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mangetsu monogatari
作家さんの新作発表
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男の輝夜姫
春菊先生の時代劇シリーズは、今より絵が丁寧で、美麗です。
話の展開のノリは、いまより少しテンション低めで、端折りが少ない。
時代劇作品のほうが、私は好きなんですが、最近時代劇はずっとお休みですね。残念。
この輝夜姫は、昔でいう美人局というものでしょうか、しかも男性の美人です。
性悪な商売をしています。
面白かった。
中村さんの初ビブロス作品
２００８年の新装版も既読なのですが、あちらがＢＬ扱いでこちらがそうでない（本日現在でレビューポイントが１ポイント）というのは何故に？
ＢＬ恋愛ものを期待して読むとちょっと肩すかしかもしれませんが、私的には「少年愛」のカテゴリーに近いかなという印象です。
新装版との違いは、表紙、カラー口絵（私はこちらの口絵の方が新装版よりも好き）、カバー下の漫画がない（こちらは表紙と同じ柄の２色刷り）、おまけマンガが一つのみ、あとがき内容、と本編のコマがいくつか違っています。
内容についてのレビューは新装版の方でもレビューしたのでこちらにはあまり書きませんが、私はこの頃の中村さんの時代物の作品が好きで、絵柄もこの頃の方が今より好きです。
特に受け様はこの頃の方が美人だと思うのですが、作品はテンポのいいコメディで、変な顔のコマがかなりあるのですが、中村さんは男前も美人も容赦なく崩してくるのがかなり好きです（笑）。
ラストの方の幼い頃のエピソードの攻め様がクセ者すぎる（笑）。この頃の攻め様がもっと見たい。あの三白眼がたまらんです。
正に中村さんオリジナルの世界観、コメディとシリアスな切なさの絶妙なバランスを堪能できると作品だと思います。
式部卿宮いいわ～
新装版が出てるのに、旧版のレビューでスミマセン。
古さをまったく感じなかったです。
絵もキレイだし、ストーリーも時代遅れな感じがまったくない。
舞台は平安時代。
かぐや姫のパロディからはじまり、いろんな場所に古典のパロディをさりげなくちりばめている。
主役の二人は恋愛関係じゃないんだけど、腐女子ならニヤけてしまう萌えシーンは満載です。
主役の二人以上に、脇役が好きだったなー。
腹黒なじいさんばあさんは面白いし、親友はカワイイし(巻末の子供時代の話、大好きだ)、なにより色男の式部卿宮のアホ可愛さがイイ！まさに愛すべきアホ。
ギャグとシリアスがバランスよく配置されてて、笑えてキュンと切なくなれる良作でした。
