__モコ__
【神様の腕の中】スピンオフ、オリジナル同人誌第2巻。
ロジェが、お金を送金している所から始まります。
そもそも全寮制の学校で、お金で自分を買って貰って、という行為自体に不自然さと言うか意味深さがありますが、やはりそうか、と思った瞬間。
ロジェ本人だけでなく、両親に関しても噂がある訳ですから、何らかの理由があって体を売るんですよね。
ロジェを愛する先輩は言いました、「ロジェの気持ちは金でしか買えない」と。
先輩の頼みごとを、レノはロジェに伝えると「俺の目的は金だ 彼に用はないよ」と告げられました。
それがショックだったレノ。人間をお金でしか見れていないロジェにショックを受けたのです。
何故かって、自分の事もきっと、「部屋を貸してくれる都合のいいルームメイト」としか見られていないんだろうと思ってしまうから。
自分は友達だと思って居るのに、自分だけがそう思って居るんだろうなと思うと、誰しも悲しい気持ちになります。
とある日の行為の後、干渉してくるレノをロジェはうざがり声を荒げます。
親切心だった筈が、それを拒絶され、怒りと悲しみが襲うレノは、お風呂にロジェを押し入れます。
その間に、ロジェの破られていた制服のベストを買いに行くレノ。
部屋を貸す代わりにマージンとしてロジェから受け取っていたお金で。
戻ってから、ロジェの傷付いた体に薬を塗ってあげるレノ。
そして、その行為が正に、レノの気持ちの動きが進む原因となる。
自分が塗った行為そのものではなく、ロジェが相手に突っ込まれ切り傷となった部分に、ロジェ自身が薬を塗った時に漏れた、声。
それに、気持ちが昂ってしまう。
そしてトイレに走り、駄目だと分かっているのに、自慰行為をする。
駄目だと思う背徳感と、それ以上に感じる興奮。
凄まじい気持ちの葛藤が表れていると思います。
最後に、気持ちを荒げて拒絶した事をレノに謝罪するロジェ。
気が立っていたけど本心じゃない、本当に良い友人だと思って居るんだよ、と。
そうなりたかった筈、なのに、それが胸に入って来ないレノの違和感。
さっきの自慰行為とその違和感は直結するのだと、きっと必ず気付くでしょう。
友達じゃないと気付くでしょう。
真っ直ぐで人を思いやる心を持った優しいレノが可愛いです。
時には立ち入りすぎることがあるんですが、それは理不尽な事が嫌いなだけで。
少しずつですが、ロジェの考えていることや性格が分かってきます。何か事情があって身売りをしているような感じも伺えます(まだまだ分からないことは多いのですが)。
きっとロジェもレノのことが可愛く見えてくるんじゃないかな、そろそろ。
ゆっくりと展開しているストーリーですが、続きを早く読みたいです。
今回は一応受け攻めが客×ロジェになっていますが
いたしているシーンはありません。
手を拘束されて、放置されたあとレノが発見って感じです
だんだんロジェの性格(?)がわかってきました
ロジェはお金がだいじ・・・
そのことでレノと言い争っていた後
レノが泣けてきた気持ちがよくわかる!
なんかロジェって寂しい人だなって思いました。
そして、自慰をするレノに萌ww
自己嫌悪しているレノは凄く素直で可愛かったぁぁあ
ついに恋に発展してきたのか!
と匂わせる一冊でした~^^