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凪良さんらしいキューンとくる話でした。
凪良さんの本はほとんど全部読んでいますが、その中でも1.2を争うくらい好きです。
高校生X教師の話ですが、切なくて涙が出ました。
瀬名は結構自分勝手ヤツで家庭環境が良くないせいか、人を傷つけても正当化しているようなそんなヤツで、精神的に子供。
阿南(教師)のプライベートを知った時から興味をひかれるようになり、ちょっとずつ大人になっていきます。
親の離婚騒動で傷ついてもそれを友達に言うことも出来ず、どこにも逃げ場がない時に
何をする訳でもないけど瀬名の避難場所になってくれた阿南。
瀬名がどんな暴言を吐いても結局は許してくれて甘えさせてくれる阿南。
瀬名が惹かれてしまうのも無理はありません。
そして瀬名は若いから感情が暴走してしまう。
阿南が好きで好きで感情を止められず愚かな行動をとったり
対等に見られたいが為にインテリを気取ってみたり。
物語は全編瀬名視点で描かれていますが、
瀬名が愚行をおかしても阿南が瀬名を可愛いなと想う気持ち。
瀬名の事が好きだから瀬名のメンツを潰したくない気持ち。瀬名の将来を想う気持ち。
教師として瀬名を見守ってあげたい気持ち。
そんな気持ちが阿南の行動から伺えます。(言葉では言わないところもニクイ演出です)
部屋は人の心の鏡とよく言いますが、阿南にも当てはまっていて
瀬名が部屋を何日も訪れなかったり心がすれ違っている時は阿南の部屋が荒れます(笑)
結局親の離婚から離れ離れになってしまった二人が数年後に再会しますが、
そこら辺からはもう涙が止まりませんでした。切なすぎ。
この物語でもう一つ良かった点は 教師X生徒 の話でありがちな
学校や親に関係がばれてどうこうなるという事がなかった事です。
瀬名がセフレの女子をひどく扱ったり、学校で無茶をしたり、毎日阿南の部屋に通ったりするのでバレそうで冷や冷やしましたが、他からの圧力でなく二人の心と心で物語が進んだのが良かったです。いい意味で裏切られました。
もっと二人の話が読みたい。続編出してくれたら嬉しいです!
自分は年下攻めの作品が抵抗しにくい
しかもワンコ攻めなら落ちる。
今回はまさかのワンコのような年下攻めだ
攻め様は最初受け様に対して感情は好きていうか面白いだろう。
バーで見た男同士とキスするの先生。
だからめずらしくてなんか面白そうと意地悪したい気持ちが浮かれた
けど本気で言うとあの時もしかしてもう好きになちゃったかも。
攻め様の 家庭関係が非常に悪い
お父さん浮気しかも相手は子供出来ちゃった
毎日毎日ケンカのは平常
たまに殴られるのも平常
心実は寂しいだろう
受け様は年上でしかも教師で生徒との恋は元々禁止だから
いつも余裕なふりをして淡々で攻め様を断った。
可愛い攻め様の攻勢がやっぱり強すぎる
結局やっちゃったわ
無邪気な顔で何回好きに言ってこれ抵抗することができるか。
二人は身体関係があるけど
日々を経ってこんな関係持ってどんどん不安になってきた
攻め様の家庭関係悪化の程度がもっと悪くなった
最後お母さんの原因で地元離れるしかないんだ
けどこの時の二人は確かに両思いと思う
離れて五年ぶりの再会
お互いに愛したんだ
やっと受け様は好きと言ったわ
ヅンヅンにしてもやっぱり可愛いワンコが好きになったよね。
切ない部分があんまり多くないけど
内容は素敵と思います。
泣く事がない自分に「ここで泣ける?泣けちゃう?」とビビったこと数度。
BL小説を手にしてまだ間も無い頃に読んでから、ずっと心に残っています。
だから自分のスタンダードは「未完成」になっているかも知れません。
“神”が多いのですね~!はい、頷けます!
他人を欲する想いって、自分本位でありながらもコントロールできないですよ。
普通では外聞悪い行為だって思わず出来てしまったりする。
「スゴイな」その熱い想いに憧れさえ抱きました。
傲慢なオレ様な瀬名の成長と、想いながらも大人として教師として律する先生(多少の揺れは仕方なしです)、その間の葛藤に胸が詰まります。
そしてラスト、より良い関係に変えて行った2人に胸を撫で下ろし一息吐き、これからの関係を願うのです。
読後は、長い事余韻に浸りました。
同作者著【恋愛犯】とともに、
「執着」を肯定し(重いのは恥ずかしいと思っていたから)、「欲しい!」を知りたいと思った作品でした。
凪良先生は、シリアスもコミカルもどっちもお勧めです。
なかなかいい話でした。自分の中での「BLらしい」の基準に当たるようなそんな感じでした。
話的にはシリアスで暗いんだろうけど、それと同じくらい瀬名が明るくて無邪気で先生に一途で・・・
確かに女の子の扱いが酷くて純粋な可愛らしいワンコとは言えませんが、
軽く付き合っている女の子がいることによって、先生が好きなんだという本当の気持ちがわかったのかなと思います。
それにしても先生の美人でクールさにはやられました(´∀`)
やっぱり先生なんだな~と真面目な姿とか格好イイいいい!!
でもベッドの中では乱れるんですねと。可愛い・・・!
受けがツボすぎてあああああ(意味不)
先生の部屋の中の描写が素晴らしいです!
水の中にいるような爽やかな空間を想像することが出来ます。
先生には水色が似合う。
~ここからは妄想~
ちょっとこれは心配したことなんですが(特に深い意味はありませんが)もし二人が同棲したらどうなるのだろうかと思いました。
まさか朝昼晩コンビニ弁当ですますのか!?と。
ぜひ先生が瀬名に作ってほしいな~と思いました。
単純に先生にエプロンを着てほしいだけなんですが。
って妄想になってすみません(汗)
うあー、泣いた泣いた。
めっちゃオススメです。
最高でした。
生徒と先生、チョイ悪ワンコ(笑)な年下攻めと美人受け。
キャラ造形が秀逸でした。
どっちも大好きで、可愛くて、どうしようかと思いました。
いろいろとリアルなんですよ。
とくに先生の側の気持ちが途中からヒシヒシと伝わってきて、理解できて、胸が痛くて仕方なかったです。
最初寝たときは、本当に軽い気持ちだったんだと思う。
なりふり構わない年下の男をあやすような気分もあっただろうし、セックスそのものを楽しみたい気分もあったろうし。
でも途中から本気になってしまった。
そりゃあ本気になるよ。
瀬名くん可愛いもん。瀬名くんの可愛さは分かりやすいキュートさではないんだけど…「ウザイ」と紙一重の可愛さなんだけどw
とくに初デートのときの可愛さはツボにきました。
で、先生は本気になって怖くなった。
先生は攻めくんの愛を疑ってたわけじゃないんだよね。
今現在、攻めが自分に死ぬほど本気で惚れてることは、十分以上に分かっている。
ただ先生は10年ぶん大人だから、10代のときの恋心には大抵持久力がないことを知っているのだ。
今はいい。でも瀬名くんの未来に責任など持てない。当然だ。
自分のため、そしてそれ以上に相手のために身を引かざるをえないときがある。偽善者にならなきゃいけない瞬間が大人にはある。まだ10代の彼が失うものの大きさを考えると、とうてい踏み込むことなどできなかったのだ。
この気持ち、すごく分かる。
再会した二人は、ちょっと年の差が縮まってました。
この先もっともっと縮んでいくんだろうな。
いわゆる先生と生徒モノ。
生徒攻めです。
この手のお話は、もはや定番なのだけど
ラストが最後まで読まないと見えない!
私、これ読んでて涙目になりました。
すごくよかった。
同級生よりも中身も外見も大人びてしまった瀬名。
両親の不仲で家庭は、めちゃくちゃ。
瀬名の生活も心も荒れてて
そこへ自分の高校教師・阿南がゲイだと知ることになる。
最初は、苛立ちの矛先を向けるのだけど
どんどん拠り所にしていくんですよね。
阿南に受け入れられて人生のラッキーを知る瀬名に
そんなことよりも、もっとたくさんラッキーが訪れると瀬名に言うところ
すごく良かったな。
好きな人に気持ちを受け入れてもらえることは幸せだけど
それだけで人は生きていくわけじゃない、しっかり仕事して
社会人として立つことで幸せを感じることを説いてる感じがすごく良かった。
阿南は、完全な大人じゃないけど、子供でもなく
やはり教師という部分がちゃんとあって
それが絵に描いたような教師じゃなくって良かったんだよね。
阿南の弱さの見せ方も良かったし。
とにかく良かったことしか思い出せないなw
最後まで読んでも二人の関係は「未完成」だと思う。
でも、すごく満足感のある1冊。
5月にCD化される今作ですが、阿南役に遊佐浩二さん。
瀬名役に前野智昭さん。
かなりハマり役だと思うよ!絶対に買う。
いい意味では「甘酸っぱい」
悪く言うと「いたたまれない」
確かに♪そんな時代もあったね~と(なんだかどこかの歌詞のよう)
読み応えはありました。同意する部分も、それはどうなの?と思う部分もありました
泣けるところもあったし、怒りを覚えるとこともあって
確かに同化して楽しめました
でも、なんだかイマイチ納得できないかな~
「悪い人」がいなかったせいかもしれません
切り捨てられた彼女たちまで別れを惜しむような
そんな良い子ではなかったと思うんですけど>櫂人
こういうこは「ワンコ」とは言わないような気がします
もっと忠実で誠実な素直な感じを「ワンコ」と言って欲しい!
家庭崩壊で家に帰りたくない高校生瀬名×ゲイの美人教師阿南。
10歳の年の差は、お互いに厚い壁ですが、瀬名の方がその壁を何とか壊そうと下手にあがいて、その悪あがきがほぼ裏目に出ます。特にかっこつけのために趣味でもないアングラ劇を見に行くところはあんまりアホすぎて胸が痛みました。
先生の方も、いたたまれなかったんじゃないかと、つい双方に同情してしまいました。
本当に、何て馬鹿なんだろう。
素直に接していれば、もう少しお互い楽なのに。
でもそうできないところが若さなんでしょう。
数年後、美容師の卵になった瀬名は、社会人として少しは成長していてよかったです。
でも、やっぱりまだまだだ。
先生を包み込めるほど大きな男になるのは無理かも。
まあ、先生の方はそんな未熟さも可愛いんでしょうし、これでいいのかな。
面白かったです。
凪良さんの本も5冊目。コメディも楽しいけど、好きで好きで周りが見えてないのもいいなあ。年下攻ですよ~! 高校生。相手は先生。
先生が思ったより口が悪くて、私の年上受イメージから外れていたのだけど、ひ弱な感じがしなくてかえってよかったかも。好きで好きでめちゃくちゃ好きで、好きと言ってもらえなくて、本命にしてもらえなくて、でも好きということしか言えなくて、纏わりつく。女の子にとっては悪い男なのに、先生に対してはワンコ。甘やかしてほしいのに、子供扱いはイヤで、拗ねても相手にしてもらえないから、すぐに謝る。かわいー大型犬でした。
呼び方が「先生」ってのがイイんだよね。特に他の先生は出てこなかったのだけど、一般名詞でなく、自分にとって先生はたった1人で、自分だけの先生で、と深読みしてしまうよね。やっぱ年下攻は萌えるのでした。
ここまで萌え感想ですが、本当は泣きながら読んでました。若さとか年齢差とかどうしようもなくて、この2人はこうなるべくしてこの道を選んだとわかっていても、どうして?としか言えなくて。攻が大人になるにつれ、あのときの先生の心がわかっていく。大人になったら欲しいものを欲しいと言えなくなることも。
小さなエピソードも好きなものが多くて、イイ! 犯罪者並の求愛ですら、かわいいと思ってしまう。好きと一方的に言ってるだけなのに、すごく甘く感じられます。
「未完成」とのタイトルですが、完成度高し。年下攻好きな人だけでなく、必読のラブストーリーです。
初めて手に取る作家さんでした。
発売予定の一覧を見ていて、タイトルに惹かれて買ってみました。
予備知識なし、アラスジも未読、表紙もあまり気にせずに手に取ることなど普段はないので、衝動買いと言ってもいいでしょう。
さあ、吉と出るか凶と出るか。普段ないことなので、自分を信じてみました。
ら…自分の勘もすてたものじゃない!
とてもよかったです!
ラストの40Pのための一冊という気がしました。
教師と生徒。棘の道覚悟の関係を、そこから生まれる障害と気持ちのすれ違いをじっくり読ませてもらいました。
いままでひとを本気で好きになったことのない主人公・瀬名が、初めて自分をさらけ出せるひとに出会ってしまい、恋に落ち、どうしても欲しいと執着する姿が痛々しかったです。
そして好きという言葉がもらえずに不安になる気持ちも。
思春期特有の悩みや苛立ちは過去に自分も経験したであろう筈なのに、大人になればその一生懸命さを忘れてしまうものなんですよね。
作中も瀬名が空回る度に、青いなぁ…などと余裕の笑みでした。
そんなまだまだ子供の情熱の勢いで、暴走する瀬名を大人しくさせるのに、絶対に甘い言葉を吐かなかった阿南先生は毅然としていたと思います。
実際は今後心変わりをされるかもしれないという、不安にどうしても一歩が踏み出せなかったと言ってましたが。
先生の意地もものすごかったです。両者頑固だなぁ…と。
その関係性が崩れることもなく、ラストぎりぎりまで続き「結局このふたりはどうなるんだ?」という疑問が浮かび始めた頃、決定的な別離がやってきます。
その展開に導き出された瀬名の選択はやっぱり、私も社会人の端くれとして言わせてもらいたい。
「甘ったれんじゃないよ」
でも、ここからがこの話の目を見張るところで、これまでの瀬名の青さが大納得の流れになっていきます。
いくらガキだ、青いだ、生意気だと言われようとも、未成年の時に主張した「自分」理解してもらえず悔し泣きした「自分」は現在の糧になっているんだなぁ。
としみじみ感じてしまいました。
瀬名も大人の仲間入りをします。
四、五年前の自分を振り返ることもできます。
どれだけ先生に甘えて、わがまま言って無茶してたかということに気づきます。
自分が社会に出て、自立してわかるもの。
ラスト40ページは、瀬名と先生の未完成だった恋愛が完成に向かって始まる場面なんですね。
大切に書きおこしている感じがしました。