ROSE GARDEN

ROSE GARDEN
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×21
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
6
得点
39
評価数
11
平均
3.6 / 5
神率
36.4%
作画
禾田みちる 

作家さんの新作発表
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原作
木原音瀬 
媒体
漫画(コミック)
出版社
蒼竜社
レーベル
Holly comix
シリーズ
ROSE GARDEN -ローズガーデン
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784883863723

あらすじ

 少年スネアが村外れの一軒家で出逢ったのは、自らを「天使」と名乗る美しい男・カイルだった。カイルは悪魔に囚われていると嘆き、闇が落ちる前に早く家に帰るよう言うのだった。その帰り、オリバの森に迷い込んだスネアは、天使と共に暮らす悪魔、ウォーレンに魔物から助けられる。スネアはウォーレンと触れ合い、優しい心を持ち、信心深い悪魔を好きになっていく。いっぽうカイルはスネアが夢見ていた天使像とはかけ離れていて、ウォーレンへのひどい悪態は、とても天使とは信じられなかった。二人の元に通ううち、スネアは天使と悪魔の複雑な関係を知る。天界への昇格試験を受けたウォーレンに、カイルは間違った答えを教え失格させた。そしてカイルはウォーレンを騙した罪で人間界に落とされたのだった……。
 優しく不器用な悪魔と、美しいけれど愛に満たない天使の、哀しくもせつない、感動のファンタジーラブストーリー。

表題作ROSE GARDEN

優しい悪魔
意地悪天使

その他の収録作品

  • nigh time
  • afterword

レビュー投稿数6

すごい!!

小説の1、2巻を読んでる最中は、お話と挿絵がこんなにも合っているなんて・・・!と感動したのですが、漫画も出ているということで慌てて読みました。すごいっ!この一言に尽きます。
1冊の小説を1冊の漫画にするのだけでも、相当場面をカットしたり、重要なシーンを選んだりとページ的に厳しいと思うんですけど、全く違和感もなく1冊に収められるなんて・・・と、感激しました。

それと小説で会話の中でしか出てこなかった、二人で雪景色を見に行く姿を見たいと思っていたので、美しすぎる景色にカイルが天界を恋しく思う切なさが、見ることが出来てとても嬉しかったです。
ウォーレンの優しい一途な思いに、苦しい気持ちになったり、カイルの残酷さに悲しくなったりしますが、だんだんカイルが揺れる思いが、表情に出ていてわかりやすかったのが読者としては嬉しかったです。
小説を読まなくても漫画だけでも、楽しく読むことが出来ると思います。もちろん小説を読まれた方が感動も倍増するかと思いますが!

内容は正確には、小説の1冊と半分位の量です。
それプラス、木原音瀬先生が小説でお話されていたもう一つのもしかしたらの「ifの世界」をきれいに描かれているので、そちらも気になっていたのでとても楽しめました。
しかし「ifの世界」は、お話としては、とても切なく悲しい・・・ので二人が幸せになるラストを選んで下さってありがとうございます!!と叫びたい気持ちになりました(笑)

個人的にカットされた2巻からの後半が(カイルのよさがとても分かるので)一番好きなのですが、小説は小説として。全てをイコールにしなかったところも、また良かったと思います。

天使と悪魔の二人の話をおとぎ話として、孫に聞かせるような語り口調の流れも、話と絵柄に合っていて、これを読んでから小説をもう一度読むと、自分の想像だったシーンが禾田みちる先生の絵柄で彩られていくのが、また面白いです。
そして漫画を読むと小説の詳細が思い出されて切なさが倍増したり。

カバー裏に木原音瀬先生のコメントもあるので必見です!(←1年近くコメントに気づきませんでした:笑)

4

やさしいお伽話

原作は木原作品の中では評価が低いので読む気無かったのですが、ergoでチラッと見て絵の綺麗さに気になり「一応チェックしとくか」ぐらいの気持ちで買ったら・・・涙涙です(TーT)

そのほとんどがウォーレンのためです。
ただひたすらにカイルの為だけに命をかけ、羽を失い、左目も失い・・・

本当にスネアに出会えて良かった×2
そうしなければカイルは名前すら忘れてました、30年口聞いてないから・・・なんて奴だ。
ユージンに聞かせるお伽話風な語り口調も綺麗です。

小説も読むべきか、悩む・・・そのぐらい価値ありです!!

1

悪魔の愛と優しさに涙

これは必読です。小説も良かったですが、個人的には漫画の方が好きです。
やはりコレは皆さんもコメントされてますが、禾田みちる先生のファンタジー系の絵がこのストーリーの世界観にますます綺麗さをプラスしてると思います。

小説とは違う「絵本/物語」的なストーリーの運び方もよかったです。

心優しく献身的な悪魔ウォーレン。
身勝手で愚かな天使カイル。
そして物語の重要人物であるスネア。(所々何度も「スネ夫」と読んでしまったのは私だけでしょうか・・・?笑)

この物語で心が打たれるのはやはりウォーレンという悪魔のひたむきな生き方でしょうか。
「悪魔」として生まれてきましたが、「悪魔」としては生きたくない彼。
「悪魔」として生まれたが為に「悪魔」として扱われてしまう彼。

ウォーレンの優しさや愛に気付く事ができない天使カイル。
この物語の中でカイルは悲しいほど愚かです。 (このカイルを可愛く思うには小説読まないと無理かも・・・。)

そしてこの物語の中での救いとなるのがスネアの存在。
お馬鹿ちゃんのカイルに変わって人間であるスネアが天使のような役割をしてます。ウォーレンもカイルもスネアという存在とそしてスネアの祈りがあったからこそ悲しい結末にならないで済んだんじゃないかな。

是非是非読んでもらいたい作品。
鼻息荒くしてお勧めします。

1

素敵すぎます!必読ですっ

はぁぁぁぁああうッ
…だいたい私がこういう嬌声をあげる時は、なにかにつけて激萌えしています笑。
私は天使と悪魔という存在が大好きです。 羽根とか。キラキラとか。後ろ暗さとか。
こちらはアンソロジー「ergo」で連載されていた、木原音瀬先生の同名小説のコミカライズ作品です。
原作ではカイルの底意地の悪さが良い感じに露呈されていて、 そういう意味では自分の中の好みとはちょっと違った方面性だと感じたのですが…。
ウォーレンめっちゃカッコいいいいいいいいぃぃ…!!!!!!
あああ…禾田先生の描かれるウォーレンがですね、すごくツボったんです…!
ロンゲ具合とか(私の中で悪魔はロンゲです)黒髪とか(これも必須!)黒い服とか(これも!)
禾田先生の、繊細で綺麗で、でも怖さや、それ以上の優しさを秘めたウォーレンの姿が辛抱堪らん。

ウォーレンの鼻筋が素敵、ウォーレンの唇の影が素敵。
え?スネアとカイルですか?……ウォーレンの微笑が素敵!! ←
いえいえ…二人ももちろん素敵でしたが、私にはもうウォーレンしか見えなかった……。
ウォーレンもこのお話も、禾田先生にしか、絶対に無理だったと思います。
こんなに静謐で脆弱な関係性を、清らに時間が流れるように描けるのは禾田先生しかいません!

木原先生の原作には無かった、おとぎ話的なモノローグにより ファンタジーだった世界観がより磨きをかけているようです。
この“おとぎ話”は、ウォーレン・カイルに接していた少年・スネアが おじいちゃんになったとき、自分の可愛い孫娘にお話している…という流れなのですが、 自分のことはカナリアに喩えていて、メルヘン好きが大喜びなセンスの言葉達です。
せつなくて、やさしくて…カイルへのウォーレンの思いを知っていて、 ウォーレンへのカイルの恨みも見てきたスネアならではの語りです。

ただでさえ一冊の小説を一冊のコミクスにするのが大変そうなのに、 ROSE GARDENは原作が二冊なので、禾田先生も相当考えられたのではないかなと思います。
だから半分くらいのお話のカットは否めないのですが…
全然お話が通っているし、私としては原作よりも好きかもです。ウォーレンがカッコいいですし。笑☆
原作の魅力をイコールの度合いまで持っていくことからして難しそうなのに、 禾田先生は更にプラスプラス…と魅力を注いでいらっしゃると思いました。
すごく素敵なコミカライズです。
原作を知らなくても絶対に楽しめます!つよくプッシュしたいです!

3

伊吹亜弓

【カノアマスミ様へ☆】
一巻はカイルが意地悪すぎて「こんにゃろおまえっ」となりますが、二巻は「あーあーあー…素直じゃないねぇ。よちよち☆」となります!(わかりにくい…
コミクスは「っつあーキタコレ!」です°+(*´∀`)b°+°
感想楽しみにしてます☆☆

カノアマスミ

読みたいんですー二巻。アマゾンとかでは二巻のがいいとか書いてあるし。
こわくて読めないヘタレな私を赦して・・・・・(泣)

ンでも、コミックスは絶対買いますー買ったら感想書きます~~☆

伊吹亜弓

【カノアマスミ様へ☆】
ふぉぉぉぉ…!!!! コメントありがとうございますっ ちょいミスどんまいです☆
どちらかというと、コミクスは二巻の内容を中心にばっさりとカットされている感じでした。でも二巻はウォーレンが可哀相というよりも、あくまで「ちょっとだけ」ですがカイルが可愛く可哀相なので大丈夫だと思います☆…というか二巻が未読だなんてもったいないですっ
今すぐ本屋さんへダッシュですっっ ε=ε=ε=ε=ε=ε=┏(*´∀`)┛

禾田先生にしか描けない!なんて豪語してしまいましたが、実際のところ私は禾田先生のこれまでの作品を読んではいないんです…… ← 
そうです、あくまで絵が作品にすごく合っているんです…!あとモノローグも神がかっていました。
原作の二巻もこちらのコミクスも、是非お手にとってください☆後悔は絶対にしない…はずですっ(営業活動?)

カノアマスミ

ごめんなさいっっ☆ 亜弓さんのにコメしようとして、まちがえて上にレビューしちまいましたよ・・・ハッハッハッハッ(汗)

レ、レビューって修正できるくせに削除出来ないんですよね・・・・・

原作すごい好きだったんですよね~~

一巻の終わりがかわいそうすぎて、二巻読みたいのに読めなかったんですが。(爆)
でも、確かに小説だとどーもつらすぎて駄目なようなのでも、結構漫画だとサラッと読めたりはしますね・・・
この話、確かに漫画の方が私的には読みやすいかも、と思いました。もちろん小説と漫画で媒体違えば、また話のカンジも変わってくるとは思うんですけどね。
本屋で表紙みたら、禾田みちるってすごく原作のときよりも絵のカンジとかうまくなってるって思いました。ファンタジーにすごく合いそうですねーあの絵。
レビュー読んでたら、どうやら原作にただ忠実っていうんでもなさそうだし・・・ちゃんとなんか、原作噛み砕いて再構成してあるって感じですよね。(なんか漫画だけのお楽しみみたいなのありそう、ってか)
そういうの好きなんですよ。これだったら二巻の内容も読めるかもな気がしますし。
マジじゃぁこれから本屋行って買ってきますわ。(笑)

2

伊吹亜弓

どっちに書こうかな…と迷ったのですが、結局自分のほうへいただいたお言葉へのお返事を綴っておきましたっ (A;´・ω・)フキフキ
コメントありがとうございます☆☆

カノアマスミ

っていうのは・・・下の衣吹亜弓さんのレビューの対するコメントのつもりで、間違えてこっち書きました。
<m(_ _;)m>メンゴ

原作読まねば!

悪魔と天使の存在を考え直したくなるお話です。
小説は積読中なので、その後のお話を読むためにそろそろ引っ張り出してこないといけませんね。(小説にはこの後のお話もあるんだそうで。)

泣けるお話なのですが、どこで泣いたかと言えば、心優しい悪魔のウォーレンの悲しみに同調したわけでも、独りよがりな天使のカイルが他人を思いやる気持ちを持てるようになったことを喜んだからでもなく、語り部であるスネアが身近に接しているのに手助けできず、ただ傍観者として語ってきた内容と、命を全うし魂となったときにカイルの心に語りかける部分に涙しました。

実は、禾田さんの絵は私の好みではありません。しかし、天使と悪魔を描いていただくには適任だったと思いました。
幻想的な雰囲気が良く、羽が綺麗だと思いました。

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