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俺たち今、どの距離にいる───?
onnaji deha irarenai kara

「愛だなんて言わないから」の続編。
一緒にいること、愛があることを確かめ合ってから半年。まだ互いの距離を掴めない八千代と藤次。ふたりの物語の続きも結婚式からはじまります。
今巻もセックスや絡みはありません。描き下ろしで軽くキスをしていますが、直接的には書かれていません。ゆっくりと自分の気持ちも行動も相手と探り合いながら、でも激しい情熱を隠しつつも愛を育んでいく様子がふたりの過去、現在を織り交ぜながら丁寧に描かれていました。
ふたりが会わなかった高校卒業後にどう過ごしていたか、その間なにを想っていたのか、一週間の同居生活、ふたりでの旅行。また、藤次の元カレの聖人が思っていたこと、藤次が過去の自分の無神経さの気づき、八千代の元嫁との結婚・離婚のことなど、前巻で気になっていたところもちゃんと描かれていてよかったです。(聖人、幸せになってほしいな。スピンオフこないかな。)
ある意味、淡々と、そして大きな事件もないまま日常が過ぎて、その日常の中で人が考えていくのが現実的で、じんわりと胸に響いてきます。すごくいい作品。iHertZレーベルならではの秀作です。
以前の伝わらなかった気持ちと自分じゃわからなかった気持ちを「愛だなんて言えな」かったけど、今、確実に愛になって昔とは「同じではいられない」ふたりの物語でした。
とてもじれったくなる2人です。前作の終わりから、もう少し踏み込んだ関係まで行くと思いきや、慎重というか臆病と言うか…
しかもそのじれったさにときめくと言うよりは、切なく苦しい。受けの藤次のあっけらかんとした、かつ温かい性格が作品の救いと言うか、一筋の明るさのようになっています。
攻めの八千代もそこに惹かれたんだろうけど…八千代の踏みとどまる、踏み込めない性格が、重く切なく苦しかった…
ただじんわり温かく切ないので、しんどい読後感にはなりません。
そして他の方もおっしゃっていますが、当て馬ポジションの聖人の独白が…これまた切ない。苦しい。ここだけで読み切りでも楽しめそうです。
しっとりと読みたい時にオススメの作品です。
前のお話しが私には難しかったのですが、その後色んな方の感想やレビューを拝見して感じ方の違いなんかを勝手にw教えて貰って私なりにこの作品の読み方に向き合って今作を読みました
正直言えばこの続刊も簡単に理解出来たり共感出来たりはハードルが高かったのですが、綺麗事ばかりではない!という点はストーリー都合で進めずにすごくキャラの性格を大事にしてる部分なんだろうな、と感じました
画一化されたBL世界の中だけの物語ではなく、日暮くれ先生の中で生まれた八千代と藤次のお話しだったからこそ削ぎ落しきれなかったけれど、恋の物語から零れ落ちてしまった事もあったんだな・・・と受け取りました
色んな視点から見る事が出来る「同じではいられないから」という作品タイトルに色んな想いが去来する読書感でした
前巻だけで読み終わらずこの続刊があった事、読めた事はプラスになりました!
わぁ…3話が衝撃でなかなかメインふたりのお話しが頭に入ってきませんでした。
サイドストーリーではなく物語の中盤…3話で聖人のお話しが挿入され……
「久し振り」(ニコリ)ほんとはすぐに抱きしめたかったとかもう苦しい。
救いがあったらいいなと思っていましたがまだ一人でいました。でもそんな気もしていました。。
あのときそう思っての行動だったのか、ずっとその気持ちを抱えながら過ごして来たんだね…と思ったら切なくて仕方ありませんでした。
いちばん聖人に感情移入できます。前巻もそうでした。。
カフス売るわけないじゃんね・・・(涙)
前巻と見比べましたが更に哀愁漂う姿に~!!あぁ…
すぐには無理でもどうか幸せになってほしいです;;
幼少期の彫刻刀エピがすごく好きでした。
激重なのにここまで相手に出さないで隠し通せる当て馬すばらしいよ・・・
前作「愛だなんて言わないから」の終わり方に惚れたので、続編となるこちらは読むか迷ったのですが、これは本当に買って良かったです。あの素晴らしい余韻を壊さない、そのままの空気を味わえました。並べてみると、表紙の変化も良い!
確実につながってはいるけど、名前の付けられない関係で在り続ける藤次と八千代。今回は、これから一緒にい続けるために、二人の間にある小さな溝を一つ一つ埋めていく作業を見ている気がしました。描写がとっても丁寧。
聖人は変わらずイイ人で、でも決してキレイなだけじゃない内面を晒してて、人間的な魅力を感じました。聖人にとっての藤次も確かに唯一無二の存在で、軽々しく別の人と幸せになって欲しい、なんて言えない感じ。
ただちょっと思うのは、全体的に文字で伝えようとしすぎてて、小説向きに見えてしまいます。まあ静かな作品世界には合ってるんだけど。
じっくり相手を見極めながら、無理のない歩幅で踏み込んでいく形なので、進展はとてもゆっくり。ある意味完成してて、一生未完成でも二人らしいかな、と思いました。
前巻のラストで感情を曝け出した2人でしたが、よし恋人になろう!と踏み出したわけではなかったので、特に藤次の方は八千代とどう距離をとっていいか分からず、らしくもない気遣いをしてばかりな序盤がもどかしかったです。八千代は藤次には藤次らしくいてもらえたらそれでいいと思っているけれど、藤次だって大人になって聖人との関係も経ていろいろ成長しているし、子供の頃のように奔放に振る舞うことはできないですよね。
でも、だからこそ八千代が距離を詰める余地も出てくるわけで。藤次が八千代のために空けておいてくれる隣に今度こそ立てば、大人になった2人が居心地がいいと思い合える新しい関係性に進めるかもしれない。昔のままの臆病さも寂しさも抱えたままでいい。八千代からは言い出しにくいだろうから、まずはいつも藤次が行動に移して、それから八千代が本当にこれで大丈夫かな?と不安がっている藤次を安心させるように、ありがとう、嬉しい、とついていく。そんな2人の一歩ずつ相手を確認しながら前に進んでいく過程が、とても愛おしいなと思える、そんな作品でした。
『愛だなんて言わないから』の続編にあたる作品です。
前作がとても好きだったので、発売をたのしみにしていました。
八千代と藤次、再会から半年たち、おたがいの「今」を、より知っていくというストーリーです。
登場人物たちの心情が、丁寧に描かれているので、とても読みごたえがありました。
二人の関係性が、とても尊くかんじられました。
すてきな作品だとおもいます。
絵がとてもきれいで、イケメンばかりなのも、よかったとおもいました。
前作で差し出した手を、繋ぎかけるふたりが表紙です。
お互いのパートナーと別れたふたりのその続き。
題名が変わる続編というのは、趣がありますよね。
以下ネタバレ含みます
前作と同じく結婚式から始まる展開。今度は隣席。え、エモい・・。
藤次の安全地帯になりたいと願う八千代。距離は保ちつつ良い関係を築けているようです…。お互いのパートナーと別れたばかりの二人って、この余白の描かれ方が旨味だと思ってます。
藤次は聖人と別れて、二人だったときのことを思い出すのがたまらなかった…。聖人のこと、嫌いで別れたわけじゃないですから!一人が寂しく感じる藤次。
聖人ターンで、その激重愛に泣きました。永遠に勝てない藤次の初恋の相手。その心に自分の跡をつけたい。そんな理由で別れを切り出すなんて。ものすごく臆病で、ものすごく藤次のこと愛していたんだな…。
全てのきっかけのあのボタンを聖人がかたちを変え、返さないという。(泣)聖人⋯(泣)
一方、八千代の結婚に至った理由が少し描かれていましたが、
女性を好きになったことがない→元奥さん「友達のような夫婦」になろう→離婚、という流れ。全て受け身だったのだろうか。元奥さん、前巻で恋愛体質と言ってましたが、さばけてるんですよね。別れた後あっけらかんと仕事できる二人がとても不思議。全く生々しさを感じない描かれ方です。こちらはお互いに未練ナシ。異議ナシ。
最初は藤次に会えるだけで十分だと思っていた八千代が、自分のさらなる熱に気づいていく。自制するのが謙虚で、切なくもありました。
八千代は始終考え込みがちですが、藤次が払拭してくれます。
関係はいつも藤次がきっかけに。ハグも、同居も、キスも。
聖人の時も、藤次がきっかけなんですよね…。藤次のこのおおらかな魅力がみんなを惹きつけてやまない、天然魔性だと私は思うッ…。
気持ちが変わってもいい、わかろうとしさえすれば
“胸がいつも同じ温度ではなくても”
タイトルの意はここかと…。
泣きながら笑う八千代が愛しいです、全編通してあまり笑顔がない子でしたから。
幸せになっていいんだよ。と思わず伝えたくなるラスト。
余韻に浸りました⋯。
聖人にも幸せになってほしいけれど、とてつもなく時間がかかりそう。簡単じゃないズッシリとした恋愛を読んだという感想です。
八千代の「泥だらけの重い欲望」というのも見てみたいな〜とも思いました( ◜‿◝ )
今回こちら発売に合わせて前作「愛だなんて言わないから」と共に購入に至りました。読むなら是非セットで!前作だけだと読了後に苦しむことになってました…笑
個人的に当て馬は好きですがみんな良いやつの三角関係が苦手(だって1人はあふれちゃう…!)でまさにこちらの藤次の(元)彼氏聖人がその役に。
嫌なやつならまだしも、藤次の事が大切で、藤次も聖人が大好きで八千代と再会しなかったら続いていたであろう2人。
聖人の想い、八千代の想い、藤次の想いどれも丁寧にかかれていて誰の心境読んでよぐぐぐっと切なくなります。
エッチなしだし、苦手な三角関係でしたが読んでよかった!そして読むなら是非時間がある時に。さらっと読むにはちょっと難しい(私にとって)のでじっくり整理しながら読むと一際よかったです。
八千代と藤次のその後、まだまだ最後まで読みたいですー!
そして是非聖人も…。本当藤次と聖人の恋人世界線も見れたらいいのにな。
前作の連載スタート時から藤次、八千代、聖人の関係性にどハマりして同人誌も買い集め、もちろん続編である今作もずっと追いかけていました。
三角関係で一人(八千代)が既婚→離婚し再会したのがきっかけで、恋人だった聖人から別れを切り出された藤次、、という流れから正直、賛否や地雷だと感じる方もおられるかとは思うのですが、わたしは続編を読めてとても嬉しいです。
前作から藤次のデリカシーが足りない部分が心配でしたが、今作ではこれを本人も気にしていて、気遣う成長が見られました。八千代はそんな気遣い不要で、ありのままの藤次でいてほしい、理解したいとはっきり言っていました。この言葉に八千代の気持ちが詰まっていて、読者側が感じる藤次に対するモヤモヤが一蹴され、すごくスッキリしました。
また、八千代自身も二人の関係性が変わることを恐れているところがあり、好きを意識したからこその、タイトル「同じではいられないから」なのですよね。
「相手に望むものが増えていくとダメになる」高校時代の藤次への想いや元妻さつきさんとのことを踏まえての八千代の考えなのですが、
そんな八千代の悩みを
「望むものが違っても一緒にいれるかもじゃん」と、一蹴する藤次、こういうところに八千代は惚れたのでしょう。というか惚れた弱み的なやつでしょう。一緒にいれるならいたい、に尽きる
からだの関係はまだなく、ゆっくりゆっくり、空白の期間を埋めるように、お互いの心、気持ちを擦り合わせて、今度は見失わないように、でも楽しく前向きに進む二人が素敵でした!
聖人と藤次の再会もあり、聖人が傷つく前に自分から逃げた当時の心情を知ることができて胸がいっぱいにもなりました。聖人もだれかと幸せになってほしい、もしくはビビっとこなかったifの世界線がみたい!カバー下を見てめちゃくちゃ切なくなりました。
最後に、藤次の魅力がこの作品の肝かなと。
藤次は、あっけらかんとしていて明るさのある人で、一般的には人望とかカリスマ性とか言われる場合もありますがそこまで大層なものではないのでしょうが(藤次ごめん)、八千代や聖人にとって、放っておけないとか、愛されキャラ的なそんな魅力があるんじゃないかな、、そういう人っていますよね?と思いました!
二人の同棲編も読みたい!