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neko ga hako no naka
雁先生作品にハマっての7冊目なんですが、初めて本作はハマりませんでした。
個人的な好みとして萌えどころがなかったです。すみません。
ノブを好きだけど小学生とはつき合えないから先輩とつき合う。
先輩がいいと言ったからいいんでしょうが。
それこそ何度も出てきたセリフ「失礼だよ」ですよね。
高校生になったノブと松井の再会、キスのくだりをじっくり見られれば萌えたかもしれません。
キスしたよねとあっさり振り返ってて、え?いつしたの?とちょっとビックリしてしまいました。
先輩の不思議キャラが目の表情で伝わってきたのがおもしろかったです。
松井母もいい味出していて好きでした。
不思議な話でした。
なんだろう。
ここまで1人の人間が悩んで葛藤しまくる心理状態を、徹底して描き上げた作品を読んだことがなかったというか、BLとしてのときめきというよりも、もっと別の感情。
分かった、これは「朝顔の観察日記」だ。
和雄、高校2年生の17才。
ちょっとふつうの高校2年生とは違う、おっとりしすぎな17才。
そんな彼が11才のノブと出会ったことから、物語が始まります。
きっかけは5匹の捨て猫。
段ボールに入れられた仔猫たちを見つけたことで、ノブと知り合って、猫が気になったというよりもどんどんノブに意識を持っていかれる和雄。
ノブが気になって、ノブに会いたくて、会えないとますます気になって。
そんな和雄のことを好きなイケメンの松井先輩や、同級生のマイケルとの新しい友情なんかも並行して描きつつ、6年間の和雄の葛藤をひたすら追っていきます。
タイトルから連想される「シュレディンガーの猫」。
本編でも一度出てきますが、「猫は死んでいるかもしれないし、生きているかもしれない」。通常では0か100でしかあり得ない事柄が、50%の確率で両立するという物理的な矛盾を指摘したパラドックス。
哲学的に応用して考えられることも多々あって、形而上学的な見方の「牛はそこにいるのか、いないのか」という議論にもつながる考え方ですね。
昼間の目に見える牛はそこに「いる」、夜になって周囲の暗闇に溶けこんだ牛は、肉眼では確認できないけれど「いる」かもしれないし、「いない」かもしれない。
気になるなら確認したらいいだけのことを、ただ想像のみで議論し合う。
だから答えが出ない、という状態。
和雄の葛藤も似ているというか、和雄にとってのノブの存在が何なのかという点をぐるぐる巡るような、短気なひとには非常にまだるっこしい展開。
6歳の年の差、小学生、しかも男の子。
いろいろな条件が和雄の頭に沸いてきて、ノブ本人ではなくて条件を考える。
小学生(流動的なもの)→「現時点では」ないだろう。
6歳の年の差(普遍的でありながら、感覚的に流動的でもあるもの)→ありえない。
男の子(普遍的なもの)→自分はそっちなのか。
最後のひとつには何となく答えが出たことで、松井先輩と付き合い始めて。
その一方でノブは引っ越しで、物理的に和雄からは見えなくなることで、ますます形而上学的になって。
そして最後に、ついに「箱」を開ける瞬間が来る、という流れ。
こうして読み終わったあとに、堅苦しくゴチャゴチャこねくり回していると、すごく深い作品に思えます。
「猫の入ったノブのランドセルを受け取って、そこから猫を取り出す」という動作1つで心理学、形而上学、物理学の観点からいくらでも語り尽くせてしまう。
でもBLとして読むと、「小学生を好きになったことがきっかけでゲイであることを自覚して、遠回りしたけど、やっぱり君が好きだよ」というシンプルな話。
どっちで読んでも正解だし、それは人それぞれ。
「作品は世に出した瞬間に、読者のものになる」、つまり各個人の解釈はすべて正解であると言った村上春樹の言葉を思い出しました。
最初は小学生か...とあんまり期待せず読み始めたのですが良かった...!もう...!もう...良かった!
ノブ君かわいいねえ、あらかわいいねえ、わかるよ私も頭撫でてあげたいわって思ってたのに、、
あれなんかかっこいいぞ...?(公園のシーン)
か、かっこいいぞ...!!(ドーナツ譲ってくれるシーン)
ノ、ノブ君...!!!!!(「おまえ ほんっと バカだな!」)
高校生姿なんてもう言うことなしです。
社会人に生意気(いやノブくんはかっこいいので生意気というかそれが当たり前ですが)にガンガン迫れるのイイです。「あーこいつ 俺がちゃんとしてやんなきゃダメだなーて思った時に」死ぬまでに言われたすぎます。
先輩の存在はあんまり現実的じゃないけど、でもノブ君が引っ越したあと先輩とそのまま付き合っちゃう流れがリアルでいいなと。
良い奴なマイケルとなつこも好きでした。なつこの名前好きです。
今までは成長してくっつく年の差ものが基本あんまりだったのですが、ワンコ年下責めが憧れ好き→かわいい憧れ好きになるのではない、こいつダメだな→こいつダメだなが!!私の中での年の差もののツボなのだと気づけました。癒しとトキメキとくすっとした笑いを求めている方にオススメです。
発売当時は2010年ですか……。
もう7年も経ってしまったんですね。
そして当時、雁須磨子さんが大好きなのにも関わらず
え、小学生…??ってピンとこなかった自分をスノーダンプで殴りたいです(危険)
ばっかおめー最高じゃん!!最高じゃん!!!
小学生も男子高校生もドノンケだったっていうのがまずね、可愛いんです!
捨て猫を飼う飼わないのすったもんだ、
小学生のくせに鋭い事を言っちゃうノブと
高校生なのにちょっと押され気味の和雄とのバランスが微笑ましくて
前半はBL作品だと忘れてしまいそうな感じなんです。
ところが、和雄のバイト先でちょっと仲良くなったイケメン先輩がgayで…。
あわよくば流されてくれないかなっていう
イケメンだから許されるようなスキンシップの数々、結構楽しいですww
なんていうか、「別におかしくないだろ」みたいに言い包めるし
先輩のおかげもあって素直な和雄が可愛いのは非常に良くわかるんです!
素直さゆえ、ノブへの想いがどうなのかと突き進むにつれ
罪悪感にさいなまれるっていうね…相手は小学生だもんね……。
色んな意味でアウトなんでしょうけど
そこには純粋な気持ちだってあるしその先は不純な……?やっぱりダメか…。
でもご安心下さい!!!(?)
ちゃんと後半でノブが大きくなってますから!!
いえ、ほぼ出会いから和雄より精神年齢が上っぽかったですけど
もう後ろめたくならずにいられて
本当に好きだったノブとこれからはお幸せにね…!!!
当て馬(先輩)は勿論ですが
和雄のクラスメイトのマイケルがとばっちりを受けていて
脇もものすごくいいキャラなんです!
和雄のお母さんみたいなフラットなタイプも素敵でした☆
お話の流れもとっても惹きこまれるんですが、
和雄のネーミングセンスとか(メアドがホワイトピュアウイングⅡってwww)
先輩に貸したマンガのタイトルが『どんどん餃子(著・どんたく次郎)』とか
細かいところでも笑わせていただきました…。
あっ、ちなみに、ノブが和雄を「おまえ」呼ばわりするのは平気でした!
だって和雄がしっかりして無いから…ww
けど下に見ているわけでもなく、むしろ対等に見ている感じがしたので。
はー…楽しいのにときめきもしっかりあって凄い…。
ちるちるの攻めの属性に「ショタ」とあって、え…?!と思ったのだけど、雁須磨子さんなのでまかり間違っても小学生にいかがわしい事はさせないだろうと信じて読んでみました。
捨て猫が縁で知り合った小学5年生の北原君と高校生の和雄。
人は良いけどちょっと気弱で流されやすい和雄の言動で北原君が「ふ」っと笑ったり「へっ」とするところがあるんだけど、この目の細め方が小学生とは思えない渋さがあってかっこいい。
北原君が小学生といえども男前なんです。かっこいいんだわ、これが。多分大人になっても、年取ってもこうやって笑ったりしているんだろうなぁっていうのが容易に想像できる。
妙に大人びているという訳ではなく、もちろん小学生らしい幼いところもまだまだ残るけれど、生来の男前気質が備わっている子なので、ちょいちょいそういう格好いいところに気づいてしまった和雄が6歳年下の北原君に惹かれてしまいます。
このままいったら犯罪者になってしまう!と思い悩むも、北原君が転校する事になりホッとする反面、無性に寂しくなったり、和雄にちょっかいを出してくる同性の先輩によって次第に自分の性癖に気づいていく様子が雁さんらしいぐるぐるもだもだで描かれていました。
最後が少し慌ただしい様子で先輩との顛末や、北原君との再会が描かれていたのが残念でしたが、先輩とは散々傷つけあったけれども一番苦しい時期を共有しあった戦友みたいな仲になっていて良かったな。先輩エンドを考えたころもあるとあとがきにありましたが、それでも良かったような…いやいや、やっぱり見上げるほど大きくなった北原君と再会出来て良かったような…どちらも捨て難くどっちも読んでみたいと思ってしまいました。
先輩は親バレした時に親に土下座して謝ってくれた、とても大切にしてくれたというエピソードがさらりと描かれていましたが、先輩も充分男前だと思う。少々頼りなく流されやすい和雄は実は男前ホイホイなのか?
そして北原君の最後の「よし拾った」がかっこよかったなぁ。
須磨子さんのかくBLってあったかいですよね。
ぽかぽかしてて読んでてのほほんとする。
永井ーー。男にモテる男(笑)
ショタ!??と思いながらも話はのほほーんと進んでいきます。
永井かわいい・・・。北原くんにきゅんきゅんしながらも年差なことや罪悪感などから
悩める永井の隙をついて学校の先輩である朝尾にしてやられるんだけど。
北原君引っ越しちゃいます。。えぇぇぇ!??これで終わり!??
とおもーたら数年たって北原君高校生になってかえってきまふ。
永井とはいろいろあり別れちゃって。
北原くんちょっと男前(ポッ
北原にもすでにゲイとばれた永井は恥ずかしさで逃げるけど・・・。
ちょっぴり遠回り?したけど小学生の北原に手をだしていたら大変なことになってたよね。
お互いが好きになる準備がととのった段階で次のステップへゆっくりと進めてよかったなぁと思う。
年下だけどしっかりしてる北原君に流されやすい永井はちょうどいいよね。
ショタ代表。
小学校5年生に 高校生が恋をしちゃいますよ!
ランドセルが 絶対に子供だってわかっているのに。
ときめいて好きになっちゃった。
小学生が男前でかっこいいし かわいいです。
キュンキュンします。
たてぶえが ランドセルに突っ込んである所ある意味リアルだ。
男になるには まだまだな小学校5年生。
恋愛になるはずもなく・・・・・。
高校生は 流されて他の男にフラフラするのですよ。
でも 思春期だからそれも有りなのかな。
5年生はあっと言う間に大きくなります。
これからちゃんと2人の恋愛になるといいね!
雁須磨子さんの作品て全体的にふわふわ正体掴めないトコがあると
私は感じてて、またそこが何だかよく分からないけどクセになる。
ショタ物だとは思わず読み始めたので(表紙にもいるのに)
北原くんと先輩の話がどこでお互いリンクするのか全く分からず
『和雄と北原くん』『和雄と先輩』別の話みたいだな~なんて思ってました。
読み進めてやっと理解し『あぁ!』と(遅)
先輩の行動から北原君への気持ちに気付き、驚き
北原くんの転校によって失恋?(何もしてないけど)
てそこまで丁寧に時間かけてたのに最終話で
先輩との恋愛と、高校生になった北原くんとの再会と
ダダーっと詰め込んだ感じがして急加速に少々付いていけなかった。
しかもそれが気になるエピソードだったりするから残念。
高校生になった北原くんが和雄の事好きになった段階を
数えて教えてあげるトコ良かったな~
その段階を話としてちゃんと見たかったよ~
あの濃い先輩の存在が最終話ですごく薄かったよ~
そんなこんなで面白かったけど少々消化不良は否めない作品でした。
あまり話に関係ない小ネタがあちこちに・・・
ネーミングセンスが悪いとか、マイケル・シェンカー(好きなのかしら、何か意外)
お義父さんの出張土産の服とか(笑)
こういうトコのセンスも好きです。
年の差は6歳!
今は大きな6年だけど…
(帯より)
私はショタ属性ではないので…
と、思っていた頃がありました。
いやあ、小5のノブ君に、こんなにも萌えさせられるとは!
ツンな照れ屋の男前。主人公の和雄が、良い引き立て役w
気弱で優柔不断でうじうじうじうじな感じの和雄。
可愛いっちゃ可愛いですが。若干、イラッときます。
でも、和雄のジレンマもわからないでもありません。
小学生と高校生の6歳差は、かなり大きい。
悶々するのもわかります。
そして、自分を好いてくれるイケメンの朝尾先輩にふらっふらするのもわかります。
萌えます、萌えますけれども!それ以上に、読んでる方も、悶々します。
最後らへん、もっと丁寧に、詳しく描いてほしかったです…。
ノブ君と、どーなの!?
朝尾先輩と、どーなの!?
まさしく、行間を読め!な、放置プレイ…(泣)
最後に、
高校生のノブ君。やっぱり、素敵でした。
社会人と高校生の6歳差はありかな。
雁須磨子さんの作品は、あとからじわじわくるものがありますよねー
この作品もそうでした。
一見ゆるーい作品なんですが、きゅんきゅんがいっぱい詰まってる作品なんです。
主人公・和雄は地味な天燃流され男。
そんな和雄がヤンチャな小学生・北原と一緒に見つけた猫。
その猫を飼い始めたことで、和雄の恋がはじまる…?!
和雄のことを気に行っている朝尾先輩も巻きこんで、和雄のちょっとおかしな青春ラブがはじまります。
今まで普通の人生を歩んできた和雄。
しかし北原と出会い恋を知り、自分の性癖を知り、悩み・・・・・
最初はコミカルでシュールな話だったんですが、
和雄の心中を考えると、とても複雑な気分になります。
北原に恋しながらも、その歳の差ゆえに悩み、まずその前に自分がゲイであったことに悩み
そして自分に好意を寄せる朝尾先輩と付き合うことに悩み
朝尾先輩に対しても罪悪感が芽生え…
高校生なのに、もう頭の中がぐちゃぐちゃでしょうね。
そんな自分の性癖が受け入れられない和雄に対し、やや強引ではありますが、朝尾先輩が迫ります。
気弱な和雄はついつい流されてしまいますが…
北原を好きなのに先輩と付き合うようになった和雄を、
どう思うのかはやはり読む人によって違うでしょうね。
私としてはアリですけどね。
北原は小学生だし、しかもまさかゲイではないだろうし
和雄は自分の性癖を知ってショックを受けているときだから
そんな自分を愛してくれる朝尾に流されても仕方ないと思います。
そして、朝尾も変人だけど和雄には優しくて一途に思ってくれる。
そうなったら流されても仕方ないでしょう!かっこいいし。
気弱で優柔不断な和雄には、このくらい強引なほうがいいと思います。
雁須磨子さんとしては先輩エンドもありかと考えられたそうですが、
私もそうなってほしかったな…
先輩と別れた後の話を聞いていると、先輩は和雄のこと本当に大事にしてくれたみたいだし…
結局はハッピーエンド…という形になっていますが、最後はちょっとしんみりした気持ちになってしまいましたね…。
急展開すぎたっていうのもありますけど、
和雄が自分の性癖や北原への恋心を自覚していくところが一番ときめきました。
ときめき…というとまた違うのかもしれませんが
この中高生特有の危うさと、地味な癖に危険な色気を放つ和雄にドキドキしてしまいます。
キュンというよりは、ムラっとしてしまうような、そんな作品でした(笑)
猫を拾ったと思いきや、とんでもないものを拾ってしまったような気がします、和雄w
自分ではそんなもの拾いたくなかったでしょうけど、まぁ結果オーライなんでしょうねww
萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
松井……北原君に出会ったことが切っ掛けでゲイに目覚めてしまった、流されヘタレ高校生の主人公。
北原君……ツンだけど時々異常に男前な近所の小学生
朝尾先輩……視眈々と主人公を狙うマイペースで手が早い先輩
という3人の、なんとも不思議で絶妙な三角なラブ模様の1冊。
最後までどっちとくっつくのか分からず、どきどきしながら読めました。
雁さんらしくふわふわトーンですが、仮にも三角関係、しかも小学生に本気でときめいてしまうという危うい面もあって、意外と大人向けな内容だったと思います。
軽快なテンポで始まるとっても可愛いラブコメ。
でも、三人の関係にはっきり答えがでてくる終盤に近付くにつれ、時折ふっと切なくさせられたりなんかして。
特に、主人公のちょっとずるい流され性質には、若干もやもやしちゃいました。でも、そのずるさの裏にある松井の葛藤は、孤独でシビアです。
どんどん真剣味を帯びていく自分の気持ちが、小学生の男の子への恋だと気付いてしまう恐ろしさ。
先輩からの好意を撥ね除けられないずるさは、気持ち悪い自分の恋心を否定したくないという思いの裏返しなのかなあ、無意識に。
そんな松井の弱さは、恐らく読者には共感を呼びにくいものかもしれませんが、個人的には十分許容範囲で、共感の余地がありました。
そこが受け入れられるかで、話への印象が変わるかもしれません。
二人の間で、気持ちが彷徨いまくる主人公。
設定だけなら罪なヒロインポディションなんですが、かなりの地味顔君っていう意外性がちょとミソ。
ほんとに地味なんですよー、容赦なく。笑
そして小学生の北原君のツンデレは最強に可愛いし、先輩は純なのに結構策士で憎めないお人、三者のキャラクターの妙が良い味だしておりました。
面白かったんですけどね~、ラスト1話の締め方がいささか急激すぎたような気がして、そこだけ残念だったかな。
展開がいきなりすぎて、ちょっと戸惑ってしまいました。
でも面白かったのは間違いない!
たくさん笑える上に和み要素も満載、毎度ながら良い味だしてる脇キャラも健在。でも決して笑えるだけじゃない、ちょっとくせ者なラブコメでした。
CRAFT掲載でしたが、最終話を読んでいなかったので気になっていました。
やっとわかったよーーー!
ノブは絶対イイ男になるって信じてましたが、あそこまでデカくなるとは(汗、)
高校生の松井が箱に入った捨て猫を見つけた時に出会ったのが小学5年生の北原君。
最後の一匹は松井が飼うことになり、それから北原君が家に来るように。
小学生なのにカッコイイ(性格が男前な)北原君に何故か胸がキュンとしてしまい。
そんな時、しょっちゅうちょっかいをかけてくる先輩といい仲になって、その先輩がホモだって言うことを知り、自分もそうだったのかと認識。
でも北原君は引っ越ししてしまい・・・
雑誌掲載時、松井はショタだったのか~ヤバいことにならなきゃいいが・・と心配したものでしたが、最終話では一気に5年後になっていたので、そっか~引っ越しちゃったもんね、ありえねーよねと。
でもやはり北原君は男前で、ずっと松井が好きだったんだって、そんな展開にほっとしました。
それにしても、ホモだって自覚して先輩と付き合いだした松井のその後というのが、ストーリーとして具体的に出てくるわけではないのですが、かなり開き直ったゲイとしての生活してたんだな、、と意外でした。
多分話としては、1話~5話までの北原君との出会いと別れまでの松井の気持ちの移り変わりだけでこの話は終わっていたのだと思います。
北原君との再会後については、本当は別の本にしてきちんと描いてくれたほうがよかったなという率直な感想です。
なので6話は蛇足的になってしまって、少し内容も詰め込みすぎになっている感じがします。
そういう意味で、題材はとてもよいのですが未消化感が否めない。
松井が北原君の興味を引こうと、急に友達になった外人のマイケルが意外に重要な役目を担っていて、そんな奴だけに付き合いが大人になっても続いているっていうのが、良い存在だったと思います。
書き下ろし『あいだの6年』で松井のポジティブさに笑えます。
また、おまけペーパーでその年齢差というのが如実に絵で表わされていて爆笑デス。