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日々、コルセーアの布教につとめているワタクシですが、この「月を抱く海IV」はシリーズ中、もっとも嫌です。
いろいろな登場人物がいっぱい出てくるので、集中できないせいもありますが、
なにがいやって、カナーレの実の父ですよ。
カナーレって、最初の「コルセーア上・下」で実兄、ジャン・ユーグを自ら殺してしまったわけですが、もうこの頃になるとほとんど神経がマヒしてんじゃないかと思うわけ。
上・下のほうでは、カナーレの慟哭、悲しみ、背負ってきた重荷がひしひしと伝わってきていいんだけど。
さらにカナーレの実の父、銀髪(大人になってからは緑がかった灰色)のカナーレの美貌とむすびつかない。
説得力に欠けるところがあるわけで、まあ、唯一の救いはといえば、
ひさしぶりにアヤースとカナーレがラブラブしているってことかな。
カナーレ父の件もかたづいたことだし、一瞬、これで終わりかと思ったらまだ続く。
ええ!?まだあるの!?
と思ったら、ヤーニとセサームの仲が完全おいてけぼりでしたw
シリーズ最終章4巻目。
当初、4巻で完結予定でしたが物語は5巻へ続きます。
物語は折り返し地点を過ぎまして、かなり動きました。
カナーレの父親発覚。
ほぼ合流。
そして、もう1つの謎へ。
カナーレの父親の正体はなかなかあらまーでしたが、それよりも父親が罪について何の罪意識も持ってないような話しぶりがやっぱり嫌な感じに残りますね。
どこか得意げにさえ聞こえるところが…。
で、その兄に当たる方の行動は心底虚をつかれました。
フットーワークの軽い人物だとは思っていましたが、そんなこともやっちゃいますか(むしろ、やるために来た?だって、適任だし…)
メンバーはヤーニとジルを残してほぼ全員が合流。
スライアンやアレックスも一緒だし。
あとは、みんなでアイルを奪還するだけだし(それだけでもないけど)
そうそう。
今回はアウラが毒牙にかかりそうになったところでライナス登場。
前巻の番外もあったので、そのままいい雰囲気になるかとも思ったのですが、それはそれ、これはこれ。
その一瞬は確かにライナスを頼ってたようにも見えたアウラですが、ラストの方の会話から見るとやはりその気持ちが報われているわけではないようで…。
じんわりじんわり攻めてください(笑)
そして。
今回のアヤース×カナーレはこってり(笑)
このシリーズずっと読んできた中で一番好みのえちシーンだったかも。
最初の方は尋問?があったり。
あとはとにかくアヤースがどれだけカナーレを想っているかをこれでもかこれでもかというくらいに言葉にしていて。
全てを「包み込む」というよりは、どこか全てを「奪い取る」ようなアヤースがすごくステキに見えました。
次巻はいよいよ最終巻。
全ての謎が解き明かされるのでしょうが、それよりもなによりも。
ヤーニ×セサームにも甘さを下さい!!(笑)
ようやく再会の時が来ると思うので…。
いよいよすべての真相が明らかに!
3年前、オルセン大公の目の前で殺された見知らぬ女性、
彼女がもたらしたすべての謎は騎士団のマーヤによって明らかに…。
そしてカナーレは、とうとう父親の正体を掴み、報復します。
実の父親さえも殺してしまったカナーレ。
すべての身内を失って、狂いそうな心はアヤースへの想いと、アイルを助けたいという気持ちで、なんとか持ちこたえています。
大丈夫、みんながカナーレを支えています!
アイルはソーテ伯爵の指示で、ドービニエ家(ユーグの実家)に身代金と交換で引き渡される計画でした。
そして、貴族の洗礼のために大司教と所へ預けられていましたが…。
シャルクに連れて行かれてしまいました。
そんな時、子守役のイリアが突然現れ、カナーレをシャルクの罠に導きます。
罠と知ってて、行くしかないカナーレ。
次々と繋がる人間関係。
しかし解決の糸口はもうそこまで見えいます。
それぞれのキャラクターが、ものすごいスピードで物語を進めている…。
そんな勢いのある4巻です。