サガン。
今回はペーパーやweb再録があったりして、書き下ろしは2本のみでした。
話数的には清潤寺家シリーズが多いですが、長さ的には婚礼奇譚集の1本が一番長かったと思います。
『婚礼奇譚集』
互いに恋人のことをとても大切に想っているけれど、果たして相手もそう思っていてくれるだろうか?
そんなわけでちょっと試してしまうことにした実親と将久。
なんだかんだでイチャラブなお話だったような気がします。
『清澗寺家の肖像・2』
家族とその恋人たちが集うパラレルなのですが。
今回はかなり笑わせて頂きました。
無垢な道貴の口から飛び出した「乱交」という単語。
道貴はその意味を知りたがり和貴に尋ね。
当然、和貴は知ってますが教えるのもどうかと躊躇していると、今度は国貴に尋ね。
国貴は当然のように答えるがそれは「蘭交」という別の言葉で。
冬貴が実地で…なんてことにもなりかけたので、仕方なく和貴が「恋人を交換してデートすることだよ」みたく言葉を濁したところ、道貴はそれを実践しようとして、みんなでくじを引いてパートナーを決めることに。
もうとにかく道貴の無垢ゆえの天然ぷり、国貴の当然のことであるような見当違いの答え、それにおろおろする和貴と三者三様におかしくて。
いや、和貴がちょっと不憫になったり。
冬貴も冬貴だからさぁ…。
そしてそして。
くじびきの段においては、それ以上におかしくて仕方ないのが深沢の人間の小ささ!
いや、小さくはないと思うんだけども、どれだけ心が狭いんだってくらいの和貴への執着というか独占欲というか。
和貴が自分以外のパートナーを選ぶ際の危惧とか。
その後の時間制限30分とか(笑)
30分が限界てアンタ!!(爆笑)
何もかも和貴が好き過ぎる故とはいえ、ほかのパートナーたちがそこまで了見の狭い人物がいないところを見るとなんだか滑稽に写って仕方がないです。
そんなだから当然お仕置きコースになるわけですが、結局はラブラブで和貴に甘い深沢でした。
今回は一応For Adults Onlyになっているもののほぼえちなしでした。
はっきりあったのは『籠の鳥』だけだったし。