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kimi no na wa yorumichiru hoshi no toiki
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
遊郭もの、主人公を変え3つの話が収録されています。
表題作が書き下ろしを含め2/5、残り同じ遊郭の人物を主人公に2話。
小さい頃柵越しに出会った子供2人。一瞬の出会いだったが再開の約束をし別れる。
待っている間にぐんぐん背が伸びいつの間にかNo.1から転落、今じゃ売れ残る日々。
それでもあの約束を胸に遊郭に留まる花魁・壱星。
いつものように売れ残っていると深夜に来たお客はあの子供の頃約束した面影をやどす可愛らしい男性で…
表紙を見て「おっきい方だけ着物きてる…?」と思い読み進めると、遊郭に囲われ待っている方がおっきい方と言うのが新鮮良かったです。
遊郭ものですが、働いている花魁たちは基本仲良しで和気藹々すれた感じも少なく、楼主も口悪いけどいい人で読んでいて微笑ましかったです。
残りは現在No.1の花魁である天満の話と楼主である千駄ヶ谷の話の2話。
どちらも片想いで苦しいものを抱えた話ですが、特に実はいい人な楼主千駄ヶ谷…幸せになれるといいね…がんばれ!と思ってしまいました。
遊郭ものであるわりにさっぱりしていること。
この作家さんの場合容貌が基本的に可愛いチビッ子、若い青年、老人しかあまりはっきり区別がつかない印象なので年齢感があまりない
その辺が気にならなければサクッと読めると思います。
が、脳内で壱星受け設定して読んだら結構楽しめましたw
瑞希は外見は可愛いのにしっかり男言葉なのがいいですね
でもちょっと魅力不足かな
BL遊郭もの定番の「迎えに来た王子様(ボンボン)」以外の何者でもなかったので
何かしら見せ場みたいなものがあればなあ
天満は意地っ張りだけど気風が良いライバル?という珍しい脇役で気にいってたのに
後半はどんどんか弱くて我儘な普通の受け子ちゃんになってしまってちょっとガッカリ
主人公に横恋慕してた人がスピンオフで他の誰かとくっつけられるのがそもそも好きじゃないんですよね……
レビューにも書いたように壱星受けはあり得る気がします。
みずきの方が性格は明らかに男らしいし。
和のものを読みたかったのと、タイトルの美しさに惹かれてよんだんですが、残念ながら私の萌えポイントからはちょっと外れていたようです。
絵があまり可愛いとかカッコイイとか思えなかったのと(表紙はそうでもなかったのですが)、ストーリーも心に響くものがいまひとつという感じでした。悪くはないんですが、あとちょっと、という感じです。
でも、1つ目のカップルのお話はまあまあ好きでした。
このカップルのお話の後半、展開に雑さを感じたんですが、もしかしたらページの関係とかかもしれません。もう少しじっくりした展開で読みたかったな。
前半の主人公、壱星のほうが自分にはインパクト強かったかなー。
もともとナンバーワン。体は大きい、動きはがさつ、だけど心は乙女。
「どうして助けて、っていえないの?」って聞かれたら泣いちゃう。
そのギャップがこの壱星のいいところ。
やっぱりヘタレというよりけなげな少女なんだと思う。
一緒になってもベッドの中で絵の勉強をしようとする子だし。
ところで、全員明らかに「壱星攻め」で意見一致で自分もそう思ってたけど、
「足を閉じてる瑞祥の上に壱星が足を開いて座ってる」ように見えるんだけど・・・
この姿勢では絶対攻めできないよね?まさかと思うが受けてたのか?
それとも実際のエチシーンは割愛したのか?
若いときは当然受けだったんだろうのでちょっと疑惑は残るところ。
まぁみろくさんのコミックに「ショタ攻め」はなかったと思うので、
普通に、常識的に考えるべきなんでしょうけども(苦笑)
後半の天満についてはこの本だけだと余りぴんと来なかったかなー。
なんというか向こう意気の荒い少年可愛いなーくらいで。
むしろこのあとの続編「君の名は夜をゆく花も嵐も」で大人になった?天満を見たときに「あーこのときに学んだことを生かして彼はこうなってるのか」と納得いきましたね。
どっちにしても「おいらん」といういかにも女性的な役どころとして着物を着て着飾っているのにこのシリーズの主役たちはどれもこれも男の子っぽさが表に出ている子ばかりで、「女の子にしか見えない」女装っ子が好みでない自分としてはニヨニヨするばかりです。
読んだこともないのに、敬遠してた作家さんでした。
あれ、イメージと違うな・・ってのが第一印象。
絵もストーリーも、キャラクターも。
か・・・・か・・・・か・・・・
可愛いじゃないかぁぁぁああっ.+:。(≧∇≦)ノ゚
いかんせん、ショタっこがカワイイので、のっけか魅せられました。
カワイイ。カワイイwカワイイ。
花の廓で売れっ子な色子だった攻。
優しくて力持ち、可愛くてなおかつトコ上手。
そんな攻だったのに、わずか数年で、スクスク・・スクスク・・・スクスク育ち、あっというまにゴツゴツの大男に育ってしまう。
そうなれば客がつくはずもなく(笑
借金ももぉないので居る理由もないのだが、そこに必死にしがみつく理由とは・・?!
ごつい攻が色子っていう設定にまずは萌。
可愛くて細っこい受が売られてるのならけっこうありますが、ゴツイ攻が売られてるってwwwwどないやねんっ
けれど、これがまたカワイイ。
受はショタっ気満々なのだが、その受に会いたいがために色子として待っていた。久々に会えば、おめかししてお出迎え。
普段は男っぽいのに、受の前だとなんかシオラシくなってしまう攻がなんだか可愛かったのです。
女々しくなりすぎないのがなおさらグッド。
個人的なことを言えば、せっかく色子で後ろも上手なのだから、色子受でも良かったかなと私は思うのです。
ショタ攻。案外需要あるとおもうんだけどなぁ(・Д・o*)ドーヨ
お迎えに来たよ。な受とのシーンも好きだった。
見た目に似合わない仕草とか、攻守どっちも良かったです。
>>天満
現在の、トップの色子。
上記、攻のことが密かに好きだったという健気な設定。
性格はわりとヤンチャ系。それがまたカワイイ。
ヤンチャでブータレなのにナンバーワン。
普段はそんなに色気も振りまきそうもないのに数多の男たちをくわえ込んでいると思うだけで興奮しますwww
そんな天満の苦手な相手。それは密かに思う相手に似た雰囲気を持つ男。
その男、自分にだけはなぜか冷たくて、それに心を痛めてしまう。
強がってるけど芯のところが弱いという設定に萌えでした。
想いが届かなかったからこそ新しい。切ないって言うのもイイもんです
とにかくカワイイの一言。
おみごとw
ロリショタといえば、みろくことこさん。
この話は男娼の館で1番の床上手な花魁だった壱星。可愛くて評判だった彼も、現在は大男に成長してしまい指名ゼロの厄介者に。過去に稼いだお金もあるし、出ていって他の仕事すれば良いのにとオーナーのガヤさんにも転職を勧められるが、彼が館に居座る理由があって…。
再会愛ってジャンルかな?
小さい頃に館の前で迷子になっていた受を、飴と小銭が入った巾着を渡して「あそこから電話をかけて迎えに来て貰え」と助ける攻。いつか会いに来るからって受に言われて、こんな男娼のトコに迎えになんてこないよなーと思いつつも、心のどこかでまた会えたらなぁって引っかかっている攻。
そして受は約束通り、迎えにきてくれたのです。
しかも大物画家の後継者にまで成長して、主人公の身請けをします。男娼なのに、受と再会出来て、受があまりにも昔と変わらずぷにぷに可愛かったので「貰ってくれ」と言いつつも食うのは攻の方(爆)
ま、この身長差じゃ無理はないか。『どこの世界に腰砕けたお客を背負ってくる花魁が居るんだよー!』ココに居ました。
兎に角、初恋が実のって良かったね!って微笑ましくなるお話です。ゴツイ花魁も、壱星だと妙に可愛く見えます。ほのぼのー。
個人的にはそんな壱星に恋心寄せていたツンツン小悪魔で自分の気持ちは絶対に口にしないプライドの高い天満の話の方が切なくて好きかな。
壱星に良く似たお客に対して「無理だ!同じ顔の人に抱かれるなんて耐えられない!」ってわんわん泣いてしないでってワガママを言う。えーと、そういう仕事内容なんだし、抱かれるのがお仕事なのに、仮にも売れっ子花魁がそんな態度で大丈夫かこの館?
でも、天満が嫌がったら最後までしないで花代(利用料)だけ払うジェントルマンな攻。
他の誰でも無いお前が好きだ。だからお前も私を他の人と重ねて見るのは止めろ。
何か凄くキュンキュンした。真っ直ぐな攻の態度に、あれだけ捻くれて女王様だった天満がほろりほろりと絆されていく過程が凄く可愛かったです。
前半ほのぼの、後半キュンと切ない。そんな1冊です。あとガヤさんの政治を絡めた大人のプラトニックな恋話も収録されておりますー。
まず、舞台の花魁館・洲浜というのが素敵すぎるのです。
少年ばっかり集めた花魁館なわけですが、もちろんみんな超美少年。
みろくさんの描かれる、超絶可愛い美少年ズ。
それが、それだけでもすごいのに、それに加え少年が少女のように着飾るのが洲浜なのです!
これでもか!といかにも「花魁」な感じに飾り付けられた(でも化粧はしてないです)
そんな少女風少年たちが、きゃぴきゃぴとじゃれているってなんて萌えなのかと。
皆すんごく仲良しなのです。上下の煩わしさとかも全くなしです。
かわいい子犬たちが、わわわーーっとじゃれあっているようで堪りません。
で、↑のような子犬たちの中に一人毛色の違うのが…っていうのが、主人公の壱星なのです。
昔は売れっ子だったのですが、一人すくすくと育ちすぎてしまい、愛されてはいますが売り上げ的には厄介者扱い。
まあ確かに、金持ちの男性達(お客様)は、きゃぴきゃぴの少年との夢を見に行くのだし、彼は選ばないだろうなぁ。
で、そんな彼が待ち続けている「もう一度会おう」と約束した相手って言うのが、表紙のもう一人、ちっこい少年なのです
ちなみにこの子、これでも結構すごい絵描きさん(階級も実力も)です。
決してこの子まで売られてきて云々……という話ではありません。
会いに「お客さん」としてやってきて、無事再会するという、
ここまでは割りとサクサクと進みます。(ダレなくていい感じです)
この二人の話に、現ナンバーワンの話と、
館長(という言い方しか思いつきませんでした…凹)の背景が知れるお話の、
大きく3つが収録されていて、色々な角度からこの「館」が見れて面白いのです。
特に、最後のお話が印象的でした。
ひょうひょうと経営しているようで、実は……
この館だけで完結しそうな物語設定だと思っていたら、なんと国の政治のお話まで。
多くのページは使われませんが、何があったかを明示する描写で、少ないページでがっつりと内容が把握でき、彼の過去と思いを痛いほどに感じさせられます。
押し付けがましくないアピール方法で、そしてこれだけはラブラブもない彼のお話です。
みろくことこと言えば、大人な男前攻めが「フフフここがいいのかい?」と余裕綽綽の手練手管を見せつけて、アニマルフードのショタ受けが「らめー」と泣きじゃくるイメージしかなかったのだが、今回は少々趣が違う。
ありがちな遊郭モノ・再会モノではあるが、主役の壱星は男娼の館・洲兵で指名ゼロという厄介者の大男。
みろく作品では大抵格好いいはずの攻め様なのだが、この作品では健気に初恋の人を待つただの大男であった。
もちろん心意気は相当男前なのであるが、いつものテンプレ攻めではなかったところが、読んでいて非常に面白かった。
一方、待ち人であった受けの瑞祥も、ゴマアザラシのあのゴマちゃんを思わせるプニプニ具合ではあるが、見た目と違い意外と芯のしっかりした「ダンナ」であった。
なんと言っても女郎(と言うのにはあまりにも逞しいのだが・・・)である壱星を身請けするくらいの地位も財力も情熱もある男なのだから。
こういうアンバランスな関係はちょっとクセになりそうだ。
ぜひ読んでみてほしい。
その他短編では洲兵を取り仕切る千駄ヶ谷のお話がオススメ。
やり手婆的な千駄ヶ谷に援助しているのは大物政治家である「大旦那」。
その息子である「若旦那」に惚れているがために、「大旦那」の命令には逆らえない千駄ヶ谷。
「大旦那」の千駄ヶ谷に対する執着や、「若旦那」の真っ直ぐさに挟まれて、動きようのない千駄ヶ谷の意外な一面が興味深かった一作。
ショタばかりとみろく作品を敬遠されている方がいらっしゃったら、本作を読んでみてほしい。
確かにそういう部分は多分にあるのだか、それだけではない面白さもあるのでぜひぜひ!