サガン。
今回は「この罪深き夜に」「夜ごと蜜は滴りて」「せつなさは夜の媚薬」「罪の褥も濡れる夜」「姫君の輿入れ」、リミットシリーズ、プライスシリーズの全7作。
本のタイトルどおりに短編が多い中でやはり長かったのが「夜ごと~」
今回はいつもより甘めにしてみました、ということで確かにいつもほど深沢の愛あるイジメはなかったかも。
熱を出してしまった深沢を一生懸命看病しようとする和貴がとても可愛らしかったです。
しかし、想いはあっても看病する能力がないからいろんな人に手伝ってもらったりするんだけども、無意識のままに誘うようなことになってて、あわや!みたいな感じもあり。
それでも、ちゃんと拒むんですけどね。
和貴は深沢以外じゃ駄目な人なので。
ホントは欲しいけど深沢が風邪ひいてるからとなんとか自制しようとするとことかかわいいすぎる。
深沢じゃないけど、深沢のためにあれこれする和貴が何もかもツボります。
そんな和貴を結局、他人の目に触れさせないためにはどうしたらいいかと考えた深沢の考え方が深沢らしすぎる。
この人もホント和貴のこと大好きだなーってつくづく思います。
あとは「罪の~」の冬貴もなかなか甘かった気がします。
冬貴なりのスタンスは崩されてるわけじゃないんだけども、いつもより義康を欲しがってみたりとか。
冬貴は冬貴なりの可愛さがあるんですよねー。