人を嫌う美青年×人から愛される好青年 欲望と罪悪感に揺れるアンビバレントラブ

キリエのために

kirie no tame ni

キリエのために
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×26
  • 萌4
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
7
得点
104
評価数
27
平均
4 / 5
神率
48.1%
著者
DAO通信 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
&.Emo comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784796417914

あらすじ

僕は襲われるあなたを見て●●した最低の変態野郎です

容姿端麗な大学生の浮田桐江は、過去のトラウマから人と関わることを避けて生きていた。そんな桐江にとって、人当たりが良く誰からも好かれるバイトの先輩・幸村はコンプレックスを刺激される存在だった。
ある夜、桐江は通りがかった公園で幸村が男の後輩に襲われている現場を目撃する。咄嗟に助けを呼んだものの、幸村の縋るような表情に興奮し、自慰にふけってしまう桐江。
罪悪感でいっぱいになっていたある日、幸村から「助けてくれたお礼がしたい」と声をかけられる。
あの日の劣情のことなど何も知らず好意を向けてくる幸村に、桐江の罪悪感と焦りはじりじりと募っていき──…?

表題作キリエのために

書店バイト、大学生
書店員、大学生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数7

最高です

個人的にめっっっちゃくちゃに刺さってしまい、読んだあともずーっとふたりのことを考えながら、繰り返し繰り返し読んでいます。こういう作品に出会いたくてBLを読んでるんだなあという幸せを感じさせてくれる作品でした。

読む前の印象はもっとダークで爛れた感じのお話なのかなと思っていた(でも、めちゃくちゃ色気はあります!個人的には)のですが、それぞれに過去の傷や拭いきれない痛み、コンプレックスを抱えている男の子達が共鳴しながら惹かれあっていき、身を寄せ合いながら不器用に寄り添って生きている…というような読後感で、いやもうほんとうにただただ幸せになってほしい……(双方とも歪なところはあれど、優しい子達だなあと思いました)一巻完結なのはわかっているけどもっともっとこの2人の続きが見たいなと思わずにはいられません。

繊細な絵柄も素敵で、電子で買ったのですが紙でも読みたくてそちらでも購入してしまいました。あーもう本当に良かったです!暴力や無理矢理の表現もあるので、もしかしたらすごく万人受けとかではないのかもしれませんが、表紙や試し読みの雰囲気で少しでも気になった方にはぜひ読んでみてほしいなって思いました(という気持ちで、初めてちるちるでレビューを書いてしまいました)
DAO通信先生の作品は今回初めて読みましたが、この後に読んだ「帳と針」もとても面白かったので、次回作も絶対に読もうと思ってます!

〜ここから特に本編ネタバレしてます〜
全然違うように見えてある意味似たもの同士なふたりであり、でもそれぞれの傷からの身の守り方の表現は真逆で、だからこそお互いに憧れてしまうし惹かれてしまうのかなーと思いました。衛くんはいつから桐江のことを…とか想像してひとりで楽しくなっています。
幸村(衛くん)の、ぱっと見めちゃくちゃ健全で人当たりの良い好青年なのにふとした時に見せる危うさや儚さ、翳のある感じのギャップと色気に、私も桐江のごとくハートを鷲掴みにされました(とはいえ闇や病みに寄り過ぎるわけでもなく、じっさいに穏やかで裏表なく優しい男の子でもある…というバランス感がこれまた最高です)

あと個人的に、同棲してからの桐江くんがかわいくてしょーがないです!本来の気質であろう素直さや可愛げ、ピュアさが滲み出ていて、ああこんな子が本編ではずっとあんな無愛想の鎧でガチガチに武装していたんだなーっと思って、勝手にホロリとしてしまいました。衛くんに存っ分に甘えて、健やかに楽しく暮らしてほしい。
桐江は意外と生命力強くてしぶとい男の子であると私は思っているので、結末に関しては私の中ではハピエンということでひとつよろしくお願いしたい所存であります。

4

救済BL好きな方はぜひ!

先生の作品は「帳と針」に次いで2作目です。
「救済BL」ってやつです。
でもちゃんとハピエンです。
最後まで仄暗くてお互いに心の闇を消化しきれていない中でお互いの存在が唯一の光という…。

好みが分かれるのかも知れませんが私は大好きなジャンルです。
「これちゃんとハピエン迎えるの!?」と残りページを確認してしまうほど、とにかくふたりとも心の闇を消化しきれない笑
キリエにいたっては、巻き込まれると言うより以前にも増して自ら火種に突っ込んでいる感じ。
もしかしたら衛くんがいることで、今まで逃げてきたことに向き合う強さを得たのかも知れない。
衛くんもキリエを「許さずにいること」で救われているんだと思う。
ただもうなるべくお互いを、あと私を心配させないでほしい!笑

最終話や描き下ろしで少しふたりのあたたかいシーンが見られるんですが、どうか!ふたりが平和に笑い合う姿を見せてほしいです!!!

受け攻めなし、となってますが一応キリエが攻め、衛くんが受けかな?

2

凄く好き

受けの表情がいちいちツボ。凄く良かった。こういうの永遠に読みたい

1

救われているのか、堕ちているのか。

『帳と針』でも感じたのですが、
ダークな空気感と絵の調和が絶妙なんですよね…。

前作も受け・攻め共に愛情表現が歪な感じでしたが、
今回も闇抱え系登場人物たちでした。


大学生の浮田は美しい容姿のせいで
幾度となく対人トラブルに巻き込まれてきました。
そのトラウマから人付き合いを避けていた浮田ですが、
ある日、バイト先の先輩の幸村が襲われている現場に鉢合わせます。

咄嗟に幸村を助けた浮田でしたが、
そんな正義感とは裏腹に幸村の恐怖に歪む表情に
欲情してしまう自分に気付いてしまいます。
幸村の怯える表情を思い浮かべ自慰に耽るも、
助けられたことで好意を向けてくる幸村。
浮田は何も知らず懐いてくる幸村への罪悪感と欲望の間で思い悩み、
彼を避けるようにバイトを辞める決心をします。

それでも追いかけてくる幸村に自らの罪を告白する浮田でしたが、
彼の歪んだ劣情を知っても責めるどころか受けとめようとする幸村。
そして、口では「許さない」と言いながら、
自分が許すまで傍にいるように、と告げるのでした。

人当たりが良く、一見明るく見える幸村ですが、
彼もまた過去に癒えない傷を抱えていました。

学生時代、友人からの告白を断れずに付き合い始めたものの、
結局は受け容れられず、無理やり犯されてしまった幸村。
それでも相手との関係を壊したくないという思いから
友人を“許す”ことにしたものの、自殺してしまいました。

そんな経験から、許してしまえば相手が自分から離れてゆくと
思い込むようになった幸村。
だからこそ、浮田から罪を告白されたときにも彼を許しませんでした。
ただ浮田を自分につなぎとめるために、決して彼を許さず、
一生罪悪感を背負わせることを選んだのでした。

歪んだ愛情に苦しみ、許されたくないと望んだ浮田と、
許さないことで浮田と一緒にいようとした幸村。

歪な愛情表現の根底にはどちらも性被害に遭ったことで負った
心の消えない傷があるのだろうなぁと。
そうして苦しみ抜いた末に辿り着いたのがこの歪んだ愛の形なわけで。

罪を背負うことで、罪を許さないことで、
二人で一緒にいることを選んだ浮田と幸村。

はじめこそ浮田に縋るかのようかに見えた幸村ですが、
浮田が心の内を明かしたことをきっかけに
二人の関係がじわじわ逆転してゆき…
罪悪感で浮田を縛り付け、満足げに微笑む幸村ににぞくりとしました。

最初は浮田の方がヤバそうに見えたけれど、読み進めてゆくと
どちらかというと幸村の方が闇は深そうに思えてきました。
浮田はトラウマから人を遠ざけていただけで、
困っている人がいれば助けたり、本質的には善人なのだと思います。
ただ、自分が刺されるほどの怪我を負ってでも助けようとするのは
どこか過剰さを感じさせます。
ラストのモノローグにもあるけれど、幸村と一緒にいることが
浮田にとっての“幸せ”だとして、不幸に自ら飛び込むことで
幸せと不幸のバランスを取ろうとしているのかな…?
幸村と過ごす幸せを少しでも長びかせるために。

両想いには違いないのだけれど、過去のトラウマとか罪悪感とかが絡み、
ただ一緒に笑って過ごすという普通の幸せを享受しきれない二人に
生きづらさを感じました。

2

苦しくて愛おしい

大学生の浮田は過去のトラウマから人と関わるのを避けて過ごす日々。バイトの先輩幸村はいつも穏やかで人当たりがよく無愛想な浮田にも優しくしてくれるけれど、そんな幸村に苛立ちと劣等感を持ってしまい⋯。
容姿の美しさからトラブルに巻き込まれる浮田と、人を拒絶できず全てを許してしまう幸村。
相手を無条件で許すのは自分も許されたいからか。抱えている消えない罪悪感と苦しみの中で、浮田の存在は幸村の光なのだろう。

泥の底で共にもがきながら昇華していく2人は美しい。ハピエンなはずなのに多幸感や安堵とは違って、少し苦しくてでも愛おしい、何とも言えない複雑な想いに駆られた読後。
DAO通信先生お初だったのだけど、この闇はクセになる!

1

難しいテーマ

うーーん私には難しかったです
というか、なかなか複雑な感情をもった登場人物ばかりだったので、私の読解能力ではきちんと読むことができなかったのだと思います
えっ!?と思う展開が多くて、そういう意味では単調ではなく飽きることなく読めたと思います
私個人的に持っていない感情だったり、取らないであろう行動ばかりするキャラ満載だったので、共感はできなかったですが、理解することはできました!
ラストは互いに救済し合ってる感じがしました

2

No Title

絵がとても好みなので手に取りましたが、ストーリーはかなり重めです。暴力的なシーン、流血シーンもありますので苦手な方は注意してください。

容姿端麗であるが故にコンプレックスの塊である大学生の浮田桐江と人当たりが良く誰からも好かれるバイトの先輩・幸村のお話。
まず最初に受け、攻めが勝手に逆だと思っていて、あ。そっちなんだ??という感想と、何回か読み返しても共感はできないな??というキャラの考え方で戸惑いました。
ラストも唐突にブツンッと終わってしまったように感じました。描き下ろしで何か彼らについて理解できるかな?と期待したのですが、余計分からなくなってしまった状態です。
共依存という方向性だと思いますが、思っていたもの、雰囲気と違っていました。
星1と悩みましたが、絵は本当に好みなので星2とさせて頂きました。

1

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