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--

レビュー数
12
得点
48
評価数
21
平均
2.7 / 5
神率
0%
著者
加東セツコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
心交社
レーベル
Chocolat comics
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784778109073

あらすじ

宅配便の配達員をしている長谷川は、担当地区に住む有名デザイナーの青垣のことが気になっていた。青垣は非常に気難しげな男で、「ご苦労様」などの労いの言葉はかけてこないのに、ことあるごとに値の張る菓子などをくれたりする。気持ちは嬉しいものの、無愛想な態度でそれらを渡されても、長谷川は素直に喜ぶことができない。そんなある日、青垣が無愛想なのは自分に対してだけだということを知るが──。
加東セツコの描き下ろしを含む珠玉の作品集。
(出版社より)

表題作お届けします

青垣康平,無愛想なデザイナー
長谷川,宅配便配達員

同時収録作品ベランダの向こう

市川,大学生,隣人
大友,別の大学へ通う大学生

同時収録作品思うがままの

竹内巴,大学生,薬局の息子
柴田大輝,大学生,竹内と同じ学校

同時収録作品ビギニング

島屋篤宏,サラリーマン
松倉宵,仕事の取引相手

同時収録作品恋の淵

針ケ谷憲一,カーディーラー,良の兄の同級生
良,高校生

同時収録作品めぐる時間

大久保旭,外科医
霜鳥佑太,外科医,旭の幼馴染

同時収録作品8畳のスイート

小野智史,同級生,エリートサラリーマン
麟太郎,三流会社に勤めるサラリーマン

その他の収録作品

  • Do me a favor.(描き下ろし)
  • あとがき

レビュー投稿数12

じわじわと、恋に成るまでを描いたショートストーリーたち。

出てくる人、出てくる人、揃いも揃って、不器用な人たち。
コミュ障なのか。不思議ちゃんなのか。カプの一方が常識人だったりするので、衝突事故の様に、巻き込まれる様に、恋に落ちて行く。
表題作は、配達先のぶっきらぼうな男が配達員に好意の示し方が分からなくて…変な態度を取ってしまう話。意識し過ぎて、もぅどうしたらいいのかわからないんだろうけど…

同時収録の「思うがままの」が短過ぎですが。可愛いです。
勘違いから始まる恋。勘違いされてるんだけど、柴田の可愛いらしさに竹内は…

後半は少し絵柄が違うので、旧作なのかも。
加東先生の綺麗な絵柄が独特の緊張感で、恋が始まるドキドキ感、恋に成るきっかけをじわじわと描いたショートストーリーたち。大きな事件に発展しないのに息を詰めてしまいます。
いつか恋に成ってから、も読んでみたい。

2

懐メロ的なシチュエーション

物言いたげな微笑みに、意識し合う2人が引力に引かれるように口づけするドラマチックさ。
ムード作りの巧さに煽られつつもそれだけで終ってしまう。
不器用過ぎる男のむっつりさに、唐突に押し倒す性急さのバランスが微妙な所で、多少の物足りなさも感じてしまいます。
それでも、お腹の中心にまとわりつくような重みを感じさせる作品からガラリとポップさとキュン度が多めの短編集となりました。

なんでもない所で色気が薫り立っては意図を探してしまう。
そんな加東さんらしい後引く余韻にあれもこれも続きが気になってしまいます。

1

出逢いから告白までの短編集

糖分控えめ度★5 ハッピーエン度★10
葛藤:不安:期待=1:2:3

お互いの想いを伝えるまでの短編7編。なんの迷いもなくサクサク進んでハッピーエンドな話は好みではないのですが、ある程度お互いを意識している二人がためらいがちに気持ちを伝えていく様子が丁寧に描かれていて、ドキドキしながら読めました。短期ハッピーエンド到着型ですが馬鹿みたいに甘々ではなく、今後を予感させる雰囲気が良かったです。

◆お届けします
担当の宅配先に気になる人がいて。初々しく不器用な二人が今後砕けた関係になっていくのを妄想して萌えました。続きが読みたいです。
◆ベランダの向こう
隣人もの。突然キスされて~という展開が多いこの世界で、「キスしていい?」→ぎゅっと目をつぶって答える優しい展開に勃起。
◆思うがままの
大学生。助けられ惚れてバイト先まで追いかけて倒れて勘違いしていつのまにかうまくいっている幸運な話。
◆ビギニング
リーマン一夜の過ち。全部夢だったと片付けてもいいぐらいに興味の湧かない話でした。
◆恋の淵
兄ちゃんの友達が俺のこと好きだったなんて!ずっとお前が好きだった系は過去を想像すると萌えます。
◆めぐる時間
幼馴染みとの再会。トラウマ系。一番好きです。
◆8畳のスイート
大学時代からの友人とついに初繋がり。こちらもキスする前から結合に至るまでがゆっくり丁寧で胸がじわり。
◆表題作の後日談
どうという事はない内容に見えましたが、ハムから伝わってくるとてつもない不器用さに母性本能をくすぐられました。

6

躊躇いはどこへ?

「ちょ…待て!」とツッコミながら読みました(笑)
だって、みんな最初から躊躇いがない。
ノンケがいないのか?というくらい皆さん、当たり前のように致しているので唐突すぎるよ!と諭したいです。

男同士なのに…って戸惑いながら、葛藤しながらもどうしようもなく惹かれていく様子がお好きな方にはオススメできないです。

雨の日の配達先で、これまでさほど友好的ではない、しかも無愛想だったデザイナーにいきなり風呂場へ連れて行かれ汚れた足を洗われたり(表題作)、家業の薬局にバイトで来てくれていた大学の知り合いが暑さに倒れたのを介抱するために服を緩めていたら、なんとなくその気になってしちゃったり(【思うがままの】)…流されすぎ!!

泥をシャワーで流す相手の手つきが、洗う→触るにエロく変化するところや介抱される子の上目遣いがオネダリしてるように見えたり。
誘っていると察知させるその部分だけで魅力を感じるのだから、これが時間をかけた関係なら余計に引き立つのに!と思ってしまう。

意味深な独特な間を生かせるような『こだわり』の作品が読みたい。
日常から取り残されるような和服のキャラがなかったのも寂しい(加東さんといえば和服!)けれど下だけ脱いで靴下履いているというのがあったのでいいか…ちょっとフェチっぽいのが加東さんに似合うと思うんです。
そんな私が気になった、というか惹かれたのが下記です。

【ビギニング】
酔った勢いで押し倒してしまい翌朝は覚えていない…というテンプレから始まるリーマンもの。
朝、見知らぬ部屋で目覚めると取引相手の松倉が自分に跨がっているという状況で目覚めた島屋。
昨夜のことを仄めかされ焦っていると本物の松倉が現れ島屋に迫る双子の弟をたしなめる。
「泊めた以外に何もない」と言われたものの実は薄く記憶に残っていた通り体を繋げていたとわかり(嬉しさ半分で)呆然とする島屋に隠しきれない流れと勢いで告白する松倉。
ふたりの鼓動がこちらに伝わるくらい緊張している可愛いリーマンに萌えました!

結局ふたりは、もともとお互いに想いを寄せていたので上手くいくんですが、双子の弟の存在って一体?
彼は兄から話を聞いていた島屋のことが気になっていたのか兄に惹かれているから当てつけに島屋を焚きつけたのか?
それがムッチャ気になるー!

短編集なので仕方がないのかもしれないけれど「え?ここで終わり?これからじゃないですか!」というところで終わる作品ばかりなのが残念です。
じっくり読ませてくれよ~!という物足りなさに足をバタつかせてしまいました。

でも好きなんです…うかがうような表情が生む微妙な間が好き。
ぬめるような濡れた瞳とか雰囲気が好きな作家さんなので文句言いつつ買ってしまう。
抗えない引力を持つ作家さんです。

…ただ、好き嫌いは分かれるでしょうね。
アラカルトもいいけれど、せめてカラー(趣?)を統一する工夫が欲しい。
編集さんにも一役かってほしいところです。


2

加東セツコさんの短編集

あとがきによると、さまざまな雑誌、アンソロに掲載された作品を集めたもので、作品が掲載された年度が2005年~2009年になっています。
少し前は今よりちょっとぽっちゃりとした絵柄ですが、その頃からすっきりとした綺麗な線を描かれる作家さんだったんですね。

作品の全体的な印象は、これから2人で恋が始まる、というところで終っている作品が多かったです。
どの作品も30ページに満たない短い作品なので、これから先が読みたいのよ~という感じなんですが、このページ数だと仕方ないか~という納得も^^;。
あまあまなカップルモノが読みたい方には物足りないかもしれません。
でも爽やかというか、淡白というか、サラッとした作品としてはいいかも、と思います。

1

短編集

セツコさんお久しぶりです+.(・∀・)゚
なんだかんだで全然読めてなかった作家さんでした。
たしか一番最初のコミックスを読んでいいぞwとか思ってたんです。
が、なんだろうなぁ・・・可愛くなくはないんだけどイマひとつ萌えが薄かった気がします。
短編でアッサリしすぎているせいなのか。
どーなのか。
もっとゆっくりシッカリ長めのお話のほうが萌えたのやもしれません。

個人的に好きだったのは「ベランダの向こう」「思うがままの」
どちらも、片思いする受の視線が熱い作品です。
その視線が熱くかわいくて。落とされていく攻との掛け合いがなんともウマ。なのでした。
もうひとつ後半。
兄の友人は昔からちょっかいをかけて苛めてくる。
でも本当は・・・!?という、よくありそうなパターンのお話なのですが
案外、いじめっこに見えて、ただ頑張ってかまってただけとかモユ

トータル的に物足りない感がありなのが残念なのでした

1

絵が時期で変わってるかな~

こうして1冊になると絵の変化が顕著ですね。
この人の描くキャラって素朴で静かなイメージで好き。
淡々としたストーリーも好きです。
このコミックスでは結構流され系が多かったかな(笑)

「ベランダの向こう」
お隣さん同士の交流。お互い猫を使って気を引こうってのが、可愛い。

「お届けします」
在宅勤務と思われる青垣さんが、宅配業者の長谷川くんを好きで、プレゼント攻撃のうえに、自宅に連れ込み。
ちょっと強引じゃありませんか~!?
受視点からの話になってるからだろうけど…。
青垣さんは本当はもっと葛藤していると思うんだ…。

「Dome a favor」
青垣さんと長谷川くんの書き下ろし。ハムの人!
やっぱり色々考えてると思う青垣さんが可愛い。
不器用過ぎるよ…でも長谷川くんも真面目そうだしいいカップルかもね(*^o^*)

3

絵の変遷がわかりますね。

加東さんの短編集。
いろんなお話がありました。

「お届けします」
届けられる人と届ける人と。
人づきあいが苦手な男の真心。

「ベランダの向こう」
猫と仲良くなりたい。
猫を通じて仲良くなりたい。
仲良くなりたい。

「思うがままの」
見ちゃってた人と見られてた人と。
誤解だったはずなのに言い出せないのはやっぱり自分も気になってたから?

「ビギニング」
うそ?ホント?
覚えてない?思い出した?
襲った方が忘れるのは定番といえば定番ですが、翌朝双子はそうそうない。

「恋の淵」
彼が我が家に来る理由。
嫌われてるとか、好きだとか。

「めぐる時間」
拒みきれないのは好きだから。
無理矢理にでも手に入れようとするのは好きだから。

「8畳のスイート」
ほかに何もいらない。
貴方だけいてくれればそれでいい。

古い作品も衆力されているだけあって、絵柄がかなり変わっているのはわかります。
今の方が細身で色気というか艶がある絵ですよね。

0

空気感がいい!

恋人になるまでのプロセスが丁寧に描かれた短編集。
アングルやパーツ、明暗など、空気と温度を感じさせる表現力が秀逸!
恋愛としてはちょっと物足りないケド、独特の雰囲気が楽しめたv

『お届けします』  【デザイナー・青垣&宅配便配達員・長谷川】
青垣のクーデレっぷりがタマんないw
指先の触れあいとかが、温度を感じさせて、すごくドキドキした。
手と足だけで、十分なエロさを醸し出してるのがスゴイ!

『Do me a favor』では、またしてもプレゼント攻撃な青垣。
好きな子に素直になれないっていう不器用さが、不憫^^;
もうちょい、頑張ろうよ。ジれったい。

『ベランダの向こう』  【大学生・市川&大学生・大友】
隣人に恋してる大友君。ベランダから猫が入り込んで・・・
お互いに話のきっかけがほしくて、猫を利用するのが微笑ましい。
フツーに話かければいいのに・・・
大友君が、必死に猫を呼び寄せようとするのが、健気w
吐息が、気温差を感じさせて、うまいな~と思った。

『思うがままの』  【大学生・竹内×大学生・柴田】
階段から落ちそうになったところを竹内に助けられ、それ以来、竹内を想う柴田は・・・。
クマの着ぐるみが、超キュ~トwww
積極的だけど初々しい柴田が健気で、必死な感じがヨかった♪
この話が、一番好き★

『ビギニング』  【リーマン・島屋×リーマン・松倉】
酔って松倉を襲った? 何も覚えてない島屋だが・・・。
双子設定の必要性を感じないし、何もなかった、と言いながら、思い出してくれたことを喜ぶ受が何だかなぁ。
無理矢理=和姦、がイマイチ萌えない原因?う~ん・・・

『恋の淵』  【兄の友人・針ヶ谷×弟・和樹】
昔から意地悪ばっかりする針ヶ谷が大嫌いな和樹。
好きな子ほどイジりたくなるのは分かるけど・・・あっさり受け入れちゃったのが拍子抜け。もっと拗れてほしかったな。

『めぐる時間』  【外科医・大久保×医者・霜鳥】
幼馴染の大久保と再会した霜鳥だったが、無理矢理襲われて・・。
大久保だけが霜鳥に執着してて、霜鳥の変わらない態度にキれた?
う~ん、無理矢理は好きだけど・・・何か微妙vv
白衣+ネクタイしたまま+シャツ全開+脱げかけズボン+靴下、には萌えた(笑)

『8畳のスイート』  【リーマン小野×リーマン・麟太郎】
大学時代の同級生・小野が、会社帰りに寄ってくれるこの家さえあればと、殺風景な部屋で小野と過ごす麟太郎。
麟太郎が一途でかわいい。 
ささやかな幸せって感じで、ほのぼのとした気分になれた。

後半がちょっと残念だったけど、
最初の3CPの、ほんわりしたピュアな空気感がたまらなかった♪
こういう、恋のきっかけってイイな。きゅんとキましたv

3

これこそが加東セツコ節なのか…?!

加東セツコさんの作品はどうも物足りなさというか、消化不良っぷりが否めない…と思っていたのですが(失礼です)
この物足りなさがもしかして、加東さんの持ち味なのか…?!と思い始めた今日この頃であります。
ストーリーは若干物足りないのですが、一つ一つの仕草、目線、表情がエロいエロい。
そんな独特のエロい雰囲気を楽しみながら読んでいただきたい作品です。
ストーリーは深く考えずに!雰囲気を味わってください。

◆お届けします
これこそが加東セツコ作品でしょう。
お届け先の無愛想なデザイナー・青垣が気になる配達員・長谷川。
自分にだけ無愛想な彼がほかの配達員には愛想よくしているのを見た長谷川はショックを受けて…
話は王道というかわかりやすいんですが、
表現方法のへたくそな青垣の、無茶苦茶な表現方法がイイですね!
エロくはないんですが、もう仕草がエロいエロい!
手とか脚とかヤバイですよ!

◆ベランダの向こう
加東さんにしては甘めの可愛い話…だと思います。
お隣の市川に恋する大友。
市川がネコを飼いはじめ、そのネコをきっかけに市川と仲良くなろうと頑張るが…?!
これまたわっかりやすい話なんですが、シリアス痛い系が多い加東さん作品の中では癒しですね!
可愛いです♪

◆思うがままの
同じ学部の柴田の視線が気になる竹内。
ふとしたことから柴田に自分のことが好きだと勘違いされるが…
勘違い→流されて肉体関係→恋 という順番で始まる二人の話。
純情そうな顔して誘い受な柴田が可愛いですね♪
流されまくりの竹内もどうかと思いますが(苦笑)、まぁお互い好意はあったってことなんでしょう。

◆ビギニング
酔った勢いでヤった相手が実は双子で?!
本当に二人はヤったのか、ヤっていないのか・・・
健気な受が可愛いです。
カマをかける攻がいやらしい!!
でもそのいやらしさこそが人間臭さなのか。
これから始まる二人の物語ですね。

加東セツコさんにしてはなかなか可愛い作品が多かったんじゃないでしょうか。
その代わり後半は痛いシリアス系が多いです。
今までの加東さんの作品がお好きな方はこちらもどうぞ。

2

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