カボチャ王子

kabocha ouji

カボチャ王子
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×21
  • 萌5
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
38
評価数
14
平均
3.1 / 5
神率
21.4%
著者
柊のぞむ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784877241650

あらすじ

「俺のドルチェ。お前に惚れたぜ!」 そう言って入部してきたのは、演劇部にまるで興味ないただのヤンキー・不知火。なのに、不知火は演劇の才能を発揮して、王子役に抜擢されてしまう。しかも姫役は陽一を名指し! 陽一はしぶしぶ姫役を受けるが、練習中にマジキスされてしまって!?(出版社より)

表題作カボチャ王子

ヤンキー
上がり症演劇部員

同時収録作品まるで紳士

信長にベタ惚れの会社員
ホストの大学生

同時収録作品大泥棒と猫

泥棒,28才
泥棒

同時収録作品ダメ男、合格

浪人生
友達

その他の収録作品

  • おまけまんが

レビュー投稿数5

スキです!王子

こういうストレートなお話スキです。
絵柄的にもあんまり期待していなかったんですが、力はある作家さんだと思う。他の作品もがぜん読んでみたくてしかたない。
■カボチャ王子。
演劇を始めて、お客を増やして。
でも、あんまりお客が増えすぎて・・緊張して舞台に上がれなくなってしまった。裏方で頑張ることを決めたのはいいものの、役者はうまく動いてくれない。そんなところに現れたのは、ヤンキーな不知火くん・・・!?
まぁ、ヤンキーとはいえ、名目上なぶぶんもありまして、ワリとイイ感じに動いてくれるキャラクターだったなという雑感。
見た感じそんなにかっこいくも無いんですが、こぉ・・・セリフをはくと、妙にかっこよく見えてしまうんですよね。
「ならば僕が人形になろう」のシーン。ちょっとゾクっとしてしまった。
思わず人´Д`*)はぁはぁv
ほら、なんだかんだで、普段はアホみたいにみえるけど、逐一優しかったり、まじめな顔したり、一途だったり。
いいキャラクターだと思う。エロは無かったんですが、こういうのいいな~と思わずホッコリしてしまう作品でした。受の子が落ちていく姿もこれまた可愛いのです。
■まるで紳士
ヴィジュアル的にはあんまり受くさい受じゃない。
なので、BLな受=可愛い子。と見ているかたにはわりと意外なチョイスだとおもわれます。個人的にはあり。
インテリ風の攻が今回どお動いてくれるのか・・がミソでしたが、なんのひねりも無い最後が予想外っちゃ予想外でしたwww
ほら、いろいろ読んでいると、いろいろかんぐってしまうんですが、結論おちつくところが面白かった。
一途な男は好きですww報われるといいw
■大泥棒と猫
オヤジ受!!!ヒバw
もうちょっとそばにいてやらんと・・・・アホすぎて(若いの)ヤバイとおもわれww
■ダメ男、合格
向かいのマンションの部屋には若い女の子が住んでいて。
ちょくちょく着替えをのぞく受験生。
あれ?友達が来てるのか・・・・って・・え・・それって!?
「男同士でもできるのかな」なエロ担当!!!
そんなにかっこよくも無い相手に「カッコイイ」とぞっこん発言。
これぞ愛!を見させていただきました。
そうなんだよ!ただカッコイイ男がカッコイイ!と褒め称えられ愛されてるだけじゃだめなのよ!!
愛ゆえのかっこよさwww発見ですw

トータル。
ひねりが無いからのよさが全面にでた作品集だったと思います。
とにかく可愛い!

3

ぐいぐい引き込まれますー

帯『「スキです!王子」「おお、僕の愛しい姫」
出演:メガネくん@お姫さま/ヤンキーくん@王子さま』

柊さん大好きなんですよー、どちらかというと地味で目を引きにくい絵柄だと思うんですが是非読んでみて欲しい。
マンガも絵ももっそい上手いです、特にマンガは凄く上手い。
とりあえず読んでみてみて!おもろいから~~とオススメしたくなる作家さんの1人。

童貞受験生モノからオヤジ受まで色々収録されてますが、やっぱ一番良いのは表題作連作。
演劇大好きなアガリ症のメガネ受陽一[受]と彼の女装姿に一目惚れして無理矢理入部してきたヤンキー不知火[攻]の話なんですが、マンガとしての面白さにぐいぐい引き込まれます。
見せ方がホント上手い!!不知火はヤンキーだけど演技が上手いって設定なんですが読んでてその演技に引き込まれる気持ちになってくるんですよ。
いや、この辺りの上手さは是非読んで確かめていただきたい!!
読み終えてなんか青春だなーーって気分も味わえるという色々ぎゅぎゅっと詰まった話。
陽一の女装姿が最後まで顔は出ないままっていうのも何気に良い。

地味に上手いです、ふんとに。そしておもろいですよーふんとに!
もっそいオススメ。

2

自分だけの特別な存在

登場人物達は、特別美男子でもなく、特別カッコイイわけでもなく、それはある特定の人物にとって特別な存在なんだって、等身大の主人公達がとても自然で、楽しめる作品集ですよ。

表題よかった!青春だー!!
将来は有名な劇団に入りたいと、演劇部の活動を頑張っている上がり症の陽一がヒロインの急病で女装して代役で舞台に立たなくてはならなくなる。
その姿に惚れたー!とヤンキーのヒロが陽一を追いかけて演劇部に入部したいと言ってくる。
追い出したい陽一は、ヒロに舞台で演った演目の王子役の演技をパフェクトにできたら入部を許すと提案。
ヒロは上手く出来たらキスくらいさせろよ、と言いテストの日、陽一の意地悪でわざと変な演技を付けた王子役を完璧にこなし、ヒロには演技の才能があることを知る。
もちろん、キスは奪われてしまいましたが・・・
そして陽一のあこがれる劇団が見に来ると言う演劇祭にエントリーが決まり、何とヒロインと王子役で陽一とヒロは出演することに!
才能はあるのに、ただ陽一がいるから演るというヒロと、上がり症のコンプレックスに悩む陽一と。
この二人がぶつかり合いながら、陽一は真剣に悩み、それをヒロは純粋な素直さで接し、陽一はどんどんヒロが好きになる。
陽一のコンプレックスを通して、二人の在り方がとても爽やかでエロはないけど、恋ってこうだよね♪を見事に感じさせてくれて清々しい。

『まるで紳士』はむくわれない片思いをしている信長が、現在セフレと思っている年上の男の真剣な愛に、きちんと向き合うまでのお話。
この信長が片恋している相手、年上男性にはゴリラに見える・・・見た目じゃない、性格だよというところか。
ツンデレ年上のいじらしさ、潔さに惚れる。

他にハンサムで有名な泥棒とその師匠の話と、浪人生とその親友の話がある。
泥棒の話は年下攻めで、ある種ファンタジーだが、浪人生の話はやはり等身大の男達。
お互いノンケなのだが、二人でいることの心地よさが欲情(恋ともいう)に発展するというなさそうでありそうな話。

絵もきれいだし、とても見やすく親近感のあるストーリーにとても好感が持てます。

2

適度なギャグとちょっぴりシリアス

『カボチャ王子』
高校の演劇部で脚本を書き、裏方業務に徹している塚音陽一。
そんな彼の仕方なくやった女装姿にホレて入部してきた不良の
不知火ヒロは予想外に演技力があるものの、真剣に演劇に
取り組む気は全くない。
その態度に腹を立てた陽一ですが、逆に口実つけて逃げてばかりだと
ヒロに責められ逃げ出してしまう。
でも、実はこっそり発練して誰よりも演劇が好きなことを知ったヒロは
王子役を引き受けることに...

1話と2話に別れていますが、2話目の方が内容濃くてキュンとなります。
ヒロの演技が有名劇団に認められ、どんどん才能を発揮していくことに
対する嫉妬と、自分の夢をヒロに押し付けていたことに対する情けなさで
落ち込む陽一。
そんな彼を励ますヒロ。
好きになるのがちょっと唐突過ぎるかなぁ~とは思いますが、
BLではありがちなのでそこは目をつむって、
ちょこちょこギャグを取り混ぜつつ、最後まで面白く読めました。
ひたすら焦らしプレイでチュー止まりな点もポイント高いww
あと、下手に女装姿出さなかったのも良かったなぁ~
完全に女化した女装姿見たら萎えてたかも...

『まるで紳士』
実は表題作よりこのお話の方が好きですww
男前受とヘタレ攻なんで♪
年下の受にベタボレで、いい年した大人の男が嫉妬に狂って
子供っぽい意地悪するとこがかわいくてですねぇ~
これもエチはスルーされちゃうんですよ...見たかったなぁ~

『大泥棒と猫』
これは...イマイチでした。
単にオヤジ受が描きたかっただけかな??

『ダメ男、合格』
ノンケの友達同士が知らないうちにお互い恋に落ちていた。
これ、受・攻が逆だったら萌えてたと思うんですが、
この設定だとありきたり過ぎて物足りなかったです。
攻のビジュアルが自分好みじゃなかったってのが大きいかも...

最後に『カボチャ王子』の描きおろしおまけマンガが9ページ。
この程よいギャグテイスト好きです。
小悪魔化しつつある陽一に翻弄されるヒロはかわいいww
最後の2作が私的にかなりイマイチで読後感悪かったので、
全体バランスとして中立評価で...

1

ちょっと微妙でした

全部で4つの作品と表題作の描き下ろしおまけまんがが収録されています。
『まるで紳士』はコミックス『いじっぱり遊劇隊!』で主人公の友人として登場していた信長君のその後のお話です。
『いじっぱり遊劇隊!』を読んでいなくても大丈夫だと思いますが、青山君と遊君も登場しているので、彼らの関係性は前作を読んでいた方が分かると思います。
全体的に柊さんらしい明るく元気なキャラが沢山登場しているのですが、今回中立評価にしたのは表題作に余り萌えなかったのと『大泥棒と猫』のキャラ設定に気になる所があったからです。
『大泥棒と猫』の設定は私はちょっと苦手なのですが、ストーリーの中でその設定の必要性が感じられなくて、この設定は必要だったのかな?と思いました。

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