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こちらはフェアトラークシリーズの2巻にあたります。
読まれる方はまずは「万聖節のラルフェ」からどうぞ。
旧版から「ヴァールハイトの迷夢」を収録したベルタ編になります。
「万聖節~」の方でも書いたのですが、こちらもかなりの手が加えられていて。
ちょっとしたことに作者さまのこだわりが多く見られます。
新しく収録された作品はどれもベルタに関わるもので。
リリスの血にまつわる話が多いのですが。
それによってベルタが悩まされているのが印象的。
ヴァラファールとベルタの主従関係もステキだし、明らかにベルタはヴァラが好きだと思うんですけどね。
ヴァラももちろん好きだろうとは思いますけどね。
クラインベルタの登場で多少引っかき回されてもいるけれど、それによって得るものもあるような気がするし。
今後、この2人がもっともっと親密になっていけばいいのにーと思うけども、これBLにカテゴライズされてないので漂う空気感で妄想するしかないかしら?
そうそう。
何気にステキな傍観者だと思っていたアスティン。
この方、綺麗な妾がいるのよね。
男妾ならよかったのに。残念(だからBLじゃないってば)
今回、2巻同時発売ということで作者さまが巻数表示のないことを懸念されてて。
それは出版社側との話し合いでそうなったようなのですが、この巻だけで読んでお話がわかるかといえば一応それぞれに1話完結にはなっているけれど大筋みたいなベースになる部分は繋がってて。
それが「万聖節~」の方から読まないとわかりづらいのです。
なので、この巻だけを読んでよくわからないからと読者が離れていく可能性があることを悔しがられていました。
なので、「万聖節~」から読んでみてください。
もちろん旧版をお持ちの方はこの巻からでも読めますが「万聖節~」に描き下ろしもありますよ。
…なんだか感想よりも裏側ばかりを語っている気がするのですが、それもこれもこの作品がとても好きで。
作者さまの思い入れもこだわりも手に取った側としてはひしひしと感じるので、作者さまの意図するところとは別に読者になりえるかもしれなかった方が離れてしまう可能性をなくしたいと思うからです。
はっきり確実なBLをお求めの方にはそういう作品ではないのでお奨めできませんが、悪魔とか主従とかファンタジーとか。
そういうものに興味のある方なら一読の価値はあるのではないかと思います。