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◾︎吉井(生活能力マイナスの小説家)×高根響(高校生)
これがデビュー作だったのか…こちらはいよいよもっていまや手に入らないんですかね?子供にタバコ吸わせてるし厳しいのかな。
依田先生って絵柄も中身もずっと変わらないな〜。ここ見たら皆冷静なレビューでしたが、依田先生ド推しの人間なので、この変わらなさだと迷わず神。
あとがきの「描き下ろしがきつかった」で初めて気づく、ほとんど描き下ろしだ…!すごい。読めることに感謝。
高根の顔が可愛いので、さすがに身長181cmは無理があるよと思いつつ、でもこの成長期のアンバランスさが依田先生の持ち味な気もする。
一方吉井は依田先生の作品の中ではかなり珍しいタイプのビジュアルです。優男風。中身の脆さと泥っとした感じは一貫してます。
そう思ってたらの「やらせろ」の威力がすごい。これこれ。先生の攻めはこうでなくては。
清水さんについてる設定の生々しさも、高校生の前で繰り広げられるキャットファイト(といっても木下妻の独り相撲ではあるが)も、BL漫画には珍しいけれど依田作品と思えば納得の風景。
ミケランジェロってダヴィンチのことかな
長い間、空き家だった隣りの家に越してきた吉井とひょんな事で知り合った高校生の響。
小説家だという彼の、生活能力のなさにほっとけなくて、バイト代わりに引越しの荷物の整理や食事を作る事に。
しかし、ある日彼の家に出入りする美少年たちを見てしまい、彼が同性愛者だという事を知ってしまう――。
あらすじだけ読むとシリアスっぽい?とか思ってしまいそうですが、やっぱりこの作者なのでほのぼの且つ時に鋭い所を突くような作品になっています。
表題作のシリーズが2本で1冊の2/3を占めていますので、割と満足出来ます。
高校生の響は、父親がおらず、周りにはいい子で通しているのですが、吉井の前では甘える事も出来て、健気で可愛いです。ルックスは可愛いという感じではありませんが(^^;
吉井は、仕事以外はダメダメな大人(笑)で、でもやっぱり響より長く生きているので頼り甲斐はあるかな、と。
・先の夏、なれそめ(描き下ろし)
バスケ部の先輩でちょっと気になる人がいる。
なんだか不思議な雰囲気で、近寄ろうとしても人見知りで逃げられてしまうのだが――。
年上だけど、年下の攻くんに圧倒されている先輩が可愛いです。
でも1つだけだけど、年上な先輩を尊敬している後輩くんでもあり。
なんとなく自分の高校時代を思い出す作品でした。
ぜんぜんハードボイルドじゃない34歳のハードボイルド作家と、しっかり者の高校生のお話です。
年の差カップルなんだけど、高校生がしっかりしてるのと34歳がしっかりしてないので、そんなに年の差があるように思えませんでした。
二人は隣人同士です。
優しくてあたたかくて切なくなる、いつも通りの依田ワールドでした。
あーー大好き。
癒しの一冊ですね。
懸命に大人ぶろうとする響。
大人だからとはぐらかそうとする吉井。
その差異こそが正に難関である恋なのでしょう。
……吉井が肝心な所でマヌケなので最後の最後に
コメディになってしまう恋でもあるのですが。
展開に往時の時代の気分をふと感じる
存外燻し銀の様な一冊であったり致します。
というか、タイトルからは想像できないような話です。
表題作 萌えと中立のボーダーライン上
受けがキスで泣いちゃったときの攻めのリアクションが、なんか大人で新しいと感じました。
攻めは「単調さへの忍耐力を与えるのが学校の役割云々~」と小説家のくせにありきたりな台詞をいうおじさんです。ただし外見はイケメン。
分かったようなことを言う天パの編集者はなんか好きになれなかったなあ。
先の夏 中立
恥ずかしくなるほど青春してます。