約束の家(1)花盛りの庭シリーズ

約束の家(1)花盛りの庭シリーズ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
10
評価数
2
平均
5 / 5
神率
100%
著者
坂井久仁江 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

作画
坂井久仁江 

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媒体
漫画(コミック)
出版社
集英社
レーベル
YOUNGYOU COMICS
発売日
価格
¥505(税抜)  
ISBN
9784088643564

あらすじ

親子3代にわたる激しい愛と憎しみの末、何もかも失った雅樹に残されたものは、娘の春佳だけ。
過去を知らされず、無邪気に成長する娘との穏やかな日々・・・それも永くは続かなかった。
衝撃作『花盛りの庭』『架空の園』に続く橘家シリーズ最新刊!(裏表紙より)

表題作約束の家(1)花盛りの庭シリーズ

原田醍醐・運転手
橘雅樹・会社員

その他の収録作品

  • 天国の樹

レビュー投稿数1

娘視点→父、のマンガです。

大好きな国枝彩香先生の、1998年発行のヤング ユーからのコミック。
主人公は女の子です。
その父子+父の友人(同居)の家庭の話で、女の子が大人へと成長する時間とその毎に若くて線の細い父親の過去を明かしていく作りになっています。
3巻ありますが、1巻めは主人公が小学生から高校受験まで。

国枝先生の「常識派のクマ×強気で繊細美人」の鉄板が、父の友人×父親に当て嵌まるんだけど、コレ以降の国枝BL作品のキャラと比べても、父親のことだけ見ればもっとも暗くてディープなキャラでした。(自分比)

主人公が「父ちゃん」「オヤジ」と呼ぶサラリーマン父の過去の秘密。
その過去に縛られまくっている美人父親のトラウマは、主人公の母親との結婚や子供が出来るという男としての人生の節目があっても薄くなっていかなくてねー><
それよか反対に、幸せな経験がある度、罪は罪として後悔は後悔として肥大化させて、その光と影の濃さを強くさせてしまうような人なんです。
ブラック国枝の冴えたる「痛ましさとイヤラシさ」だから、父親視点のBLだったらとんでもない暗黒作品になっていた事でしょう。
それを、その環境から達観している女の子視点だから、近親相姦・連鎖する実子とのセックス願望・モブとのセックスで疲労感を感じた後、フッと笑ったりホッコリできるシーンがあって中和させてくれて、また、ひげ面で毛むくじゃらでレスラーみたいな同居人の静かに見守ってくれる姿にも、複雑で繊細な父親も大丈夫!と、安心要素となってました。
女性マンガ誌発だからか、このクマ男とのエロシーンが無かったのが残念至極;

あーそうだねー坂井久仁江はやっぱり国枝彩香なんだーと分かる作品が嬉しいです。
読めて良かったな―(;▽;)これファンの幸せですよね♡

3

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