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今回は 「不器用」 という様々がとらえ方が可能なテーマだったため、バリエーション豊かでマンネリ感無く、“不器用” を楽しめました。
大きく二つ。手先が不器用なキャラの出てくる作品と、恋愛模様が不器用なカップルの作品が有ったと思います。
私は自分の好きな絵にしか心を開けない (?) 面食い読者なのですが、今回は好みの絵の作品がありませんでした。ですが、お話の設定と展開に萌え狂った作品があります。
深瀬紅音先生の 「君で溶けちゃいそう」
このタイトルの秀逸さといったらどうだ? ←
「君で溶けそう」 「君で溶ける」 じゃ駄目なんですよ。「溶けちゃいそう」 の、この 「溶けたくないのに…」感が“君”に対する恋心の深さを表していますよね。
そうしてタイトルのセンスに引き寄せられたわけですが、お話のほうもグッと来ます。なんとこの作品、タイトルどおりに 「溶けちゃう」 存在が主人公。そう、アイスクリーム擬人化なのです!
どうやらシリーズものらしく、今回は宇治抹茶の 「みどり」 と大納言小豆の 「ホクト」 のお話です。
ブランドアイスとしての誇りと人気フレーバーとしての誇りを持つみどりは、日本特有の風味の存在として和服で佇んでおり、他のアイス達とは少し距離を置いています。
彼が少しだけ特別視しているのが、同じ日本由来のフレーバーであるホクト。みどりとは違い期間限定フレーバーの彼に、もっと頑張って欲しいとやきもきしているのです。
取り敢えず、みどりが可愛すぎます。
売り上げのことや期間限定のことを自分ばかりが気にしていて、当のホクトが諦めモードなことに怒ってしまうみどり!こうしたことを上手く伝えられない奥ゆかしさも、日本的観念をベースにしているのだろうか…。
擬人化として細かい配慮が施されていて、小さな特徴を見つけるたびについクスッと笑ってしまいますΣ(ノ∀`) アイスに背もたれるシーンや、絡みの場面ではスーパーのアイスコーナーにある格子状のケース?の中で睦みあっている様子が有って、とにかくアイスとして徹底されていました。
温い擬人化ほど萎えるものはありませんが、この作品のクオリティはなかなかに素晴らしかったです☆