しみるね。

しみるね。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%
著者
小田時哉 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
桜桃書房
レーベル
Gust comics
発売日
価格
¥581(税抜)  
ISBN
9784756704382

あらすじ

人嫌いの翻訳家・石丸真樹に一目ぼれした大学生・壮司は猛アタックを開始するが、真樹の心の傷は思いのほか深くて・・・

表題作しみるね。

壮司 大学生
真樹 翻訳家

その他の収録作品

  • 違うセカイのアイツ
  • なくした色の朝
  • 忘れた音の朝
  • ノーサイド

レビュー投稿数1

今は友達でも

表題作は大学生×翻訳家の歳の差年下攻めです。
そのほか、3作品入った短編集。
かなり昔の作品で、絵も今からすると時代を感じますが、私はこの方の絵が大好きです。

「しみるね」
人嫌いでひっそりと暮らす翻訳家の真樹の家に、真樹のファンだと言う大学生、壮司が居着いてしまうお話。
真樹は次第に壮司に心を開いて行きますが、真樹が人嫌いなのは過去の辛いトラウマがあって・・・というお話でした。壮司がワンコへたれ系なのでちょっと情けなかったり、頼りなかったりするんですが、少女漫画のようなほのぼのとした優しい作品でした。

「なくした色の朝」
二話続けてこのお話しですが、このお話がとてもよかった。
転校生の川崎は顔は綺麗なのに誰にも打ち解けず距離を置いています。前の学校で未遂の被害にあい、しかし被害妄想ではないかと自分を嫌悪している。安岡はそんな川崎をしかりますが、この友情感がとてもいい。

川崎というキャラと、安岡というキャラがとても魅力的です。設定だけ見るとそこまでたいしたストーリーではなく単なる日常系なのですが、キャラクターが立っていてお話が進行していく作品は何度も読み返したくなります。
川崎がみんなに打ち解けるのを陰ながらささえ、時には表立って手をかして、しかし好きなのかと聞かれたら「わからん!」と答える潔さもよかったです。今はわからない、でもこの先どうなるかもわからない。
まさに青春だなぁと思えるお話でした。

1

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