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senaka ni daidokoro de
タイトルセンスあるなぁ~
思わず気になって読んだょ。
いろんなイケナイ事を想像しちゃうタイトルだけど全話通して流れてる雰囲気は何か甘酸っぱい、かつストイック。Hはあるけどエロさは感じない。そこに行き着くまでの過程をキレイに淡々と描いてる。なんか見守りたい系(?)の作品集。なんだそりゃ。
最近イケイケな作品ばかり読んでたから一服の清涼剤のよう…悪くない´ω`
自分の気になった作品は
[不幸だとは限らない]
(以下、ネタバレ有り)
会社の寮を火事で焼け出された友人。学生の時から告ってる相手なだけに泊める事に躊躇う攻様。結局押し切られる形で同居する事に。嬉しいような悲しいような日々‥据え膳炸裂(笑)
同居モノがツボなので楽しめた♪こりゃあ酷だよ~。一緒のベッドだし~風呂上がりは腰タオルでなんか飲んでるし!理性トびそぅな攻様。
最後はハッピーなんだけど受様の表情に妙にドキドキした☆その上あの殺し文句!!あれは反則だろー(≧∇≦)攻様萌え死ぬね♪
他は王道のカテキョもの、病院ものなど。
ほのぼの癒されたい人向き(^^)
テイストとしては嫌いじゃないけど上に紹介した話以外、萌度が少なかったのとタイトルに期待し過ぎた事で表題作いまひとつだったので中立評価。
何すんのさ?!と期待しちゃうタイトル(笑)
BLのタイトルって、うまいなーと思うものが多いです。
タイトル自体が"煽り"になってますよね。
レジに出すのがこっぱずかしいものもありますが(笑)
初読みの作家さんでしたが
絵もストーリーもあっさりしていて読みやすかった。
絵は、ムダな線がなくて今時な感じ。
クールビューティで大分好きなキャラクターやストーリー設定なんだけど、
なぜかどれもあまり心に残るものがなかった…。
短編ばかりだからですかね?
なので、今回は中立で。
絵はかなり好きな感じなので、また読んでみたい作家さんです。
表紙の雰囲気に惹かれて買ってみて、
中身を読んで……
って事もままあるけど、
これはなかなかヒットでした。
基本的に、この手の繊細な絵が好き。
お顔の造作のバランスも、狂いのないプロポーションも好み。
キャラクターも、ちょっと捻くれたようでいて、実は純情なメインキャラに、
食えない感じの脇キャラ。
エチも、このストーリーや絵の雰囲気には、このくらいあっさりした、ぬるいエチがちょうどいい。
ここで、誇張した怒張でいきなりズゴバコされたら、気分ぶちこわし。
派手さはないけど、スタンダードな良さがある、私好みの1冊でした。
アクアからは3冊目の単行本です。通算4冊目…見上げると棚に既刊3冊があるので…のはず。
「今まで存在していた“せのおあき”という空間が洗練された」
そんな印象を受けた一冊でした。
甥と叔父、元同級、家庭教師と生徒、医者と患者、大学生と社会人、先生と社会人…短編集とはいえカップリングはとてもバラエティ。だけど、ひとつひとつが同じようで違う空気があり、その空気を活かしているのがちょっとした小物(踏切り、桜、眼鏡、脇役たち)だと思います。
この活かし方がすばらしい。とても好み。
いつもながらタイトルのつけ方と話との関連性もいいと思いますし、構成的に雰囲気の違う「刹那の踏切」を最後に持ってきてあるのもいい。びしっとしまった感じがします。
今後も新刊を楽しみに待っている作家のひとりです。
しばらくBL充実書店に行ってなかったので、久しぶりに行くと一気買いしてしまいます。
そして、なぜか「表紙の青っぽい知らない作家さんの新刊」を買うことが多い。しかも、はずれない。
これも当たりでした。
激しさとかエロさは全くないんだけど、それが逆に新鮮でした。エロエロじゃなくても、傷つけ合ったりしなくても、かといって甘甘じゃなくても、楽しめる作品ってあるもんですね。
萌えとも違う位置にある気がする……。
BLジャンルがますます貪欲に多様な“萌え”を取り込んでいる昨今、私にとってせのおあきさんは最後の“砦”であり、“希望”である。
なぜなら、もう新規の(BL)作品で“昔”から変わらないこのテイストを味わうことは殆ど不可能だろうという予感があるからだ。
否、むしろソレは確信と言い換えても良い。
まさに、十年一昔。
時代の流行とか傾向とか空気いったものが、我々の気づかないうちに少しずつ変わってきた一つの証左である。
さて、ではせのおあきさんの作品に変わらずに貫かれているモノとは一体何なのか?
それを言葉にするのは、またとても難しい。
私はこの雰囲気を、(やはりせのおあきさんと同様に敬愛しているBL作家の高遠琉加さんの言葉を借りて)「天国が落ちてきた」状態(ステータス)だと思っている。
高遠琉加さんの作品を既読の方でなければ伝わならい“比喩”なので不親切で不十分だし、やや過激な表現だと知りつつも、コレが今のところ自分の説明できる精一杯の限界である。
登場人物達の何気ない一言、モノローグ、表情、癖、行為…。
それらが瞬間的に私の内側に潜む“理想”と重なり、心/魂ごと何処かに持ってかれてしまいそうな状態。
さりげない日常の物語の“奥”に潜んで、手をこまねいている非日常の特殊空間というべきか。
大したことないと高を括っていると、あっという間に“天国”のような場所に取り込まれてしまう感じ。
気付いたら、“好き”すぎて取り返しのつかない場所にいつの間にか立たされている。
今回の短編集では、私の場合特にラストに収録されている「刹那の踏切」。
地味系短編と侮るなかれ。
前振りもなく、不意打ちにソレは飛来してくる/落ちてくるから。
90年代の渦中(空気)を知る方には、特にオススメの作家の一人だと思う。
表紙買いの短編集。一冊を通してのテーマは、脇役万歳だそうです。
この作家さんは初読みです。
表題作は、甥っ子と叔父さんのお話。
複雑な家庭環境の家族で育った5つ違いの叔父・圭と甥・薫。
事情があって同居することになり、もともとお互いのことが大好きな二人の距離は急速に狭まって・・・クライマックスは題名にもある、夜中の台所です。
なさぬ仲の二人ですが、周囲の受け入れは万全。これまで苦労してきた分、みんなで幸せになってください。
「不幸だとは限らない」:
ゲイだとカミングアウトして、好きだと告白してあるのに、その彼が火事で焼け出されたといって突然泊まりに来ちゃったからさあ大変。
彼が側にいる幸せと、安易に手を出せない辛さが同居して睡眠不足になる始末。
で、これだけならばよくあるお話だと思うのですが、軽いどんでん返しが待っておりまして、よかったよかった。ちょっと小悪魔な展開っていいですよね。
「春来にけらし」「春来たりなば」:
教え子にキスをされてしまった家庭教師。潔く辞めてしまったのですが・・・。
元々ゲイで、教え子のことは憎からず思っていたために、退職した後も引きずってしまい・・・果ては同じ大学に通うようになったものだから・・・。
このお話の何が気に入ったかといえば、真面目に勉強をさせようとしているところでしょうか。
今まで読んできた大抵のカテキョものの多くは、誘惑したりされたり、流されちゃったりして、あまり後ろめたさを感じていないものが多かったもので、新鮮さを感じたし、好感が持てました。
「君と落ちる」:
恋に落ちることを観念的に描いた作品と言っていいのでしょうか?観念の世界と現実がうまい具合にリンクしていて、意外とわかりやすいお話でした。
「ワニを飼う」:
いちいち血だらけなワニ君を放っておけない湯木川くんのお話。このお話は、脇の柄シャツ君とボーシ君がいてくれたからこそ、なかなか面白くまとまったんだと思います。
「刹那の踏切」:
開かずの踏切を上手に利用した二人っきりの世界。
ちょっとした言葉の行き違いで疎遠になりそうになった二人がその世界で仲直りをするという、ちょっとロマンチック、だけどなんで踏切?何で胡散臭いサングラス?なお話。
でも嫌いじゃない。
というわけで、繊細な感じの絵も好きだし、他の作品も読んでみたくなりました。