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irome
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
あ、唯一王道の教師×生徒がない! 自分自身がどちらかというと生徒×先生が好みなんで無問題なんですが。
ひとつの学校のあちこちで行われてる話を寄せ集めた的なオムニバス形式の一冊です。
生徒×教師2本、後輩×先輩、同級生のがありまして、よく考えると同級生以外は年下攻めですね。
年下攻めが好きなので、かなりぐっと来る話が多かったです。
どれもこれも、なんだか切ない。
切なくて、切羽詰ったものを感じる。
よく考えたら、結局書き下ろしでしか具体的にいたしてないのに、この満足度なのは、色んなタイプのカップルが見られて、それぞれに完成度の高いいいお話だったからだと思います。
私はどれもそれぞれ好きなんですけど、「カオス」が好きでしたね。
最初の登場は結構クールでかっこよく見えた白川先生が、実は結構乙女で、ひげも許せないほど自分の容姿に自信がないっていうのがかなりぐっと来ました。
それを飄々と受け止めてくれそうな壬生谷くんの将来性にも期待大!
他のカップルも、正直もっとじっくりと見たいなと思うほど、どのキャラも魅力的でした。
絵柄さえ受け入れられれば、買って損はない一冊だと思います。
この絵柄、ハマるとクセになりますよ。
端々の表情やしぐさがエロいのもいいです。
たっぷりとした空気感を味わう作品。
春の明るくかすんだ空のような、
不透明で、でも、キラキラと妙に明るくて
曖昧で、未分化で、万能感と無力感が同居した、
「高校」という、猶予時間の中でこそ醸される、
淡い味わいの、ストーリー
クロッキー画のような、リアルだけれど省略の効いた絵柄と、
ぎりぎりまでそぎ落とされた、セリフとモノローグ。
そんな緊張感ある本編と、各編ごとに付いたおまけのギャップも楽しいです。
どんなに本編がシリアスでも、オチを付けずにいられない、業の深さがかいま見えます。
草間さんは作家買いしてます。ストーリー重視で小説読む方にも入りやすいと思います。
濃厚なプレイじゃなくてもイロケを出せる作家さんです。
>>イロメ
生徒×生徒を好きだが不器用にしか伝えられないメガネ教師
>>花いちもんめ
新入生×先輩
>>うらはら
面倒見がいい×執着一途
>>カオス
一途な生徒×トラウマがあり踏み出せずにいる美人教師
「うらはら」以外は、基本 一途年下わんこ×不器用でツン(見た目ちゃんと男だけど、一途でかわいい)
てかんじでしょうか。
タイトルのイロメのとおり、色目を使うのがとても
うまいです。
表題作の「イロメ」の野田先生の目は、エロい。この先生、ちょっとサッカーの反町監督っぽい。選手に涙ながらにわびたというから、設定もはまっている。もしかして、話の中のような出来事が!?
まぁないでしょうねw
草間さかえさんは、しっかりしたワールドがあって、
どの作品も昭和の香りがします。
平成BL×昭和BL
昭和BLとは、夏は畳の上で汗をかきながらいたしている
ジットリ感、そして冬は、灯油ストーブを炊きながらコタツの中でいたしているような密着感です
短編集。表題作の「イロメ」はその中でも更にショート!
超短編なのに、ドキドキが満載。先生の色目にゾクゾクしました。
収録されている作品、どれもこれも好みですが。
その中でも特に好きなのは『カオス前後編』。
一途な壬生谷と可愛く愛されたい白川の「運命の出会い」。
登場するどのカップルにも言えますが、
この二人には特に幸せになって欲しいと思いました。
いっぱい詰まっていて、ご馳走さまでした、という感じ。
幼少の思い出とかトラウマとか、良いですなぁ。
幼なじみ萌え。秘めたる想い萌え。
お前はおれのカオスだ、なんて!!
なのに、バズーカに全て持っていかれたw
そして、スカートのボックが留まらない二十歳w最高ですw
BL初心者の頃に、おすすめ!という意見を見て、読んだ作品です。
連作短編集なので読みやすいのですが、理屈っぽい私からしたら説明が足りないなぁと思うはずの展開。特に冒頭の「イロメ」。なんでいきなり教室で?!と鈍い自分の頭では疑問符が浮かんでいたのに、そういう理屈をねじふせる妙な迫力で心をガッと持って行かれたのを覚えています。漫画って言葉じゃないなぁとすごく感じました。
絵に特徴があるので苦手意識のある方もいるでしょうし、最近の草間先生の作品に比べると分かりにくいかもしれませんが、ぜひ読んでみて欲しいなぁと思います。おススメです!
草間さかえ先生は天才…みんな知ってて私も知ってたけどやっぱり天才だと思いました。タイトルどう言う意味なんだろう?と思っていたけど こう言うことか!こんな素晴らしい作品読んだことないってくらいよかった。草間先生の作品の中でも群を抜いて好き(全部メチャンコ好き!)
この短いお話に全てが注ぎ込まれていて何の説明もされていないのに全部わかる。
4CPともがみんな違うけどそれぞれとってもよくて短いのに気持ちが全部伝わってうる感じがしました。
“短髪メガネは人類の叡智“まさにその通り!不器用な先生が不器用に恋をする、BL世界遺産に登録すべき一作かと思います。
草間作品は、年上受けの宝庫ですなあ。
年上受け大好きな自分が転ばぬ訳がない。
本当、草間さん大好きです。
「イロメ」の連作は、二組のカップル、両方が生徒×先生。
私は白川先生の組(笑)の方が好みです。
よくよく見たら、見た目は「真昼の恋」のあの二人に似てますね。
先生の言葉通り、卒業してから身長伸ばして迎えにきた壬生谷くんが健気でたまらないです。
矢張り、大型わんこ×年上美人は浪漫ですなあ。
「花いちもんめ」、妹さんがえらい美人さんです!
◾️イロメ
◾️桃山(高校生)×野田(日本史教師)
「ヌレル」がある前提で読み返したので、この単行本にたった40ページそこそこしか載ってないことをすっかり忘れてました。先生、短編描くのやっぱりとってもお上手で。
◾️花いちもんめ
◾️小野崇(新入生)×森崎(高校2年,20歳)
成人高校生って漫画っぽい設定なのに浮ついた雰囲気にならないのが草間先生。
めちゃくちゃ好きです。押しの強い年下のガタイいい男に流される年上の美人。
理学療法士×森崎は想像するだにエロくて、詳しく教えてください!!!
◾️うらはら/あつくてつめたい
◾️ナオシ×光彦
繰り返しますが、短編がうますぎる。
光彦が案外策士なのが流石非童貞。
◾️カオス
◾️壬生谷(卒業生)×白川(物理教師)
イロメのスピンオフ
押し倒されながらの語りが物理教師的色気に満ち溢れててものすっごく好きです。
フラクタルをタイトルにしようか迷って下世話な方を。