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zion no koeda
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
前回のリブレさんからのコミックス『楽園の泉』よりもエロ度が格段にアップした読みごたえのある作品集だと思います。
「ザイオンの小枝」 オヤジ受はそう好きでもないのですが、不快感もなくむしろ良いと感じられるのは高い画力が成せる技だと思います。
特に2話が濃厚でGOODです。
欲を言えば、もう少し幼少期のエピソードを入れて設定を説明してほしかったです。あと、最終話で突然攻の名前が出てきてちょっと戸惑いました。
「Chrysalis」 比較的普通のいい話。
関係ないけど、ネイチャーガイドって仕事大変そう。
「熱の檻」 表題と同じような設定のお話。
ユダヤ人を助けるドイツ人の話と言えば『アドルフに告ぐ』を思い出します。
久々に良い本に出会えたと感じました。
個人的にドイツ好きだからなのかもしれませんが…。
■ザイオンの小枝シリーズ
アンソロジーで読んだときは 状況がよく理解できなかったというか
「で 結局どうなのよ?」 みたいな感じだったんだけど
加筆されて やっとわかった感じ
■ザイオンの小枝 肉球編 シリーズ
文句なしにかわいい 文句なしにおもしろい
1ページ目はシリアスなくせして ページをめくると いきなり駄犬
これだけで 神評価をつける価値があるってもんです
おいら 軍関係はまったく萌え要素ではないんです
死とか 流血とか 理不尽な暴力とかがダメなので
(ほこほこの鳩の足に紙が結んであったのはちょっと切なかった)
稲荷家さんのおかげでオヤジの良さを認識しつつあります
執着・軍服・監禁・エロス・オヤジ受……なにこの優しさ。
うれしくて涎が出そうです。じゅるり。
閉ざされた世界とか、ひょっとしたら死ぬかも知れないという終わりを見据えた切なさだとか、もうどこもかしこもツボすぎてどうしたらいいんですか。
と、思っていたらぶっとんだ(褒め言葉)肉球編が間にあって、終わったと思ったら続編で……
もう!!なんていうか完敗です。
希望の残るラストも素敵でした
Paldiasの司令官と幼馴染みの話も楽しかったです。
『百日の薔薇』で大好きになった稲荷家先生。美しい軍服姿は当代随一だと思っています。
・『ザイオンの小枝』kapitel.1~3 『ザイオンの小枝』肉球編
ユダヤ人青年のエリヤと、憐憫から彼を引き取った伯爵少将。伯爵がすべてだったエリヤと、エリヤに心を惹かれながらも、理性を保って接していた伯爵。伯爵の思いが見えないエリヤは、彼を監禁し・・。人種、戦争、迫害を背景に、エリヤの歪んだ愛情が伯爵を苦しめます。
とてもシリアスで耽美な物語です。表題作の他に3つの短編が収録されていますが、それぞれが「戦争」と「蝶」を介して綴られていて、余韻の残る印象的な構成になっています。
作品のあちこちで描かれる「蝶が舞う温室」と同じ、残酷さと美しさの相反する世界観に酔いしれている時に、ちびキャラの肉球編になってしまうので、気が削がれてしまいます。同人活動で肉球キャラをよく描かれているのでお好きなのはわかりますが、画力も世界観の構築もずば抜けている作家様なので、一冊まるごとシリアスなストーリーで魅せて頂きたいです!
それにしても稲荷家先生の絵は、素晴らしく美しい!この作品には無いほうが良いと書いたちびキャラ達も、本当に可愛いのです。もっともっとこの絵柄と世界観を楽しみたいので、更なる商業でのご活躍を願っています。
--ザイオンの小枝--
いきなり監禁状態からスタート。
終始、仄暗く重苦しい状態で凌辱シーンも激しく、萌えるシーンを見つけるのが難しいです。
読後はとても重苦しかったのですが、獣耳の肉球編で少し浮上できました。
(ギャグですが、変わらず監禁凌辱はしてます。)
凌辱シーンが凄かったです!
今だったら18禁のPINK GOLDくらいでしか見られないと思います。
古き良き時代ですね。
最後の伯爵の行動で、少し萌えることができました…
軍服といえば稲荷家さん、稲荷家さんといえば軍服ですわね!
いや、壇からんさんももちろん捨てがたいのですけど、壇さんの場合は軍服フェチというよりは、「軍隊シチュ」萌えな感じが強いですしね。
稲荷家さんの軍服萌えはとにかく「将校姿」に対する執着心が凄いところが素晴らしい!肩章命!みたいなね。
それに今回のは伯爵で、ナチの将校さま(少将さまだから将軍ですね)を、ユダヤ人青年が敗戦のどさくさに乗じて監禁して飼っちゃうお話。
少将さまは貴族らしく、冷たく傲慢なご主人さま気質。
両親を失ったユダヤ人の少年を15年間養い、教育を施し、医師にまで育てるんですが、わかりやすく愛してはやらないのです。
で、逞しい青年医師に成長したユダヤ人少年が立場が変わったとたん!伯爵少将様を拉致監禁して凌辱飼育。下剋上で年下攻めでございます。
シチュエーションはそんな感じですけど、内容は特に痛くもハードでもなく、誇り高く美しい年上のご主人さま(ぶっちゃけおっさんですが)を好きなだけ汚す!
というシーンをとにかくしつこく描きたい!という情熱が伝わってきて、素敵です(笑)
羊はハードなのもまぁ割合平気な方ですけど、本作であらあら、と思ったのは「腸内洗浄」シーンですわ。
鎖で縛って塩水ガンガン入れて洗うんですけど、出す時のアナの状態をこれだけハッキリ描くとは(笑)
しかもきちんとそんな感じの音まで書いてございます。
これはもう目線は読者の乙女でなく、凌辱者のユダヤ人青年そのものなのでわΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)。
一転してかわゆい、でも内容は相変わらず監禁な「肉球編」も三つも入ってます(*^▽^*)。
そしてもうひとつ、別の監禁軍服ものが(まだ入ってんのか 笑)
こっちはナチの将校さんが、少年時代から憧れていたユダヤ人のピアノの先生を匿う話。
匿うと言っても、ピアノを弾くたびに手を鞭でびっしびしに打たれてしまうので、やはり監禁飼育なのです。
タイトルも「熱の檻」ですから!
軍服をきっちり着こんだまま、ユダヤ人ピアニストを鞭で押さえつけて半裸にし、「私のつけた傷だな・・・ここも・・・ここも。」と陶酔するナチス将校。
表題作とは逆バージョンですわね。相変わらず年上オヤジ監禁ですけれども。
監禁好きを自認する羊でも、けっこうおなかいっぱいです。。。。
軍服と飼育を書きたいように描く、その情熱に乾杯!
稲荷屋さんといえば、軍モノ。
しかも、すべてが年下攻めで「ザイオンの小枝」に至っては回想以外伯爵少将はほとんど裸で・・・萌えました!
伯爵少将の名前、最後まで出てこなかったデス。
攻めのエリヤの名前も最後の最後にポツリと・・・
最後まで名無しで行くのか変なところにハラハラしてしまったです。
幼少の頃両親を失ったため伯爵にひきとられ、ユダヤであることを周囲に隠して育てられたエリヤが、帝国崩壊の時自決しようとした伯爵を拉致監禁して積年の恨みをはらすように暴力行為を振るうお話。
別に子供の頃伯爵にイタズラされたとかそうことはないのですが
時代背景がナチスとユダヤですから、医者になったエリヤは収容所でユダヤの同胞が死んで行くのを見ていかなくてはならなくて・・・
そして、ナチスが崩壊する時死のうとする伯爵が憎くて、
愛憎が表裏一体して彼の心に住みついていたのですね。
どう見ても20歳以上年上の伯爵ですが、キレイです。
鳩で通信して助けを求めようとする伯爵を、
二人で閉じこもり、世間と閉ざされた世界を過ごしている期間を、
旧約聖書の箱舟の話になぞらえ「ザイオンの小枝」という題名がついたのですね。
重い題材とストーリーで行為は激しいものですが
エピソード3でちゃんと救われております。
「熱の檻」もナチSS隊員とユダヤ人ピアニストのお話。
これも、カラーが「ザイオンの小枝」と同じですが、SSのほうがピアニストに執着していて、悲しい愛です。
「Paldias」もナチSSとラトビア兵士が幼馴染のお話
と、ほとんどがナチスSSで構成されていますヨ。
軍服(特にナチSS)ファンには垂涎構成なのでは?
「Chrysalis」は日本人写真家が現地ガイドとして雇った男が昔好きだった男の弟で、再会する話なのですが、すっかりオッサン風体の写真家、実は若いころ美青年だったんですね。
そして何より嬉しいのが「肉球編」☆
ネコ伯爵にワンコ医者が楽しく(?)やってくれております。
ひょっとすると、これが本編なのではと勘違いしてしまうくらいデス(汗、、)
この一冊は、05年の初出から何年もかけて一冊編集ですが、
個人的に早く「百日の薔薇」の続きが見たいのも感想です。。。
終戦後立場が逆転してしまった、ユダヤ人医師とドイツ人将校の監禁愛。
裏にあるものを読み取るのはそれほど難しくはないのですが、なぜ途中に違うお話やパロディを挿入したのでしょうか?
最終話が描き下ろしならともかく、既に描かれていたものなのだから、順番どおりに入れていただいたほうがわかりやすかったと思います。
それこそ、最終話が無いと、過去に将校がどれだけユダヤ人の少年を愛していたか、少年が青年になり、彼がどれだけ将校のことを大切に思っていたのかがわかりませんからね。
ただの、ナチス崩れ監禁SM話になるところでしたよ。
【Chrysalis】蝶と、戦争が引き合わせた運命の再会のお話。
これも、裏を読み取らないといけないお話ですが、蝶の習性と二人の関係を重ねたところが哀しく優しいと思いました。ハッピーエンドでなによりです。
【熱の檻】こちらは、ナチス将校とユダヤ人ピアニストのお話。
温室で飼われる蝶に重ねたピアニストの哀れさ、立場上これ以上どうにもしてやれない将校の辛さ、戦争は悲しいです。
【Paldias】幼馴染みである大隊長と部下の兵士。
理不尽な戦略と一時の安らぎ。えっ?逃亡する予定なんですか?それもいいと思います。
他に、ザイオンの小枝肉球編が3作。犬耳猫耳しっぽ付です。本編よりさらにエロエロです。こっちが描きたくて本編描いたんですか?稲荷家さん。
(ケモミミに萌えないこともないのですが、熱く語れなくてすみません。)
それから、表題作と、肉球編、身体のバランスが・・・他の作品は問題ないのに何故?
何というか色々残念!オヤジは良かったんですよ、皆さんいい感じのオヤジでそこはかとなく妙な色気持ったオヤジのオンパレード! しかも年下攻めばっかり! 好きなシチュなんでこれはよかった。
だけどねー、なんでこんなにぶつ切り、こま切れな話ばっかりなの!?
どの話も「いい感じになりそうな予感がある」にもかかわらず何だか中途半端。
この二人を語るにはもうちょっと尺がいるでしょう、尺が!!って感じの物足りなさ。
特に表題作はもう少し長くないと単なる監禁凌辱で終わっちゃうじゃん!LOVEは?LOVEはどこ行ったんだ!?と言いたくなるレベル。
その辺お粗末でちょっと萌え足りなかった…。本気で残念だ、何せキャラがいいから余計に。
特に伯爵とユダヤ少年の場合はもうちょっと過去の愛情あふれる部分をみっちりねっとり描いてほしかったよー!
少年~青年部分が特に欲しかった! 伯爵に焦がれて、でも同胞への裏切りにジリジリしてるのを見たかったんですよー!!
あ、それになんであんな変なページ構成だったんだろう? ちゃんとそれぞれの作品をくっつけて載せればいいのに。変に離されてる上に肉球編挟んじゃってるし。すごく不思議だったな。
主観的感想でほとんどが埋まりそうですね。どの話もキャラがすごくよかったんですけど、もっともっとじっくり読んでみたかったのはユダヤ人ピアニストの話ですね。
あれはちょっと説明不足すぎる! おかげで萌え所がよくわからなかった…残念すぎる…。
肉球はその分変に助けてくれてましたね。
この人の描く肉球漫画は何とも言えないいい味があって大好きなんですよ。今回は本編の萌えが少なかった分、こっちの方がむしろ萌えでエロかったのは皮肉な感じです。
あれだけのページ数あったんなら、シリアス編をもうちょっと掘り下げてくれても良かったのにとすら思ってしまいます。
特に、伯爵が少年をシャンプーしてるのに激しく萌えたので惜しくて惜しくて!!
まあとにかく、全体的に物足りないよ!残念だ!ってのが感想ですね…。ホントに残念だー!
民族間や宗教間の根深い溝には、
個人の意志では到底抗えないものが確かに存在します。
本作は、史実を含みながらも遠く隔たった虚構のようで、
乱暴に言えばある種ファンタジーともとれるでしょうか。
だからこそ、か細くても道があったことに
少し安堵できる気がします。
育ての親である伯爵を監禁し意のままにしていても、
青年は始終迷いを抱いた苦しげな表情です。
伯爵にしても抵抗と耐え忍ぶ姿は変わらず、
心身共に閉ざされた舞台では希望も救いもありません。
それなのに、執拗な凌辱において淫猥さは欠片もなく、
いっそ厳かにさえ感じられる所に
稲荷家さんの趣向と抑制の絶妙なバランスをみます。
嬲られ、また虚ろな姿に壮絶な色気があっても、
そこに見せつけるようなものは一切ないのです。
青年の意志が、支配や復讐も越えた
ある事への執着にあると肉求編で語られるのですが、
こんな大事なことをさらっとパロディに組み込むとは
油断なりません。
自分だけを見て欲しいという屈折した欲望と愛情で、
手の中に崩れ堕ちることを望んでいたのに、
結局青年の腕には抜け殻が横たわるのみ。
満たされない想いと自嘲気味の言葉が虚しいばかりです。
形の差異こそあれ、かつて確かにあった愛情を
ようやく見い出した時、この閉塞した物語が
一気に解放へと向かいます。
再び見える時こそ、きっと各々の意志で
手を取ることができるかもしれません。