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hatsukoi ha foolish ghost

前作も雰囲気が好きで、今回久しぶりの連載楽しく読ませていただきました!
受けの遥が優しくて素直でピュアな子だから、読んでいてほんわかした気持ちになります。高校生でそんなに信じちゃうかな!?と思う人もいるかもですが、逆にこういう子がいたら見てる分には面白いなと思うんですよね(*´艸`)
攻めの片瀬は兄弟の事でふさぎがちになっていたからこそ、普段はしない行動に出てみる気になったのでしょうか。遥を励ますつもりが、いつの間にか自分の気持ちを掬い上げてもらっていると気付いてからのブレーキのかけ方が切なかったです。
それぞれの立場でその時に出来る精一杯を頑張った後の再会は、お互いを大事に思う気持ちが伝わってきてとても素敵なシーンでした。
えっちは描き下ろしに少しだけ。でもこの二人を見ていたらまだまだゆっくりでも良いよ!て思えてきますね(≧▽≦)
友達のいないDKの遥は、いじめっこの同級生に脅されて、ひとりで心霊スポットへ。
そこでイケメンと出逢うが、まさかのそのイケメンが過去そこで亡くなっていたホストと同じ顔で、、、
という冒頭。
まるで、某お笑い芸人のコントかのように、お互いに対するお互いの認識がズレているうえ、
幽霊と遥かに間違われているイケメン攻めの片瀬が、「夏休みの間だけでも楽しい思い出を作ろう」などと発言しちゃったため、
より片瀬は幽霊じゃないかという信憑性に拍車がかってしまいます。
で、
片瀬もまた、遥が誤解していることに気付くので、どこかのタイミングで誤解を解こうとしますが、
サイアクな自体でバレてしまい、、、
せっかくふたりが夏の間に育ててきた絆が、タイミングの悪さによって、すべてが振り出しに戻ってしまう切なさに涙しかありませんでした。
けれど、
この夏を一緒に過ごしたふたりは、もう出逢う前のふたりではなく、
一皮むけた、ともに成長したふたりとなっていたように思いました。
兄を亡くし、無気力だった片瀬も、会社で人と交わろうとする心境の変化が見えたときや、
遥がいじめっこに言い返した瞬間は、その大きな一歩に感動しかありませんでした。
本編でのえちはありませんが(描き下ろしでは、それっぽいのがある)、
心と心の結びつきがとても丁寧に描かれているひと夏のエモBL。
タイトルに、ゴーストとついていますが、果たしてゴーストとはなんだったのか。。。
ちなみに、ホラー系ではありませんので、苦手な方も安心して読んでいただける年の差救済BLです!