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続編の「ニッポン擬人化ハイバー」を先に読んだのですが、「ハイパー」でつながっている設定の都道府県(2冊とも担当した作者様が同じ都道府県)が結構ありましたので、順番からいうとこちらを先に読んだ方が良かったようです。でも全然違うキャラもいて、宮城県は「ハイパー」の攻めっぽいキャラより、宮城県にどきりとされる可愛いキャラの方が私は好きでした。
都道府県ごとに大体2ページで擬人化キャラの説明と、4コマ漫画が描かれています。キャラの意外性は感じませんが、私は発売当時に流行していたらしい某国擬人化(ヘタリア)に詳しくないせいか、二番煎じだと思うことも なく楽しめました。
現在もご活躍されている作者様や、ちょっと懐かしい作者様もおられるので、作者様のファンの方にお勧めだと思いました。
特徴を読んで作者様が要望のみを設定されたのか、作者様が都道府県の特徴から全部設定されたのか。その辺りも気になったので、作者様のあとがきコメントが欲しかったです。
1ページだけでしたが、高久尚子先生の描かれた「美人なのにバリ攻」な新潟県が印象的でした。あと、佐倉ハイジ先生の描かれた「納得できないけど大阪と付き合う東京」も可愛かったです。
擬人化の醍醐味として、その作家さんが「ヒトでないものに対して、どんな萌えを発見しているのか」という点を読むことも一つあると思うんです。個人的な意見ですが。
「あーそう言われてみればこの擬人化は萌えるぞw」
みたいな、日常生活に、自分では気づかなかった新たな萌えの風を吹き込んでくれるのが擬人化であると私は思っているのです。
例えば夏水りつさんがコミックスあとがきなどで描かれている“ブルボンシリーズ”(お菓子擬人化)は読めば納得のカプだし、設定や状況も面白くて大好きな擬人化の一つです。
その点このアンソロは題材が都道府県ということでただの「○○県民」みたいに見えてしまうところが少し残念かなと思います。
そろぞれの県の特徴を捉えていて、お互いの県の関係性も入っているのでそれなりに笑えるし面白いとは思いますが、手放しでオススメはできないかなぁ、といった感じ。
擬人化アンソロだったら少し前に発売されたBabyの擬人化特集が意外性もあって納得できるカプたちがいっぱいなので、このアンソロで目覚めた、あるいは読み足りない、と思った方にはオススメできるかと思います。
中身は、各県についての4コマ漫画で、コアマガジンですから、drapの作家さんがほぼ総出演で盛り上げています。
表紙の作家陣を見た時点で「あ、drapの作家が多いから……コアマガ出版かな?」と気付いた私、プライスレス…orz
作家さんはやはりそれなりの萌えポイントを持って各県を描かれているようなので、萌えはあります。
私は沖縄(マブヤー!!)、神奈川4兄弟(長男…)、青森(ハレンチ〃д〃)、京都×大阪(ぶぶお食べ)がツボでしたwww
ですが、登場する県が偏っていて、やはり東京と大阪はたくさん出てくるし、地方は自分の県のところでしか出てこない。
しかも、出てくるたびにキャラが違っていて、作家ごとに県の方向性が違うのが萌えきれないポイント……
自分の県が登場回数少ないと、やっぱり悲しいですよね…
あと、神奈川県のように県を多面的に見れると面白いかも。
神奈川は長男・鎌倉、次男・横浜、三男・湘南、四男・横須賀の4人で、それぞれに他県の相手がいるという設定。
同じ県でも、対立するような性格ってのはあると思うし、神奈川はそれが顕著だったからこういう風になったのでしょうが、コレはいいなーと思いました。
他の県で統一性がないのも、こういった兄弟のうちの1人だと思えば、解決できるかも…
そんなこんなで評価は低めでしたが、内容はこれからもっと精度を上げていけるのかなーと思いました^^
ちょっと前に流行った県民性と、微妙にブームだった擬人化をヒントにやっちゃいました☆感がプンプンする1冊。
しかも、drap編集ということでdrap関係の有名な作家さんが名を連ねているのですが、
(あくまで推測ですが)
「この県はこういう特徴があるんで、そんな感じで描いて下さい」
という具合に指示されたような感じがあるせいか、
1冊において同じ県なのに作者によって微妙に性格や立ち位置が違っていたり、読んでいて訳が分からなくなることもしばしば。
とにかく、描かされた感がする1冊な上に、すんなりとは読めない読みづらさに
「2回目の読み直しは無いかなぁ」
と思いました。
自分の意志でキャラ作りから関係性まできっちりと考えられる人に描いて頂きたかったネタです。
これって、某国擬人化作品からヒントを得て企画されたんだと思うんですが
確かに、二番煎じながらも
自分の住んでいる地域の性質とかがどう表現されているかには興味があったので
余り期待せずに購入しました。
正直な所、自分の友人のいる地区のネタには
思わず「ああ、そうそう!」と思えるんですが
全く未知の地域だと、「へぇーー。。。」位の感想しか持てないですよね。
あとは、担当した執筆者でもかなり差が出るんじゃないでしょうか。
まだ全てを読んでないのですが
東京と大阪はさすがに良く出来ていたと思います。
その分、他の地域の作品に関しては
「偏見だ!!」と怒り出す人が居ないとも限らない?って思わないでもないですけどw
まあ、普通にギャグものと割り切って
萌えなどを期待しなければ充分楽しめると思いますよ~。
(多少の萌えはありますよw)
あえてBLにする意味があったのかどうか、は置いておくことにしてw
ちなみに、わが石川県のネタは。。。地元民にしかわからないコアなネタでしたw
しかも、石川本人よりお隣・富山の方が登場率が高くて
さらには、最後の4コマ漫画には
同じくお隣の福井しか登場してなかったのがちょっと悲しかったですw
読み終わってはじめて思った事は、
ぎっしり詰まってたっ
です。
すんごい読みごたえがありました。
作家さんもすごい豪華でびっくりですっ
個人的に、
北海道くんがアイスが好きでよくお腹こわしたり、青森くんの照れやなとことかちょっと大胆なとことか、京都のぶぶ漬けとかすごい好きですっ
学生だったり、リーマンだったり、様々で、自分の住んでる都道府県がすごい可愛いく思えますっ。
擬人化など大丈夫な方は是非読んでみてくださいっ
なかなか豪華な顔ぶれの、擬人化ほのぼの4コマ。
かわいくって、ほのぼの~~
って油断させといて、隙をついてうっかり登場するBLコマ
アレっ?
一応「4コマ ボーイズラブ コミック アンソロジー」って表紙にもちゃんと描いてあったのか
都道府県の割り振りは、出身地とかご当所になっているようで、方言使ってたりするのがカワイイ。
関西圏の方達がちゃんと京都、大阪、神戸、奈良と言葉を変えてはるのんが、
「そうそう」とか「せやせや」な感じでうれしい。
特徴をとらえて書けてるのは一部だけで、あとはどうにも「ナンカチガウ…」という感じがしました。
ステロタイプを使いこなして擬人化するためには、「まずはステロタイプをよく知り、知ったうえで解体し、さらにステロタイプを再構築する」という作業が必要じゃないかなと思う。でないと血肉にならないというか。
企画としてはすごく面白いと思うんですが…。
漫画家さんの「この県を書きたいんだ!」という気持ちより、「よく知らないし興味もない県だったけど、こういう県だと教えてもらって書きました」みたいな気持ちが、透けて見えてしまった。
『ヘタリア』は大好きなんですけどね~。
ヘタリアのほうは、作者さんの持ってる知識とか情熱がハンパないので、ステロタイプも生きてると思うんですよねー。
萌えるためには、まず漫画家さんたちが自分の作った擬人化キャラに萌えてほしいなー、と。
実情は分かりませんが、そう感じてしまった一冊でした。
最初、企画としてはおもしろいな・・・・と思ったのですが、都道府県のそれぞれのキャラの設定が個々の作家さんによって違うので、読んでいてどれがどの県だか途中で混乱します。
またBL色が先行しすぎて、肝心の都道府県設定がうまく使われていない話などもあって、そういったのが残念。
設定を統一して、なおかつ少し県民性等をピックアップして、どこの都道府県同士が付き合っている等は読者が想像できる範囲のストーリーだったら、もっと楽しめたかと。
私的には、ねこ田米蔵さんの「大阪府」と藤谷陽子さんの「香川県」が面白く読めました。
ヘタリアの日本版といった風情の47都道府県・ニッポン擬人化アンソロジー。
各都道府県をdrap!作家陣がオール描き下ろし!というから、擬人化好きとしては見逃せなかった訳なんだけども、内容的には大絶賛・・・とは言えないというのが正直なところだった。
やはり好きな作家が描いているとしても、全ての県民性というのは分からないため、丸々1冊理解するのは少々無理があるかなと。
とりあえず個人的には地元の大阪に注目してみた。
大阪担当は「ねこ田米蔵」「天王寺ミオ」「ぱんこ」の3人。
特にねこ田さんの大阪編は面白かった(*´∀`)
同じ関西でも京都と大阪の違いを分かってられる。
こういうのはちょっと嬉しい。
総合すると大阪は「陽気」で「馬鹿」で「正直」な感じに捉えられているようだった。
うん、合ってる・・・かな?(笑)
ただ大阪がキタとミナミの双子設定って、それイタリ・・・・・・・・。
全体的にみると、梅沢はなの愛知県、楢崎壮太の山形県、ねこ田米蔵の大阪府、霧嶋珠生の京都府などは、さすがにちゃんとまとまっている。
そして4県を担当していた藤谷陽子が面白かったのは、実は意外だったりした(;´∀`)
知っている土地以外は、へえそうなんだ程度に軽く読み流すか、意味が分からないかのどちらかだと思うが、普段4コマなどあまり描かないような作家のそういった作品が読めるのは、なかなか貴重かと。
また4コマは結構センスが出るので、これを読めばお気に入りの先生たちの、意外な一面が発見できるかもしれない。
機会があればぜひぜひ。