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hana no aru seikatsu
新装版!!!
旧版そのままの新装です!
今の門地さんの表紙絵と中身はじゃじゃ馬な時より近づいていて読みやすかったです。
五百川(イヨカワ)の天然ぶりと倉橋の執念ぶりはすごいです。
イヨカワが中学~大学生までのお話です。
お話自体は短いのですが進展もものごっつおそいのですが(時系列的に)
なのにエロいうえに満腹になるお話です。
生徒会長の近藤的な存在の藤田君の存在がすきです。
殿下とトキメキ大臣と天使が頭の中でいりみだれる倉橋。
超奥手なイヨカワとどうにかなりたいのに無理できず妄想で大変なことになるイヨカワ
妄想しすぎて未合体で終わるのが彼ららしくてよかったですーー。
読みきりが3つほどはいっていてどれもドロドロなお話で門地さんの絵がさらに妖艶さをだしていてドキドキしてしまいました。
ん~。生徒会長からはいったので昔の門地さんのダークなお話もおいしいとわかってビックリです!!
【先輩×後輩/弟の友人×兄/スポーツトレーナー×高校野球部】
表題作はテンション高い目の明るい雰囲気。
他2作は…ダークですね…。
なんでこの組み合わせ?と思いましたが、どの話も好きです。
■花のある生活(高校生編)/姉への手紙/花のある生活(大学生編)/ファンタジア/おまけ1・2■
倉橋(スキー部先輩)×五百川(スキー部後輩)
スキーの全日本強化選手に選ばれている倉橋は、同年代とはタイムも滑り方もまるで違い、持ち前のルックスで異性からもモテモテ。
ただし性格は最低!!
そんな倉橋が気になっている相手は部活の後輩・五百川。
とろくさくて天然でスキだらけ。
倉橋のことも尊敬できる憧れの先輩と思っていて…?
本編~おまけに至るまでINはしていません。
していませんが…さすがは門地さんというべきでしょうか?
お腹いっぱいですwww
何だコノ汁だく状態は?!
ジョン殿下とトキメキ大臣+天使倉橋の会話が面白いwww(=倉橋の煩悩vs善なる意志)
いやもー…五百川ニブすぎるwww
倉橋のセクハラ三昧に気づけていないなんてwww(一応おかしいとは思うものの「???」状態)
なんだかんだいいながらも可愛い2人。
五百川の友人・藤田くん良いなー。
でもあれです。
倉橋先輩…スキーの才能とルックスが無ければ只の変態。
■褪せる/密室■
和夫(勤の友人)×雄大(勤の兄)
[褪せる]雄大の弟・勤視点 12歳×高校生
外面が良く優等生な兄の雄大…でも実際の性格は最悪で、いつも嫌味ばかり言ってくる。
今日もそうで…思わずカッとなって勤は持っていたバットで兄を殴ってしまう。
狼狽える勤に一緒にいた友人・和夫は言う。
「動けないように縛れよ」「ハンドクリームと何かスーッとするモン持って来てよ」と。
虫さされの薬、ハンドクリーム、ペン数本が大活躍!
兄の泣く姿、普段と違う声…見たくない、聞きたくないのに足が動かなくて耳を押さえながら震えて「兄ちゃんどこいってしまったんだろう」と泣く勤が印象的。
常識が目の前で呆気なく崩れていく…トラウマになりそうだよね、うん。
[密室]雄大視点 高校生×大学生 ※「褪せる」の続編
雄大と同じ高校に合格した和夫は有名大学進学者名簿から雄大の居所を割り出し、監禁。
何日もベッドに縛り付け、時には殴り、時には…。
…何で和夫は雄大のことが好きなんだろうね?
決して良い性格じゃないんだよね…。
雄大が和夫に対して「良心」から接したのは、和夫の母親から受けた暴行の痕(背中一面のタバコの跡)を見て思わず抱き寄せたときぐらいじゃないの?
雄大母が和夫に「片親とかだらしない」と言っていることで怒ったのは単に親が五月蠅かったから自分が不快だっただけだし、1人で土手に座る和夫に声をかけたのも自分の優秀さを見せつけたかったから…嫌な男だな、うん。
ほんの少しの優しさに縋るしかなかった和夫が切ない。(やっていることはアレですが)
カラーページは多分この2人の後ろ姿。
スーパーで買い物中、手が触れあっている…何だか穏やかな雰囲気でそれが救い。
監禁解放後の2人の穏やかな話も読んでみたかったな。
■ねじ■
スポーツトレーナーの先生×鮎川(高校野球部) ※先生の名前は不明 先生視点
自分の実益にかなった職業…スポーツトレーナー。
たやすく捨てられる学生と使い捨ての恋愛ごっこを楽しんでいたけれど、新しい恋人にはいつのまにか夢中になっていた。
自分だけが彼を知っているんだという優越感、この関係は自分が中心で回している…そう思っていたのだが…。
受けが怖い。
スポーツトレーナーの先生は単なる代わりに過ぎなかったのね。
でも「本当に愛して欲しい相手」には恋人がいて、自分は恋人と上手くいっていなかった時に遊ばれた。
だからよく似た顔の先生に体を許し、でも彼のことを許すことが出来なくて…先生に彼と会わせて、大人である先生の口から「汚い行為(同性同士)」だと告げさせようとしたり、「人が幸せなのって気に入らない」とか…。
最初可愛らしいなーと思っていただけに、後半に鮎川が喋っているのが気持ち悪かった。
先生の心の揺らぎ・不安定になっていく心情がとてもよく伝わってきて、自分まで気持ちが悪くなってきた。
(ねじが外れていくような、という表現が非情に印象に残りました)
それでも先生は彼のことが好きで…「どうにかしてあげたい」って思いながら抱きしめるんですよね…。
(抱きしめたら「気持ち悪い」とか言われていますが…orz)
自分が上位だと思っていたらとんだ勘違い。
魔性の病んだ受けちゃんでした。
すごいよ門地先生!
2001年に発売されたコミックスの新装版。
とはいえ、こちらも2009年発売のもの。
だけと、内容は全然古くない。
可愛くて笑えるものからシリアスでダークなもものまで多彩。
どのお話も、攻めが受けのことを大好きなんですよね。
ただ、その愛し方がかなり異質。
笑える変態から監禁、思い込み……
どれもそれぞれ面白かったです。
カラーの口絵は、『褪せる』の二人でしょうか。
凌辱監禁ものでしたが、ラストはホロッとしました。
できたら幸せになって欲しい二人です。
なんだかんだで、私は表題作が好きです。
面白くて笑いました。
◆花のある生活(表題作)
ハイスペックな攻め・倉橋の、恋をしてすっかりバカになってしまっている感じが面白かったです。どこにいても何をしていてもずっと後輩の五百川のことを考えていて、鼻血まで流してしまう間抜けさ、それでいて五百川以外に対しては傲慢で、クズさを隠そうともしないところがいいですね。最近はワンコ攻めがとても多い気がするので、こういう攻めを時々無性に見たくなります。対する五百川は一見気弱ですが、本人なりの考え方があることは分かるので、その純真さとささやかな倉橋への反抗を楽しめました。
◆褪せる
これが一番続きが気になったかな。小学生の弟の前で弟の同級生に犯される兄、というトンデモ導入で、攻めの和夫も小学生なのが驚きですし、それを弟に見られてしまう高校生・雄大の羞恥たるや、想像が及びませんね。昔からずっと雄大を慕い続けてきた和夫の拗らせ方は凄まじく、年上の彼を監禁してしまうほどの執着っぷりには恐れ入りました。実の兄弟でないからこそ、雄大も弟とは異なる可愛がり方をしてきたのだろうけど、孤独な和夫にはそれがすっかり特別なものに感じられていたんですね。自由になってもそんな和夫を見捨てられず、結局戻ってしまう雄大に受けらしい甘さを感じました。