嘘と誤解は恋のせい

uso to gokai wa koi no sei

嘘と誤解は恋のせい
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神118
  • 萌×261
  • 萌45
  • 中立11
  • しゅみじゃない11

--

レビュー数
63
得点
980
評価数
246
平均
4.1 / 5
神率
48%
著者
小林典雅 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小椋ムク 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
シリーズ
嘘と誤解は恋のせい
発売日
電子発売日
価格
¥581(税抜)  
ISBN
9784592875956

あらすじ

大学生の結哉は隣のエリートサラリーマンにこっそりひっそり片想い☆ある日お節介な先輩に「これでお近づきになれ」と、奇天烈な偽アンケートを手渡され、拒むすべもなく挑むことになるけれど…!? 
(出版社より)

表題作嘘と誤解は恋のせい

和久井仁,26歳,結哉の隣室に住むサラリーマン
嵯峨結哉,20歳,隣室の和久井に恋をする大学2年生

その他の収録作品

  • ラヴァーズ・ブートキャンプ
  • あとがき

レビュー投稿数63

声を出して笑えます♪

笑える作品としておすすめされていたので読んでみました。初読み作家様です。

確かに!めちゃくちゃ笑えました!声を出して笑うBLは初めてかもw、面白かった〜!

受け視点と攻め視点が交互になってる感じで、2人の気持ちがよくわかります。

攻めの和久井さんはイケメンで真面目な人なんですが、心の声がやたらコミカルで笑えます。
そして物語後半では、外見は爽やかなのに、心の中は受けの嵯峨くんへの劣情にまみれて、ただのムッツリスケベみたいになってきて大いに笑いました!

濡れ場は2回なのですが、とってもエッチでした。1回目は酔っぱらった嵯峨くんがエロエロになってしまい、2回目は和久井さんがエッチに責めます。

お話は前編(嘘と誤解は恋のせい)と後編(ラヴァーズ・ブートキャンプ)に分かれています。
前編は非常にテンポ良く楽しめたのですが、後半は面白いんだけど、なぜだかストーリー(無人島ツアー)が自分にはハマらなかったです。(嵯峨くんが焦らしすぎだからかな…?)

でも全体的に笑える要素いっぱいで、最後まで楽しかったです。

書き下ろしがないので、欲を言えばラブラブの書き下ろしがあったらよかったな〜と思いました。

今日はBL読んで笑いたい、という方に全力でおすすめします♪

0

和久井がいい人すぎて

えらく簡単にゲイの世界へ誘われた和久井に若干の違和感を抱きつつも、ストーリー自体は楽しく読めました。
受けの結哉は個人的には苦手なタイプちゃそうなんですが、意外にエロに関しては素直で、自分で準備しちゃうような積極性(突如そのモードに入ると素直)がなかなか好感度が高く、最後はネガティブすぎるところも笑に転嫁できました。

片思いだった和久井に、お節介焼きの先輩である六車が変なアンケートを仕立て、コミュニケーションを取るうちに、和久井の方もその気になっちゃうというトンデモ設定(笑)
ただ、彼らの心の声がまた面白くて、見ているこちらがヤキモキしちゃうという。
書き下ろしの無人島話がツボをかすってくれたおかげで、満足度の高い作品になりました。

ノンケだったはずの和久井の壊れ方が萌につながったかな。

0

受けの片想いは本当に可愛い

 数年前一度読んだけど内容を忘れていて、面白くて可愛かったよなーまた読みたいなーとなり再購入。
 乙女な性格して可愛い顔してるのに、「ちょっと邪魔でしたけど」とか、「先輩がいつまでも廊下で喚いてるから」とか、先輩に対して軽く毒舌気味なのが可愛い。
 攻め視点がめちゃくちゃ萌えます。アンケートに答えていくに連れて、和久井はだんだん嵯峨をかわいく思っていく。
 和久井が、六車と嵯峨の会話に変な想像してしまうシーン好き。無意識に対抗心を抱いていて歯ぎしりしながら寝てたのとか 愛おしすぎる。それを知らず風邪をひいた嵯峨を看病してる和久井と出くわし煽る六車。
 
 酔った嵯峨が誘惑チックなのが可愛い!! こんなエロカワな嵯峨に襲われちゃったら、和久井も陥落する。

 珍しく、結構序盤でゴールインするんですが、くっ付いたからって簡単にイチャイチャできない! なぜなら六車がいるから。なぜ夕食時も居て、しかも恋人の和久井ではなく、ただの先輩の六車が嵯峨の部屋に寝泊まりするのか。
 気になった人皆読んでくれ。

0

ビタミンBL!文句なしの作品!!

元気が出るBLが読みたくて探していた所、この作品に辿り着きました!
文句なしの一冊で、本当に読めてよかったと思っています。

とにかく、ギャグ、ギャグ、ギャグ、ギャグ!テンポの良いラブコメで満足です♡息が出来なくなるほど笑ってしまい、吐きそうになりながら読みました!うっかり外で読まなくてよかった笑
疲れた時や、元気になりたいとき、嫌なことが頭から離れないときなどに読むとそんなことがどうでもよくなるビタミンBLです。そのへんのサプリなんかよりよっぽど効果があると思います。
シリアス、悲しいシーンは一切なし。
最近の話ってどうしても悲しい系を持って来がちだけどそーゆーのが苦手な人にもオススメ。心が痛くならないので安心して読めます。

読み終えた時にはきっと心臓のまわりがポカポカしていることでしょう(^.^)♡
外で読むのは笑いすぎに注意!です♡

0

笑うことなく…


たまには執着攻めを離れて、違うものを読んでみよう!と思い挑戦した作品です。
率直な感想としては、私にはやっぱり物足りなかったです。

というのも、今回読んだものが私にしては珍しい、攻め→←←←←受け。
受けの一目惚れで攻めに猛アタック。

ただ、この受けがすごくネガティブ。
小動物のようにビクビクしていて「僕なんて絶対好きになってもらえない…」と、考えてしまうくらい臆病な性格です。

頑張る姿は健気で可愛らしいのですが、度が過ぎると少し鬱陶しくも感じてしまい、それを見兼ねて焦れた先輩が手助けしてくれるのですが、この先輩もまぁ図々しい(笑)
脇役キャラの中でも、あまり好きにはなれませんでした。

今回のキーワードは「アンケート」。
本の裏のあらすじもアンケート形式で面白いなぁと思いました。

アンケートの内容も驚くものが入っていたりしましたが、私は楽しみ方が違うのか、クスリとも笑えず…。
どちらかというと、現実離れした質問に攻めと同じく疑い目が晴れないままでした。

そして、なんやかんやあって中盤では両想い。
後半は付き合った後のお話なのですが、攻めがせっかく振り向いてくれても「それは絆されただけ」と相変わらず否定しちゃう受け。

攻め視点もあったりと良かったはずなのですが、途中から飛ばし飛ばし急ぎ足で読んでしまいました…。
ラブコメディを読みたい方には合っていると思います。
もしくは漫画だったらもっと抵抗なく読めたかもしれません。
イラストはとても良かったです。

0

元気が出るBL

笑える可愛い作品が読みたくなって、約10年ぶりに再読。
小林典雅先生作品との笑撃の出会いはこの作品だったなあと思いながら読み返していたのですが、何年経っても面白さは変わりませんでした。
暗さや影のようなものがなく、嫌な人物は1人も出て来ないですし、すごく平和かつ笑えるコメディ作品なのですよね。
こちらのシリーズ、なぜかどの作品も読むと元気になれちゃうんだなあ。
小林先生のコメディ作品はビタミン剤のような効果があると思う。

とある珍妙なアンケートから始まる、珍妙な2人の恋のお話。
両視点で語られるのが本当に面白くて。
変態製造機のような偽アンケートを通して2人がどんどんおかしくなっていく。
アンケート内容がお話のあちこちに散りばめられていて、伏線回収されていく様も楽しいのです。

結哉という子がこれまた不思議な子で、ジャンル分けをするのであればネガティブうじうじ系なのかな。
このタイプの子って、あまりにもうじうじ描写が続くと読み手的にはじれじれを通り越してイライラしてしまったりして、加減が大事だよなと思うのです。
ところが、結哉は確かにネガティブなのですけれど、心の声と斜め上の行動の数々、必死がゆえの妙な思い切りの良さ、そして脳内の人間くささに愛しさを覚えてしまうんですよねえ。
あと、ちょっと…いや、だいぶストーカー気質な脳内が良いバランスになっていたのかも。
対和久井に対する反応が本当に小動物みたいで可愛いんです。
なのに、夜になると積極的というのがずるいんだな。
これには和久井が夢中になるのも分かる。

一方、お相手となる、結哉が一目惚れをしてしまった隣人・和久井さん。
彼は序盤ではごくごく普通の真面目な常識人なんですよね。
人柄も良くて、この巻では男前なんです。
ところが、和久井とお近付きになりたくて結哉が持ち込んだ珍妙なアンケートによって、彼の中の色んなものが乱されていってしまうという。
なんだこのアンケートは?と思いながら真面目に回答をするし、ストレートのはずが結哉を見ているとなんだか変な気持ちになっていったりして。
結哉という子を知れば知るほど気になり、その度に"隣人に対する認識の情報"が更新されていくのが、和久井の心の乱されっぷりと恋に落ちていく様子が現れているようで愉快でした。
「大地真央をだいちまお」にも笑いましたが、寝室を南の島に見立ててセッティングをし始める辺りでおかしくなっていった気がします。
もともと変態的な素質の持ち主だったのか、アンケートをきっかけにどんどんと完璧そうに見えた男前から、少し抜けている部分だったり、結構ムッツリだったりと変態的な本性が開花していき、無人島ではすっかりあの手この手で結哉を丸め込もうとしていて笑ってしまった。
妄想しがちな結哉と彼の溺愛変態さはかなりお似合いなのかもしれない。
後半ではすっかりバカップルと化した2人に幸あれ。

そして、2人のちょっと下品な恋のキューピッドとも言える騎一の発言と、騎一と2人のやり取りにも終始笑っちゃう。
和久井のアンケートの回答に対して「見てくれの割に精液薄そう」だとか、散々な事を言ったかと思えば、意外と的を得たアドバイスを結哉にしていたり、彼がいなければきっと2人はここまでの関係にはなっていなかったと思うなあ。
和久井に田畑に襲来するイナゴ扱いをされているシーンでものすごく笑った。
サブキャラクターとしては濃すぎるキャラクターだというのに、メインの2人が濃いからか邪魔をし過ぎないのも良かったです。

コメディも、わざとらし過ぎると寒くなってしまいがちですが、流れるように笑えるワードや要素が散りばめられているからか、自然とクスッと笑えてしまうのが流石。
典雅節が炸裂する笑えて元気が貰える良作です。
心のビタミンチャージをしたい方におすすめの1冊。

2

めちゃくちゃ笑った

あー、面白かった!
ニヤニヤではおさまらず、とうとう笑い声を上げてしまいました^^;


唐突に始まる交流から進展していくラブコメです。
隣人でリーマンの和久井に片思いする大学生の結哉は、
先輩に唆されて大学のアンケートと称して和久井宅を訪れます。

とにかく、そのアンケートがおかし過ぎる(笑)
変態を炙り出そうとするような内容になっていて、それが面白すぎて笑いました。

ずっと我慢しながら読んでていたのに、
『ある朝 鏡を見るとアフロになっていたらどうしますか?』
ーー知りません(和久井心の声)

このやり取りで吹いた(゚∀゚)
それに真面目に答える和久井も面白かったです。
この調子で巻末まで行くのかと思ったら、半分くらいのところで両想いに。

後半は、恋人同士なのに恥ずかしくて和久井と2人になれない結哉のモジモジしたお話でした。
2人で無人島に行く展開もコミカルで楽しかったです!

酔った時の結哉の乱れ方とか、やっぱり変態っぽい和久井のHも好きでした♡
すっかり典雅先生のファンだわ。

和久井のダジャレ、「大地真央をだいちまお」にも笑った(笑)
この本、電車の中では読めないな……

1

笑いのセンスに完敗です。

これ大好きです。
疲れた時に頭すっからかんにして読む。

全力で笑わせに来てます。どこででも読んではいけません。
公共の場で読んだりしたら危険です。
ブックカバーをつけていても笑いはカバーしきれずに吹き出してしまいます。

みなさんもおっしゃる通りアンケートやばい。
騎一の作戦にのっかって片想いの隣のリーマンの家にこれを持って行ってしまう結哉にびっくり。
マジか?でした。

和久井さんと結哉の初めてのHは最高にエロくて面白くて笑ってしまいました。
エアコンの温度を上げて南の島?それ以外にも何かいろいろやってましたね。
自宅寝室を南の島設定準備してる和久井さんにちょっとヤバい?って思いましたよね。

無人島ツアーモニターで地震に竜巻に落雷で洞窟Hです。
それで二人は完全なカップルになりました。よかったよかった。

ええ、作者様が笑わせに来てるのにのっかりましたよ。
ちゃんと全力で笑いました。

1

結哉の可愛さにやられた一人

隣人(和久井)を好きな結哉が先輩の騎一発案のデタラメなアンケートをキッカケに近づく話ですが、結哉の可愛さにノンケの和久井もそりゃ堕ちるかな、といった感じです。
小動物のような可愛さ+純情、そして料理上手。
それでいて酔った時の結哉のエロっ子っぷりったら!!
ありゃいかん…大概の男は陥落してしまいますよ(〃ω〃)

本の半分は付き合うまで。半分以降は付き合った後、何故か無人島に行く話。
無人島、引っ張るかー(笑)
結哉のエロっ子っぷりは鳴りを潜めてましたが、恥ずかしがる結哉もこれはこれで可愛くて。
思わず和久井目線で読んじゃいました。

これ、シリーズ一作目だったんですね。
面白かったので次にいってみようと思います^ ^

…あ、結哉が可愛いとしかいってないレビューになっちゃった…((((;゚Д゚)))))))

3

隠れ変態をあぶり出す恋のアンケート作戦(^◇^)

本作の前に読んだ「国民的スターに恋してしまいました 」の台詞回しが上手く面白かったため病みつきになってしまい、急きょこちらも読んでみた次第。読んで正解でした。さすが小林典雅先生のランキング上位にある本なだけに、エロといい、ギャグといい、コメディといい、とっても楽しく中身のある小説でした。

受けには強力な助っ人というか、恋のキューピッドであり中学時代の先輩がおります。輝一先輩と言い、こちらのシリーズの次の主人公です。彼の存在が際立っており本作を大いに盛り上げてくれました。受けはゲイですがシャイで、小心者で、ネガティブ妄想癖のある大人しい性格。それゆえ新しく恋人を見つけるのはきっと一人では難しかったことでしょう。でも演劇を志している先輩が受けのために台本を用意し、攻めに近づく方法を伝授してくれました。

攻めと言うのが隣人の男性。受けが引っ越しのご挨拶で一目惚れをしてしまった相手です。攻めは正真正銘のノンケです。その攻めにアンケート調査と称して近づくことから始まるお話。このアンケートがもう!紹介しきれないくらい盛りだくさんな項目から成っており、思わずクスッ、クスクスッ、クスクスクスッとなってしまうくらい面白い。

決して爆笑というのではないのですが、終始楽しく、幸せ気分になれること請け合いです。そのコミカルなアンケートの中身についてはお伝えするのが難しく、残念ながら「是非ご一読を!」としか申し上げることが出来ません。でもこれは下手にご説明するよりも、ぜひ買って読んで味わってほしい作品です。

そうそう、「国民的~」を読んだ時も「おや?」と思ったのですが、本作にも「福山雅治」さんの名前があちらこちらにありました。作者様はきっと彼のファンなのでしょう。あと「やくみつる」さんや、「ヨン」様や、「大地真央」さんの名前も出て来て思わずニヤリ。「大地真央を抱いちまお」にはツボりました。

また、「さあ仮面をかぶるのですマヤ」なる月影先生の言葉や、「マニアすぎるぞお前、やくみつるじゃないんだから」や、「Dr.コトー」ならぬ「Dr.リトー」や、「ワハハ本舗」ならぬ「オホホ本舗」や、輝一先輩の小劇団で上演したという「肴は炙った烏賊」など八代亜紀の歌詞をもじったタイトルなどなど、ギャグやパロディやダジャレなど言葉遊びが満載で、めちゃくちゃ愉快で平和な気分を味わわせてくれました。

こうしてあげつらうだけだと大して面白くないでしょうが、小説を読みながらこのようなフレーズに出会うと、もう何故か楽しくて嬉しくてしょうがないのです( *´艸`) 以上、上手く感想を述べられた自信は無いのですが、少しでもご参考にし読んでみたいと思って頂けたなら幸いです。有難うございました<(_ _)>

4

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