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aozora no sunda iro wa
先生×先生なのですが、受けが攻めの元教え子なので、先生×生徒の面も多分に含んだ物語でした。秀にとっての深田のように、学年が上がった後、卒業した後もずっと印象に残り続ける先生、人生に躓いた時に道標となるような言葉をかけられる先生に出会えることの尊さを感じました。生徒が先生を覚えていることよりも、先生が生徒を覚えていることの方が稀でしょうから、深田が秀を覚えていたのはそれだけ当時、彼が生徒に真摯に向き合っていたということなんでしょうね。恋人になったら相乗効果で互いに教師としてさらにレベルアップしそう。2人の仕事も恋愛面も応援したくなりました。
真っ直ぐな恋愛を読むと心が洗われます。
余計なもだもだなしで、表紙のようなスカーっと晴れた青空のような気分になりたいときに最適です。
小学校の常勤講師になった杉浦秀(サカエ)。
新任教師紹介のときに、小学校の恩師・リュウ先生と再会して…。
再会もの、そして年の差です。
父親が母親や自分に暴力を振るうようになって、自分の無力さに傷付いていた秀に気付いて、手を差し伸べて、寄り添ってくれた先生って、すごく特別なんだろうなあ。
しかもその先生が十数年経っても、自分のことをしっかり覚えていてくれたら…。
記憶の中の憧れていた「先生」と、今の先生がずいぶん変わってしまっていてショックを受けても、単純に「失望」して反発するのではなくて、そのあともちゃんと自分の知っている「先生」が根底にいるのを感じられたら…。
「憧れ」から「失望」、そこから「恋」に変わっていく心理描写が素晴らしいです。
リュウ先生の方も、自分が希望と理想に満ち溢れていた初任時代に受け持った最初のクラスで、特に印象深かった児童が、自分に憧れて同じ道を選んできてくれたと知ったら…。
可愛くて仕方なくなりますよね、それは。
しかも勤続10年以上の間にいろいろあって変わらざるを得なかったリュウ先生の目に、秀がまっさらで綺麗で眩しく映っているのがこちらにも伝わってくるから、ときめきのお裾分けを大量にもらえます。
当て馬や余計なことをしてくる人物がいなくて、2人の関係だけに集中してストーリーが進行していくので、ヤキモキフリー。
小学校のときと、卒業してからの過去のエピソードも説得力があって、ぐいぐい引き込まれます。
そして何と言っても、終盤からラストへの言葉選びが秀逸。
読むたびに、階段を駆け上がるような気持ちになるんですよ。
最後のページでは、屋上につながるドアを開けて、目の前に青空!みたいな。
抽象的すぎて伝わりにくいかと思いますが、毎回こういう気持ちになるんですよ。
なので、ぜひこの感覚を味わっていただきたい!
13年前の作品ですが、いつ読んでも同じ感動を得られる。
貴重な1冊です。
何年かぶりで再読しました。
初めて読んだ時もこの作品は好きでしたが、やっぱりいいな~と再認識。
萌評価と萌x2で悩みましたが、中盤で心情的にグッとくるものがあったので萌x2評価です。
ストーリーについては他の方も既にレビューされているので割愛します。
この作品のどこが好きかと言うと、杉浦先生のピュアで一途な所と杉浦先生よりは少なくとも10歳は年上だと思われる深田先生の可愛さです。
元生徒である杉浦先生の前では格好よく見せたいとか、可愛すぎです(笑)。
2人が想いを秘めて普通に接しようとしているの事にキュンとしたり、さりげない言葉がグッとくる作品です。
派手な展開はないのですが、それが却って身近に感じられ感情移入もしやすかったです。
カッコイイ大人だけど(特に深田先生の方は)可愛いさが感じられるカップルだと思います。
昔のBL作品を読み返していたのですが、ともかくこの作品、さわやかの一言につきます。
天禅先生の作品なので、ともかく絵がキレイ。
講師になった主人公が赴任先で小学校の時憧れていた先生に再開するというお話なのですが、この、憧れていた先生、長年の時を経てかなり適当な先生になっています(理由は後で出てきますが…)。
BLであることを忘れて、「あれ?私、先生モノの作品読んでる?」というぐらいピュアな作品で、エロも朝ちゅんぐらい。キスもさわやかです。
それでもあちらこちらに色気が漂っているのは天禅先生の作品だからなのでしょう。
今のエロ重視になってしまった私にはやや物足りなかったので「萌」にさせて頂きました。
昔は憧れや尊敬だったものが恋に変わっていく。
恋愛に関してはゆっくりじっくり進行の話。そこが、ほんわか温かい感じで良かった。
小学生の時、かっこ良かった先生がヨレヨレのおっさんになってたら、心の中で悲鳴あげちゃいますよね。
サカエはお母さんが離婚再婚を繰返し3回も名字が変わってる。そのお父さんの中には暴力を振るう人もいたそうで、早く大人になってお母さん守りたいって言うのにはジーンと来ました。
髪を切ってさっぱりしたリュウ先生。
サカエが呼び出すんですが、呼び出した先でリュウ先生に抱き付いてます。
頬染めて「どっちも好きです」って言うのが可愛かったです。(髪の長さ)
表紙の青がとても綺麗です。
で、ぺらっと捲るとカラーの口絵があるのですが…もう本当にもう…ナニコレ。
新米教師だった頃のリュウ先生が小学生の秀を肩車しているんですが…秀はニコーってしてて可愛いし、リュウ先生は爽やかで清潔そうで優しそうな好青年なんですよ!!!
もう…こんな先生だったら毎日が楽しそうです。
保護者ストーカー化しちゃうのも分かるレベルです←
それはさておき、そんな憧れのリュウ先生と赴任先で再会した瞬間の秀の心境は「・・・( ゚д゚)ポカーン」なこと間違いなし!
自分が知っているあの頃の雰囲気と大違いなんですもん。
ボサボサよれよれで無精髭生えているわジャージも着っぱなしだわ…。
そんな感じで最初はげんなりしていたのに、やっぱり本質は変わりなくリュウ先生で。
一生徒にすぎないと思っていた自分のこともしっかりと覚えていてくれていて…。
忘れられているだろうな…って思っていた相手に覚えてもらえているのって嬉しいと思う。
小学生の秀(サカエ)がリュウ先生に「強くなりたい」「お母さんのこと守りたい」って言っている場面に(´;ω;`)ブワッとなりました。
泣きじゃくるわけではなく、両目からポロポロと涙が溢れだしてしまった感じなのが余計に痛々しくて…。
抱きしめながら「暴力は強さじゃない。優しい心を忘れちゃいけない」って諭すだけじゃなく「君の力になる。何があっても君を必ず守るよ」って言ってくれたリュウ先生の存在は本当に心の支えになったんだろうな。
気持ちを自覚してから、思いが募ってだんだん苦しくなって…トンボをきるのを見せてくれたリュウ先生の姿に堪えきれなくなって体育倉庫で涙をこぼす秀が切なくて痛々しくて可愛い。
見た目はワイルドになったリュウ先生だけど言葉遣いとかは昔のままなんですよね。
柔らかい物腰で優しそうな雰囲気。
二人とも辛い過去があるんですが、なんだかキラキラした読後感。
あれだ、秀がキラキラとピュアさであふれているからだよ。
ってか思いが通じあってからのリュウ先生の言動が甘くて読んでて恥ずかしいのですが!
いや別に言っていることは外国人レベルの求愛発言ではないんですよ。
でもこう柔らかい言動であーいう発言は何だかもう…(*ノェノ)キャーってなります。
あと段々とリュウ先生の身だしなみが整っていくのも良いです。
元教え子にみっともない姿を見せたくないってのが現れていて。
(段々と元教え子から好きな人に…に変わっていっていますがそれもまたイイ)
エロは朝チュン並。
なくても気にならない。
でもエロ突入あたりで秀が「リュウ先生」って呼びかけた時に「犯罪犯している気分になる」から違う呼び方希望の場面がとても美味しかったです。
もう本当にリュウ先生まじイケメン、秀まじ可愛い(*´Д`)ハァハァ
無自覚な秀に翻弄されていると思っているリュウ先生と、リュウ先生に翻弄されていると思っている秀。
二人とも可愛くてたまらんです。
脇役の黒髪メガネの浅宮先生が気になります(ノ´∀`*)
先生×生徒という大好きなシチュエーションな上、
天禅先生の作品ということで期待大で読んだのですが
1冊のストーリーでじっくり・・・と思ったはずなのに、なんとなく不完全燃焼でした。
小学生の頃の父親の虐待、母親の離婚再婚・・・
多感な頃に様々な経験をした杉浦の心の支えだった教師深田。
その先生にあこがれて教師になった杉浦が赴任先の学校で深田と再会。
時間が経てば人も変わると理屈ではわかっていても、動揺が隠せない杉浦。
いろいろなことを思い出し、また一緒に仕事をしながら
過去のことだけでなく今の深田に惹かれて深田に恋していることに気づく杉浦。
杉浦が小学校を卒業してから教師になるまでは早くても10年は過ぎているはず
その10年の間、どんな時間が二人に流れていたのか・・
深田先生に女の影も男の影もなく、
今まで元生徒として現在は同僚として接してきた杉浦を
好きだったと告白された途端すぐに応じてしまうのは、
あまりにも極端に思えてなりませんでした。
なんとなく深田の方も好きなのかなぁ~と
思わせるアクションがあれば違うのかもしれませんが
突然、「俺も好きだよ」・・・て、えっ?どういう好きなの?
元教え子として??それとも男(恋愛対象)としてですか??
そ、そして、いきなりキスですかぁぁぁぁぁ~?
て突っ込みたくなる感じでした。
天禅先生の絵も雰囲気もストーリーも大好きなので
体育倉庫での告白なんか、うるっ!と来てしまいましたが
その後の展開がいろいろ早くて・・・
自分も音楽の教職持ってるのでなんだか親近感が湧き・・・
その上、杉浦先生が可愛いので萌とします♪
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父からの家庭内暴力、そして離婚を経験した小学生の杉浦は、
父親から与えられるべき優しく力強い言葉を代わりに与えてくれた
新任教師の深田の存在に救われ、憧れ、小学校教師になるべく講師として赴任してきます。
先生×生徒時代に恋愛関係があったわけでもなく、
当時は恋だという自覚もないので、苦手な方も大丈夫です。
DVに関しては、暴力そのものの痛い描写はなく、跡があるという感じです。
ちょっとネタバレ?
小学生の頃からの想いをずっと抱き続けた真っ直ぐでピュアな杉浦。
割と重めの過去設定があるわりにトラウマになってるわけでもなく、
深田先生とのつながりとして使われているだけ。
深田先生は何故かずっと独身だったけれども、ゲイだったのだろうか。
もともと杉浦にどういう感情を持っていたんだろう。
深田先生からは、ちょっと心配な元生徒に対する親心以上の何かが伝わってこなくて
いきなり受け入れちゃったみたいに見えて、あれっ?
・・・きっとベテラン教師だけに、気持ちを隠すのが上手いんだわ。
フォローが的確だったから杉浦にトラウマも残らなかったんでしょう。たぶん。
なんかあともうちょっと掘り下げてほしいというか、
どこか物足りない感じがするんですよね。天禅桃子さんの作品って。
設定や世界観はいいだけに、すごくすごくもどかしいです。
深田(先生)×さかえ(元生徒)
先生と生徒、しかも小学生。
この設定に、抵抗があり、読むまでに時間を要したのですが、
いつも気になっていた、口下ラインがこの作品は
あまり違和感なく感じたので
読むことにしました(^∇^)
何度も読み返しをしました。
深田にグッときました
でも、ストーカーに、ってのはどうなのかな?
ってのと、
だからといってボサボサダルダル。は
さらに?
男前が何しても、哀愁として
引き立つのでは?とも思いましたが
さかえがきてから
小綺麗になるくだりは、
なるほどなぁ。と。
わきの先生も良い感じでした邪魔にならず。
すっかり小学生時代など忘れてましたが
小学校の先生は
ほぼ全教科教えるんだったなぁと
今更ながら思いました。
深田先生が、ピアノ弾くところに
グッときました〜
小学校の先生で憧れた先生とか一人もいなかったなー(爆)
あ、もちろん好きな先生はいましたよ。でも、憧れて・・・みたいなのは無かったなぁ。
なんせおじいちゃん・おばあちゃん先生ばっかり担任だったんだもんwww
そういう先生と出会えた主人公がうらやましい。
表紙をめくると、中にカラーページがあるんですが、
そこに小学生の頃の受けが、若かりし頃の先生(攻め)に肩車をしてもらっている絵が描いてあるんです。
その絵の若かりしころの先生(攻め)にドキっとしたー(*´д`*)
なんちゅー爽やかさ!
私もそこのクラスになりたかったなぁ。
教え子と先生という王道パターンだけど、元教え子であって現行の生徒に手を出すパターンじゃないから安心して読めます。
小学生にハァハァする攻めは犯罪っぽいのでショタ系は私の中では論外です。
作者様によりますと、先生×生徒にしたかったらしいんですが、
本当に先生×小学生じゃなくて良かった~!
全体的に爽やかで、BLっぽさは少なかったように思います。
ページ等の関係かもしれませんが、二人がくっつく過程をもう少し丁寧に描いて欲しかったかなぁ。
欲を言えば、もうちょっと葛藤があってもいいかな、とも思いました。
いくら憧れていると言っても、いきなりノンケが性別の壁を超えて「抱かれたい」と思う、あるいは「抱きたい」と思うようになる・・・ということは有り得ないと思うので。
んでも内容が爽やか・ほっこり系なので、私のどす黒い心が浄化されて良かったです。
学校の「新米」先生って、兎角印象に残りやすいと思います。子供たちが大好きでとても真面目な先生のところに、元教え子が先生になって帰ってくるという、年の差カップルのお話です。
昔は子供思いで熱血だったリュウ先生。しかし、時の流れというのは止められず、いつのまにか無精ひげとよれよれの服、ジャージが定番になってしまった先生。子供思いは変わらないけれど、年をとることだけは止められない。そんなリュウ先生の勤める小学校に元教え子の黒田、今は姓が変わった杉浦が赴任してきます。
杉浦やリュウの子供との交流、リュウが杉浦に優しくする場面は全くBLではないのですが、なぜかきゅんきゅんするのです。その後「番外編」で二人は結ばれるのですが、これもBLっぽくない。(笑)
一般的に考えられているBLとはまた違いますが、癒やしとかほっこりを求めるのであればおすすめの一冊です。
丸ごと全部一冊、ひとつのストーリーでした。
この本、ある意味スゴイです。
例えば、好き同士の二人がくっつくまでに、
攻め・受け、どちらかを好きな女性が絡んで来たり、
親が出てきたり、ゲイのセフレが出てきたり・・・と
障害というかそういう人が出て来て揉めたりってのが
ストーリーとしてありますが、
この一冊は・・・2人のみです。
もちろん学校のお話なので
同僚や子供達がいっぱい出てくるわけですが・・・
とにかく二人の心情のみ!なのです。
2人の心情のみで読ませる本って
なかなか無くないですか?
ストーリーはこの本のタイトルのように
澄んだ・・・とてもキレイなお話でした~。
元生徒、元担任。
その2人が再会し、話が進んでいきます。
小学校を卒業して先生に会いに行った時、たまたま見かけた他生徒と戯れる元担任の姿に、嫉妬心が芽生えるという気持ち。
少し分かります。
自分も楽しい時間を過ごして先生が大好きで、自分の物じゃないのは分かっているけれど、そんな所を見ると自分の気持ちと時間が止まってるような感覚になったりするんでしょうかね。
サカエは家庭環境が複雑で先生を心のよりどころにしたかったから尚更でしょうか。
しかし。
丸々一冊が表題作で、読みごたえはバッチリだった筈。
けれど、何と言うか、二人の気持ちに唐突感が否めなく、入り込めませんでした。
…ん?
そうかだからこれは恋心なのか、みたいになるの?
そんな簡単に分かっちゃうモノなの?
ん?んんん?;;;
と、勝手に混乱した次第です(苦笑)
天禅さんの作品は丁寧にストーリーが進められるだけに、何となく物足りなさを感じました。
案外、私がこの設定に対してすんなり入れないのかもしれませんが。
うーん、ちょっと萌え不足でした。
ちるちる内でも高評価であるこの作品。
なんですが…なぜか私には萌えきれないんですよね。というか読み返せない。
天禅桃子作品はほぼコンプするほど大好きなんですが、なぜなんだろう。
確かにイイ作品なんですよね。
憧れにも似た恋心(逆かもしれない)を抱き続けた先生・深田に再会した元生徒。
今度は教師同士として。
先生と関わるうちに昔の思い出も蘇り、見事に先生に堕ちてしまう主人公・杉浦。
深田も年をとるにつれて、またある事件をきっかけに昔持っていたキラキラした気持ちを失っていた。
しかし杉浦が現れ、彼と関わるうちに深田自身の世界は変わっていく。きらめきを取り戻していく。
それに自分で気づいた時、深田も杉浦のことを愛してしまう。
小学生の頃、家庭に問題を抱え、顔に傷を負いながらも登校した杉浦。
そんな彼を知っている深田は、深田のことで悩む杉浦に対し「今の僕では頼りない?」と。
ここから二人の関係は、転がり落ちるように急接近!するわけでして。
多分ここが最大の盛り上がりであり、最高に感動する場面なんですよ。
杉浦の泣きながらの告白とか、二人のキスとか。
とっても爽やかで大好きな流れなんですが。
…ここからなんです。ここから番外編に入るのですが、
ここから二人のラブラブが始まるわけでして。
ちょっとはずかしくて見てられないんですよ。
愛を囁く深田とか。真っ赤になる杉浦とか。心も体も結ばれる二人とか!!!!!
もーホント恥ずかしいんです!!どうしていいかわかんないくらい。
できればこの話を除いて後日談「WAVE」に入ってほしかった。
こちらは昔のように髪を短くした深田に、思わず杉浦が抱きつく…というとても可愛らしい、ほのぼのとした小話です。
…なんだろう、二人の濡れ場がダメだったんですかね、私。
全然エロくないのに。雰囲気エロスなだけなのに…!!
ほかのエロエロ作品は読めるのに、この二人の濡れ場はどうも受け付けないようです…
今までノーマークだった作家さんです。「好きな作家さん」に挙げている方が多いので気になって、初めて手に取ったのがこちらの作品なのでした。
全体的には爽やかな印象。
なのに、なのに、どんどん恥ずかしくなってしまうのです~~!読んで行くうちに。
全然エロいシーンとか無いんですよ。ほのぼのしたトーンのお話で。
小学校の時の担任に再会して憧れが再燃する元教え子と、その担任だった教師との物語なのですが、ゆっくりゆっくり気持が深まって行く様子が丁寧に描かれていて、とても好感が持てる作品です。
つたない感じの絵柄ですが、それがうまく相乗効果になっている感じです。二人の不器用でもどかしい一進一退の様子に、読んでいるこちらの胸もキューンとしてしまう~
教師同士でこういう関係だと、想いを表すのには普通よりずっと迷いとか葛藤があるでしょうねぇ。
だから、リュウ先生の一言はとても勇気のいる思い切ったものですよね。
でも、そんな臆病で大人な男にそこまで言わせちゃった杉浦君(元教え子)の魅力にこそ大注目です。
いつも頬を染めて大きな瞳をキラキラさせて憧れの人を見上げる彼の健気なこと・・・
苦しい想いを抱えて、それに耐えている彼も魅力的ですが、想いが通じてからの彼は可愛さが半端じゃありません!ホルモンかー?!何かのホルモンが出てるのかー?!やけにエロいよ・・・
そんな彼を見ていると、こちらが恥ずかしくなるんです。不思議だ。
Hシーンなんて殆どないというのに、彼のエロ可愛さに萌えます。
リュウ先生の、大人の余裕の中にもちらりと見せる野獣の香り(勝手に私が感じ取っているのですが)が、さらにエロ恥ずかしい感じに拍車をかけている気がします。
まるで初めてお付き合いするカップルのような初々しさが眩しい。
読み返す度に、胸が痛くなったり熱くなったりモヤモヤしたりキューンとする、素敵なお話でした。
読後感爽やかな、イイお話を読みたい時に超お勧めです。
私の中では、限りなく神に近い萌という評価の作品です。
あ、ミドリさん!コメントありがとうございます^^
そうかぁ、あの妙な恥ずかしさは2人がエッチしちゃったからだったのかも?!
でも、あそこで結ばれなかったら私が欲求不満になります(笑)!!
あー!次は「ロータス・イーター」読みたいって思ってたんです!
ミドリさんのお勧め3つ、全部面白そうなので探してみます♪
男前受と健気受は大好物だしv
まだ1冊しか読んでないけど、天神さんは物語がしっかりしている作家さんだという印象を受けたので、これから色々読んでみたいです。
ミドリさんの布教活動、しっかりと受け止めました~(^^)/
ともじさん、こんばんは!
天禅桃子さん、私も大好きなんでオススメさせてください!
私この作品はあまり…なんというか…二人がくっついてしまうのが納得いかなかったというか
ここは別に恋人という関係じゃなくてもよかったんじゃないかというか
二人がエッチとかしちゃうのがどうも恥ずかしくて恥ずかしくてたまらなくて
結局「中立」評価にしてしまいました。
とってもいい作品ですよねー心温まるというか。…でも中立ですが(笑)
エッチしなかったら萌評価だったんですけど…どうしてもエッチが…あぁ…
天禅さんの作品でオススメは、やはり『ラ・サタニカ』ですね!
これはホントぜひ読んでほしいです。受攻両方の魅力がスゴイです。
もしヘタレ攻お好きでしたらどうぞ
あと『wonderful days?』と最近発売した『ロータス・イーター』もオススメです、個人的にw
wonderful~は俺様攻×健気受け、ロータス~は男前受と天然ノンケの駆け引きです。
是非!!
以上ミドリによる布教活動でした(笑)失礼いたしますー
爽やか~~~な、漫画でした。
子供の頃の先生への思いと、再会していっそう深まる思い。
子供の頃に自分の苦しみを分かってくれて、今の自分自身を作ることになった存在。再開したら、好きになるでしょう~~。
もぉ、醜いところなんて欠片もない、素敵なお話でした。表紙の絵のまま!
表紙の綺麗な青い空にひきこまれて購入したのですが、それ以上によかったです。
天禅さんの作品は、全部ツボというか、はまったら、きっとどの話も好きになると思います。
この作品を読んでから、他のコミックも全部そろえました。出会えてよかったという作家です。
登場人物の思いが切ないほど伝わってきて、キャラ達の表情がはっとするほどすごくイイです。
この話の秀の涙は特に綺麗で、見ていて切なさに悶えました。
小学校時代の担任で恩師である深田×新任講師の秀
いまも可愛いのですが、過去のエピソードの秀も可愛くて!
いまでさえ、擦れてなくて一生懸命な子ですが、痛々しい程に真っすぐな繊細さが切なくて。
担任と生徒なので、直接の介入も出来ないし。深いつながりでもない。
でも、その立場でも出来た精一杯が秀を救い、教師を目指すきっかけにもなって、いまお互いが向き合える程近くに。
秀の思いが、憧れから、恋へと。深田の元教え子に寄せる思いが、恋へ。
そこに至るまでの過程が穏やかに丁寧に描かれていて、感情移入せずにはいられませんでした。
年の差好き、教師×教師好きは、もちろん、切なさに浸りたいという方に、是非。
入手もしやすいので、天禅さん作品デビューにもお勧めです。
澄んだ青空色のカバーが非常に爽やかで印象的な本。
内容も、カバー絵の印象のまま、爽やかで、穏やか
今時ここまで端正な、30年前の少女マンガというか、50年前の少女小説というか、
奥ゆかしくも淡い恋な作品
あまりにも奥ゆかしくってじれったい分
すっごい、萌えるんですけど
本編、ラストでようやくお互いの思いが通じてキスって言うか、こうなると接吻
オマケの番外編で、ようやく…も、着衣のまま
「…こわくないです」
「うれしいです」
でフェードアウトして
番外編パート2冒頭、朝チュンでも、ベットに半裸なのは深田だけ、秀はすっかり普通の格好
もう、ここまで露出のない作品って、ある意味貴重かも
その辺、やっぱりクラフトだからってのもあるのかな
クッキリなエロエロに爛れちゃった腐れ脳が、澄んだ空の色で洗われるような作品でした。
主人公の秀(さかえ)が小学生のとき心の支えになってくれた担任教師、深田に憧れ教職を目指し、研修中に赴任した学校で再会。
子どものころ抱いていたイメージとはかけ離れた様子に一時はがっかりするけれども、同じ職場で一緒に仕事をして、関わる時間が増える分、彼の中に昔感じていたと同じものを感じるにつれて、憧れが恋心に変わっていく・・・と言うようなお話です。
私の大好きな年の差モノです、再会モノでもあり、どちらも好みなのでとても楽しめました。
日常の中の関わり合いによって進むストーリーなのであまり大きな事件や話の変化があるわけではありませんが、その分お互いの距離が縮まっていく過程が丁寧に描かれていて、胸がキュンキュン(古!)という感じです。
二人の関係に癒されます^^
しかし、小学校のときの担任っていくつ違うんだ?(笑)
新任教師として入った小学校で、主人公が小学生の時に担任だった先生と再会して、話が始まるのですが、先生は綺麗系からダサい系になっていて、憧憬が崩されてしまいガッカリするんですが、中身は変わらないままで嬉しくなるのですが、同時にトキメキが生まれて……この主人公が顔にすぐ出るタイプなので、真っ赤になったり泣いちゃったり、すっげぇ可愛い……。先生もそんな彼にドキッとしたり。無理ないです、可愛過ぎるもの…。
天禅先生は終始会話劇で進めるので、盛り沢山で「もういい!分かったからやめてくれ!」と最後はそんな状態になるぐらい、照れてしまいます(笑)
ほのぼのとした展開だけど、先生が沈んでしまう時はハラハラしてしまうのは入り込んでしまっているからですね。先生視点も含まれているので、ドキドキしっ放し。
この作家さんは視点切り替えが上手なので、引き込まれてしまいます。
萌えずにはいられない……!!
もうこの作家さんはとにかく買って見て下さい!萌えること間違いなしだ!!!
新任講師として小学校へ赴任した秀が、
小学校時代の担任で、恩師である深田と再会するところから
物語ははじまります。
心の支えだった大好きな先生が、
時の流れによって変わってしまったように思えてがっかりしたり、
本質は変わっていないことに気がついて、嬉しかったり、
本当に些細な一つ一つの出来事が丁寧に描かれています。
2人の気持ちが、少しずつ、でも確実に、じっくりと恋愛感情に
発展していく様子が、爽やかで優しく、読後感の良い作品でした。
人と人との信頼や絆の上に成り立つ恋って素敵だなぁ…と思います。