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koufuku no ouji
幸福的轮廓
人間の出す「幸せ」のオーラが妖精の食糧で、妖精が生きるために人間と関わっていくお話です。
だから、この人間は幸せになると予想して、その人間が幸せになるまで一緒に過ごすのです。だからと言って、その人間を幸せにするお手伝いはしません。あくまで自分の力で、がポイントです。
そんな妖精さん、お話の中ではいろいろなタイプがいて面白いです。
容姿も、リーゼントや着物姿など、個性豊かで可愛いです。
おまけに、人を見守るタイプ、人と恋に堕ちるタイプ、妖精同士で恋をするものなど、恋愛も様々で。
エッチシーンやキスシーンもなくて、BLとしてどうなの?と思う人もいるかもしれないけど、心の繋がりが堪能できる、そんな1冊です。
特に、人と妖精のラブストーリーでは、お互いを想い合う心がキュンキュンします。
「幸福の王子」といえば、かの有名なオスカー・ワイルド作のなんともBL臭に溢れた作品が有名ですが、それとは違います。
妖精さんは、幸せオーラを糧としているので、いつか必ず幸せオーラを出す人に取り付いて(?)いるのです。
メインの話は4つに分かれています。「目覚め・王子・王子2nd・さよなら、ジョー」 攻めが中学生の頃より話が始まり、32歳になって本当の恋を見つけて妖精さんが去っていくまでの話。
側にいて当たり前だったものがいなくなる淋しさって、誰でも経験ありますよね?特に最後の話は、そんなことを強く感じさせてくれました。
「妖精は恋をふりまく」は、妖精さん同士の恋の話。因みに、ノーマルカプです。
「妖精はいつもハラペコ」は、妖精さんと妖精さんが取り付いているヒトとの恋の話です。
私自身は、このお話が一番好きです^^
異種間恋愛だからこその気持ちの繋がりがジィーンときました。