__モコ__
【神様の腕の中】スピンオフ、オリジナル同人誌第7巻。
ロジェの気持ちが、少しだけ動き出します。
ロジェは友達が居ませんでした。
だから、レノが「休みの日に一緒に俺の家に行こう」と言ってくれたり。
自分から試験勉強に参加させてほしいと言ったけれど、トビーが色々と話してくれる事を嬉しく感じたり。
次の日、トビーが「よぉ」と肩を叩いて挨拶してくれた事が嬉しかったり。
普通の子が当たり前と感じる事をして来れなかった分、新鮮に感じられるんですよね。
そんなトビーに、クラスメイトがロジェとルームシェアしたがっているからと教えられます。
レノは少し寂しがるけれど、良かったなと告げられる。
そんなレノを見て、ロジェは心がスウスウする。
そして二人が寝る時、レノに「僕が部屋を貸してあげられたらいいんだけど、それはやっぱり出来ないや」と、告白とも取れる言葉を投げかけられるロジェ。
改めて聞くレノの言葉に、ロジェは身体が動いちゃうんです。
レノの気持ちに応えてあげられないと思いつつ、止められない衝動。
キスを二度して、このまま傍で寝てもいい?と。
ぽっかり開いた筈の心の穴が埋まっていくかのように、満たされていく気持ち。
それは、幸せなんだと思います。
レノによって感じる思い。レノでしか感じる事が出来ない思い。
自覚すればするほどきっと、胸が高鳴って、彼を欲して、目の前がきらきらする筈。
ロジェが悪いなんて絶対ないと思うんです。
身体を売る事だって理由がある。
そうでしか得られない物がある。
辛いのはロジェ。
もっと幸せな世界を見せてあげて欲しいと切に願う回でした。
次第にロジェの笑顔がふえてきていますw
休みにレノのお家にお泊りする約束をしたり、
談話室でいっしょに勉強したり。
なんだかレノとロジェの距離が近くなりました!
そして急展開。
トビーからロジェとルームシェアしたいという人がいるとの話。
そのとき返事はしなかったものの、
レノは良かったなと言う・・・
なんとも切ないです;;
なのにロジェはレノをこちょばして脅し、
部屋、変わらないって言わなきゃこのままだよ・・・
ロジェぇぇぇえ!!
そしてキス・・・><
まだ恋じゃないのかな??でも甘えたな感じのロジェが可愛かったw
そして、ロジェの世界は少しずつキラキラしていく!
ロジェが次第に明るくなってよかったです^^
なかなか進まないロジェとレノの関係ですが、またちょっとだけ進んだ気配が・・・今度はロジェの方に。
やっと年相応の表情をするようになってきたような気がします、ロジェ。
今までほとんど笑顔がなかった。
もともと冷めて大人びている雰囲気のロジェですが、こうやって徐々に人間らしい表情を取り戻せばいいな、と思います。
余談ですが、レノの友人たちが時々漢字入りのシャツを着ているのが気になっていたのですが、この巻ではついに「遠山の金さん」の文字入りのTシャツが!!!しかも桜の模様入り!!
金さんファンにはちょっと嬉しい演出でした(笑)。
ねこ田先生、お好きなんでしょうか・・・。