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nemurenai koibito
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
梅太郎さんのリーマンものです。梅太郎さんの作品で2番目に好きなシリーズ、第2弾です。セレブ攻めと不器用で一生懸命な受けが、かけがえのない存在になっていく過程が丁寧に描かれています。今回波平は、庶民の自分とセレブな千束が付き合ってもいいのか、価値観の違いに悩みます。
前巻で結ばれて順調に付き合っていた二人。でも、千束との会話などから、生活レベルや生まれ育ちの違いを意識して、引け目を感じてビクビクしていた波平。千束の元同級生でイトコのリチャードが現れたことが、不安を倍増させます。そのことで、千束と喧嘩にもなります。
でも、リチャードととの会話から、千束の言葉の本当の意味を知ります。自分でちゃんと気付いて、千束と向き合える波平が良かったです。すれ違いで悩む波平にキュンとなりました。波平がリチャードに襲われそうになった時の、啖呵がカッコ良かったです。
助けに来た「俺のものを返せ」の一言や、他の男の匂いを消そうとスーツごと波平をシャワーさせる千束の肉食獣っぷりに萌えました。
今回は、当て馬の梶のお話も収録されています。お相手は、梶の勤めるカフェに来ていた医大生の哲です。このコは、『愛シイコトバ』に登場した、カナを苛めていたコです。
なんか可愛い性格になっていて驚きました。同じ傷を持つ二人が、すれ違いながらゆっくりと愛を育んでいきます。必死な梶に萌えました。夢でまで哲の名前を呼ぶなんて、どんだけ好きなんだとニヤニヤしました。
シリーズ2巻目。
前巻が思いのほか面白かったのでまた買ってきちゃいましたv
今回のお話はセレブと平凡な青年との格差恋愛とでもいいましょうか。
価値観の違う彼からのプレゼントやらに、自分がそれにふさわしい人間だろうかとかぐるぐるしちゃって。
セレブなんだから幸せなんだとどこかで思ってる部分があって。
けれど、そうではなく。
お金があるからといって、それが必ずすも幸福に繋がるわけでもなく。
千束は今の自分の生活拠点にも対して思い入れなく、それよりもささいなことというか、波平の作る手料理にほっこりしたり。
直接、波平がいればそこでちゃんと言葉にしたりするのかもしれないけれど、いないところでも波平の心遣いをすごく嬉しく感じられるやわらかい笑みを見せてるシーンがいくつもあって、ただの俺様男ではないんだなと思わせられます。
今回は千束の親族の男も出てきて、千束のバックボーンも少しわかったり。
彼がどんな境遇で育ってきてかもわかって。
それでも波平を選んだ。
マンションのコンシェルジュに伝言していた波平への千束の言葉が印象的でした。
そして「ファントム・ペイン」
梶サイドのお話も開幕ですね。
梶の勤めるカフェに訪れていたちょっと目を引く青年。
そんな彼から友達と好きな男の見分け方を聞かれて…。
この梶の相手である哲がなかなか好みでステキでしたv
可愛がっていたイトコに男と駆け落ちされてしまって。
たまたま波平にちょっかいを出してる梶を見かけて声をかけるようになってしまったのだと思うんだが。
梶と少しずつ親しくなってかわっていくようで、まだ何かに耐えているようでもあって。
あることをきっかけに2人は身体を繋ぐ関係へと発展していくんだけれども。
部屋にこもって抱き合ってばかりの関係に外へ出ようと誘う梶に「抱き合ってる間は忘れられるみたいだから」という哲の真意が非常に切なかったです。
本当に哲は梶のこと好きなんだなーと思わせられました。
「ペインクリニック」でも、付き合ってる付き合ってないの曖昧な関係のようで自分の立場をはっきり言葉に出来ない哲に、梶がさりげなく言う付き合ってるというような言葉に本当に幸せそうな哲が印象的。
『明日、彼のベッドで』の続編になります。
恋は盲目というか(んー。ちょっと違うな。)、お互いに結構ベタ惚れで、ヤキモチ妬きな二人なのに、相手にそれが全然伝わってないすれ違いっぷりが見事(笑)
今回は価値観の違いから、ちょっとしたズレが二人の間に生じてしまいます。
波平が、相変わらず一人でぐるぐる悩んだりしている姿が、可愛くもあり、切なくもありの展開です。
それにしても、意外と嫉妬深いというか、心の狭い千束さんに、ぐっときました。
散々、牽制していた梶に対して、ちらっと本音(弱音)を零すシーンがあるのですが、自嘲の笑みが儚げで、その表情に胸を締めつけられるような気持ちになりました。
恋をすると、些細なことでも大事件なんだよなぁ…と、共感できる部分の多い作品だと思います。
同時収録作品の『ファントム・ペイン』は、波平の友人・梶と、『愛シイコトバ』の哲(要の従兄弟)のお話。
『愛シイコトバ』の哲は、ちょっと嫌な奴ってイメージだったのですが、この作品を読んで、彼の不器用さがたまらなく愛おしくなってしまいました。
大切な人を横から攫われてしまった二人が、その相手に心を残しながらも、お互いに惹かれあい、戸惑う姿が切なくて、良かったと思います。
千束×波平シリーズです。
恋人同士になり私生活も仕事も充実、千束さんの為に頑張っちゃう波平なのですが、ただの平凡なサラリーマンの彼は、千束との生活習慣の差にとまどうばかり。
そこへ、千束のいとこ(イギリス人貴族)が現れてかき回してくれたからさあ大変。
千束は機嫌が悪くなるし、波平にも一人前の男としてのプライドはあるし・・・
波平はグルグルしながらも、自分で気持ちを整理し、ぐらついていた気持ちを立て直していくのですが、生活習慣の差というのはなかなか埋められるもんではないですよね。
なんだかんだで結局千束は折れていないので、この先もなし崩し的にエッチでごまかしながら波平を自分のパターンに馴染ませていっちゃいそうな気がします。
波平は波平で、千束のそばにはずっといたいわけですから、千束さんちで田舎料理でも作っているといいんだと思います。
愛情的には千束>波平な感じがするのは私だけ?(波平って無防備すぎますよね?)
「ファントム・ペイン」は↑の二人が出合ったカフェの店員・梶君(波平が好き)のお話。この巻ではこっちのお話の方が私好みです。
いとこ(男)とのトラウマを抱えている医学生・哲(カフェの客)が先に声をかけてきて、挑戦的な質問をします。
好きだった人に思いが通じないまま失ってしまった彼に、自分と重なるものを感じた梶は時々食事に誘うようになり・・・
寂しさを埋めあうような関係から、なくてはならない存在になるまで「ファントム・ペイン=幻肢痛」をたとえにお話が進みます。
あるはずのないものの痛みを感じていたのは、過去の恋を引きずっていたのは・・・
こっちのカップルの方が、何があってもぐらつかないバカップルに発展しそうな勢いで、それはそれで大好きです。
千束×波平シリーズ、二巻目。
いかにも当て馬な英国貴族さんが登場。
千束さんはそっちの血筋だそうで、色々セレブなんですなあ。
まあ、色々ありつつ、丸くおさまる訳ですが、この間は比較的マシな気もしますが、全体的に千束さんは言葉が足りな過ぎる気がします。それで「分かれ」って無理な話な訳で。あと、セレブ生活に意味がないといいつつ、波平くんの生活を「安い」と云ってしまったりするのは、ちょっと苦手かもしれません。
でも、この方のお話は、そういう些細な行き違いや感情の機微を丁寧に描かれているので、好感が持てます。
「二人ともかっこいい」夢をみている波平くんがやたら可愛いです(笑)
もう一本は波平くんの親友、梶さんのお話。
私は矢張り、千束さんより梶さんの方がいいなあ。
そんな梶さんが、波平くんを吹っ切って哲くんとおつきあいを始める話。
お幸せに。
とても好きなシリーズかといわれるとどうかなあと考え込んでしまうのですが、気になるので読み続けてみます。
千束x波平カプシリーズの2冊目でもあり、「愛シイコトバ」で脇役で登場した哲が大学生になってからのお話が同時収録作で収録されています。
前巻でも思ったのですが、千束さんのキャラは好きなんですけどちょっと言葉足らずな所があって、それで貴史が一人でグルグル悪い方へ考えてしまって不安にさせちゃうという展開です。
貴史が不安に思っているのは千束さんは感じ取れていたはずなのに、嫉妬心からか意地を張ってしまったんですかね…^^;
精神的に追い詰められた貴史がちょっと可哀想でした。
でもまぁ、千束さんは行動力と強引さであっという間に受け様の心を掻っ攫ってはいくのですが…。俺様なんですけど、好きです(笑)。
同時収録の梶x哲カプは2人とも似たような経験をした者同士から始まる関係。
ちょっと切ない系です。
「愛シイコトバ」では傲慢でかなり俺様だった哲がかなり角が取れた感じでした。
年上の梶の大人な落ち着きが魅力でした。