風と木の詩(8)

kaze to ki no uta

风与木之诗

風と木の詩(8)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
30
評価数
6
平均
5 / 5
神率
100%
著者
竹宮恵子 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
白泉社文庫
シリーズ
風と木の詩
発売日
価格
¥562(税抜)  
ISBN
9784592881582

表題作風と木の詩(8)

セルジュ
ジルベール

レビュー投稿数2

初セックスキター

『子どものころとは違う
今はぼくにもわかっている
オーギュとの生活はぼく自身を狂わせるものだと!
セルジュだ……
セルジュが悟らせたのだ――!』

やっと…やっとセルジュとジルベールが初セックスします。長かったw
ジルベールはセルジュに傾斜していく。セルジュもジルベールに傾斜する。
二人っきりの世界。
セルジュはジルベールに触発されて、作曲することに目覚めていく。愛を得てスクスクと伸びていく若葉のような才能は眩しい。
でもそれは、非常に危うい関係です。
セルジュはジルベールの病的な独占欲を満たすために、それまでの友達との付き合いができなくなるし。
ジルベールはジルベールで、『みんな(校長までジルベールとセックスしてたし)の娼婦』じゃなくなったことで、いろんな特権を失うのだ。
彼が学園で自由きままにしても許容されてたのは、『誰か一人のモノになっていないことをオーギュストは知っていたから』だからだ。
オーギュストはジルベールをセルジュから引き離そうと画策しはじめる――。

若すぎるんだよね。
ジルベールがオーギュストのかわりに見つけたセルジュの腕は、まだたったの14歳の腕なのだ。

3

天から地へ
上げては落とし、上げては落とし。
さて、自分の意思で学園に戻ってきたジルベール。
ただひたすらにオーギュからの愛だけを求めていた少年が
セルジュの気持ちに惹かれるように、セルジュの方を見始める。
それははじめての本当の恋。
セルジュを求めるジルベールは可愛い。
よもや、1巻を読んでいるときにジルベールが愛おしいと思う日がくるとは思わなかったのだけれど、この巻はなんにせよジルベールのいとおしさが増すのです。

晴れてカップルになった二人。
初めて重ねた肌は暖かく、安心するもの。
しかし、オーギュの結婚騒動にハジマリ、
ジルベールがまた他の男と。。。という波乱の展開が待っています。
セルジュをタテに脅されているジルベール。
セルジュのために。セルジュを守るために。
本当のことは言わない。言えない。そんな姿が愛おしい。
実際問題、1巻から読んできてセルジュに対しての・・がちょっとモヤっとしたのがこのあたりから。
セルジュはいわゆる「普通」の男の子。
なのだから気持ち的には解るのだけれど、これまでどんなジルベールでも理解しようとしてきたセルジュが・・と思うとちょっと切なくなった。
逆に言えば、これまでセルジュが一方的に見つめて追いかけてきたものが
今回は、離れて、拒絶するセルジュを見つめるジルベールの画がものすごく良かったのは本当。

1

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