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kaze to ki no uta
风与木之诗
『――その夜ジルベールはけっしてセルジュを傍らから離そうとはしなかった
それがセルジュを受け入れた一つの印であったかもしれない
二人だけの時がもしこのまま続いていたなら
それはたぶん動かし難い信頼になって二人を結びつけただろう』
長い長い夏期休暇、帰る場所のないセルジュとジルベールだけが学園に残ることになる。
セルジュとジルベールは激しくぶつかりあったあと、急速に接近する。
この巻が一番好きです。
セルジュの真摯さによって変化していくジルベールに、胸をときめかせた記憶が蘇ってきます。
オーギュストによって汚されるセルジュを見て、倒錯的なゾクゾクを感じたことも思い出します。
竹宮恵子さんは、物語のなかに、当時は存在してなかった『萌え』を確実に描いてるなァ。
随所で趣味に走ってるのが見えて、ニヤケるw
ひたすらにオーギュを求めるジルベール
ただひたすらに。
狂ったように男に抱かれ、それも本心ではないから心が泣いて
見ていてとても辛い。
純真無垢だった子供の時代。
ただ愛を求めるだけだったものが、、、と思うと
見るだけで切ない気持ちになってしまう゚(゚´Д`゚)゚カワイイジルベール
ひたすらにジルベールを追いかけるセルジュ
野をかけ笑い合う。
いかにして遠ざけるかと考えていたジルベールが
セルジュに心を開きはじめ、笑顔を見せるジルベールが可愛い
のだけれど、しあわせの後には絶望。
そしてまた・・・この作品のすごいのはそこなのかなとも思うのだけれど
決してしあわせなままでは済まさない。
実の父親との肉体関係。
そしてまだ幼いセルジュの身体を蹂躙するオーギュ。
ああ無情