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yumemita shuumatsu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
恋人になるまでのたまらなく楽しい時間や、なってからの地団駄踏むようなもどかしさ、相手しか見えない超絶愚かな瞬間などがぎゅっと詰まった短編集です。
イシノアヤ先生の描くキスシーンは漫画なのにスローモーションで動いてるようなリアルさがあるので、固唾を呑んで男二人の攻防を見守りたい方はぜひ。
短編集。
前半の2本はイシノ先生にしてはセリフ、モノローグ多めかと。
それでも、キャラの名前がわからなくてもおもしろいし。
何より、好きだとかそうじゃないとかそんなことをごちゃごちゃ言わなくても、好きになるとこうなるよね、というのがいろんな人物のいろんな個性で見られるのが楽しいです。
□表題作
真逆のタイプの2人。
クマオが取り持つ仲なのがおもしろい。
おかっぱくんのキューティクル、眠る表情なんかがかわいらしい。
最初は迷惑がっていた小津がおかっぱくんを好きになっていくところが萌え〜。
ラストシーン最高です。
実はお似合いなかわいい2人。
小津は几帳面できれい好きなのに、無精髭なのはなぜだろう?と変なところが気になりましたw
□キミの食卓、僕の食卓
いつもお菓子ばっかり食べているスズキにご飯を作ってあげたり、勉強を教えてあげたりスズキを思うヤマダがオカンぽくて愛だわ〜と。
ヤマダが作ったご飯をうれしそうにもりもり食べるスズキがかわいい。
だけどおうちでご飯食べてないの?とちょっと心配になる。
でもヤマダがいるから大丈夫ね、とも思える。
他数本はイシノ先生らしく文字少なめ。
絵で語る。
赤日の2人の距離が離れたシーン、無言で見せるコマがかっこいい。
にしても、イシノ先生、トイレでエロいことする場面多いですね。
「椿びより」のイシノアヤが好きだ。
でも、「君に沈む」のイシノアヤも好きだ。
本作「夢みた週末」のイシノアヤは、両方の要素が入っています。つまり「ほのぼの」と「痛み」が。
「my dear」
「夢みた週末」
でっかいテディベアを愛でて共に生活してる男性。ちょっとやばいかも、と思わせる。
その男の日常に突然能天気な男が飛び込んできて、生活パターンも価値観も破られ…という話。
受難ぽいけど、恋とか愛って自分と違う存在・価値観との遭遇だから。
これはとってもハッピーな2人だと思う。
「キミの食卓、僕の食卓」
高校生BL。
お菓子ばっかり食べてる子にちゃんとしたモノを食べさせたい。進路として調理師もいいかな?っていう展開がいい。
「赤日」
だんだん出てきたよ、「痛み」を伴う恋心。この辺から「黒」が濃くなってくる。
友達を見つめる清水。恋の自覚はないんだけどそれはやはり恋で。自分で消化できず避けたりするけど…
BL未満のお話。ヒリヒリとほのぼのの境界線。
「GET OUT」
「メルヘン」
痛い系。
ルームシェアしてる2人の、ヒリヒリする関係性。
シェア相手に恋してる黒髪。相手は女とも寝るし、自分も誘惑してくる。でもそんな相手でも焦がれてしまう。そして相手もそれを知っている…
イシノアヤのダークサイド的なストーリー展開きました!
不実で上位の相手。だけど自分の願いは全て奪われること…
これも幸せのカタチ?
「スウィートハート」
痛い系。
女性の恋人がいる先輩が好き。先輩が女とヤれない時に腹立ち紛れにfxxkだけされるけど、それでもいい。先輩に自責の念を抱かせてるのは自分だから、自分にちょっとだけピースを贈る…
「熟む部屋」
痛い系。
超短編で2人の関係性などはよくわかりません。ただこんな曖昧な中でも2人の不均衡さはわかる。
うまくいくのが難しい2人の、綱渡りのような寄り添いの時間。
「ELECTRO」
わかりづらいけど、TVの擬人化作品。
しかも、地デジ変換時のアナログTVの行方がテーマなので、2019現在すんなり読むのも難しくなってきてる、かな。
いつまでもそばにいてくれ、と思っていても多分もうお別れしてるだろう。切ない。
「凡庸」
ラストに収録のカラーページ。
朱く、灼熱な、血が黒く見えるほどの、あかい色の暴力性。
painful なイシノアヤの1つの側面だと思います。
「椿だより」を購入するついでにイシノアヤさんの作品を全部揃えることにしまして。
相変わらずいろいろ調べずに読み始めるので、先に知っていたら何でもないことが「予期せぬ喜び」として味わえます。
こういう風にいい作用をもたらしてくれたときは「こういう買い方おすすめ!」と言って回りたい気持ちになるのですが、続編やスピンオフを先に読んでしまったり、表紙で選んで全くしゅみじゃないどころか地雷だったというようなハズレも多いので何ともはや。
大抵の方はそんな買い方はしないと思うのですが、BL初心者ならではの酔狂な博打でございます。
【my dear/夢みた週末】萌2
「君に沈む」の【幸福な男】の続編だーー!!と興奮してしまいました。あの話に続編があったとは。この話が大好きだったので至福の極みを噛み締めつつ読みました。
閉じた人×自由人。テディベア相手に「いつか出会える恋人」との予行練習に余念のない男(あとがきによると小津)。鍵をなくした海外帰りの隣人(あとがきによるとテラダカツトシ)に声をかけられたのが運の尽き。自由人に振り回されて、ペースを乱されて…という話。
ペースを乱されたくない派としては途中、隣人のぐいぐいくる行動にイライラしてしまいましたが、「幸福な男」が本当に幸福になれたことに乾杯!
【キミの食卓、僕の食卓】食べ物に萌
お菓子ばかり食べている恋人と進路に悩む男子高生。
こういう性格の恋人って結構イシノさんの作品には出てきますが、すごくビッチ臭がするので苦手だったりします。食事のマナーからして複雑な家庭環境なのは窺えるけれど、この先、相手のおかん的健全な少年を傷つけないでほしいなあと願うばかり。
【赤日】中立
男子高校生2人の話。部活をする坂主と、教室で待つ清水。
坂主の無神経さにイラッと指数が急上昇。気持ちを言わないのに手を出す、自分の気持ちがわからないのに手を出す、目の前にいるから手を出すというタイプの人間もイシノさんの作品にはよく出てきますが、坂主もそういう感じです。それでもってイシノさんの作品では好き勝手されてもっと怒っていいはずの人間が気持ちを伝えちゃうんだなあ。負けず嫌いにはしんどい展開です。
【GET OUT/メルヘン】しゅみじゃない
わたしもまさか「ルームシェア」の2人!?と思って、思わず「ルームシェア」の表紙とこちらの扉絵の間取りを見比べてしまいました。一致しすぎる…。だけど!コンロの位置が違う!それ以前に髪型と性格が違いすぎる!というわけで同じアパートの方かもしれないですね。
こういう力関係、嫌いなんです…。どっちかがベタ惚れしている状況を手玉に取るような、大勢の中のひとりに甘んじるような。恋愛は対等で!1対1で!2話目は楠本まきさんを思い出しました。
【スウィートハート】しゅみじゃない
本当にイシノアヤさんの作品は冬野さほさんっぽいなあと思わせる短編。絵とコマ、言葉選び3点だけですが。出だしのフレーズが特に。
片思いの相手に傷をつけたり苦しめたりすることに喜びを覚えるひともイシノさん作品では見かけますが、理解を超えた世界です。
【熟む部屋】?
うまく読み取れず。最初と最後で繰り返される言葉の意味が汲み取れませんでした。
自分勝手な男に乱暴にされたいのに、突き抜けた自分勝手じゃなくて気遣いもあるから…?ん?物足りない?しあわせ?どっちだろう?
【ELECTRO】萌2
擬人化です。可愛いのひとこと。
【凡庸】怖2
巻末カラーでした。
恋する気持ち=狂気。この境地もわからなくて。いや、わからない方がいいのです、きっと。
気分良く読了するには、表題作を一番最後に読むべし、です。
イシノさんの著作は「room share」が一番好きなのですが、その次くらいにこのコミックス収録の「my dear」が好きです。
相棒のテディベアとひっそり暮らす受けとそれを悪気なく掻き乱す攻めのお話。
マイペース人間に生真面目な人が流される話は好きなんですが、後で同棲し出してからならばいいのですがいきなり「お礼」はどうだろうと思うので、最初のあのシーンさえなかったら神評価でした!
オズワルドとケイティの結婚式のシーンが本当に大好きで。
末永くお幸せに。
「GET OUT」と「メルヘン」は、もしかして「room share」のあの子たちと同じなんでしょうか?ちょっと殺伐としていますけれど。
あと擬人化は個人的には苦手ですが、TVくん。切なくてよかったです。こういうお話、大好き。
最後のカラーは私にはそこまでキませんでしたが、最後にボディーブロー食らわされた感じです。
イシノアヤ先生の絵柄が好きで、購入してみました。
漫画の絵も私は好きな絵でした。
甘めの話と辛い話がバランスをとって収録されているという印象で、
甘めの話だと、
「キミの食卓、僕の食卓」
甘めの話のなかでは一番面白かったです。
ヤマダがワクドナルドでスズキの食べ方にドキっとする感じが
意識してる描写としてすごく好きでした。
あとは、夢を見つけられたようなヤマダの最後の思いも
こころが晴れた感じですごく良かったと思いました。
「赤日」では、
清水のアイスでごまかすツンデレな感じがツボでした。
やっぱり私は学生に萌えるということを再認識しました。
そしてなんといっても最後のカラーの4ページです。
これで本当に心奪われました。
このたったの4ページだけですが、
本当に何度も読み返してしまいまし、とても印象に残る内容でした。
優しくて
素敵なところばっかりで
不満なんて持ちようがない
理想的な恋人。
そんな人とは、笑っちゃうくらい真逆。
イラつくところや、がっかりするところが色々ある。
それでも、自分はやっぱりお前が、あのひとが、あなたが、いい。
どれもそんなお話の短編集。
だと感じました。
すきです。
■ぬいぐるみのクマオとの平穏な毎日の繰り返し。
そんな不満のない日常を突然乱した、騒がしい迷惑な、お前。
■いつも気を回してるこっちのことはお構い無しで、
四六時中、菓子食ってスケベなことで頭いっぱいの、手のかかる、お前。
■女にモテるくせに、俺に面白がってキスなんてしてくる、お前。
■「 俺をすきなじぶんを すきになれない てめーを見てるのがすき 」
「 お前がくるしんでンのを見んのがすきだ 」
なんてにほざく、お前。
■しぬ思いでした告白をした僕を殴ってふって、彼女もいるのに、
乱暴に身体を繋げる、あのひと。
■冷たい俺様なのに、ちょっと弱い、あなた。
■こっちの言うことなんて聞いてくれないし、すぐ怒鳴る。
だけどホントは優しい、あなた。
■きっと胸が張り裂けてしまう、涙が枯れてしまう、そんな辛いことを俺に求めて、
そうやって愛を確かめようとする、お前。
痛い話は短く。
甘い話は長めに。
それもあって、負の感情に支配され過ぎずに作者の才能に触れられました。
読後の余韻が強くて、酔ってしまいそう。
感受性の強い方は、注意が必要です。
苦手に感じる方は多そうですが、わたしはとてもすきでした。
独特のタッチ。独特の世界観。独特の物語展開。好きな方は大好きだが、苦手な方も出るだろうなと感じた。
全体的に題材が重たい。あまあまほのぼの系あたりが好きな方は理解に苦しむやも。ハッピーエンドと言い切れない作品も有。
ダメ男が多く、恋心に悩む不器用な男たちを楽しめる。苦しむ姿が大好物の私は、どの話も満足できた。汗や唾液にエロスを感じた。
擬音語や吹き出しが少なく、絵だけでぱたぱた進んでいくコマもある。そこに登場人物の心情や心情の変化などを、大いに妄想してしまった。妄想がお好きな方は、そういった楽しみ方もできる。
ちょっぴり胸にちくちくくる話がお好きな方や、あまったるい話には飽きたが、ガッツリなシリアスはちょっと……という方におすすめ。
同時に出た「恋などとうに…」と同じような、かわいい学園物かと思ったりすると大やけど、
こっちの本の本質は、表紙をめくった扉絵の方にありました。
んまに、こん表紙、とんだツリやで、
こちらは初出が[opera」と同人誌。
雰囲気系というか、自己満足、自己完結したい放題系?
[恋など…」のような、わかりやすいエンターテインメント系じゃありません。
絵も、一こま、一こまのアート感が優先されている感じ。
この、首筋、鎖骨、喉仏、
手首、指の節、
口角、舌先
乱れる毛先、服のシワ
隅々までエロいです。
鎖骨、薄い肩好きにはたまらないです。
そして、
明るくかわいい高校生sは、カバーをめくった中にいます。
クマのぬいぐるみと暮らす男とその隣人のお話。未来を夢見て静かにマイペースに暮らしている男の世界に、突然入り込んできた隣人。かきかまわされるだけかき回されて離れたとき、一人の寂しさに気付くのでした。
同時発売の「恋などとうに成就してた」よりも感性で読むべき作品が集っていると思います。
そういう意味では難解です。
高校生ものですら自己解釈が必要な部分があると思います。
昔はこういった難解でスタイリッシュな作品をスゴイと思うことが多かったですが、今の私はわかりやすいほうが好きです。
なので、「恋など~」の方が好き。
お、最後がカラーページだと思ったら、なかなかディープなお話でした。
最後に持ってきたの正解だと思います。