俺たち今、どの距離にいる───?

同じではいられないから

onnaji deha irarenai kara

同じではいられないから
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神32
  • 萌×212
  • 萌7
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
15
得点
230
評価数
53
平均
4.4 / 5
神率
60.4%
著者
日暮くれ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics iHertZシリーズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784813034667

あらすじ

八千代と藤次、再会から半年──
会って飲んで、泊まって…お互いの“今”を知っていく。

どんな関係でもいい、一緒にいられたら
それは本当の気持ち、だけど…

わがままでいてほしい 甘えてほしい 抱きしめたい
膨らんでいく欲望に、ないまぜな感情が影を落とし…

『愛だなんて言わないから』続編
名前のない関係は、形を変えていく。

表題作同じではいられないから

弁護士
工務店勤務

同時収録作品同じではいられないから

彫金師、元恋人
工務店勤務、元恋人

その他の収録作品

  • 「閑話|雪の降る日の帰り道」「bonus track.1」「bonus track.2[描き下ろし]」

レビュー投稿数15

八千代くん

八千代は本当に難儀な男だなあ。切なくなる。
ずっと蓋をして耐えて犠牲にして努力してきたんだなあ。
でもそれを救ってくれるのが世界で藤次 ただ一人。
八千代がだんだんと、幸せとか欲望とか嫉妬とか人間くさい感情を持ちはじめる過程が良い。
そして着実に心からの笑顔が増えていく。本編最後のコマなんて、2人ともこれ以上ない良い表情で、思わず涙ぐんでしまった。


八千代が、藤次と出会えなかった世界線を想像しただけでゾッとします(ファンタジーなのに感情移入してしまう。ちなみに、藤次は八千代と出会えてなくとも平凡に生きられる予感)
同じ過ちを絶対に繰り返したくない八千代が、慎重になって次に進まないゆっくりさも、私は好きです。名称がつかない、2人にしかない関係が素敵です。

そしてボーナストラックがボーナストラック以上の役割を果たしている、というかそれ見ないと完成しない。トラウマの下り階段で、藤次から手を差しのべるのがジーンとくるし、ヒトメボレのひと言で読者として救われた。

とは言えどうしても続編が見たい。八千代の生い立ちや家族、ボタンの現在、聖人、匂い、そしてやっぱり薬指のホクロに触れてもらいたい。

あとは、、普段前髪を分けたり上げたりしている男たちが、オフでおろしてる姿からしか得られない栄養がある…メガネも良き…

こんなに余韻に浸れる作品、久々です。

0

その人だけの安全地帯

恋愛は多少なりとも自我が強くないと「想いを成就する!」というのはイージーではないとは思う
そう思う私にとって八千代と藤次の愛とも呼べず、でも恋しく感じ、大事に想い合う2人のお話しはなかなかに予期せぬ感情を刺激されるものでした

「自分達2人の恋愛」にまだ成り切っておらず、でも自分の抱えられる腕の中からは零れ落ちて行く迄には溢れた感情を互いに持つ2人
相手を通して自分を見返してみたり、相手が自分の為に変わろうとする事に嬉しさを感じながらも元の良さも失わずに居て欲しいと思う献身さも伺える
非常にもどかしい

こうして書いてみると、完全なる両片想い状態なのは明白で両想い成就迄あと一歩!みたいに感じるので、応援不可避に見えるのに、、、
やっぱり続刊でも悲しい事に私自身は諸手を挙げて大歓迎!って感じでは応援出来た訳ではなかったです

それは、、、
やっぱり2人共、どこか自分事ではないように見えてしまうからなのかな~。。。
「自分の気持ち」や「相手の事」を〝自分なりに〟捉えてはいるのに、『自分たち2人の恋』という事に対しては〝一緒に〟という視点になかなかならないからなのかな。。。
ココ迄来るだけでも身近な人をそれなりに振り回して来た筈なのに、、、
それでもまだエンジンが掛からない事に私は少しジリジリしてしまったのだけれど、これもまた彼ら2人の自然体の姿を先生が描いたカタチなのだろう、と受け取りました
「読み物としての2人」ではなく、先生の中で息づく等身大の2人のままの姿を見届けられた!という気持ちには何度も読んでみて治まって来た様に自分の中でなりました

それでもちょっと胸が痛くなってしまったのはやっぱり聖人のお話し―――…
その中でも彼の想いが藤次に届き切らなかった事が何とも苦しかった、、、
彼の精いっぱいの餞でもあった別れを〝頑固〟と捉えられた事…
ここは読んでいて苦しかったし辛かったし、少し悔しさも感じました

再度〝等身大の…〟と…、、、藤次の身に寄り添ってみて、、、彼の性格を考えた時に、藤次には理解を求める事が難しかったんだろうな、、、と。。。
それにしても!ではあるんだよなぁ。。。という気持ちは燻ってはしまうんだけれど、、、
聖人に向かってカフスを笑顔で「渡したくなったら~」なんて言えてしまう屈託のなさょ、、、
渡せなかった/渡さなかった聖人の気持ちを分からないというのもまた藤次らしさなのだろうな、、、w


最終的に感じた事は、誰かの悲しみの上でもあるけれど誰かの後押しでもある上で繋いだ手をどうか離さないで欲しいな、と願うお話しだったな、と。。。
特にどうか藤次は同じ事(失ってから気付く…)を繰り返さぬように、、、と願ってます

私に取っては釈然とする訳では無いお話しだけれど、全員がそれぞれ『自分の安全地帯』を求め続けて行く事に未来を感じる事は出来ました

藤次のおばあちゃまが手にしてた瑪瑙の石言葉は【調和・共生・安定】だそう
それぞれのカタチで馴染んで行くように時を刻んで行くんでしょうね( ˘꒳​˘ )✧

前巻に続き、やっぱり聖人には彼の思う幸せのカタチの中に居て欲しいと1番願って止みません(*˘︶˘*).。.:*

たくさん考える事が出来た作品でしたので、おススメし難い…という☆3評価ではありません!!
この作品が響く読者さまが多い事も納得出来ます(´ ˘ `*)
単に私の好みの問題で今回は評価をさせていただきました<(_ _)>

修正|不要~

1

No Title

これはこれは…。まさか続巻でこういう描き方をして、こういう終わり方をするとは思いませんでした。(ボーナストラックで、ある程度の方向性は見えましたので安心しましたけど)いや~ちょっと驚きました。でも素敵ですね。

出てくるキャラクターたちが本当に大好きです。セリフもしみるし、行動もちょっと心配になったり、もどかしさをおぼえたり…。
特に繊細な八千代が苦しいですね。元嫁も言ってましたが、藤次とのことも自分一人で抱えてしまっているようで。反対に藤次は苦しかったらあの性格がゆえに、わりとストレートに吐き出していますよね。大人な八千代、もう少し欲張って、頑張って、前進してほしいなぁと応援しながら読んでいました。八千代の過去を引きずってる臆病さとか、藤次を待つ姿勢は大好きですけどね。表紙の絵もそんな八千代が表されていていいなと思いました。

またこの2人のお話を読めますよね?楽しみにしています。そうそう、聖人も救われてほしいなー。

1

ゆっくりとじっくりと

「愛だなんて言わないから」の続編。
一緒にいること、愛があることを確かめ合ってから半年。まだ互いの距離を掴めない八千代と藤次。ふたりの物語の続きも結婚式からはじまります。

今巻もセックスや絡みはありません。描き下ろしで軽くキスをしていますが、直接的には書かれていません。ゆっくりと自分の気持ちも行動も相手と探り合いながら、でも激しい情熱を隠しつつも愛を育んでいく様子がふたりの過去、現在を織り交ぜながら丁寧に描かれていました。
ふたりが会わなかった高校卒業後にどう過ごしていたか、その間なにを想っていたのか、一週間の同居生活、ふたりでの旅行。また、藤次の元カレの聖人が思っていたこと、藤次が過去の自分の無神経さの気づき、八千代の元嫁との結婚・離婚のことなど、前巻で気になっていたところもちゃんと描かれていてよかったです。(聖人、幸せになってほしいな。スピンオフこないかな。)

ある意味、淡々と、そして大きな事件もないまま日常が過ぎて、その日常の中で人が考えていくのが現実的で、じんわりと胸に響いてきます。すごくいい作品。iHertZレーベルならではの秀作です。

以前の伝わらなかった気持ちと自分じゃわからなかった気持ちを「愛だなんて言えな」かったけど、今、確実に愛になって昔とは「同じではいられない」ふたりの物語でした。

1

もだもだもだもだ…

 とてもじれったくなる2人です。前作の終わりから、もう少し踏み込んだ関係まで行くと思いきや、慎重というか臆病と言うか…

 しかもそのじれったさにときめくと言うよりは、切なく苦しい。受けの藤次のあっけらかんとした、かつ温かい性格が作品の救いと言うか、一筋の明るさのようになっています。
 攻めの八千代もそこに惹かれたんだろうけど…八千代の踏みとどまる、踏み込めない性格が、重く切なく苦しかった…
 ただじんわり温かく切ないので、しんどい読後感にはなりません。

 そして他の方もおっしゃっていますが、当て馬ポジションの聖人の独白が…これまた切ない。苦しい。ここだけで読み切りでも楽しめそうです。

 しっとりと読みたい時にオススメの作品です。

0

綺麗事ばかりが恋愛ではないのもリアルでもあり、キャラが大事にされた証なのだろう

前のお話しが私には難しかったのですが、その後色んな方の感想やレビューを拝見して感じ方の違いなんかを勝手にw教えて貰って私なりにこの作品の読み方に向き合って今作を読みました

正直言えばこの続刊も簡単に理解出来たり共感出来たりはハードルが高かったのですが、綺麗事ばかりではない!という点はストーリー都合で進めずにすごくキャラの性格を大事にしてる部分なんだろうな、と感じました

画一化されたBL世界の中だけの物語ではなく、日暮くれ先生の中で生まれた八千代と藤次のお話しだったからこそ削ぎ落しきれなかったけれど、恋の物語から零れ落ちてしまった事もあったんだな・・・と受け取りました

色んな視点から見る事が出来る「同じではいられないから」という作品タイトルに色んな想いが去来する読書感でした

前巻だけで読み終わらずこの続刊があった事、読めた事はプラスになりました!

2

No Title

わぁ…3話が衝撃でなかなかメインふたりのお話しが頭に入ってきませんでした。

サイドストーリーではなく物語の中盤…3話で聖人のお話しが挿入され……
「久し振り」(ニコリ)ほんとはすぐに抱きしめたかったとかもう苦しい。
救いがあったらいいなと思っていましたがまだ一人でいました。でもそんな気もしていました。。
あのときそう思っての行動だったのか、ずっとその気持ちを抱えながら過ごして来たんだね…と思ったら切なくて仕方ありませんでした。
いちばん聖人に感情移入できます。前巻もそうでした。。
カフス売るわけないじゃんね・・・(涙)
前巻と見比べましたが更に哀愁漂う姿に~!!あぁ…
すぐには無理でもどうか幸せになってほしいです;;

幼少期の彫刻刀エピがすごく好きでした。
激重なのにここまで相手に出さないで隠し通せる当て馬すばらしいよ・・・

2

あの素晴らしい余韻を壊さない

前作「愛だなんて言わないから」の終わり方に惚れたので、続編となるこちらは読むか迷ったのですが、これは本当に買って良かったです。あの素晴らしい余韻を壊さない、そのままの空気を味わえました。並べてみると、表紙の変化も良い!
確実につながってはいるけど、名前の付けられない関係で在り続ける藤次と八千代。今回は、これから一緒にい続けるために、二人の間にある小さな溝を一つ一つ埋めていく作業を見ている気がしました。描写がとっても丁寧。
聖人は変わらずイイ人で、でも決してキレイなだけじゃない内面を晒してて、人間的な魅力を感じました。聖人にとっての藤次も確かに唯一無二の存在で、軽々しく別の人と幸せになって欲しい、なんて言えない感じ。
ただちょっと思うのは、全体的に文字で伝えようとしすぎてて、小説向きに見えてしまいます。まあ静かな作品世界には合ってるんだけど。
じっくり相手を見極めながら、無理のない歩幅で踏み込んでいく形なので、進展はとてもゆっくり。ある意味完成してて、一生未完成でも二人らしいかな、と思いました。

3

聖人のモノローグが泣ける

 前巻のラストで感情を曝け出した2人でしたが、よし恋人になろう!と踏み出したわけではなかったので、特に藤次の方は八千代とどう距離をとっていいか分からず、らしくもない気遣いをしてばかりな序盤がもどかしかったです。八千代は藤次には藤次らしくいてもらえたらそれでいいと思っているけれど、藤次だって大人になって聖人との関係も経ていろいろ成長しているし、子供の頃のように奔放に振る舞うことはできないですよね。

 でも、だからこそ八千代が距離を詰める余地も出てくるわけで。藤次が八千代のために空けておいてくれる隣に今度こそ立てば、大人になった2人が居心地がいいと思い合える新しい関係性に進めるかもしれない。昔のままの臆病さも寂しさも抱えたままでいい。八千代からは言い出しにくいだろうから、まずはいつも藤次が行動に移して、それから八千代が本当にこれで大丈夫かな?と不安がっている藤次を安心させるように、ありがとう、嬉しい、とついていく。そんな2人の一歩ずつ相手を確認しながら前に進んでいく過程が、とても愛おしいなと思える、そんな作品でした。

0

No Title

『愛だなんて言わないから』の続編にあたる作品です。
前作がとても好きだったので、発売をたのしみにしていました。

八千代と藤次、再会から半年たち、おたがいの「今」を、より知っていくというストーリーです。

登場人物たちの心情が、丁寧に描かれているので、とても読みごたえがありました。

二人の関係性が、とても尊くかんじられました。

すてきな作品だとおもいます。

絵がとてもきれいで、イケメンばかりなのも、よかったとおもいました。

0

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