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神評価1つじゃ足りないくらい、感動しました。
BL要素があったのは5・6巻前後で、この最終巻ではすでにそこは通り越して完全に学園青春ものですが、BLでなくても久々に時間を忘れて没頭しました。ほんとうに良かった。
物足りないところはいっぱいあります。最後は完全に駆け足になっていて、出版社の事情で休載していたものを書き下ろしで完結させたということで、終わらせてくれたことにとても感謝しますが、やっぱりさいごの打ち切り感がすごくあります。
ゆっくりちゃんとかけていたらもっと感動したんだろうなぁというのが惜しいです。
進学問題や借金問題を、1人で解決しようと頑張る宇都宮。
それに協力する学友と宇都宮のために何も出来ないと泣く素直。
「人生は別々なんだから仕方ない」と諭す中原くんはなかなかオトナだと思います。
でも人生は別々だって中原の台詞と、別々でも助け合えるという素直の台詞をあわせてみて、だからそれが友達なんだと思える作品です。
家族みたいに助け合う義務が発生するわけじゃなく、絶対顔を合わせなくても、いつか音信不通になってしまうかもしれないですよね。友達って。自分から続く努力をしなければ続かないのが友達だから、人生は別々の他人の人生に入っていこう、入っていきたいと思う存在が多分友達なんだろうなぁとこの2人を見ていて思います。
最後は卒業して、この2人も離れ離れになってしまうけど、そのシーンを見たときに、もう自分のこの歳でこんな友達はつくれないなぁ~というなんとも形容しがたい気持ちでいっぱいでした。
実は密かにBLカップルよりもNLカップルである夏希と宇都宮の行く末が気になっていたのですが、大人になっても大きな進展はない?のかな。
この2人の最後だけがどうしても気になってしまいます。
掲載誌ボニータが休刊となってしまった為、7、8巻は書き下ろしだったようです。
そんなこともあってか、絵柄が少々乱れているようで残念。
それに一番まともな宇都宮(ウッチー) の恋愛話が、私にとっては最も興味なかったという、、ごめんね、ウッチー。
だってここは天瀬と美苗の百合CPを期待したかったのが本音。ウッチーには素直がいるのだし!!(笑)
男前女子の天瀬とウッチーの恋愛は、多少倒錯的なところがなくもないけど。やはり百合のほうがよかったなぁ。
また他にも魅力的なキャラが沢山いるので、もっと続いて欲しかったです。他誌で掲載を続けられたらよかったのですが…。
でも、ラストはとても綺麗に終わっていて、作者のこの作品への思いが詰まっていると感じられました。
きちんとエンドマークつけてくださり、ありがとうございます!
最後に、、せめて理事長&秘書コンビの話を見たかった ~~!!