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サディスト大佐×犯された捕虜
ryoshuu reijin
軍人攻め×軍人受けという、水上シンの軍服ものの魅力を存分に満喫できる作品です。
攻めはアメリカ人風のアービング大佐。右眼を覆ったアイパッチが歴戦の猛将って感じで萌えます。受けのヤマモト中尉はスレンダーなアジアンビューティー。(表紙と本編とではちょっと雰囲気が違いますね…)
水上シン作品は受けが中性的というイメージがあるんですが、この作品は受けのヤマモトも男っぽくてセクシー。大人の歳の差カップルってところがかなり貴重です。
二人は敵対関係にある国(ファンタジーなので国名は架空。ただヤマモトは実質日本人)の軍人。交戦中に捕虜として捕えたヤマモトから情報を引き出そうと、サディスティックに責めまくるアービング…
ただ、拷問と言っても、アービングはヤマモトの美しさと武士道精神にあっという間に魅了されてしまうので、まあ愛と独占欲ゆえの大暴走と言ったほうがいいかも(笑)
壮年期の恋愛って、人を狂わせるんですねぇ。
そんなわけで、エロさはハンパない拷問シーンですが、安心して読めてしまいます。
後半はもう文字通りスーパー純愛展開、アービングは軍で築き上げた地位も全部捨てて命がけでヤマモトへの愛を貫くという…
ここまでやっちまってくれると清々しいの一言! 表紙や帯からイメージするハードエロス作品というよりは、これぞ純愛ファンタジー!です。(もう、ファンタジーの中の愛じゃなくて愛そのものがファンタジーな域)
まあ戦場というスケールの大きい舞台ですので、はっきり言ってシチュエーションにはツッコミどころが満載です! でも、基本このステキなカプが世界一ステキな恋愛をするためにあるシチュエーションなので、そういう目で見れば全部許容範囲。これでいいんです。むしろ多少無茶ぶりしないとここまでの超純愛ストーリーはなかなか描けないと思うので…
個人的には、ただただこのセクシーすぎるカプが好きだったので神評価をつけました。
同時収録の「白昼夢の面影」は、「愛玩少年」後藤中尉の物語ですので、後藤さんファンの方は必見。8ページのショート作品です。
待ってました(,,・∀・,,)待望の新刊!!
今回もピアスシリーズ。軍人さんです。
捕らえられたヤマトの国のヤマモト中尉。
部下達も別室で捕らえられている。軍の事を話すようにと淫らな拷問をくりかえされ、敵国の大佐に犯されてしまう。
しかし、そこから少しつ何かが変化していることに気づき・・・!?
わりと、しょっぱなのイメージとしては怖い強いイメージだったんですが、敵国のアービング大佐。この人が案外可愛くて思わずトキメイテシマッタ。
水上先生らしいというかなんというか。犬www
そもそもの始まりは、ヤマトの国の美しいその姿に一目ぼれをし、
もちろん最初は情報を聞き出そうと思っていたのが、可愛くてしかたなくなり。
自分のほうを向いて欲しくなり。
自室に匿い高価なものも買い与えと至れり尽くせり。
自国の上官を殴り倒しヤマト兵を逃がしてやると、そこまでやってのけるこの人ってなんだかな~と。
ヤマモトさんがアービングを可愛く見てしまうのも解る気がします。
後半。いつか罪をゆるされたとき、会いに行く。
誓ったアービング大佐がやってくるところは良かったですね。
しょっぱなの鬼畜なイメージは払拭。アホな外国人的な姿が良い。
健気にまっているヤマモトくんも良いですがww
かわりまして『ジェネラル・ダンディ』
拷問モノ・・・拷問モノと途中まではみてたんですが、
これ・・・恋人同士の拷問プレイ!!!
ちょっ(* >ω<)=3 プー!!
トータル。大満足であります。
でも久しぶりに、いつものホワワンとした作品も読みたいな~と思いつつ
軍隊ものを描かせたら、この方が一番ではないでしょうか。
しかしこの本をレジに持って行くには少しばかりの勇気が…
帯からして「サディスト大佐」「犯された捕虜」「ケダモノの接吻」ってデカデカと…
いやでも、ヤマモト中尉は麗しかった!大勢の前で開脚させられ、椅子に脚をかけられて拷問に耐える姿はもう…!
凌辱されても精神は屈しないヤマモトに、アービングがのめり込んでいくのもわかります。
ヤマモトの部下であるタカムラもポイント高かったです。
タカムラは部下でありながらヤマモトのことを想っていて、捕らわれたヤマモトを助けに来たのですがやはり捕まってしまいます。
二人の絆の深さに嫉妬したアービングは、タカムラの目の前でヤマモトを犯します。
そんなヤマモトの様子を見て勃起するタカムラが可哀想…アービングの鬼!
さらにヤマモトにくわえさせてやろうかなんて拷問だろ!
結局我慢できずにヤマモト中尉の顔にかけちゃったタカムラが気の毒…完全な当て馬…
捕虜のヤマモトを過分な待遇で、プライベートルームに隔離するアービングに軍のメスが!
赤襦袢を纏うヤマモトに将軍たちの魔の手が!どうなる!?
…というかんじです。面白かった☆
この作者さん、なんだかだんだん身体の描き方が筋骨隆々ですごくなってきてる気が…
次回作にも大いに期待してます!
敵同士の軍人のお話です。水上さんの描かれる、鍛え上げられた肉体と軍服、それだけで萌えれます。
交戦中に捕虜となったヤマモト中尉。拷問という名の凌辱を受けます。それでも口を割らないヤマモトに、敵のアービング大佐は、だんだん惹かれていきます。ヤマモトを助けに来た部下にも、嫉妬するアービング。自分の部屋にヤマモトを囲って、誰にも触れさせないようにします。
でも、アービングの上層部に、ヤマモトの存在が耳に入ってしまいます。ヤマモトを差し出さなくてはいけなくなった時、アービングは自分の地位を捨ててでも、ヤマモトを助けることを決まるのです。
ヤマモトは、本当に綺麗で色っぽくて、襦袢が似合います。部下の前でのアービングとのエッチは、ゾクゾクしました。アービングがのめり込んで、ヤマモトがほだされていく様子に萌えました。再会後の、アービングから部下への手紙がおかしかったです。
最初の始まりからは、想像できないほど甘々になった二人でした。
『愛玩少年』で水上軍服にハマった私には、どんぴしゃな耽美でシリアスな水上作品。登録情報をみると、どんな鬼畜な作品かと思うけれど、全体を通してみると「痛い」とか「せつない」よりも「あまあま」が印象に残るお話でした。
ショタ受けが多い水上作品ですが、こちらの受けのヤマモト中尉は美しい大人の男で、敵将のアービング大佐と比べるとかなり小柄ながら、引き締まった体と精悍な顔、そしてアービングが惑わされることになる夜の闇のような瞳がとても魅力的です。
大柄で片目に眼帯という強面な容姿のアービングが、ヤマモトに骨抜きにされて「おまえを国に連れて帰る」とまるでプロポーズみたいに大真面目に言ったり、ヤマモトを慕う部下のタカムラの前で彼を犯し「ヤマモトは私のものだ」と執着する様が、なんて言うか…わんこです!めっちゃ可愛いの。超大型の狂犬が実は可愛いわんこなんですよ!
ヤマモトは最初は拷問としてアービングに凌辱されるわけですが、彼に想いを寄せたのは決して快楽からじゃないところも良い。気持ちの熱が体を通して伝わるんです。アービングがプレゼントした襦袢のヤマモトがとても色っぽいですが、私は仕事中のアービングの妄想の中のヤマモトの扇情的な姿が頭に焼き付いています。めちゃくちゃソソリマス(//∇//)
戦時中の雰囲気たっぷりなのに物語は20XX年だったり、どう見ても昔なのにカードキーとか、つっこみどころも満載なので、シリアスなのにシリアスになりきっていないところが残念ではありますが、その分楽しく読める作品です。
・『ジェネラル・ダンディ』
こちらも軍服モノです。捕虜を縛りつけて凌辱する敵国の参謀将校。男を知っている体に「恋人の名前を言え」と命じるが…。何のことはない参謀将校がその恋人です(笑)所謂、恋人同士の凌辱プレイです。どちらも屈強な男で、エッチが濃厚です。「次は俺が攻める番だから」とリバが示唆出来るので、いつか是非!!
・『白昼夢の面影』
『愛玩少年』に出てきた後藤中尉のお話です。戦後、かつて愛した少年兵の清瀬の実家を訪ねた後藤が、そこで出会った少年は…。
タイトルのそのまま、夢のような幻のような出来事。後藤は私が知っている水上作品で一番切ないキャラです。
表紙を見てかなりヘビーな凌辱モノと想像してたのですが、いい意味で裏切られて萌えました。
軍隊と架空の国(だけど古い時代の日本?みたいな)が舞台なので、軍服と和服が好きな方にはお薦めです。
主人公達は敵軍同士なので、もちろん凌辱シーンはあるのですが、攻め様が男前な所を見せてくれて、思っていたほど酷いものではありませんでした。
攻め様が徐々に受け様にのめり込んでいく様子や、のめり込んだ後も心を開かない受け様との関係が切ないですね。
俺様・鬼畜な攻め様が見せる受け様に対する執着や独占欲はいつ見ても萌えます(笑)。
同時収録にはこれも軍人モノの「ジェネラル・ダンディ」、表題作の番外編「夏日~親愛なる軍曹へ~」と単行本「愛玩少年」の番外編「白昼夢の面影」が収録されています。
「ジェネラル・ダンディ」も主人公達は敵同士、「白昼夢の面影」はちょっと切ないお話ですが、本編の「愛玩少年」を読んでないとちょっと分かりにくいかもしれません。
2009年発表の水上シン先生による濃厚ハードBLの傑作。
「虜囚麗人」
時は20XX年、連合国軍と極東のヤマト帝国との交戦中…という設定。
そして、連合国軍の捕虜になったヤマトの若き指揮官・ヤマモトは、無惨に性的拷問を受ける…!
軍服、陵辱、敵に何もかも見られ奪われる屈辱とそれでも保ち続ける尊厳。
敵国の残酷な大佐・アービングは、死も屈辱も恐れぬ神秘の黒い瞳に魅入られて。
ヤマモトの方もアービングの本気を感じ取り、敵でなかったら彼の愛を拒めるだろうか、と自問する。
連合国軍の好色な将校たちからヤマモトを守るため、国を裏切るアービング。
…と続いていき、緊迫の逃避劇へ。
戦争とそれに伴う残酷、許されない愛、極限状態での肉欲と快楽…それらが水上シン先生の濃ゆい絵柄で耽美に華麗にじっくり描かれています。
アービングの隻眼と麗しい軍服のマント、ヤマモトの凛々しさと色気。
絶対一度読んだら忘れられない作品間違いなし。
「ジェネラル・ダンディ」
また敵国もの。
連邦国軍将校・ヴォイツキーはD国軍のヘルマン中隊長を拷問している。
拷問は途中から性的陵辱になっていき…
ヘルマン中隊長は幼馴染で恋人のヨーゼフとの事をしゃべらされるが。
…コレね。面白いの。最後まで読んで!としか言えないんだけど、そうだったの!というかそうなんだ…というか。
2人とも鍛えられた軍人なんで、筋肉同士の軍服半脱ぎHは少々ゲイちっく。
「夏日〜親愛なる軍曹へ〜」
ヤマト国で暮らすアービングのその後。クスッと笑えるSS。
ブライト軍曹の元にアービングからエアメールが届く。
ヤマトの国の夏は湿気と暑さが最悪だ、と。
(だが裏庭ではヤマモトが一緒に行水しようと全裸で…)
だからこの国の夏は最高にすばらしい、と。
読む方はハテナしかないよね。
「愛玩少年番外編 白昼夢の面影」
あの後藤、登場。
後藤が荒れ果てた清瀬の実家の屋敷に勝手に立ち入る。するとそこには清瀬に瓜二つの少年が!
キャラメルを一つ手渡して去る後藤…そう。あの思い出のキャラメル。
後藤の切なさが胸に迫りますね。
設定やら軍服やらサイッコーに好みなんですが!アービングさんがヤマモトに堕ちるのが早すぎて、、もっと●兵たちにアレコレされるヤマモトさんが見たかったです、、_(:3 」∠)_
こういう時は捕獲した側優位が好きか、今回のように捕獲された側優位が好きか、分かれるところですね・・・!
ただ、その後の展開は、たまりません。自己利益優先なイメージの強い●兵のアービングが自らの危険を顧みずにヤマモトを危機一髪?で救い出す・・・アツい、アツすぎる・・・!
戦後の二人のアレコレももっとあってもよかったのでは?と思います。
※時代考証はうすめ
とにかく、丸っと一冊この物語を読みたかったに尽きます!
ただ、同時収録作も、それはそれで面白かった・・・!軍人はイイ・・・_(:3 」∠)_
美麗な日本男児が敵軍(欧米系)の捕虜となってしまい、あれこれ辱めを受けてしまう話。捕虜となったヤマモト中尉が涙を浮かべている様子なんて見飽きることがありません!!目の保養に最適♪癒やされますねー(それもどうかと
水上シンさんの作品を読むのは『陸軍恋愛士官学校』に続いて2冊目です。
今回(前回もですが)思ったのが、細いペンタッチの絵がまるで光の中の情景のようで素敵。回想や再会、絶頂のイメージとしてよく使われています。映像で言うなら画面全体が明るい上にキラキラが飛んでてまぶしい感じの、お花畑とか天国チックなアレです。
で、その効果の部分なんですが前作よりも分量が増えているような。いや素敵でいいんですけども、部分的に一コマだけとかならまだしも連続してやられたりするともう…画面見るのがくすぐったいったらありゃしない!!でもってガッツリ濃厚なシーンだったりするのでダブルでドキドキです(笑) ←まあ見るんだけどね
こちらの予想を裏切らない展開で安心して楽しみながら読めます。ご都合主義とか言っちゃダメ!(笑)しかし主人公二人の部下ってばそれぞれどっちもいい人だなー。持つべきものは良い部下だ…。
軍人好きで絵柄が守備範囲で濃い目のエロOKな方はこういうガチな作品を手近に置いておくと何かと(?)便利かも。同時収録作も軍服でヨーロッパ系のお兄さん二人です。
そうそう、最後の話でちょっとだけ少年が出て来た瞬間「うわやっぱ水上さんの少年は可愛い!!!」となりましたwこの方の少年は本当にイイ…!
思わず少年を求めて他の水上作品を見返してしまったり。そういうエンドレスな楽しみ方も出来ますよw
先月のキャンペーンで幸運にもちるちるさんから頂いた図書カードを使い、かねてから気になっていたこちらの漫画を買って来ました。
この色遣い、彩色の仕方、人物のアクの濃さ、オマケに帯の「サディスト大佐 犯された捕虜」って文字……試されている。試されているよ、腐女子力を~~~!!と、心で悶えつつ、平静を装ってレジに持って行きました。
とりあえず、表紙を見てみて下さい…
っていうか、内容も突っ込みドコロ多過ぎです(^^);;
まず、20××年って設定なのに、まるっきり状況は昭和初期。
連合国軍とヤマト国軍の戦争描写から始まるのですが、軍服&サーベルで「全軍突撃ー!」ってヤマト軍に、零戦みたいな飛行機と戦車で迎え撃つ連合国軍…
せめて、年号をまるっきり変えたパラレルっぽい戦争ものにした方が違和感なかったんじゃないでしょうかね~。まぁ、そんな背景の違和感は、BL的萌えにはあまり影響しないのかっもしれませんが。
しかし、この時点ですでに半ばギャグとしてこの作品を捉えてしまった私です。
以降、捕虜相手に戦中なのに(戦地で)豪華な部屋や服を買い与えちゃう連合国軍幹部とか、捕虜を上官に取られるの嫌さに敵国捕虜を逃がしちゃう裏切り者の同幹部とか、だけど2年程度の牢獄入りで、戦後はその敵国にやってきちゃう同幹部とか、そういうアレレなところも「設定がすでにギャグ」という天の声で温かく見守ることが出来ました。
しかし、戦後のヤマト国。
子供達が思い切り昭和だよ…。着物だよ…。ちょっとギャグで乗り切るのが辛くなった瞬間でした。
萌え設定的には、衆人環視の中での緊縛、バイブ拷問、部下の命を盾に取られて部下の前でのH、敵国幹部達からの辱めなど、エロ度高めな内容となっています。ちなみに、捕虜になるのはヤマト国の中尉。次第に彼を愛するようになる攻めが、連合国軍大佐です。酷薄そうな面差しが、いかにもSっぽいです。(実は意外と甘い)
途中、一遍別のお話が入っています。別とは言っても、やはり軍服お仕置きプレイ(露×独風味)。趣味にブレがない(笑)。
そして、微妙なギャグ加減。
え、これってギャグですよね?
…そんな感じで、これも面白かったです。勿論お仕置き的エロです。ブレがない(笑)。
劇画タッチで濃い内容。
作者のこだわりに、尊敬の念さえ感じます。
さすがピアス。
このレーベルでなければこの味は出なかったでしょう…