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mado wa mada akanai
電車の痴漢騒ぎで知り合った二人が、住宅建設という仕事の現場で顔を合わせる事になり・・・
それぞれが自分の仕事に真剣で、言いたいことを言っても気まずくならず、酒を飲みながらプライベートな話までするような関係になったとき、比田は酔った深見を介抱しながら衝動的にキスしてしまいます。
比田のことが気になりながらも彼の行動が理解できず、自分がノーマルであることを必死に証明しようとする深見。
衝動的だった自分の行動に理由を見つけようとしてグルグルする比田。
ここがとっても可愛いです。
仕事に対する夢とか、理想の家庭とか、風が通る家とかを絡めながら、お互いが親友以上の関係になっていくのがていねいに描かれています。
思いが通じ合った後のお話の番外編も含め、二人ともやけに真面目なのでそこがかえって微笑ましい。
また、比田のほうが深見よりカタブツのように見えるのですが、相当天然が入っているので、深見がよりいっそう極々普通の人に見えます。
同時収録は前コミックス「白い檻」の番外編。
相変わらず鬼畜な先生と、淫乱な久慈くんでありました。
もう、この二人は他人に迷惑をかけないように、勝手にヘンタイしていてくださいって思います。
「アントールドワールド」は「アントールドラブ」の続き。
一目惚れ→強姦→ほだされちゃった・・・ちょっと強引な話の引っ張り方かなっと思いました。でも「~ラブ」で意味不明だった部分が補足されていたと思います。
風樹先生、ふつうの大人のラブを描くほうが合っていると思いますよ。
常々思っているのですが、電車で痴漢にあう男子ってどれくらいいるのでしょうか。BLではよくあるパターンですが(立て続けに読んだため)、疑問です……。
それはともかく、仕事上で意見を戦わせている男二人って萌えます。やっぱり働く男って好きです。くっつくまでのお話も好きですが、その後の番外編がよかったです。
くっついたものの、次いつやろうかと……。ゲイならともかく、そうでないのにタイミングが掴めなくてぎくしゃくする二人。攻めは受けの体を傷つけたくなくて、思いきれなかったり。そういうノンケの大人の葛藤は萌えます。私が地味なリーマンものを好きなのは、フツーの人が持つ葛藤を乗り越えてまで、相手のことが好きというところなんだろうなーと思います。
それにしても、このレーベル。前に出た本の番外編を入れて、その前の本まで買わそうという戦略ですか!(村上左知先生の本とか……) 微妙なんですよね。前作「白い檻」はなんとなく自分の好みっぽくないし。でも、買わないと、この本に入っていた後半3分の1くらいが、十分に楽しめないという……。うーん。この手の戦略が恨めしい。
作品を読む前には、ちるちるさんで必ず関連作を調べてから読み始めるのですが、どうも「白い檻」が関連作だということを見落としてこちらを先に読んでしまいました^^;
表題作以外は「白い檻」の続編になるようで、後半約70ページは背景が十分理解出来ているとは思えないので、萌評価は表題作シリーズに対しての評価です(後半は今の状況なら中立位の評価なので…)。
表題作シリーズはこの作家さん初のリーマンものだそうです。
主人公の2人はデザイン会社とクライアントの会社に勤める一応ノンケ同士になるのかな?
深見には女性の恋人もいるのですが、比田に寄せる想いに気づいてからの葛藤で切なくなったり、比田のいざという時の行動力は男前だと思いました。
恋人になってからも、お互いギクシャクしてまるで初めて恋人が出来て付き合うような不器用さは可愛かったです。