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まるで美術作品のように綺麗な色使いが目を引く、あき先生の新刊です。
特に、アニメイトの限定版のダブルカバーを購入すれば、さらにうっとりできますよ~♪物語の雰囲気もすごくよかったです。貴族社会にあって、異端な格好を好むフォースを取り巻く人たちも、いい味だしてます!
ど田舎で開かれるパーティーにさえ、洋服のあちこちに花を散らした派手な格好で出向こうとするフォースをとがめるのは、執事のジズ。主人であるフォースにくってかかるところが、逆に新鮮な主従関係です。フォースを慕うリクトは天然のドジっ子で、常に運悪く川に落ちたり何かにぶつかったりしています。しかし、一度見たものを精巧に紙で表現できる天才肌の少年でもあり、謎に満ちております。この3人の関係がすごくほほえましく、読んでいるとほんわかした気持ちになれます。
都外れで開かれたパーティーで、悪評高いフォースと大富豪のロレンス家の英理は出会います。物腰穏やかな英理は、世間の風評通りにフォースを捉えることなく、冷静に観察しつつ興味を抱くようになります。両者は、諸国見聞の途中で旅をしているので、それから行く先々で出会います。
英理は天然にみえるけど、我が強く、いつも執事を押し切って行動してしまう奔放さも持っているようです。口が悪いフォースの言葉にも全然気にした風がなく、堂々と渡り合っているところをみると、ああ、ただのぼっちゃんじゃないんだなって思います。タイプの違う二人の貴族、どちらも麗しいです。
フォースとリクトの関係がとても気になります。なぜそんなにもフォースを慕うのか、そして、その技能についても謎が。これから解明していくと思うので次巻に期待!!絵はもちろんですが、ストーリーも予想以上に面白くて大満足☆☆