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kazr to ki no uta
风与木之诗
物語の舞台が変わり、時間が巻き戻されます。
ゆるゆると、ジルベールと、その養父オーギュストの過去が明らかになる。
父子の近親相姦な上に、ショタでレイプと、衝撃的な場面てんこもりです。
『頭の先から足のつま先までわたしの思うがままに創られた…わたしの人形ジルベール!!』
イカレポンチな養父オーギュストは、誰からも愛されることなく育った、孤独な七歳の甥(実は我が子)のジルベールを洗脳していきます。オーギュストにもオーギュストなりの凄惨な過去があるわけなんですが。
虐待につぐ虐待ですが、ジルベールのほうもそれを呼びこんでるんですよね。
オーギュストはジルベールを操るつもりで、逆に操られてたりもする。
ジルベールの天性と育った環境、この二つが相乗効果となって、悪魔みたいな少年が出来上がってきます。脆さと強さの両方を兼ね備えた小悪魔ジルベール。
しかし、よくぞあの時代に、ここまで書ききったもんだ。
少年愛なんてものへの認知度もあんまり無かった時代だろうに。
ジルベールとオーギュの出逢いからです。
人間性、関係性をすべて抜きにするならば、このころの二人の見た目が一番好き。
とはいえ、この時代のジルベールはすごく可愛い。
幼いジルベール。
愛に飢えたジルベール。
愛をただ純粋に素直に求める姿が愛おしい。
上手く言葉が話せないジルベール。
心の中の声が読者には聞こえるわけで、それがまた愛おしい
そんなジルベールを。。と思うと思わず(´;ω;`)ウゥゥ
実際問題、一番の闇を抱えていたのはオーギュだったんだろうなと
今なら思います。
自分の思うような人形に作り上げるため。。。。
そして幼いジルべールが性を覚えていくのもこのあたり。
ボナールも最初こそ。。ですが個人的には好きな人でした。
あの人はこの殺伐の人たちを見ていると一番人間らしいと思ってしまう。