすっごい可愛い。
もうね、思い悩みすぎて元カノにフェラの仕方伝授願う勢いでした。
でもそれに対してのカンジの対応が!!!
「俺のカラダで感じてくれてるだけで…(略)」ってギューッと抱きしめるんですよ!!!
そりゃそうですよね、カンジにしては学生時代から梅本のことが好きだったんですもん。
でも梅本はノンケで…ずっと耐えてきてて、やっとその思いが成就したんですもんね。
もうそれだけで嬉しくて堪らないでしょうね(*ノェノ)
もうね、梅本は貸し借りなんて考えずに取り敢えず甘えちゃえw

ってかカンジさん…眼鏡の有無で印象だいぶと違うんですが!
眼鏡かけてる時は優しそうな雰囲気なんですよね。
でも外したら…何その滲みだす色気?!

■放蕩と無頼■
木島(893の若頭・元世話係)×上田 恭一(893組長の息子)

ゲイバー・紅蜥蜴で飲んでいた恭一の元にいきなり現れた見慣れた顔…恭一の世話係をしていて今は893の若頭になっている木島だった。
組に戻るように訴えてくる木島に「おまえに俺が抱けたら帰ってやる」と告げるが…。

表題作で政木の金を持ち逃げした元カレ・恭一の話。
ちょっと恭一の気持ちがわけわからんことになってしまうので、個別の作品としてとらえたほうが良いかも。
だって表題作の方では実は政木のこと本当に大切に思っていて関係を辞めたくなかったような感じなのに、こっちでは木島が大本命で…って感じなんですもん。
ってか木島と初対面時の恭一可愛い。

ずっと恭一が抱く側だった理由が切ないです。
誤解の連続だったようですねー(;´Д`)
木島には奥さんいるし、風俗通いしてるぐらいの女好きーって。

それにしても…大事に抱いたつもりなのに事後にお尻が大変ってwww

3

涼しい顔して萌えツボを押さえてくる憎い漫画

皆さん仰るとおり、手堅くクールにまとめた感じ。
もっと言えばテンプレ、なのかもしれません。それだけ隙やムダがない。
面白かったし、個人的な萌えツボ近辺をこれでもかと押されました。
対等な男同士の関係がテーマでした。

絵もすごく好みです。上から下まで(笑)完璧です!
カラダも筋肉質で良い。
あと体位もかなり凝ってますね。エロに力入ってます。良いです。

どのカップルも続きをもっともっと読んでみたいなと思わされました。
続刊の「リミッター」ではヤクザものの続きが読めるみたいですね。要チェックや!

4

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