__モコ__
【神様の腕の中】スピンオフ、オリジナル同人誌第4巻。
レノ視点でのお話は、今回で最後です。
レノは気付いてしまいます。
ロジェの事は、友達としてじゃなくて、もっと、違う意味での感情なんだと言うことに。
好きだから知りたい、好きだから話を聞きたい。
助けてもあげたいし、もっとロジェ自身を知りたい。
その気持ちは、ロジェを友人以上の目で見てしまう事へとつながっていたんですね。
そして、「お金での行為」を嫌がる。
行為に及んで欲しくないのは勿論だけれど、先輩が以前話していた、「お金でしかロジェを自由に出来ない虚しさ」に涙が出る程悲しいと思う。
お風呂から上がったレノの髪を、優しくゴシゴシしてくれるロジェ。
それが心地良くて嬉しくて、幸せな気持ちになれた筈なのに、翌朝、捨てた筈のロジェ宛の手紙をレノが拾っていた事がバレます。
それはロジェの母親からの手紙。内容が分かっていたからこそ、ロジェは読まずに捨てていた筈なのに。
全寮制の学校ですから、親からの手紙は子供にとって嬉しくて嬉しくてしょうがない物なはず。
皆が皆そうな訳じゃないのに、レノは拾って机にしまっていたんですね。
それを冷たく問い詰められたレノは一瞬青ざめるけれど、「ロジェを好きだから知りたいと思うんだ」と言ってしまいます。
だからホモ呼ばわりされて焦ったんだ。
友達とかなんとかさんざん言って、結局はそれか。
そう冷たく言い放されて、ロジェは部屋を出る。
ゴミ箱には破られた手紙。レノはそれを拾い上げ、テープで貼り付け、内容を目にする。
知らなくていい事なのに、ロジェにとっては知って欲しくない事なのに。
そこで初めて、ロジェの気持ちを理解します。
可哀相過ぎるなー…レノもロジェも。
何でこうも、2人の気持ちが優し過ぎて壊れやすいんでしょう。
レノもロジェも、本当は絶対お互いもっともっと仲良くなれる筈なのに、もっと優しい気持ちをしっかり持っているのに。
歯車がガチャリと狂ってしまった。
別のルームメイトを探していると友人から知らされるレノも、もう止めには行けなくなっちゃって。
勇気も出ないし、手紙の内容を読んで、尚更強くは出れないと思ってしまったのかな。
自分のロジェへの気持ちに気付いたレノは、ちっとも上向きになれない。
思えば思う程、彼は自分から離れてしまうと分かっているから。
そんなの、哀し過ぎます。
レノの片思いスタートです!
4冊目にしてしっかりお話の内容をレビューしてみるあにかです!
なので今回はネタバレ有りですのでご注意!
ロジェが自分を避け始めていることに気づいたレノ。
そのことでロジェのことを考え、悩む
そんなとき、ロジェに部屋を貸して欲しいと頼まれ
今まではなんともなかったのに部屋を貸したくないと思い始めた。
そして部屋を出たときぶつかった男が今日のロジェの相手だった・・・
ここからレノの嫉妬タイム!!
嫉妬しているレノがすっごく可愛かったですw
やっと恋だと気づいたね^^
そして、朝。
ひょんなことでロジェが前捨てたはずの手紙がレノの引き出しから見つかってしまった。
レノはロジェのことが好きだから知りたかったんだと告白!
だけど、ロジェは冷たい顔でさっていってしまった;;
ロジェが新しいルームメイトを探して部屋を出て行ったところで
つづくーーー
どんどんシリアスな展開になってきました。
レノの泣き顔が名物にも・・・w
そして、この作品は表紙にもちょっと心の動きが見えています
4は背中合わせ。
非常に切ない;;
二人の関係が大きく変わる巻ですね。
前巻で、レノに少しずつ心を開いているかのように見えたロジェですが、もっと深い葛藤があるようです。
レノにはつらい期間が始まりそうです。
あんな可愛いレノを泣かせてロジェは罪作りな男だよ・・・(まあ、初めからそういう設定なのでしょうが・・・)。
こういう男を好きになったら、こういうことはある意味宿命だと思って、レノには踏ん張って欲しいな。
果たして二人はどうなるのか、続きが楽しみ。