お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
katadukerarenai kimi heo omoi

十年前、玲央にはとあることがきっかけで忘れられない相手がいた。
いまだにそのときのことを忘れられない玲央は、現在亡き兄の遺した子ども佳吾と暮らしていたのだが、ある日、その相手であった桑野が代理のハウスキーパーとして現れて、、、
という冒頭。
再会、そして十年前の誤解を解くやり直しLoveですが、
このお話での一番の功労者は、間違いなく玲央の兄の忘れ形見である、まだ幼い佳吾でしょう。
佳吾を一番に考えている玲央と、その玲央に対して思うことがある佳吾。
ハウスキーパーである桑野に懐き、いつの間にかこの再会Loveに遠慮がちだったふたりの本音? を聞き出したり、引き出したりで、もれなくあの十年前から一歩踏み出しそうで、踏み出せなかった恋のやり直しさせてしまう七歳児、、、
かわいいのに、ちゃっかりしていて恐るべし!!
な存在感でした。
そして、佳吾によって仲を取り持たれた臆病なふたりが、十年前の後悔を取り戻そうと奮闘した恋により、十年前の真相が明らかとなり、実はあの頃からずっと両想いだったことが判明し、
誤解が解けてよかったなあと安堵した、優しい結末でした!
ちなみに、紙コミックスでの修正は白抜きです♪
再開モノです。突然の別れからの偶然の再開。切ない展開はありつつ、苦しくはならないのでほんわかと読めます。
なんと言っても作品のほんわか度をあげているのが、受けと同居している甥っ子、小学校1年生の佳吾くん。きゅるんきゅんるんでかわいい…!!
攻めを警戒してみたり、怒ってみたり、子どもらしくはしゃいでみたり、本当にかわいい〜!ちびっ子キャラ好きな人にオススメです。
攻め受けの2人の関係では、攻めがグイグイ行くのかな?と思いきや、受けから積極的にこられてちょっとたじろぐ攻めが見られたのが個人的好きポイントでした。
原宮先生のキャラクター、綺麗でかっこよくて大好きです♡今回は小さい男の子もたくさん描かれていてとっても癒される作品でした!
亡き兄の遺した幼い甥を引き取った桶谷は家事が苦手。ハウスキーパーとして現れた桑野は高校時代に突然目の前から去ってしまった親友で忘れられずにいた人で!?
桶谷の甥っ子佳吾が小さいながらも桶谷を守ろうとしたり、恋のキューピットになろうとしたり…ととっても可愛いです!
最初は桑野に警戒していた佳吾が、どんどん懐いて行くのも可愛い!
桑野との苦い思い出から、再び再会しても臆病になるところは切ないですが、比較的桶谷の桑野への「好き」という感情がダダ漏れでそちらにもキュンとしました♡
えちシーンは両想いになった1度…と少なめですが2人にとっては念願の♡なのでとても素敵でした!
玲央の愛情がちゃんと伝わっているのか、この歳で両親を失っていても泣かないで笑っている佳吾の姿は切なくもかわいいです。
玲央の中で、佳吾がとても大事なのが伝わってきて、だからこそそんな二人を支える桑野の存在が大きく感じ、玲央が涙を流せる場所ができたのが嬉しくなりました。
絵が綺麗というのと、かわいいのと、線が柔らかいからか中性さがありわりと軽く読めるのですが、ストーリー的な部分含めゆっくりと読めるかわいい作品でした。